今回は年末に行ってきた家族旅行のレポート記事です。自動車でのアクセスのため、伊豆の旅同様に鉄分控えめの記事になりますのでご了承下さい。
九州自動車道を北上
今回は夜に福岡を出発し、途中のSAで車中泊をし徳島を目指します。まずは太宰府ICより九州自動車道を北上します。
高速道路も流れは快調です。太宰府IC~福岡IC間は福岡を発着する高速バスが通らないため、あまりバスを見かけない区間ですが、福岡ICからは西鉄高速バスを頻繁に見ることができます。
そして、関門橋に差し掛かります。夜の関門橋もなかなか綺麗ですね。福岡から中国・四国方面の高速バスはめかりPAで開放休憩をするらしいですが、今回はめかりPAはスルーして先を急ぎます。
時刻は21時を過ぎ、まわりはトラックか夜行バスしか走っていないという状況になって来ました。夜の高速道路のこういう雰囲気が好きなんですよね。
出発から2時間ぐらい経過したので休憩のため佐波川SAに立ち寄ります。ここで思わぬサプライズが!
大型車の駐車スペースを見ると、西鉄バスが何台か並んで停まっていたのです。この時間にここにいるということははかた号でしょうか。
行き先表示を見ると「東京」と書かれていました。やっぱりキングでしたねw
奥の方には2階建てのエアロキングもいて、今日は3台体制での運行のようです。休憩を終えて出発する頃にはいなくなっていましたが、高速道路を走っているうちに追いつきました。
私もそんなに飛ばしてはいないのですが、夜行バスはダイヤに余裕があることが多いためかあまり飛ばさないんでしょうね。
しかし、先頭を走っていたエアロキングが意外と速く追い越そうにもついていくのがやっとという感じでしたので福山SAまでずっと付いて行きました。
時々追い越し、追い越されという感じではかた号に並走して福山SAに到着です。
ここをキャンプ地とする!
元ネタのように行き当たりばったりで、というわけではなく計画通りなんですが、福山SAで車中泊です。
意外と車中泊も多いのか、まわりにも寝る準備を整えている乗用車が何台かいました。
はかた号の方はここでは開放休憩はなく運転士の交代のための停車だったようですぐに行ってしまったようです。
この時点で0時半を回っていたのですぐに寝ます。
翌朝・・・
やはり狭い乗用車の車内では快眠とは行きませんでした。夜行バスのほうが快適ですねw
車内で朝食を取り出発といきたいところですが、一晩で窓ガラスという窓ガラスが曇ってしまい曇り取りのためにしばらく動けません。
やっとガラスもクリアになったところで出発です。気持ちのいい快晴の中、瀬戸中央自動車道に入ります。
瀬戸中央自動車道という呼び方ではピンと来ない人もいるかもしれませんが、瀬戸大橋を通る道路です。
鉄道・道路共用橋で、上が瀬戸中央自動車道、下がJR本四備讃線となっています。高速バスもありますし、途中にある島と本土を結ぶ路線バスもあるようです。
途中の島への出入りは島民専用のICを利用するようです。島民以外は利用できず、フェリーを利用する必要があるみたいですね。
ちなみに、路線バスは利用できるみたいです。フェリー業界への配慮なのかわかりませんが、せっかく高速道路への出入口があるなら、一般開放すればいいと思いますけどね。
橋の途中にある与島PAに立ち寄ります。高いところを通る本線からかなり高度を下げないとPAに行けないため、急カーブあり、急勾配あり、ループ線ありと高速道路のランプとしても特殊な構造のため制限速度が20km/hと路地裏の生活道路並みになっています。
また、このPAの特徴として、上下共通の駐車場になっているため、Uターンが可能であることが挙げられます。PAから出る際に料金所を通るため、Uターンした場合は与島PA経由の通行料金になるようになっているようです。
それから、気になったのが「四国萌隊」なるキャラクターですね。四国四県を擬人化した萌えキャラのようですが、最近はいろんな所にありますよね。
なお、店舗内にポスターが掲示されていたため、写真は撮って来ませんでした。悪しからず。
ここからは本四備讃線を通る列車も見えるので、鉄道写真も撮れなくはないのですが、一眼レフなどで望遠レンズでも使わないと厳しそうです。
手持ちのコンデジではまともな写真が撮れませんでしたw
いよいよ四国へ
瀬戸大橋を渡り切ると香川県坂出市となります。目的地の徳島へ向かう前にちょっと寄り道をするため一旦高知方面に進みます。
といってもすぐに一般道に降ります。金比羅山に行ってみようというわけです。パンフレットに書いてある場所をナビに設定し進みます。
途中まではよかったのですが、琴平駅付近は古くからの町並みがそのままという感じで、道路も狭隘かつ通行量はそこそこという条件です。
更に、ナビは細かい道までは案内しないため、間違って変な生活道路に入ってしまい行き止まりだったために観光客でごった返す中Uターンするという羽目にw
道幅がそれなりにあったので2~3回切り返しで何とかなりましたが、あれは焦りましたね。
周辺は一方通行の箇所もあったため、一旦琴平駅前まで戻り再度パンフレットの地図を参考に進むとやっとたどり着きました。
本来進むべきだった道はそれこそ生活道路という感じで車1台がやっとという道幅でした。これは見落としても仕方ないですね。
金比羅山
車を停めて土産物屋に入ります。何故か車のキーも預かられ、半ば強引に杖を渡されましたw。とりあえず時間つぶしという感じでここに来たんですが登山決定のようですw
最初は何段かずつの階段が断続的にあるという感じで土産物屋も林立していて、普通の観光地かなと思っていたんですが、進めば進むほど凄まじい階段になって行きました。これは杖が必要なのも分かります。
ところで、このネタが分かる方がどれくらいいるか不安ではありますが、昔プレイした「がんばれゴエモン ネオ桃山幕府の踊り」というゲームで金比羅山をもとにしたステージが出てくるんですが、かなりリアルに再現されていたようで、実物は初めて見るのにデジャヴを感じました。
登っている最中は、ゲームのBGMが脳内再生されたのは言うまでもありませんw
やっと登り切りました。
それにしても、この建物までゲームそっくりです。本当はゲームが本物そっくりなんでしょうけど、ゲームの方を先に知ってしまいましたからねw
ゲーム内ではここで小判を投げると炎の小判が身につくんでしたかね。
流石の私も降りる頃には息を切らしていて、車を止めた土産物屋で休憩も兼ねてうどんを食べることにしました。
観光地プライスということで、駅の立ち食いうどんの倍近いお値段でしたが、本場讃岐のうどんが食べられて満足です。
そして、金比羅山を後にしますが、ここで車のキーを預けた理由がわかりました。
駐車場が狭くやむなく前進で駐車していたのですが、向きを変えてくれていたんですね。
これは出発しやすいです。
一路徳島へ
高速道路を使って急いでも速くつきすぎてホテルに入れないため、一般道でのんびりと行きます。
ナビの案内に従い進みますが、偶然にも琴電のルートと並行するようでした。しかし、1度も電車は見れずw
それにしても、道路の方は片側2車線で整備されていて、単線の琴電とは大違いですねw
しかし、まだ拡張されていない区間もあり、そこが若干ボトルネック気味でした。
高松市街を抜けてちょっとした峠に差し掛かりますが、ヘアピンカーブなどもなく、酷道ラリーも好きな私としては物足りずw
高徳線と並行しますが、やはり列車は見れず・・・なかなか会えないものですね。
大鳴門橋が見えるとホテルに到着です。巨大なリゾートホテルという感じでフロントはチェックイン待ちの客でごった返していました。
ホテルでは快適に過ごし、食事も堪能しました。
次の日
次の日は鳴門観光をし、その後倉敷市へ向かうというスケジュールです。
まずは大鳴門橋に併設された展望台へ向かいます。ホテルからは至近距離ですぐに到着しました。
展望台へはエスカレーターを利用しますが、やたらと長いです。長すぎて平衡感覚がおかしくなりましたw
登り切って待っていたのがこんな景色
天気が悪くあまりいい画ではありませんねw
昨日は快晴だったのに残念。
再び長いエスカレーターを下り、今度は大鳴門橋の下段部分を活用した遊歩道「渦の道」へ向かいます。
生憎の雨にもかかわらず結構観光客も降り、人気スポットのようです。
意外なところに鉄分?
この渦の道が設置されている大鳴門橋の下段部分ですが、元々は別のものが通る予定でした。
それは、新幹線です。神戸から徳島・松山を通って大分まで結ぶ新幹線が構想されていて、将来的にその新幹線が通るルートとして大鳴門橋が建設されました。
新幹線の方は計画が具体化していないため、スペースのみ確保という形で大鳴門橋は自動車専用橋として供用されていますがその空きスペースを観光資源として活用しているわけですね。
入口付近ですが、道路の下にちょうど複線の鉄道が通りそうなサイズのトンネルが掘られていますね。
まさに未成線ですね
渦の道に入ると橋の中が見れます。
やっぱり鉄道が通りそうですね。っていうか通るように作られているんですけどねw
途中には真下が見下ろせるように、床がガラス張りになっている部分があります。
写真だとあまり高さを感じませんが、実際に見るとかなりの高さで、高所恐怖症の方は渦の道へは行かないほうがいいかもしれません
観潮船
鳴門といえばやはり渦潮ですが、その渦潮を観るための遊覧船があります。それに乗船します。
天気は相変わらずの雨で海も荒れ気味ですが、そのためか乗客は少ないようです。
まあその分のんびりと楽しめますけどねw
やってきました。400名乗りの大型船だそうです。
同じ航路を走る別の船に比べて大きいのは分かりますが、青函連絡船クラスの大型船と比べれば微妙ですよねw
一旦バックして切り返す形で湾外へ出ていきます。大鳴門橋が見えたあたりが渦潮スポットらしく間近で起こっては消える渦潮は大迫力でした。
動画をとったのですが容量的にアップは出来ないので悪しからず
代わりに船から見た大鳴門橋です。
このアングルでは船でしか撮れませんからね。
再び本州へ
今度は高速道路を使って一気に倉敷市を目指します。実質2泊目は倉敷市内のビジネスホテルを取ってあります。
今度も与島PAに立ち寄りますが、休憩と買い物だけで出発です。
JR四国バスを華麗に追い抜いたら一般道に降りてホテルへ向かいます。
最初は快適な2車線道路でしたが、だんだん狭くなり、最終的に路地裏のようなところになりました。
こんなところにホテルが?と思いたくなるような立地でしたがちゃんとありました。
駐車場はやはり狭いですが何とか駐車しチェックイン
今度は夕飯がつかないので倉敷市の中心部へ向かいそこで夕飯を食べます。
ここでようやく本格的な鉄分になります。栄駅より水島臨海鉄道に乗って倉敷市駅へ向かいます。
栄駅は高架駅で駅前広場も整備されているのですが、到着する列車は1両のワンマンカーというギャップですねw
家族は「券売機はどこだ?」という初心者あるある的なリアクションを取ってくれましたw
この水島臨海鉄道は以前乗っているため、趣味的には収穫ではないんですけどねw
まあ、栄駅は初めて降りますのでそれは収穫でしょう。
キハ20系でも来ればよかったんですが、結局MRT300形でしたw
そして、倉敷市駅周辺で居酒屋に入り夕飯を食べました。
帰りは店を出たのが発車10分前で乗り遅れれば37分のロスという状況だったため慌てましたが何とかなりました。
最終日!
ついに迎えた最終日ですが、倉敷といえば美観地区なので、それを見に行きます。
朝早く行き過ぎてまともに店が開いてないという状況がありましたが、景観は素晴らしかったです。
ところで、またしてもゴエモンネタですが、倉敷も確かステージの1つにあったんですよね。
この写真を眺めているとゲーム画面とBGMが浮かんできますw
倉紡記念館などを見て回り、あとは帰路につきます。
ここから福岡だとちょうどペガサス号と同じ走行距離ですね。
何箇所かSAに立ち寄りながら進みますが、特にネタになることはありませんので省略w
前回、三江線の旅では壇ノ浦レポートに失敗したため、リベンジということで壇ノ浦PAには行きましたけどね。
無事家に帰り着き、出発時にリセットしたトリップメーターを見ると、なんと1200km、はかた号の全行程並でしょうか。
連続して運転したわけではありませんが、今回結構頑張りましたね。
そして、長距離ドライバーさんの苦労をちょっとだけ体験しましたw