エイプリルフールにして増税初日となった4月1日、青春18きっぷで久留里線に出掛けました。
あ、エイプリルフールですが嘘じゃないですよw
行程の説明
今回は余った18きっぷの活用という感じなのでそんなに行程を詰め込んではいません。
東京駅から京葉線経由で蘇我に出ます。そこから内房線で木更津に出て久留里線を1往復、その後同じ経路で舞浜に出てディズニーリゾートラインを完乗した後、東京駅経由で帰路につきます。
出発!
隣には205系武蔵野線もいました。
快速蘇我行きに乗ります。E233系でした。
それほど混んでもおらずゆったりと蘇我まで移動します。
蘇我からは内房線の君津行きに乗換えです。
昔は113系ばっかりだったのも、今や209系ばっかりですね。
そして、木更津から本日のメイン、久留里線です。
久留里線
実は久留里線に乗るのはこれで3度目なんですが、キハE130系が投入されてからは乗ったことがないので、再び乗りに来たわけです。
キハE130系自体に乗ったことがないのでその取材も兼ねています。
また、これにより久留里線でワンマン運転が始まったことも変化ですね。
木更津駅では今までと変わらず全ドアから乗降できますので特に変化はありませんが、その先の駅では2両目のドアが締め切り扱いとなり、乗車は1両目後ドア、降車は1両目前ドアというふうになります。
各地のローカル線で見かける運行方式ですが、久留里線ではまだまだ浸透していないようで、2両目に乗っていて降り損ねそうになったり、逆にホームで2両目付近で待っていて乗り損ねそうになるという人もちょくちょく見かけました。
その都度運転士がマイクで呼び掛けていましたね。時期的に春休みで帰省しているという感じの方も多く、久々の久留里線の変化に戸惑っているという感じでしょうか。
上総亀山駅
久留里線の終点、上総亀山駅に到着です。
過去に乗った2度は全て全線往復をしていますので、この駅に来るのも3度目ということになりますが、駅名標は特に変化はないようでした。
木更津方の線路を写してみましたが・・・
あれ、以前は繋がっていた側線が分断されていますね。
参考までに以前訪問した時の写真を貼ります。
やっぱり以前は線路が繋がっていますね。あと、「タブレット確認」の標識も撤去されていますね。タブレット閉塞ではなくなったので当然ですがw
そして、駅舎
こちらはそれほど変化はないようです。ちなみに、私同様に乗り鉄なのか、そのまま折り返して乗車する人が多かったです。
キハ37・38系が引退した今でも久留里線は乗り鉄に人気の路線なんですかね。
このあとは木更津に折り返します。
木更津駅
ここも久留里線に乗る度に来ているので3度目の木更津駅です。
島式2面4線という構造で、久留里線乗り場が内房線下りと隣同士になっています。
以前はキハ37・38系がいた構内も今はキハE130系です。世代交代は世の常なんでしょうが、こうして目の当たりにすると急に寂しくなりますね。
ここでキハE130系の発車シーンを動画撮影です。
↑キハE130系発車シーン
ワンマン化で出入口が制限されたんですから、車両側にSuica読み取り機を設置すればSuica対応のハードルは低そうなものですが、未だにSuicaエリア外なんですね・・・
駅舎です。特急も含め全ての列車が停車する他、東京湾アクアラインを経由する高速バスも発着する駅で大きな駅舎です。
ちなみに、以前訪れた時は2回ともムーンライトながらで東京駅に到着後そのまま総武快速線に乗って訪れていたので早朝で、太陽が高い位置にいる時間帯に来るのは初めてでした。
ちょうど小湊鐵道の高速バスが来ていました。東京湾アクアラインの開通で内房特急は朝夕のみの運行になったりと押され気味ですが、そのうち定期運行がなくなるんじゃないかと心配ですね。
どうやら証城寺の狸囃子にちなむモニュメントのようです。
そういえば発車メロディもこの童謡が採用されていますね。
このあとは内房線で蘇我へ移動します。E217系の快速に乗ったんですが、君津~千葉間では通過する駅が巌根の一つだけというw
以前は普通にもっと通過していたんですが、各駅のベッドタウン化などで利用者が増えて随時快速停車駅に追加するということを繰り返すうち、1駅しか通過しない快速になってしまったようです。
これならいっそ千葉~君津間各駅停車のほうが分かりやすい気がしますw
蘇我駅
内房線と外房線が別れる駅、蘇我です。
京葉線に乗るときは必ず乗り換えで利用する駅なんですが、考えてみるといつも数分で乗り換えてしまっていたため駅前に出たことがありません。
駅構造は島式3面6線で、千葉方面からと東京方面から入ってきて、内房線、外房線へとそれぞれ直通可能となっていて、実際に直通運転があります。
例えば、君津発で総武快速線経由の東京行きや久里浜行きがありますし、ラッシュ時のみですが京葉線経由の東京行きがあったりしますし、内房線、外房線でもそれぞれ安房鴨川行きがあり、同じ行先でも全く違うルートを通る列車が運行される駅なので、利用する場合は行先だけでなく経由路線もしっかり見て乗らなければなりません。
まあ、SimuTransでここを再現する時が楽しみですねw
千葉県なのに京急バスが来ていました。羽田空港行きの空港連絡バスのようですね。
それにしても、関東は空港連絡バスはすごく充実していますね。
ホームに戻ると京葉線のE233系が並んでいました。昔は少数派で見つけたらラッキーという感じだったのですが、今やE233系以外に出会うほうがレアになってきましたね。
京葉線だけの話ではないですがw
ここからはこの快速で舞浜へ向かいます。
舞浜駅
東京ディズニーリゾートへのアクセス駅としておなじみの舞浜駅です。
開業当初は「ディズニーランド駅」とする構想があり地元自治体や運営するオリエンタルランド社、並びにJR東日本も了承していたとのことですが、ディズニーの版権を持つウォルト・ディズニー社が駅に隣接する商業施設などに勝手に「ディズニーランド駅前店」などと名乗られることを懸念し、許可を得られなかったため、地名をとって現在の舞浜駅になったそうです。
特にパチンコ店やその他教育上よろしくないようなお店にそのような名前を付けられてはディズニーランドのイメージが傷つくという判断もあったようです。
一方、大阪のユニバーサルスタジオジャパンでは、最寄り駅に施設名を付けて「ユニバーサルシティ駅」としていますが、版権など知的財産権にうるさいディズニー社らしさですかねw
ちなみに、地名の舞浜はアメリカのマイアミビーチに由来し、マイアミの「マイ」とビーチの和訳である「浜」を合成し、マイ浜→舞浜となったとか。
駅から蘇我方を望みました。高架なので見晴らしもよく、隣の駅まで見えますね。撮影地としてもなかなか良さげですね。
今日の目的は撮影ではないのでさっさと退散しますがw
なお、当駅には厳密には2度目の訪問になるはずです・・・
”はず”というのは記憶が定かで無いからです。小さい頃、両親に連れられてディズニーランドを訪れた記憶があるのですが、その頃から鉄道に興味はあったものの今のように○○系がどうとか、○○線がああだとか、そういう知識には乏しく、どのルートでディズニーランドへ行ったかが定かで無いのです。
当時、既に京葉線は開通していましたので、最も合理的なルートである京葉線で舞浜駅に来るルートだとすれば、舞浜駅には2度目の訪問になるはずですが、微妙なので下車記録にはノーカウントにしていました。
まあ今日の活動で間違いなく確実な下車記録となりますけどねw
常にTDL利用者で混雑しているイメージですが、平日ゆえかそこまでじゃないですね。
時計もハート型です。彼女とデートだったらいい演出ですが、一人旅ですからねぇw
駅前もディズニーの世界観に合わせているのか、こんな感じです。
見たことがないバスがいました。東京ベイシティ交通というバスだそうです。浦安市内を中心に路線を展開する他、浦安やTDLを発着する高速バスも手がける会社で京成グループの1つだそうです。
ほぼTDL輸送メインの会社のようですねw
この他、普段見かけないバスが次々やってくるので、ディズニー関連のものには目もくれず、しばらくはバスの撮影をしていましたw
舞浜リゾートライン
さて、お次に乗るのはこれです。リゾートライナー。
TDLのアトラクションの1つだと思っている方ももしかしたらいるかもしれませんが、これは列記とした鉄道路線として扱われています。
SimuTransプロジェクトでも少し紹介しましたが、この路線は1方向のみの環状運転となっており、隣接駅同士を運行方向とは逆に利用した場合なんかはグルっと大回りしてこなければなりません。
また、運賃は均一運賃となっており、1乗車が昨日まで250円でしたが、消費税増税を反映して今日からは260円です。なお、あくまで1乗車につきいくらなので1周して同じ駅に戻っても構いませんが、1周を越えて重複乗車する場合は普通乗車券ではなくフリー乗車券を購入する必要がありますのでご注意を。
その他の特徴としては、列車のことはライナー、運転士のことはドライバーキャスト、車掌のことはガイドキャスト、駅員のことはステーションキャストと呼び、全ての駅は「○○ステーション駅」と重言のような状態になっていますw
あと、時刻表が流動的というのも特徴ですね。もちろん正式な鉄道路線なので時刻表自体は存在しますが、混雑状況により運行間隔が変更されるため、駅では発車時刻ではなく運行間隔のみ案内されています。
↑ディズニーリゾートラインの走行するシーンです。
こちらがリゾートゲートウェイ・ステーション駅です。なんか書いている自分でも違和感があるなぁw
夢の国といえども当然ながら改札口はありますw
なお、TDLとは独立した鉄道事業ということになっていますので、TDLを利用しない人でももちろん乗車可能ですし、公式には施設外にはいけないことになっているものの、物理的に柵などで囲われているわけではないので、TDL外の浦安市内各所への移動にも使えないことはないようです。
まあTDL以外で乗るとしたら乗り鉄ぐらいのものでしょうがw
改札階から既にディズニーっぽいですね。ミッキーのカチューシャをした女の子が記念撮影したりもしていました。
明らかに私と目的が違う、というより私が目的が違うんですがねw
何かよく分からないオブジェがありました。モノレール軌道とモノレールの車両を表現しているんでしょうか。
ホームに上がって乗り込んでみますが、まあ思ったとおりというか・・・音鉄泣かせの路線ですねw
まず、実質的にTDL専用路線なので、ファミリーやカップルがワイワイガヤガヤと盛り上がっていますし、仮におしゃべりする人がいないという幸運な状況に遭遇しても常時車内BGMがかかっているため、録音した音源をネットに上げるのは事実上不可能。
利用許諾を得るなどしてBGMの問題をクリアしたとしてもモーター音が車内では殆ど聞こえません。スピードがあまり出ない路線の上、車両の防音がしっかりしているんでしょうね。
私も乗った記念に録音しただけなので別にいいですが、宝くじでも当たったらBGMカットをお願いして貸切運行でもしてみたいですねw
音のことはこれくらいにして、つり革もディズニー仕様でした。ミッキーマウスの形ですね。
窓ガラスまでミッキーマウスの形です。こういうガラスって特注なんですかね。
最後に1枚撮影したら帰ります。そうそう、この路線のさらなる特徴として、車両型式名が存在しないというのがあります。
現状、1車種しか走っていないので編成番号のみで区別可能で付ける必要がないということなんでしょうね。ちなみに、0系新幹線も登場からしばらくは「新幹線電車」と呼ばれ、特に形式名がなかったようですので、それと似たパターンでしょう。
なお、舞浜リゾートラインでは自前で車両の大規模なメンテナンスをできないため、京成電鉄や新京成電鉄の車両基地にトレーラーで陸送してメンテナンスをするそうです。
↑ディズニーリゾートライン発車シーンです。
最後に駅名標を撮って終わりです。これで舞浜リゾートラインは完乗です。今度来るとすれば新型車両が出るか、彼女ができてデートで来るかのどちらかでしょうw
窓口できっぷをもらって帰ったんですが、駅員・・・もといステーションキャストの方の対応は高級なホテルを思わせるおもてなしぶりで、流石はディズニー関係の会社だなと思いましたね。
このあとは舞浜駅に移動して京葉線で東京に出て帰路につきます。
最後に気になったのがこれです。東京駅の京葉線コンコースの乗り換え案内ですが、京浜東北線が209系だったり、中央線が201系だったり、成田エクスプレスが253系だったりと色々古いですねw
というわけで、今回のレポートは以上です。最後までご覧頂きありがとうございました。
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