今回は「WILLER EXPRESS」が運行するK5352便というバスに乗車しましたので簡単にですがレポートしたいと思います。
このK5352便はTDL(東京ディズニーリゾート)から東京駅鍛冶橋駐車場・バスタ新宿を経て、富山駅北口・高岡駅・金沢駅へと向かう便ですが、今回は東京駅鍛冶橋駐車場から富山駅北口まで乗車しました。
普段なら全区間乗車にこだわる私が半端な区間しか乗らないことからしてもお分かりでしょうが、これは別の遠征の足として使ったという意味合いが強く、別に「WILLER EXPRESS」に乗りたくて出かけたというわけではありませんでした。
とはいえ、夜行バスの乗車レポートって案外需要があるみたいですからせっかく乗ったので執筆しておこうと思います。
乗車レポートへ
いつもなら行程の説明やら、そのレポートの主題となる対象を概説したりしてから記事を始めるのが私の記事のテンプレと化していますが、今回は活動内容と言ってもただK5352便に乗って東京から富山へ移動しただけですし、「WILLER EXPRESS」もあまりに有名な存在であり今更解説をすることもないだろうというわけで、いきなり本題の乗車レポートから入っていきます。
まずは地元から電車で東京駅へ向かい、乗車地となる鍛冶橋駐車場へ向かいました。
この鍛冶橋駐車場については、前回「杉崎高速バス」に乗ったときに説明しているので、そちらをご覧頂くとして、正直鍛冶橋駐車場ではほとんどレポートすることがありません。前回の「杉崎高速バス」の時もそうでしたが、そもそも構内撮影禁止なので写真が撮れず、ターミナルとしての規模もそんなに大きいわけでもないなど、紹介するものがあまりないというw
時間になりバスがやってくると放送とモニターの表示で呼び出されて、指定された乗り場へ行くと氏名を告げて乗車です。急かされるように乗り込むとそのまま発車となります。
後々サービスエリアで撮影した写真を貼ったときに分かることなので今からネタバレしちゃいますが、実は「WILLER EXPRESS」として発売されている便ではあるもののあのピンク色のバスではありませんでした。
前回「成田シャトル」に乗ったときに「WILLER EXPRESS」もいいものだなと思ってチョイスしたのが、恐らく下請けであろうバス会社の車両だった上、アナウンスも運転士さんがマイクで喋るのみで自動放送もないなどマニア視点ではちょっと残念な結果でした。
まあ、今回はとにかく安く富山へ行きたいのが第一でしたので割り切りましょう。
バスタ新宿でも乗車扱いがあり、あとは関越道へ進み北陸へ一直線です。
カーテンも締め切られているためする事もなくすぐに眠りに落ちていました。
ここに来て初の写真ですが、最初の休憩地での撮影です。
夜行バスって特に4列だと社内での行動に制約も多く、開放休憩が貴重な自由時間となりますよね。
恐らく見かけるのも初めてであり、当然初めて乗車した今回のバスは「丸一観光」というらしく、石川県の七尾市に本社を置く事業者らしいです。
本業は観光バスみたいですが、高速ツアーバスブームの頃に参入し、七尾~東京間に「01グリーンライナー」というバスを走らせるほか、「WILLER EXPRESS」の受託運行もするようになったそうで、高速ツアーバスが新高速バス制度へ移行した後は、自社で運行していた「01グリーンライン」も新制度へ移行して、「WILLER EXPRESS」の受託運行も続けているようです。
運転席のところに「路線バス」の札が出ていますが、これは高速道路の料金が「高速バス」(法律上は「乗合バス」であり、一般的に言う「路線バス」の仲間)なのか「観光バス」(法律上は「貸切バス」)なのかで違ってくる関係であり、特に普段は観光バスで使っている車両を繁忙期の応援などで乗合バスに使う場合は、この札を掲げることで路線バスとして走行していることの証拠として、割安な乗合バスの料金で通行できるというわけらしいです。
観光バスだったら団体名やツアー名が書かれる部分に行先と便名が書かれていまいた。
なんというか、かなり高速ツアーバスの雰囲気を残すバスですね。
運行の概要と行先がステッカーでも案内されていましたが、これって運行のごとに貼り替えるんですかね。
ステップ部分のマットに「ようこそ」の文字が各国語でありました。
このあたりは観光バスっぽいですね。そういえば、1つ前の写真にも「貸切」の文字が見切れていましたし、車両自体は観光バス用のものを使っているようですね。
忘れるところだったサービスエリアの写真も
最初の休憩地は高坂サービスエリアであり、もう結構な時間乗っている気がするもまだ埼玉県内なんですねw
ここでトイレと飲み物調達を済ませて車内に戻ります。
このあとは再び眠りに落ちます。というか、真っ暗な車内でスマホをいじるのはマナー違反ですし、カーテンのせいで景色もないので寝るしかすることがないw
2回目の休憩は長野県に入りまして松代パーキングエリアでした。
松代と言えば、かつての長野電鉄屋代線の駅があった場所なので当然知っていますが、そういえばパーキングエリアには初めて降り立った気がします。
松代にいるということは上信越自動車道経由ということですが以前利用した「東京~上越線」が関越自動車道・北陸自動車道周りだったのとは対照的ですね。
ここは既に深夜帯であり売店もやっていませんし、トイレと自販機で飲み物を買うことだけ済ませてすぐにバスに戻ります。
そして、また寝るw
再び目を覚ますともうバスは富山市内に入って高速道路を降りているようでした。
運転士さんのマイクの案内も始まり、私も含めて富山駅で降りる人は身支度を始めていました。
東京駅から約8時間で富山駅に到着!
遅延はなくほぼ定刻通りでした。
バス自体は金沢まで運行されるので降車扱いを終えるとすぐに金沢目指して走り去っていきました。
しばらくして今度はお馴染みのピンク色のウィラーバスがやってきました。
あれに乗れると思っていたんですがね・・・
こちらはちょっと割高な3列シートタイプであり、経済格差を感じましたw
なんというか、「ムーンライトながら」を降りた直後に「サンライズエクスプレス」が入線してきたみたいなw
今回は移動手段として使った感の強い乗車でしたが、個人的にバスに乗る楽しみの1つである自動放送もなく、マニア的にはあまり楽しい路線ではなかったのが正直な感想・・・
今回は最も安価な4列席のスタンダートタイプをセレクトしたせいもあって車内での快適性もお世辞にもいいものではなかったのですが、これは特に高速ツアーバス系の路線は閑散期でも低運賃を設定して極力満席にして運行するというスタンスゆえ、いつ乗ってもほぼ満席ということも関係ありますね。
4列でも隣が空席だと快適度が段違いですし・・・まあ、このあたりは4列夜行バス全般に言える話なので、夜行バス慣れしている方なら普通に使える路線でもあると思います。
と、ここまでちょっと批判的な書き方でしたが、いいところも書くならば、夏休み期間中だったにも関わらず5200円で東京から富山まで連れて行ってくれるわけで、新幹線の半額以下ですからコスパ重視の人にはぴったりな交通機関でしょう。
また、富山駅には6時05分に着いてくれるので、富山で朝イチから動きたい人も便利です。
流石の新幹線も始発に乗っても富山に着けるのは8時過ぎとかですからねぇ。
ただ、思うのは、東京と北陸地方は夜行バスのメッカの1つであり、これだけの夜行需要があるならば、夜行列車を走らせても採算が合いそうなものです。
安さに惹かれてバスを選んでいる人もいるでしょうが、単純に朝イチに現地につきたいという目的で乗っている人とかは、夜行バスよりちょっと高くても夜行列車があれば利用したいという人もいるはず・・・
私だって今回の遠征で急行「能登」とかが残っていたら多分使っていました。
JRも新幹線ばかりでなくて、夜行列車ももうちょっと頑張れませんかねえ・・・
最後はバスが関係なくなっていた感もありますが、以上をもってレポートは終わりです。内容も少ないので3000字ちょっとというお手軽なボリュームに収まりました。
この続きの遠征は別の記事でレポートしますのでしばらくお待ち下さい。
~追記~
富山到着後の活動はこちら
あわせて読みたい関連記事
- 【乗車記】「グレースライナーGR502便」名古屋→東京
- 関西・中部乗りつぶしの旅(1日目/京阪・叡電編)
- 北海道遠征2024(2日目)
- 三江線の増便実験を取材!
- 【高速バス】福岡空港-久留米線に乗車!
とあるバス会社の者です。ドア横の受託会社等の貼り出しは毎回貼ざる終えません。そうでないと洗車もできないので・・・
これらはマグネットなのですが、飛ばないように養生テープで更に強化している会社さんもあるようです。
数年前に急行能登がなくなった事もあってか、このウィラー金沢線は好調のようです。
コメントありがとうございます。
そうだったんですね。情報ありがとうございます。
まさか本職の方からコメントを頂けるとは思っておりませんで、大変驚いております。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
I think the admin of this website is in fact working hard in favor of his website, since here every stuff is quality based material.