今回は桜交通が運行する夜行高速バス「キラキラ号」のKR905便に乗車しましたのでそのレポートです。
これはとある遠征の足として利用したわけですが、高速バスの乗車記は単独での需要も多いようですから、単独記事としてお届けしていきます。
キラキラ号KR905便の概要
まずはこの記事の主題となる「キラキラ号」についてですが、桜交通が運行する高速バスのブランドのようなもので、元々は「旅バス」という事業者が運行していたバスのブランド名でしたが、資金繰りの悪化により旅バスから桜交通に高速バス事業を譲渡したため、桜交通が運行するようになりました。
なお、桜交通では元々「さくら高速バス」というブランドを持っていますが、これと「キラキラ号」は併存しています。
「キラキラ号」は4列シートの格安路線のバスであり、さくら高速バスでもスタンダードと称する4列シートのバスがあるので、それと重複するのに別ブランドとして存続しているのが面白いですね。
一応簡易テーブルやフットレストを全車両に装備していることを売りにしているようで、そこが「キラキラ号」の差別化ポイントなのかなと思いました。
また、車両も専用のものが使われており、塗装も統一されているようです。
続いて今回乗車するKR905便についてですが、横浜・羽田空港・新宿と山形・鶴岡・酒田を結ぶ便となっており、首都圏と山形県を結ぶ路線となります。
首都圏では横浜・羽田空港・バスタ新宿の3箇所にて乗車扱いをし、山形県では山形・鶴岡・酒田の3箇所で降車扱いをする便となっていて、面白いのが山形県内では村山地方と庄内地方の両方を結ぶ点であり、他はそのどちらかだけを発着する設定が多いので珍しいですね。
なお、山形までの利用と鶴岡・酒田までの利用では予約画面上では別々の便として案内されているようです。
今回はバスタ新宿から山形駅までの利用ということでレポートしていきます。
乗車レポート
それでは早速本編スタートです。
案内表示です。
下から2番目に出ているのが乗車する便ですね。
運行会社の欄は「さくら高速バス」となっていますね。
乗り場にやってきました。
多数のバスがひっきりなしに出入りする様子は見ていて楽しいですね。
https://youtu.be/RLgTscuv3-Y
↑発車シーンは動画でどうぞ
これもさくら高速バスですが、「リラックス4プラス」というタイプのようです。
これも山形行きですが、JRバスが運行するドリーム号です。
ルートとしては米沢にも立ち寄る代わり、鶴岡・酒田へは行かないという違いがある他、こちらは3列シートとなっており、今回乗車するキラキラ号よりも快適さ重視のバスと言えます。
といった感じで撮りバスをしつつ待っていると、そろそろ私が乗るKR905便の時間になりました。
キラキラ号の専用塗装のバスが使用されています。
これは分かりやすくていいですね。
山形・鶴岡・酒田と3つの行先が併記されているのが面白いです。
それでは乗車します。
事前予約制であり、乗車時に指名を告げると自分の座席を教えてもらえます。
乗り込むと車内には既に半数程度乗車していました。
既に横浜と羽田空港にも立ち寄っていますから、そこから乗ってきた人たちなのでしょうね。
結局、ほぼ満席の状態でバスタ新宿を出発しました。
この日は普通の平日でしたが、それでもほぼ満席なんてすごいですよね。
最近の夜行バスは日にちによって大きく運賃が変わるため、閑散期は極端な低運賃とすることで極力満席とするビジネスモデルなんでしょうね。
出発するとすぐに案内放送が始まり、これから先の休憩箇所などが案内されます。
バスタ新宿は最後の乗車地点であり、あとは山形に到着するまで停留所はありませんが、途中に数回の休憩があるそうで、1箇所目は埼玉県の羽生パーキングエリア、2箇所目は福島県の安達太良サービスエリアだそうで、更に山形停車後に3回目の休憩もあるとのことです。
すぐに消灯となり、山手通りから首都高速に入り、一路東北自動車道を目指していきます。
そして、いよいよ最初の休憩箇所となる羽生パーキングエリアに停車・・・したかと思ったらまさかのバスはそのまま出発w
どうやら駐車マスに空きがなかったようで休憩場所を変更するようですね。
消灯後ということでマイクによる案内はされないため、降りる支度をしていた人たちも、「あれ?」となっていましたね
なお、休憩場所を変更する可能性についてはアナウンスでも言及されていました。
栃木県に入りまして佐野サービスエリアで最初の休憩です。
消灯後ということもあって降りない人も結構いました。
変わった形のベンチだと思ったら「麺ソファ」だそうですw
佐野といえば佐野ラーメンですしね。
なぜかブルーインパルスの顔出しパネルがありました。
どうやらサービスエリアの支配人が宮城出身だそうで、ブルーインパルスグッズを扱っていることからこういった顔出しパネルも設置されているんだとか。
それではバスに戻ります。
この時点で1時半といったところでしたが、山形には6時には着いてしまいますから今からがっつり寝ても4時間ちょっとしか寝られそうにありませんね。
結局、やや効きすぎな暖房が暑く感じたこともあり寝付けないまま2度目の休憩場所である安達太良サービスエリアに到着しました。
2回目の休憩場所となる安達太良サービスエリアです。
ついに東北地方に入りましたね。
サービスエリアの施設ですが、肝心の名前の部分が白飛びするというw
東北地方だけに関東よりはだいぶ肌寒さを感じる気候でしたが、前述のように車内が暑かったのでここぞとばかりに体を冷やしました。
そんな安達太良サービスエリアを出るとあとは山形に到着するまで休憩もありません。
ようやくウトウトしてきたところでバスは山形市内に入っていました。
降車場所は山形駅から数百メートル行った道路上であり、駅前のバスロータリーには乗り入れません。
これは旧ツアーバス系の事業者にはよくある傾向ですね。
でもバス降り場からも山形駅がすぐに見えてきますからそれほど遠いわけではありません。
他の乗客たちに混じって山形駅へ向かったところでこのレポートは〆たいと思います。
このあとは当然別の活動をしているわけですが、それは別記事として追ってレポートしたいと思いますので、公開までしばらくお待ち下さい。
つづく
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