神奈川長野富山の旅(1日目午後の部)

こんにちは。副管理人の西鉄8000系です。
今回は前回の記事に引き続き、神奈川長野富山の旅の「1日目午後」の模様をお伝えしたいと思います。

前回までのあらすじ

羽田空港に降り立った副管理人は、京急の路線完乗を目指すべく、
三浦半島1DAYきっぷを携えて、宿泊予定のホテル最寄りの京急川崎駅を出発しました。
途中で横浜シーサイドライン金沢シーサイドライン(ほんと正式名称長いですよねwww)を完乗しつつ、京急逗子線を完乗、
次は京急逗子線の新逗子駅にほど近い、JR横須賀線の逗子駅を訪問します。

たまには歩いて駅取材

基本的には電車で駅取材をする自分ですが、たまには歩きで駅取材、なんてこともあります。
しかも今日はその移動距離が約3km弱、結構長いんですよね。
なぜ普段はあまりやらない徒歩での駅取材をやるかというと、その道中で「京急の保存車両」を見学するためなんです。
前回の記事の冒頭でも書きましたが、今回の旅行は自分にとって初の試みとして、各地の「保存車両」たちと対面できる、そんな行程を組んでいます。
以前からこの三浦半島内で目を付けていた保存車両がどうしても周辺の各駅からだいぶ離れた場所であったこと、
近隣の京急逗子線の新逗子駅に降り立つこと、
そして歩きの行程を入れると終点の新逗子駅だけではなく、ついでにもう2駅もの取材ができることを考慮して、このような形での駅取材をすることになったわけです。
それに、たまには駅取材だけでなく、そこから少し離れて街歩きをしたり、自然や観光名所に触れたりしたいですしね。

というわけで、そんな道中の第一目標として、

JR横須賀線の逗子駅にやってきました。こちらは東口でこの駅の表玄関、京急逗子線の新逗子駅から歩いて徒歩5分もかかりません。
かつては横須賀線の運行管理を行う逗子CTCセンターが設置されており、現在も湘南新宿ラインの系統終点(横須賀線そのものはその先の久里浜駅まで伸びていますが)という、路線の運行上の要となる駅です。
そんなこともあるせいか、駅舎は結構大きめですね。
ちなみにこちらのロータリーは主にバスやタクシーが使うロータリーのようで、この左隣に

一般車が使える小さなロータリーがあります。それにしても右側のロータリーと比べるとかなり小さいですね。
先程は大きなビルがあったので見えませんでしたが、ここから見ると駅の背後に山(というか高台?)が迫っているのが良く分かります。
三浦半島って起伏が激しいようですから、ここに線路を敷くのも結構大変だったんじゃないでしょうか?

さて、以前に横須賀線を完乗したとき(詳しい時期は完全に忘れましたwww)に駅構内は少しだけ見て回ったので、今回は駅構内への入場は省き、次は西口を見学します。
で、西口に行くためには、先程の大きなロータリーの右側にある踏切を渡り、駅の裏の高台に出る必要があります。
西口へと続く坂を上っていると、駅構内に停車している電車を眺めることができます。
自分が坂を上っていた時は、湘南新宿ラインで使用されているE231系近郊型や

横須賀線で使用されているE217系を見ることができました。以前はさんざん乗っていたこの電車を見るのも久しぶりですね~


西口にやってきました。すごく…小さい(・・;)
駅構内に設置されている跨線橋にダイレクトにつながる構造になっています。

次は総合車両製作所横浜事業所専用線へ

あーこれまた長い名前の路線名ですけれども、実はこの逗子駅と京急本線の金沢八景駅、そしてその少し先の総合車両製作所横浜事業所とは1本の非電化専用線で繋がっています。
これは文字通り総合車両製作所向けの専用線であり、
旅客列車は走行せず(新逗子駅と金沢八景駅がもう京急逗子線で繋がっていますから、並行してJR逗子駅~京急金沢八景駅で直通旅客列車をわざわざ走らせても非効率でしょうし…)、
総合車両製作所から搬入・搬出される貨物を列車で運ぶための路線です。
ではその貨物とは何かといえば…
ずばり総合車両製作所で製造・改修された「鉄道車両」なんです。製造・改修ほやほやの鉄道車両たちが一番最初に走る鉄道なわけなんですね~

で、この路線の簡単なルートをご説明しますと
まずJR逗子駅から横須賀線の久里浜方面に向かって同線と並走し、横須賀線と逗子線との交点(逗子線が横須賀線をオーバークロス)付近で横須賀線から離れ、今度は逗子線の築堤に沿うかたちでまた並走し、金沢八景方面へ向かいます。
その後は新逗子駅の次の駅の神武寺駅で逗子線に合流し、あとは逗子線のルートで金沢八景駅方面へと向かいます。
…あれ?JRは狭軌、京急は標準軌だから直通できないよね?と思われた方。その通りです。
ですが、ある方法を使って線路を合流させ、このルートの走行が可能になっているんです。
まあそれについては後で説明させていただくことにして、とりあえず先に進みましょう!www

先程の坂を下り、横須賀線の久里浜駅方面へ向かって横須賀線のすぐ横を歩いていると…

専用線の0キロポスト、つまり起点です!
まあキロポストってどれもそうなんですけど、まあ結局は1本の杭みたいなものなので
うっかりしたらそのまま通り過ぎてしまいそうですよねwww
キロポストすぐ横を走っているのが件の専用線、そして右奥に写っているのは逗子駅の東にある留置線です。
逗子駅が運行上の要、というのは先程もこの記事で書きましたが、
実は横須賀線の列車(E217系を使用)は逗子駅にて、付属編成の4両を基本編成の11両に増結することがあります。
また、横須賀線の逗子駅~久里浜駅では付属編成を単独で営業列車に使うことがあります。


留置線にはそんな運用に備えていると思われるE217系が留置されていました。
ちなみにその留置線のさらに奥に、先程も記述した横須賀線と逗子線との交点があったりします。
ちょうど京急新1000形ステンレス車編成のエアポート急行 羽田空港国内線ターミナル行きが走行していますね~
ちなみに件の専用線は一番左側に敷設されている線路です。この専用線、基本的には非電化なんですが、このあたりまでは電化されているんですね、全く知りませんでした。

専用線および横須賀線沿いをずっと歩いてきましたが、専用線が横須賀線と離れたため自分もそれに合わせて横須賀線を離れ、今度は専用線沿いを歩きます。


専用線はこんな感じで民家の庭先みたいなところを突っ切って敷設されています。
JR貨物と総合車両製作所との連名で立ち入り禁止の看板が立ててありましたので、自分も遠くからの観察にとどめています。
で、そのまま専用線沿いを歩いていると

踏切…踏切が現れました!踏切を見つけてこんなにわくわくするのは久しぶりですねwww
しかもこの踏切、結構幅があって大きな踏切なのに遮断機が無いんですよ!これはなかなか見れない光景です!
右端には申し訳なさ程度に踏切を示す立て看板が、色褪せ、一部分が欠けた状態で設置されていました。踏切の分類的には第4種踏切に該当しそうですね。


踏切右側から逗子駅方面を見ます。枕木は正真正銘の木、非電化、踏切の警報機や遮断機は無く、列車の来る気配は無し…
廃線ですか?いや、立派な営業路線です。www


その反対側を見ると、こちらにはなかなか立派なトンネルがあります。そしてここにも先程見た立ち入り禁止の看板があります。
ちなみにこの写真を見るだけでは全く分かりませんが、トンネルのさらに先は「米国海軍管理区域」とされており、
それを示す看板がトンネル構造物右側に取り付けられています。冗談抜きでこの先は入らないようにしましょう。(・・;)

逗子市第一運動公園へ

さて、横須賀線沿いに総合車両製作所横浜事業所専用線を見学してきましたが、
ここで同専用線とは別れ、次は逗子市第一運動公園へ向かいます。
そう、この公園に今回の撮影旅行の目玉である、保存車両巡り第1弾の車両が保存されているんですね~

この逗子市第一運動公園、横須賀線沿いに立地しているんですが、逗子駅からは結構離れていますので訪問には結構歩く必要があります。
ただ、今までに書いてきた専用線の見学もできますし、ハイキングなんかが好きな方でしたら、なおさら苦にはならないと思います。
というわけで、副管理人も引き続き横須賀線沿いを歩いて行きまして…

でました!保存車両巡り第1弾、京急600形(2代)です!
この形式、元々は700形(初代)として製造されましたが、
現役時に車番整理が行われた結果、600形(2代)となって活躍を続けた後、1886(昭和61)年までに引退しました。
引退後は高松琴平電気鉄道に一部が譲渡された上で1070形として活躍を続けていますが、
トップナンバーの601号車については、ここ逗子市第一運動公園に長年保存されています。
なお、2012(平成24)年に保存場所の移転がなされた際、塗装のし直し等の再整備が行われたようで、非常に保存状態が良かったです。
他所では放置され、ぼろぼろになっている保存車両が多い中、このような美しい保存車両を見ると一ファンとしてうれしいですね。
さて、早速車両の中に入ってみましょうか。


車内も比較的良好な状態でしたが、今日に至るまでに荒廃していた時期もあったのか、
座席が多少痛んでいたり一部の部品が無くなっている箇所もあるようでした。
まあ残っているだけでありがたいですからあまり気にしないですがねwww


お次は運転室です。ここは割と計器類が残ってました。
1つ前の写真をご覧いただくと分かるかと思いますが、この車両は非貫通運転台で前面窓も大きいので
運転士の方々の視界は良好だったんだろうなーと想像しながら運転席にも座ってみましたwww

○○まで徒歩0分の神武寺駅へ

保存車両を楽しめた逗子市第一運動公園を後にし、京急逗子線沿線へと戻ります。
ただ、京急新逗子駅に戻るのではなく、その隣駅の神武寺駅へ向かいます。


公園からまた結構歩いて神武寺駅に着きました。
実はこの駅、徒歩0分で○○まで行けちゃいまして、右の方に見える詰所みたいながそこへの入口なんですが、まあその説明はとりあえず置いて、まずは駅の中に入ります。


駅名標です。隣駅が先程訪問してきた新逗子駅です。


駅構内をうろうろしていると、前回の記事でも紹介した新鋭の京急新1000形1800番台にまたまた遭遇!
いや~京急の乗りつぶしにあたってどうしても撮影したかった形式に二度も会えるなんて今日はついてます!


神武寺駅の金沢八景方面すぐ近くには切り立った山がありまして、逗子線はそこをトンネルを突っ切ります。
そういえば、この一番左側から奥の方で本線に合流する線路、ちょっと分かりにくいですがレールが完全には合流しきってないですね。
実はこれも先程の公園までの道のりで見学した総合車両製作所横浜事業所専用線の一部でして、
神武寺駅すぐ近くのこの地点から金沢八景駅付近の総合車両製作所横浜事業所までの区間は
狭軌と標準軌のレールが一体で敷設される三線軌条になっているんです。で、この専用線は

駅の上りホーム裏をこんな感じで通り抜けるようになっています。
ん?右側は鉄条網付きの柵が延々と伸びていますが、この柵の向こうには何があるんでしょうか?
この写真の方角から右方向に90度向きを変えますと、

先程紹介した神武寺駅前の写真でも少し写っていた詰所みたいな建物が目の前に。
あれ?なんかここだけがっつり英語表記です。
それもそのはず、実は1つ前の写真の柵の向こう、そしてこの建物の向こうには、
在日米軍施設である「池子住宅地区及び海軍補助施設」が立地しているんですね、
そう、この駅は米軍施設まで徒歩0分、というか米軍施設に直結したかなり珍しい駅なんです。
この建物はすぐそばの米軍施設に出入りする関係者専用の改札口用に建設されておりまして、
地域のお祭りなんかでこの施設への出入りができる特別な日以外、この先は一般の方は完全に立ち入り禁止です。

この建物も立派な「駅舎」なわけですから、この建物を抜けた先は当然「駅前」ということになります。
駅取材が最早ライフワークと化している自分としては駅前から駅舎の写真を撮るというのは必須なんですが、
ここばかりはそれはできそうもありませんのでおとなしく退散しますwwwww


退散後、駅ホームの端から駅構内を俯瞰します。
なお、写真左側に設置されている緑色の柵のあたりを総合車両製作所横浜事業所専用線が通り抜けています。

余った時間もやっぱり駅取材

神武寺駅からは先程この駅で撮影した京急新1000形1800番台に乗れました。
本日もう三度目、もうそろそろ…いいかな…wwww
金沢八景駅へ到着後に腕時計を確認すると、なんと予定より1時間も早く行程が進んでいることが分かりました。
列車の本数が多い路線では、駅取材が予定よりも早く終わった場合、その後の行程に余裕を持たせるべく予定よりも早い列車にそのまま乗ることが多いので、こういった形で時間が余ることがあります。
このまま予定していた駅取材をどんどんを消化して早めに帰る選択肢もあるのですが、
時間が余っているのなら追加で予定外の駅取材もしたいところです。
というわけで、今回は急遽、横須賀中央駅の駅取材を行うことにしました。

JR横須賀線の横須賀駅には、同駅周辺で毎年開催される「よこすかYYのりものフェスタ」の見学のために一度訪問したことがあるのですが(そのときは京急本線の逸見駅から歩いて訪問しました)
横須賀市の中心部に存在する京急本線の横須賀中央駅は会場から離れていたこともあってその時は訪問せず、その後も結局行けずじまいになっていました。
元々の行程では時間上の余裕が無く、訪問できないことが非常に残念だったんですよね。
というわけで、

横須賀中央駅にやってきました!京急600形の快特 三崎口行きです。
駅構内の配線はカーブを描いていて、絶妙なカーブを曲がっていく京急電車の姿を楽しめます。
ちなみに、この駅の両端はどちらもトンネルになっており、海岸沿いの山々の尾根を突き抜ける形で鉄道が建設されていることがよく分かります。


駅名標も忘れずにチェックします。


この駅の列車案内表示機は京急川崎駅などと同様、反転フラップ式案内表示機がまだまだ現役です。
列車本数も多い分、頻繁に切り替わっていく案内表示を見るのは楽しいですよね。


先程、京急600形を撮ったアングルとは反対方向から駅構内を眺めます。
土曜日だったこともあり、駅構内は終日混雑していました。
この写真を撮っていると、なぜだか背後からジャズの生演奏が聞こえてきたので、
時間に余裕もあることですし、駅舎の写真を撮影するついでに様子を見に行ってみることにしました。


改札を通り抜け、まずは横須賀中央駅の西口へやってきました。
写真左側のミニイベントスペースにおいて、先程聞こえてきたジャズの生演奏が行われており、たくさんの観客が集まっていました。
調べてみると、どうやら横須賀市では地域活性化のために定期的にジャズのイベントを開催しているようで、
昼間からジャズが聴ける街っていうのはすごくおしゃれだなーと思いながら自分も生演奏を聴いていました。
自分の生まれ育った地域ではそういうイベントが皆無だったので、こういうのってなんだか憧れます。
さて、西口でジャズを楽しんだ後は東口へと向かいます。


東口を抜け、駅舎の全景を撮影します。商業施設と一体化した大きな建物で、人が集まる街の中心部に来た感じがしますね~
そういえば先程訪れた西口は地上部分にありましたが、駅が立っている土地が斜めに傾斜していることもあってこちらの東口はいわば2階部分にあり、
そこから広がるペデストリアンデッキを使えば、駅前の大きな道路を横断せずに色々な方面へ移動することができます。
ただし、このペデストリアンデッキで写真を撮っているときはかなり暑かったですねwww


先程ご紹介したとおり、横須賀市でジャズのイベントがよく開催されていることもあってか、
ジャズを演奏するときの楽器の一つとして使用されるサックス(サクソフォン)を奏でるおじさまの像が建立されていました。

そんなこんなで横須賀中央駅周辺をぶらぶらしていましたが、時間が経つのはなかなか早く、
今日駅取材をしている中で余った時間も尽きてきたため、次の目的地である浦賀駅を目指して快特 三崎口行きへ飛び乗ります。

いよいよ京急本線完乗の時

電車は途中の堀ノ内駅へ到着します。堀ノ内駅は京急本線の浦賀方面と京急久里浜線の三崎口方面との分岐・乗換駅となっており、久里浜線については堀ノ内駅が起点となっています。
ここから乗車する普通 浦賀行きの車両形式は

京急800形でした!その見た目から「ダルマ」というニックネームもついているこの形式ですが、最近では京急新1000形シリーズの投入により廃車が進んでいるため、
下手すると自分にとってこれが引退前最後の乗車になってしまうのかなーとかなんとか考えてしまいました。
鉄道ファンの1人として、今後もできるだけ長く活躍して欲しいなと思います。

快特 三崎口行きの発車を待って、普通 浦賀行きも発車します。ほどなくして

浦賀駅に到着しました!これで京急本線は全線完乗となります。
いや~、関東在住の頃に乗っておけばよかったのに、訪問をずっと後回しにしていたせいで完乗まで随分と時間がかかってしまいました(苦笑)
でもこれで自分の心残りだったことが一つ解消されたので良かったです!
おっと、話が駅取材の内容からそれてしまいましたが、この浦賀駅は終着駅にありがちな1面2線行き止まり式の配線構造になっており、
日中は基本的に写真の左側の1番線を使用して折り返し運転が行われているようです。


後ろを振り返ってもう1枚。駅全体が若干カーブしていることと、LED式案内表示機が使われていることが分かります。
駅構内の取材がほとんど終わったところで、次は改札口を出て駅舎や駅前広場等を取材します。


浦賀駅の駅舎はこんな感じになっています。
列車が発着する駅ホームは高台にあるため、写真の少し奥に写っている階段を登ってしばらく歩くと改札口にたどり着きます。
なお、ロータリーおよび京浜急行バスのバス停が駅舎すぐ横に建設されているため、電車とバスとの乗り換えがスムーズにできるようにもなっています。
ロータリー横にはソテツでしょうか? 南国とか、海沿いを感じさせるような街路樹も植わっていますね~

その後、目の前の横断歩道を渡って駅舎に向かって左方向に歩いていくと、

こんな脇道があります。道の横の看板が示す通り、このまま坂を登ると京急ストアというスーパーマーケットにもたどり着くのですが、
その道中から

浦賀駅の改札口にダイレクトに行くこともできます。

お次は京急久里浜線、再び久里浜線起点の堀ノ内駅へ

さて、浦賀駅の駅取材もだいたい終わったことですし、

京急新1000形ステンレス車体編成の普通 品川行きに乗って、先程乗り換えで降り立った堀ノ内駅を目指します。
京急本線の全線完乗が終わった今、次はいよいよ京急久里浜線の全線完乗を目指すわけですが、
そうなると堀ノ内駅での乗り換えは必至なので、そのついでに駅取材もしちゃおうというわけです。


再び堀ノ内駅にやってきました!
先程慌しく乗り換えと電車の撮影を行ったため撮り損ねていた駅名標をまずはおさえます。


先程まで乗車していた普通 品川行きを追い越す形で先発する京急新1000形ステンレス車体編成の快特 青砥行きを見送ります。こちら側はいい感じのカーブになっていますね~


次は駅構内を俯瞰します。先程まで乗車していた普通 品川行きが発車待ちをしています。
そして振り返るとそこには…

はい、京急本線と京急久里浜線との分岐が広がっているわけなんです。
しばらくすると、

京急800形の普通 品川行きがやってきました。
その後すぐに、

今度は京急2100形の快特 三崎口行きが通過していきます。
京急本線の上り線と京急久里浜線の下り線が平面交差しているので、ダイヤ作成にあたってここはネックだったりするんでしょうか?
それにしても引きで撮ってみると8両編成もなかなか長く感じられるもんですね。

あらかた駅構内の取材が終わったところで、駅舎の撮影に向かいます。

堀ノ内駅の駅舎は工事中で仮駅舎になっていました。
ネットを探してみてもはっきりとした情報が出ていなかったのですが、駅舎の建て替えか何かでしょうか?

駅舎の写真を撮影し、駅取材が完全に終了した所で
京急久里浜線、そして京急の全線完乗を成し遂げるべく、三崎口駅へ向けて旅立ちます。しかも乗車するのが

京急600形KEIKYU BLUE SKY TRAINの快特 三崎口行きなのでテンションもあがります。


途中の京急久里浜駅の駅名標がリラックマ仕様に変わってて驚きました。でもちょっと漂う無理やり感wwwww

関東大手私鉄最南端の駅 三崎口駅へ

そんなこんなで電車に揺られること約20分、

ついに三崎口駅に到着しました!ちなみにこの駅、関東大手私鉄の路線の中では最南端の駅になります。
これにて京急久里浜線および京急全線の完乗達成、かつてやり残したことを1つ片づけることができました!


たった今降りたばかりの京急600形KEIKYU BLUE SKY TRAINと京急2100形が並びます。


同じホームの反対側に向かうと、乗務員の方が前面窓をブラシで掃除していらっしゃいました。こういう光景はなかなか見ないのでおもしろいですね~
向かい側のホームに移動して構内の設備を見学していると、堀ノ内駅方面から

京急2100形のKEIKYU BLUE SKY TRAINが夕日に照らされながらやってきました。ということは…

KEIKYU BLUE SKY TRAINが並んだぁぁぁぁぁぁぁぁ!これは初めて見ました!すごいです!間違いなく今日一番うれしい出来事ですね~
しかも京急600形KEIKYU BLUE SKY TRAINの方のLED式方向幕に
京急のゆるキャラ「けいきゅん」のイラストが!こんな表示機能があったんですねwww 運転手さんがサービスで出してくれたのでしょうか、今となっては分かりませんが…
この壮観な眺めをしばらく楽しみたいところだったのですが、

残念ながら京急600形KEIKYU BLUE SKY TRAINがさっさと出発してしまいました…
ですがこちらも折からの夕日に照らされていい感じです。
KEIKYU BLUE SKY TRAINの撮影を楽しんだところで、そろそろ駅舎の撮影に向かいます。


三崎口の駅舎はこんな感じです。駅前のロータリーに設置されたバス停からは、ここから少し離れた油壺地区方面等へのバスが発着しています。
ちょうどこの写真を撮っていると、上からぽたぽたと雨粒が…
実は今日は元々雨の予報でして、さっきまで雨が全く降らなかったこともあり、このまま一日中雨に逢わずにいけるかなーと思っていたのですが
完全に甘かったですね、ということであわてて駅構内に退散します。


で、退散後に先程撮り忘れていた京急久里浜線の終端部を撮影します。
ここが路線の終端ですので当然車止めも置かれているのですが、写真を見る限り
すぐそばの道路の下を鉄道車両が通り抜けられるようにボックスカルバートが設置されていますし、その先の青々とした雑草の中にまで線路が続いているようです。
まるでここから先も鉄道が通っているかのような構造物…それもそのはず、実際この先に鉄道が通る計画が「最近まであった」んです。

実はこの三崎口駅が終点となっている京急久里浜線、元々はここから先の、三浦半島先端部に位置する三崎漁港付近まで建設する計画であり、
そのための地方鉄道法に基づく鉄道敷設のための免許まで取得していました。
しかし人家等が密集している三崎漁港付近の用地取得が困難であったこともあり、1970年に三崎漁港より少し手前の油壺地区までの建設計画に変更されました。
その後、油壺地区までの鉄道延伸を目指すべく様々な試みがなされましたが、結局その建設計画も昨年の2016年3月に京急が凍結してしまい、
「最近まであった」京急久里浜線の延伸計画は2017年現在、完全に白紙の状態になっています。
そして、三崎口駅はその建設計画達成までの暫定的な終着駅として開業したため、この写真のように将来的に中間駅化・路線の延伸ができるような構造になっているわけなんです。

果たせなかった鉄道延伸計画に思いをはせつつ、本日予定していた駅取材は完全に終了しました。
というわけで、本日の宿泊地である川崎市へ向け、本日最後の乗車となる快特 泉岳寺行きに乗り込み、京急川崎駅を目指します。

旅1日目の〆は動画で

乗車車両は京急2100形でした。
京急川崎駅に着くともうかなり暗くなっていて、動く列車を普通に撮ってもブレること必死なので

ここはおとなしく動画にしてみました。京急2100形全編成の制御装置がIGBT素子VVVFインバータに換装されてしまったのは残念ですが仕方ありません(泣)


その後にやってきた京急1500形(IGBT素子VVVFインバータ)の普通 品川行きの発車シーンと京急新1000形ステンレス車体編成の快特 三崎口行きの到着シーンです。
昼間時はもとより、この時間になるとさらに列車の行き来が多いですね~
その後発着列車の動画撮影もしばらく楽しんだところで、そろそろホームから撤収します。


改札口へ移動している途中、今日は乗車していない京急大師線の連続立体交差事業に関する紹介ボードが置かれていました。
あとはもうホテルへ帰るだけなのでしばらく眺めていると…

こんなところに京急1000形がいるではないですか!
かつては京急の主力だった京急1000形、既に引退してしまったものの、こういったところではまだまだ現役なんですね(笑)

というわけで、神奈川長野富山の旅の1日目がようやく終了です。
いや~、記事って執筆するのにほんと時間がかかりますね…
今後もスローペースの更新になってしまいそうですが、もしよろしければ、お付き合いくださいますと幸いです。

(いつになるかわからない)次回は、2日目午前、JR川崎駅からのスタートとなりますのでご期待ください。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
では、また。

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西鉄8000系(副管理人) について

AlmightyTrainSiteの副管理人です。以前は関東を中心に活動していましたが、現在は九州に生活の拠点を移して活動しています。写真撮影や走行音の録音はもちろん、色々な駅を巡って詳しく観察する「駅取材」をよく行っています。
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