京浜東北線が山手線を走る!?

今回は2022年5月21日深夜~23日早朝にかけて行われた浜松町駅ホーム拡張工事のため、京浜東北線南行が田端~田町間で山手線の線路を使って運行されるということがありましたので、そのレポートです。
色々と多忙でだいぶ遅れての執筆になってしまい、今更公開しても需要あるのかという疑問を感じつつ、せっかく取材したので記事にします。
過去にもこの手の工事を取材してきていますが、今回は京浜東北線が山手線の線路を走るというだけで、あとは東十条や蒲田などで折り返しの列車が設定されたりしますが、普段から設定されている行先だったりしますので、取材としては京浜東北線に乗車して山手線を走る前面展望を撮影し、あとは西日暮里~高輪ゲートウェイ間のどこかで山手線のホームを発着する京浜東北線という写真や動画を撮れたらと思っています。
実は都内での所要のついででの活動な上、このあとそのまま別の活動をするというおまけ感溢れる取材となっていますw

でも、京浜東北線が山手線を走る(逆に山手線が京浜東北線を走る場合もあり)というのは、昔はリフレッシュ工事と称して定期的に行われていたみたいですが、近年は例がなかったので貴重な光景ですよね。
そういえば、「電車でGO!」でこのリフレッシュ工事時の運行を再現したコースがあったはずです。
確かに「プロフェッショナル仕様」だったと思います。

まずは乗車して前面展望

私は赤羽駅に降り立って京浜東北線の南行に乗車しました。
もちろん前面展望目当てでして、私と同じ考えで前面展望を狙っている人が多いだろうと予想され、転線する直前の駅となる田端とかで乗っても先客がいる可能性が高いと思ったものの、大宮や南浦和まで行くのはかったるく、赤羽からにしました。
それでも1本目は先客がいて、2本目でかぶりつきポジション確保です。
ここは「先頭の景色は譲らない」を発動ですw


↑というわけで前面展望です。
田端駅を出て山手線に転線し、田町駅手前で京浜東北線に復帰します
田町を過ぎればあとは普通の京浜東北線になるのですが、この後の移動を考えると品川で降りた方が便利だろうということで品川まで行きました。


↑品川では乗ってきた京浜東北線を撮影です。
まあ、ここで見る京浜東北線はなんらレアではないんですが、逆にこういう身近な路線ってこういう時でないとなかなか撮りませんし、これも後々貴重な記録になるはずです。


それにしても、品川駅の駅名標は日本の鉄道発祥の地なだけあってか明治時代の蒸気機関車が描かれていました。
JR東日本の駅名標に色々描かれるようになったのって最近ですよね。


なんとなく対向の京浜東北線を撮るw


湘南電車を思わせる見た目のこれは郵便ポストなんですね。
よく見ると車輪とレールまであるというこだわりようです。
あと、山手線と品鶴線の0キロポストのモニュメントがあります。

ここで一旦所用を済ませるため活動は中断します。
続きは・・・

田町駅にて

まずは田町駅に向かい、そこで山手線線路を走ってきた京浜東北線が京浜東北線線路に転線する様子を撮りたいと思います。
用事を済ませている間にすっかり暗くなってしまいましたが駅撮りならなんとかなるでしょうw
と思っていたんですが、転線するのは駅の手前なので写真は無理そうですね。
動画で頑張ってみるとしましょう。


↑京浜東北線の入線シーンです。

やっぱりだいぶ暗い映像になってしまいましたが列車のヘッドライトで渡り線の線路が照らされて浮かび上がっているように写っているのでまあよし!w
田町ではホームに入る前に転線するため、「山手線乗り場に京浜東北線がいる」という光景は見られないためこれだけ撮ったら移動します。

浜松町駅にて

続いては工事が行われている最前線でもある浜松町駅です。
ここでは京浜東北線が山手線乗り場にいるという光景を取材する他、工事の様子も見られる範囲で見たいと思います。


今回は京浜東北線南行のホームを拡張するということなんですが、同じホームを使う山手線(と京浜東北線)は通常通り運行なので幌でホームの真ん中で仕切って半分だけ供用して、半分は工事現場という面白い光景が見られました。


ホームから見るとこんな感じ


浜松町駅名物の小便小僧です。
ホームの端にあるので、普段は浜松町駅を利用してもわざわざ見に来ることって無くて、実はちゃんと見るのはこれが初めてでした。


そして、端からは京浜東北線の線路上に作業員がいるという工事現場らしい光景が見られました。
この撮影は22日の夜でしたから工事の終盤であり、線路切り替えみたいな派手な作業はもう終わっていたんだと思いますが、それでも貴重な光景です。


ついに見たかった光景が!?


↑そして、ここで「山手線乗り場から発車する京浜東北線」です。
ホームドアって普段の撮影では正直言って邪魔な存在ですが、ホームドアに山手線のラインカラーである緑色の線があるおかげで山手線乗り場であることが分かりやすくなるので、今回はありがたかったです。


それにしても、この「2ノッチ」って工事の関係でのノッチ制限なんですかね。
もしかしたら普段からあるのかもしれませんが、そこまで注意深く見ていなかったので詳細は分かりませんw


ついでに対向の山手線を撮ります。


発車標にも京浜東北線と山手線が混ざって案内されています。
これも貴重な表示ですね。


↑そうこうするうちに次の京浜東北線がやってきました。
あえて発車標と絡めて撮ることで、より山手線の乗り場に入っていることを分かりやすい構図にしてみました。

これでやることも無くなったのですが、時計を見ると時刻は21時半を回っていました。
ということは、あとちょっとで「サンライズ」の時間!
ただ、浜松町駅では東海道線の線路のほうが工事の幌で塞がれているため別の駅に移動することにします。

有楽町駅にて

というわけで再度移動して有楽町駅へやってきました。


ちょうど京浜東北線の南行が停車中だったので撮りました。


3番線へ移動してもう1枚


そういえば、4番線にはこの日は一切電車がやって来ないわけですが発車標はこうなっていました。


↑これは動画の方が分かりやすいと思うので動画をどうぞ

それにしても、発車標にもこうして案内されていますし、構内放送でも度々京浜東北線は3番線から出るということを案内しているというのに、それでも4番線で電車を待っている人が両手でも数え切れないほどいたんですよねw
彼ら彼女らは明日の初電まで待つつもりなんでしょうか?w
まあ、大抵はしばらく待って電車が来ない時点で不審に思って発車標を眺めて気づき3番線に移動していましたけどね。


そこへE657系がやってきました。
この日は京浜東北線が来ないので被られるリスクが皆無なのもいいですね。

あとは「サンライズ」を待ちます。


↑というわけでサンライズの通過シーンをどうぞ
先に水戸方面のE657系が来て被られるかとヒヤヒヤしましたがギリギリセーフ!

これにて活動終了ですが、冒頭で述べた通りこのまま別の遠征に旅立ってしまいます。
こんな遅い時間ですから新幹線での遠征はあり得ないですし、サンライズはさっき見送ってしまった・・・となると夜行バス?いいえ・・・

深夜の旅立ち

有楽町での撮影を終えた私は上野駅に降り立ちました。
かつては「上野発の夜行列車」で色んな所へ行けましたが今となっては過去の話ですね。
上野で降りたという時点で察しが付いた方もいるでしょうが・・・


駅から少し歩いて京成上野駅にやってきました。
もう答えを言いますと今から成田空港へ向かいターミナルビルで夜を明かして翌朝の飛行機で遠征に行くわけです。
そのため京成線を使うわけですが、この時間帯は各駅停車成田空港行きというまさかの各駅停車で京成本線制覇を強いられますw
最初は流石に快速なりアクセス特急なり接続していて終点まで先行するわけではないだろうと思っていたのですが、調べてみると京成高砂でのアクセス特急の接続は既に最終が出ているためなく、乗り換えても印旛日本医大までしか行けないようで、千住大橋で快速に追い抜かれるもののこれは成田行きであり、結局この各駅停車成田空港行きを待つことになるため空港第2ビル・成田空港を利用する人はこの各駅停車が有効列車ということになります。
30分ほど後にある「イブニングライナー」もギリギリこの各駅停車に追いつけないため本当にこの各駅停車で京成本線制覇をするしかないみたいです。
ここまでくれば急ぐ旅でもありませんし、のんびり各駅停車の旅も悪くないんですが、確か昨春のダイヤ改正までは快速成田空港行きがあったはず・・・なんで各駅停車に格下げしてしまったのか謎ですが、「イブニングライナー」に誘導したいのか、それとも佐倉や成田へ帰宅する人と、深夜に成田空港へ向かう人を分離したかったのか、どんな意図で設定されたダイヤなんでしょうかね。


とはいえ各駅停車の成田空港行きは珍しいのでもちろん撮るw


側面の幕です。


前面の幕


この京成本線経由という表示は成田空港行きの時のみのはずなので、普通列車ではレアですよね。


最後の車内案内表示を撮ったら記事は〆たいと思います。

次回は成田空港からどこかへ旅立つところから始まると思いますのでお楽しみに!

つづく

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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