名古屋の旅から帰って1日開けて再び2日連続の旅をするという無茶をしてしまいましたw
その2日連続の旅について報告しようと思います。
主な内容ですが、1日目は特急「草津」に乗車して吾妻線の駅巡り、2日目はムーンライトえちごで新潟へ向かい新潟地区の乗りつぶしです。
名古屋のとき同様に1日分を1記事として分割してお伝えします。
ウィークエンドパスの旅スタート
今回は指定券以外のきっぷを当日購入としましたので先にきっぷを買います。きっぷを購入すると一旦上野に出ます。草津は大宮にも停まるのでここから乗って行く手もありますが、せっかく乗るなら始発から終点までという鉄心ですw
上野まで乗車した普通列車は211系でした。そういえば今日からE233系が高崎線で運用開始されますから211系もそろそろ見られなくなるかもしれませんね。
上野ではE657系も見れました。そしていよいよ乗車予定の草津号の乗り場へ行きます。
もちろん185系ですが湘南色でした。
初めて見たので驚きました。それにしてもこれだけは湘南色だと違和感ありますw
特急「草津」に乗車
鉄道唱歌のチャイムに乗せて上野を後にする特急草津。以前は「水上」と新前橋まで併結されて14両編成でしたが、今は「草津」単独での運転の為7両です。そのためか車内は混み合っています。
末端区間で14両では輸送力過剰なのは分かりますが高崎までは新幹線の補完という役割もあると思うのでもう少し輸送力増強を計ってもいいように思います。
尾久の車両基地には651系がいました。普段通りの留置なのか、それとも高崎線への転用説を裏付ける試運転なのでしょうか
赤羽、浦和、大宮とどんどん乗客は増えてきます。7両では完全に輸送力不足ですね。
高崎線内で降りる人も多く、ちょっと料金を追加して早く移動したいというニーズもあるようですね。
ところで、上野に出てくる時からやけに沿線に撮影者が多いなと思っていたのですが、その理由を神保原で知ることになります。
EF65が牽引する客車列車が退避していたのです。一瞬だけ方向幕が見えましたが、団体幕を出していましたので団体臨時列車だと思われます。
高崎からは上越線に入ります。新前橋、渋川と進み吾妻線に入りますが、渋川で対向列車が遅れているため数分程度遅れるとのアナウンスがありました。
さらに渋川で発車を待っている間に突然の大雨・・・いわゆるゲリラ豪雨というやつでしょうか。
3分ほど経って対向の特急「草津」が到着したためこちらも発車です。
ここでなぜこのタイミングで「草津」に乗りに行ったかということを説明しておこうと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、651系がスーパーひたちから完全に撤退した後の処遇について色々言われていますが、有力な説の1つとして高崎系統の特急(草津・あかぎ)に転用されるのではないかというものがあります。そうなれば185系が置き換え対象となるのは明らか、その前に乗っておこうというわけです。
「草津」には家族旅行でも乗ったことがあり乗るのは3回目となりますが、しっかり録音&撮影をしておこうというわけです。
それだけでなく、八ッ場ダムに関係して川原湯温泉駅は新川原湯温泉駅として移転され周辺の線路もルート変更されたり、ダム関係で色々工事があっていたりすると思うのでそれを見に、というのもあります。
吾妻川に沿った風光明媚な景色を堪能していると川原湯温泉を過ぎて長野原草津口になります。ダム完成後の代替ルートも橋梁やトンネルは完成しているようでした。
その他ダムのためと思われる高規格な道路橋もありました。そして終点の万座・鹿沢口です。
万座・鹿沢口に到着
万座・鹿沢口は吾妻線の終点大前の1つ手前の駅ですが特急の全便と普通の大半がここで折り返すのでここが終着だと思っている人もいるかもしれません。
この駅は高架駅ですが棒線駅です。
臨時便などもここに留置することは出来ないので長野原草津口などに回送されるようです。ここで渋川から「草津」に乗り込んで来ていた西鉄8000系氏が合流します。
ホームは1面しかない上長さも大した事無いのですぐに撮影は済みます。駅前はバスターミナルのようになっていますが観光の拠点である長野原草津口とは異なり、こちらは地元の人向けの路線が多いようです。
先日の名古屋旅行で訪れた内海駅を彷彿とさせるコンクリートむき出しの作りが高度経済成長期の雰囲気を醸し出します(念のため言っておきますが平成生まれです
改札では乗車券だけ見せて出場しようとしたら「特急券は?」と言われて特急券を下さいと交渉するという二度手間になりましたw
特急券って駅で見せるものっていう感覚がないんですが、この駅だと先ほど到着したのが特急なので特急に乗って来たのは明らかですからね。
駅員さんは国鉄時代からのベテランと思われる方でちょっと無愛想ですが、お願いしたらきっぷもくれましたし記念スタンプも出してくれました。
この後普通の大前行きで大前に移動します。
大前駅にて
私自身は吾妻線完乗は既に達成していましたので大前も当然降りたことがありわざわざ来ることもなかったのですが、同行した西鉄8000系氏は吾妻線自体が初めてでありせっかく万座・鹿沢口まできて1区間だけ残して帰るのは嫌だとのことなのでお付き合いしました。
実際の所、万座・鹿沢口ですぐに折り返しても乗るのは大前発の列車なので結局次の駅に着くのは同じ時間なんですけどねw
私にとっては2度目の大前駅でしたが、ホーム上の待合所が少し綺麗に直されていたり前回より人が多いという点が目新しかったです。
ほぼ鉄道ファンしかいないというのは前回と同じですけどねw
ですが1つだけ違う点があって、鉄子を何人も見かけました。「鉄子の旅」という漫画を原作とするアニメがあったりするくらいですから今のご時世鉄子なんて珍しいものではないのかもしれませんが、私自身が目の当たりにしたのは初めてです。やっぱり関東は違いますねw
そのまま折り返して続いては長野原草津口に向かいます。
長野原草津口にて
駅名の通り、草津温泉への玄関口となる駅で特急「草津」でもこの駅での乗降が多いわけですが、私も以前「草津」に乗った時はここで降りました。
つまり、この駅も2度目の訪問というわけです。
というわけで降り立ってそうそう、いきなり変化に気付きました。
以前は1面2線の島式ホームで改札へは階段を使わないと行けない構造だったはずなんですが、下り側本線だったはずの線路が行き止まりとなって、空いたスペースにスロープが設置されて改札まで階段移動なしで行けるようになっていたのです。
バリアフリー対応ということなんでしょうが、離合が不可能になってしまってダイヤが組みにくくならないんでしょうか。
そして駅前に出ますがこの駅は草津温泉への路線バスとの乗り換え拠点というだけあって、バス乗り場がかなり広大なスペースになっています。
あとは残り時間で吾妻川でも見に行こうかと思い歩き始めると突然の大雨・・・
傘は持っていましたがそれでもずぶ濡れになってしまうほどの大雨でした。それでも撮影は続行しましたけどw
売店でパンを買いますが品揃えはよろしくないですね。ホームでお昼を済ませているとリゾートやまどりがやってきました。
突然来たので焦りましたw
その後は当駅始発の普通で川原湯温泉に向かいます。
川原湯温泉にて
先ほどの土砂降りも嘘のように止んで、八ッ場ダム完成後は湖底に沈むことになっている川原湯温泉駅です。
既に住民や店の移転が本格化しているらしく、周辺は閑散としていました。
駅には駅員さんがまだ配置されているので移転のその日まで今の状態で頑張るということでしょうか。
あと、駅前にポツンとあった交番が印象に残りました。
そして、特筆すべきは吾妻線の線路を跨ぐように見上げるような高さでそびえる高架橋の橋脚です。
あの高さまで水が来るということなんでしょうか。大型のクレーンが資材をひっきりなしにつり上げて工事が進められていました。
八ッ場ダムはやめるとか作るとか色々言われていますが、もうここまで動いてしまっているものを今更やめるというのは、やはり混乱が大きいでしょうね。
ここで先ほど長野原草津口で目撃したリゾートやまどりが折り返してくるので再び入場して撮影します。
撮影後、再び出場します。
駅から少し歩いた場所に工事現場へと繋がる道があり、その先が踏切になっていたんですが、列車がくれば撮影できそうですし、暇だったのでそこへ行ってみました。
その踏切は「左右をよく見て横断しましょう」という自動音声が流されているものの4種踏切で見通しも悪いので非常に危険です。
我々も突然死角から列車が現れて大変驚きました。駅に戻ってから駅員さんに言われたんですがあの場所は本来立ち入り禁止だったみたいです。
普段はガードマンが立っていて工事関係者以外は入らないようにしているらしいんですが、休憩中だったのか我々が行った時にはいませんでした。
そういう立て看板とかもないですし、それだったらあの自動音声に「関係者以外は立ち入り禁止です」とか追加してくれたらいいものを。
駅に戻ると駅前にはバイクの集団がいました。どうやらツーリング途中で休憩に来たようです。
中には駅そのものに興味がある人もいるようで無断でホームに入ろうとして怒られていましたw
自動改札しか知らない人だと、こういう駅は勝手に入っていいと思ってしまうんですかね。
続いて中之条駅に向かいます。
中之条にて
中之条駅は吾妻線の運行の拠点の一つで、特急は全便停車ですし工事などで区間運休が発生する場合も当駅で区切られたりします。
この駅はクラシック音楽の「Jupiter」が発車メロディーとして採用されています。
理由は分かりませんがJR東日本ではクラシック音楽を発車メロディーにしている例は他にもありますし、深い意味はないのかもしれません。
駅前ですが、これといって特筆するようなものはなかったように思います。
ここでは滞在時間は短めなのでこれくらいです。
続いて群馬原町です。
群馬原町にて
そろそろ日も傾いて来ました。棒線駅なのでホームはすぐに見終えて駅前に出ます。
駅舎はコンパクトな作りでした。周辺にはスーパーや病院、郵便局など施設が充実していて利便性は高い所のようです。
駅をさっさと見終えてしまったので暇つぶしも兼ねてスーパーに飲み物を買いに行くことにしました。
すると驚愕の光景に遭遇します。それは賞味期限切れのジュースが売られている光景です。賞味期限が数ヶ月前というものが多かったです。
売り場にはちゃんと期限切れであることが明記されていて1本70円という破格の値段でした。
開けていない缶であれば多少は大丈夫なんでしょうけど、流石に気持ち悪くて買いませんでした。
念のため書いておきますが、その店で売られているもの全てが期限切れなのではなく、売り場の大半を占める期限内の商品に混じって期限切れの商品が売られているということです。
さて、そうなると気になるのは法的な問題ですが、ここではありませんが以前にも期限切れのジュースを激安で販売するスーパーが記事として取り上げられたことがあり、期限切れであることを明記していて、客もそれを了承の上で買っているのであれば問題ないという結論になっていた記憶があります。
とはいえやっぱり私は買いたくないですねw
駅に戻るとここで西鉄氏からある提案が・・・
西鉄氏も名古屋旅行に同行していて、そのあとバイトを1日こなしてからこの旅に来ているので疲労もピークで限界というわけで帰りたいとのことでした。
予定では後2駅立ち寄ってから東京に戻る予定でしたが、日も傾いていて撮影しにくい状態であることややって来た高崎行きが吾妻線では乗ったことのない107系だったこともあって私も一緒に高崎に戻ることにしました。
西鉄氏とお別れ
高崎まで戻った所でこのまま帰路につく西鉄氏は次の湘南新宿ラインで帰りますが、私はムーンライトえちごまで時間があり過ぎて流石に暇なのでしばらく高崎にいることにしました。
西鉄氏と別れて駅前に出ます。時間も夕飯時なので何か食べたいというのもあります。
新幹線も通る駅なので何かあるだろうと適当に歩き回りましたが、飲食店は飲み屋や居酒屋が中心で私のような人間が愛用する「安い・早い・うまい」に該当するような店はなかなか見つからず・・・
逆に駅の中にはロッテリアがあったのでそこで空腹を満たします。
それでも時間があまりすぎるので駅前にあったヤマダ電機で暇をつぶします。
家電量販店で時間をつぶすというのも変な話ですがそれだけすることがなかったわけです。
そしてようやくちょうどいい時間になったのでホームに行きます。
しかし、ムーンライトえちごの始発である新宿へ行きたいのに湘南新宿ラインはたったいま出たばかり・・・
仕方ないので上野行きに乗車して大宮で乗り換えます。
大宮駅にて
そうしてやってきた大宮駅ですが、なんだか帰るような気分になってきますw
まだ旅は半分なんですけどね。次の湘南新宿ラインは宇都宮線から来る便で少し時間があります。
その間にまさかのサプライズがありました。全く意識していなかったのですが、あけぼのが来る時間だったのです。
それを撮影すると新宿に向かいます。
ムーンライトえちごで新潟へ
高崎にも大宮にもムーンライトえちごは停まるわけですが、「どうせなら始発駅から」理論で新宿まで行きます。
湘南新宿ラインは珍しい大船行きだったので録音しました。
新宿では夜食と飲み物を買い込んでムーンライトえちごの乗り場に向かいます。
成田エクスプレスなど山手貨物線を利用する特急が発着するホームで比較的空いています。
ホームに着くと既にえちごは入線していました。同業者も多く各々好みのアングルから撮影に励んでいました。
時間はまだ少しあるんですがホームですることもなくなったので乗り込みます。
私の隣の席の人が車掌さんと話していたんですが、どうやら18きっぷを別の人と一緒に使っているが席が離れてしまった、ということで相談していたようです。
確かにそういう場合って検札のときややこしいですよね。
中央線が遅延していたため、それからの乗り継ぎ客を待って発車します。3分ほど遅れました。
聞いたことのないチャイム(美しく青きドナウでしょうか)で車内放送が始まりました。とても聞き取りやすく上手なアナウンスでした。
池袋、大宮と客を拾って高崎線を進んで行きます。終電近いこの雰囲気なんか好きですw
朝から行動しているので流石に眠くなって眠りに落ちましたが列車が停車するショックで目が覚めました。
高崎に到着したのかと思いましたが、どうみても駅ではない所に停まっています。
何かトラブルが起きたのではないかと心配になりましたがしばらくすると動き出して大きな駅に着きました。
駅名慓を見ると熊谷のようです。しばらく停車していると貨物列車が通過して行きました。
退避のための運転停車だったようです。それにしても駅手前での停車は謎のままです。
高崎を過ぎると完全に眠りに落ちました。