今回は東武野田線で千葉へ出かけます。先日行った新京成イベント&千葉都市モノレールの旅の事実上のPART2となります。
本来はこの旅を先にやって、先日の旅が後になるはずだったんですが、都合がつかず延期を繰り返しているうちに新京成のイベントが先になってしまい逆転してしまいましたw
行程の説明
今回も千葉都市モノレールの「俺の妹。」号が目的ですが、往復では東武野田線を利用します。
春日部より先まで乗ったのは1度だけで、その1度も流山おおたかの森までしか乗っていないため、船橋まで東武野田線に乗って乗りつぶしをするわけです。あと、最近新型車が入って徐々に淘汰の運命にあるであろう8000系の野田線での全区間録音を揃えます
船橋からはバスで西船橋に出てからJRで千葉みなとへ移動し、そこから「俺の妹。」号で県庁前へ行ってそのまま折り返します。あとは千城台まで1往復、再び県庁前まで1往復して、総武本線で船橋に戻って野田線です。
東大03
野田線に乗るので通常ならば大宮から乗り換えるのですが、今回は鉄道メインの旅ながらいきなりバスですw
この系統は東大宮駅と大和田駅を結ぶ系統で、鉄道では遠回りになるルートを短絡する系統ですが、前から乗ってみたい系統の1つでした。
理由はこの路線で使用される車両にあります。コミュニティバスでもないのに小型のバスで運行されるんです。これは狭隘路線の予感ですねw
で、乗ってみた感じですが、到着した大和田からの便は立ち客も出るほどの盛況ぶりで、私が乗った大和田行きは数名しか乗っていませんが、朝の郊外向けですからねw
ルートがまた面白くて住宅街を抜けていくルートなんです。ところどころ狭い箇所があり、これが小型のバスを使用する理由なのでしょうか。
放送でも「住宅街を走行するため徐行運転します」と言っていました。熊本電鉄バスだと「この先、道幅が狭くなりますので、安全運行にご協力お願いします」という放送がありますが、こういう放送は珍しいですね。
沿線には見沼区役所がありますが、今日は日曜日なのでお休みです。
途中から何人か乗車がありました。
大和田駅に到着しましたのでここで1枚。
びっくりしたのが、駅から少し離れた場所にバス停があるんですね。転回場を兼ねているようですが、大型車ではとても対応できそうもない狭いスペースでした。もしや道が狭いことよりは転回場の狭さゆえに大型バスを使用できないんでしょうか。
大和田駅
土下座で有名になったあの常務とは全く関係ない大和田駅ですw
バス停の前にある道路です。
徒歩数分のところに駅がありますが交差点を曲がった先にあるので見えません。
ちなみに、埼玉では「うまい、うますぎる」のフレーズでお馴染み、十万石饅頭のお店がありますねw
駅前は人通りが意外と多く撮影できなかったのでいきなりホームです。
2面2線の相対式ホームです。
こういう駅は撮影に向きますね。もちろん周囲への配慮は忘れてはいけませんが・・・
駅名標も。
そのうち半沢直樹ファンの聖地になったりは・・・しないかw
他形式が来たら見送るつもりでしたが、一発で8000系が来てくれました。
何だかんだでまだまだ8000系だらけですね。
この列車でまずは柏を目指します。
東武野田線
今度「アーバンパークライン」なんて愛称も付くらしいですが、野田線という名前に愛着があります。
野田線という名前は沿線にある野田市にちなみ、元々は野田市にあった醤油工場への貨物輸送のための路線だったのが延伸や合併を重ねて、現在の大宮~船橋間の路線になりました。
郊外を横軸に結ぶ環状線的な路線で、東武の本線系統とは春日部で接続する他、大宮・流山おおたかの森・柏・新鎌ヶ谷・船橋で放射路線と接続します。結構長い路線なんですが、路線の性格的に短区間の利用が多く、全便が各駅停車の上、長らく本線系統の車両の転用で車両をまかなっていたこともあって東武の中ではローカル線という印象もありますが結構利用は多いです。
それから、柏駅は貨物輸送を行っていた時代に国鉄と連絡する関係上、スイッチバック構造となっていて、ほとんどの列車が柏で運行系統が切れ乗り換えが必要になります。
柏をまたいで運行される列車もごく一部あるようですが、本数が少ないのであまり意味がありませんねw
乗ってみての感想ですが、春日部までは住宅地を進む感じですが、春日部を過ぎると田園風景が見られたり、単線区間があったりとローカル線っぽくなってきます。
あと、これは野田線というより8000系の特徴でしょうが、ゴムが焦げたというか、電化製品のモーターが焼けたような臭いがしますね。
柏駅
前述のとおり、野田線は柏で運行系統が切れるので、数本の直通を除いては乗り換えが必要となります。
途中駅ですが、スイッチバック構造なので片方の隣接駅しか書かれていませんね。
やはりしっかりと乗り換えの案内がされていますね。
船橋方面と大宮方面はホームが違うので対面乗り換えはできません。
頭端式ホームなので、グルっと回っていけば階段を使わずに乗り換えができるのがせめてもの救いでしょうか。
やっぱり撮影マナーはどこでも問題になっているんですね。
「譲り合って楽しく撮影をお楽しみ下さい」という文章には好感が持てますね。
どこの駅とはいいませんが、まるで挑発するような放送をする駅員もいますからねぇ・・・
もちろん、ファンひとりひとりのマナーが大切なのは言うまでもありませんけど。
このあとは再び野田線で船橋へ行きます。この区間は船橋の郊外という雰囲気があり、北総線・新京成線との接続がある新鎌ヶ谷駅もあり、結構混み合います。
船橋駅
野田線の終点、船橋駅です。
船橋はJRという意識があるためか、東武の駅名標で船橋を見ると何だか違和感がw
大宮から船橋行きが頻繁に走ってたらまた違ったんでしょうけどね。
隣には野田線の新型車60000系がいました。写真がなかったのでついでに撮影です。
ホームドアが設置されていますが、まだ運用開始前らしく列車が発車してもドアが開いたままです。
故障ではありませんよ?w
これは何なのかよく分かりませんが、総武本線に関連した何かでしょうね。
ここからはいつもの”アレ”ですw
西船12
はい、出ました。電車で行けるところをバスで行くw
今回は船橋→西船橋を京成バスシステムの西船12系統に乗ります。
これが京成バスシステムです。これが初の京成バスシステム乗車かと思いきや、以前の北海道旅行で成田への移動に使った東京シャトルが京成バスシステムの担当便だったので2度目の乗車ということになります。
この系統は西船橋と船橋を国道14号(千葉街道)経由で結ぶ系統でして、休日や平日の早朝・夜間に運行される船橋市役所に乗り入れない西船12と、平日の市役所開庁時間に運行される西船11の2系統があり、今回は休日だったので西船12となります。
船橋駅のバス乗り場には何人か待っていたんですが、他のバスを待っていたらしく西船12には乗りませんでした。というわけで乗客は私だけw
隣接する京成船橋駅も経由しますが、ここでもなんと乗車なし。これはもしや終点まで私だけなのかと思いましたが、途中バス停で2名乗車がありました。
国道14号というと東京と千葉を結ぶ、ちょうど総武本線に相当する国道ですが、このバスが走行する区間は片側1車線の手狭な道で、そんな主要国道だとは言われないと気づかないかもしれませんw
もっとも、通過交通はバイパスである京葉道路を走行することが多いでしょうけどねw
この日は渋滞もなくスムーズに西船橋まで走りました。
あと、気になったのが終着バス停に到着する間際に何やら音楽を流すことですね。しかも、ボーカル付きw
歌詞に社名が入っていたようだったので社歌とかですかね。
西船橋駅
以前に訪れたことがあるので2度目の訪問の西船橋駅です。
JRと地下鉄東西線・東葉高速鉄道が乗り入れる駅で、千葉県内では2番目に利用者の多い駅だそうです。
JRのホームには入ったことがなかったので駅名標も初です。
武蔵野線はこの先京葉線に入りますが、市川塩浜方面と南船橋方面にそれぞれ分岐するので駅名標も2方向書かれていますね。
↑武蔵野線205系入線シーンです。
乗ったのは写真とは別の列車ですが、武蔵野線で南船橋へ向かいます。
車内はすごい混雑になっていました。最近はイオンモールができたこともあって、この辺はショッピングモールがひしめき合っていますからね。
おかげでホームも混み合い、駅名標を撮るのがせいぜいでした・・・
南船橋駅
昔は普通に海浜幕張まで直通が走っていた覚えがあるんですが、いつのまにか武蔵野線から京葉線蘇我方面は当駅止まりばかりになりましたね。
発車標ですが、「京葉快速」という表記が気になりますね。昔は武蔵野線直通列車の一部が京葉線内で快速運転をしており、しかも蘇我方面への快速列車とは停車駅が違っていたので「武蔵野快速」と呼んで区別しており、蘇我方面への快速を「京葉快速」と呼んでいたわけですが、武蔵野線直通列車は全て京葉線内各駅停車になったので、今はただの「快速」でいいはず。
まあシステムの改修もタダではないですしねw
2面4線の島式ホームで、真ん中2線は蘇我方面へは繋がっておらず行き止まりになっています。実質的には武蔵野線直通列車の折り返し専用でしょうか。
このあとは京葉線の快速で千葉みなとへ向かいます。
↑快速蘇我行き(E233系)入線シーンです。
千葉みなと
千葉都市モノレールへの乗換駅、千葉みなと駅です。
「みなと」とひらがな表記になっているのが特徴的ですね。
これは当初は「千葉港」という駅名でしたが、「ちばこう」と誤読されるのを防ぐため、「千葉みなと」という表記をされることが多く、1992年に駅名の表記も「千葉みなと」に変更されたんだそうです。
ホームは2面3線で上下線+中線という構造ですが、時間がないので詳しい撮影は省略w
そして、前回も乗った「俺の妹。」号です。ちょっとでも先週と違いを出すために一般電車との並びにしてみましたw
反対側から
なお、細かい部分の写真は前回の記事に掲載しましたのでそちらをご覧下さい。
↑発車シーンです。
前回は千城台までの往復で乗車しましたが、今度は県庁前までの往復で乗車します。
これで、「俺の妹。」の全区間録音が達成できるわけですね。今回も騒ぐ人にも当たらず綺麗に録音出来ました。とてもラッキーでしたね。
一旦千葉みなとまで戻ったら、一般電車で千城台まで行きます。
これは俺妹ではない一般のアナウンスも収録したかったという理由からですw
珍事!?
千城台行きの電車に乗っていたわけですが、珍事が起きました。
それは、なんと車両故障が発生したとのことで、動物公園駅で車両交換を行うというものでした。
乗っている限り、特に異常は感じなかったんですが、電車は動物公園駅で運転打ち切りとなり、代わりの電車が隣のホームで待っていてそれに乗り換えて千城台まで行きました。
遅れたのは乗り換えを待った数分だけでしたので行程への影響はありませんが、こういうことってあるんですね。
千城台駅
前回はそのまま折り返してしまった千城台駅です。
道路上で完結する橋上駅舎です。新交通やモノレールに多いですね。
↑ポイントが動作する瞬間を撮ってみました。
このあとは一般電車で千葉みなとに戻ります。今度はヘッドマーク付きでした。
千葉みなと駅(2回目)
先程は俺の妹。号の時間の関係上、じっくりと駅を見られませんでしたが、今度はしっかりと見て回ります。
ここでもう1度「俺の妹。」号に会えるので撮影
↑入線シーンです。
一旦千葉駅方面に歩き「俺の妹。」号を沿線から撮ることにしました。
↑発車シーンの動画です。
終着駅なのでレールが途切れていますが、半端なところで切れていますね。
どうやら千葉みなとから幕張本郷までの延伸計画があったようで、その名残ですかね。
今度は「アーバンフライヤー」の愛称を持つ0形が来ました。
これで千葉都市モノレールの車両型式には全て会えました。
この電車で県庁前へ行きます。
県庁前駅
こちらも「俺の妹。」号ではとんぼ返りしてしまった県庁前駅です。
関東の駅百選だそうです。選定理由のソースが見つからなかったんですが、駅舎のデザインですかね。
↑0形発車シーンです。
真下の道路には高速バスを含めて路線バスも発着します。
このバスは館山日東バスというバスでして、房総方面への高速バスです。
駅舎ですが、玉子っぽい形をしていますね。これが関東の駅百選の理由だったりするんでしょうか。
↑ここでさらにもう1度、「俺の妹。」号を撮影です。
↑そのまま発車シーンも
↑今度乗る0形の入線シーンです。
この0形で千葉に戻ります。できれば千葉みなとまで乗って、1号線全区間往復の録音を揃えたいところではありましたが、これから増備されていく車両でしょうし、また機会はありますしまあいいでしょうw
船橋へ
千葉からはJRで船橋に出て東武野田線で帰路につきます。
これで当分千葉都市モノレールに乗ることはないと思いますので、名残に千葉駅で少しだけ撮影です。
↑乗ってきた0形の発車シーン
↑これで本当に最後、「俺の妹。」号の発車シーンです。
なお、JRの千葉駅は何度も来たことがあるのと混んでいて撮影どころではないので写真はありません。
千葉も船橋も快速停車駅なので総武快速線を使ったほうが若干早く着きますが、E217系オンリーで千葉方面への旅行ではだいたい総武快速線を使っているため、たまに総武緩行線に乗ることにしました。
こちらは滅多に乗らないので、こういう機会に乗っておいた方がいいというわけです。
最近乗っていなかったのでこの黄色も久々です。
この電車で船橋まで行きます。
2度目の船橋
そういえば、JRの船橋駅って通過したことは何度もありますが、降り立ったのは初めてでした。
ホーム上は混み合っていたのでそのまま東武野田線に乗り換えました。
ここでも無事1発で8000系が来てくれて、そのまま柏まで移動です。この調子で柏でもそのまま乗り継いで帰路につけるかと思いきや・・・
行きはよいよい帰りは怖い?
都合よく8000系が来て、一発で乗り換えて帰れると思っていた時期が私にもありましたw
待っていたのはなんとこれ。
そう、ファミマ。
あ、ご存じない方のために説明すると、東武野田線の10000系の塗装がファミリーマートの看板を連想させるため、一部から「ファミマ」と呼ばれているようです。
野田線では10000系に乗ったことがないので、これはこれで悪くないんですが、あくまで8000系の全区間録音を揃えることが目的なので、1本見送り確定ですw
まあ、東武野田線は10分おきに運行されているのが不幸中の幸いですね。
さて、次こそ8000系だろう・・・多分
↑違ったぁぁ!今度は60000系・・・
細かい部分の写真はなかったのでよかったといえばよかったんですが、これで2本見送り決定w
↑今度はファミマの発車シーンです。
さてさて、3度目の正直で今度こそ・・・
↑またお前かw
最後で3本見送る羽目になるとは・・・これで30分ロスですね。帰りも東大03に乗るんですが、休日ダイヤの最終が20時なので、あまり遅くなると大宮経由で帰らざるを得なくなるんですよね。
↑60000系の発車シーン
今度こそ・・・どうだろうw
↑ついに8000系!
これでやっと帰れますw
それにしても、まだまだ8000系だらけかと思えば、来ない時間帯はさっぱり来ないんですね。
この電車で大和田に戻りますが、結構混んでいますね。ただ、8000系のモーター音が凄まじすぎておしゃべりしていた人も声をかき消され、しまいには黙ってしまうという状況で、録音的にはありがたかったですw
大和田駅ではもう既に暗くなっていました。
↑バスまで時間があったので1本後の大宮行きを撮影
最後に来るときは人が多くて撮れなかった駅前を撮影。この時間はガラガラでしたw
東大03に乗って帰りますが、大和田駅では数名が乗車、渋滞にでもはまったのかギリギリにやってきてそのまま折り返しとなりました。
意外だったのは東大宮駅まで乗り通す人が私以外にもいたことですが、その他途中からの乗車もありました。小型バスで運行されているので利用が少ないイメージでしたが生活の足として定着しているんですかね。
ただ、いくら休日でも最終が20時っていうのはどうなんだと思いますがw(平日は22時05分が最終です)
最後に東大宮駅で1枚撮って終わりです。最後までお付き合いありがとうございました。