今回はタイトルにある通り、新幹線に乗って熊本から東京まで移動しましたのでそのレポートです。
時系列としては、「熊本で乗りバス&乗り鉄旅」の翌日となり、「熊本電鉄200形最終日を取材」から続く一連の遠征の最終日となります。
なお、この活動は2019年8月1日に実施したものであり、内容はその当時のものとしてご覧ください。
今回の活動内容
活動内容といいますが、既にタイトルで説明してしまっているようなものなんですが、もう少し詳しく書くと、熊本からは800系「つばめ」で博多へ行き、博多から東京は「のぞみ」ですが、700系充当便をチョイスしています。
実を言うと、初日となる熊電200形最終日だけで日帰りということも出来なくはなかったですし、活動時間の制約を無くす意味で宿泊を選んだとしても「熊本で乗りバス&乗り鉄旅」はノープランだったくらいですからその日で終わりにして飛行機で帰ることも出来たのですが、700系の臨時「のぞみ」がちょうど東京への帰路に使うのに便利な時間帯にあったのでそれに乗りたいがために2泊3日にした経緯がありました。
というわけで、本当に新幹線で熊本から東京へ移動するだけの活動ではありますが、意外とネタがありまして長編とまで行かなくても短編以上のボリュームにはなるかと思います。
最終日の熊本の朝
2泊3日を過ごした熊本ともとうとうお別れの日がやってきました。
いつもの旅だといろんな都市を巡りながら旅をするので、同じ都市にずっと滞在しているのは珍しいパターンでしたが、そうなるとなおさら帰るのが名残惜しくはなりますね。
とりあえず博多発が15時過ぎの「のぞみ」に乗ることだけ決めていて、あとは全部ノープランなのでホテルでのんびり朝食を食べてからチェックアウトしました。
時間的には朝イチの「かわせみ・やませみ」で人吉1往復をしても間に合いましたが、今日は別にフリーきっぷというわけでもなく、乗ったら乗っただけ追加料金がかかりますし、たまにはのんびり出発できる旅というのもいいなということで見送りました。
昨日・一昨日とお世話になった熊本市電もしばらくは見られなくなります。
そう思うと既に写真は自宅のPCにたくさん保存されていることもお構いなしについ撮ってしまいますw
↑続いてやってきた電車は動画で撮ります。
注目してほしいのは走行音であり、実はこの8200形はこの見た目ながらVVVFインバータを搭載しているのです。
しかも、日本で最初に営業運転をしたVVVFインバータ車だったりもします。
現在は登場初期のインバータは換装されているため音が変わっていますが、かつては209系や813系の初期車のようなGTOサウンドを楽しめる路面電車でした。
写真でももちろん撮ります。
もう1つ注目してほしいのは方向幕なんですが、「臨 交通局前」となっています。
これはラッシュ時の積み残し対策で運転されている系統ですが、必ずしも増便された臨時便という意味ではなく、健軍町まで行かない系統は全て「臨」の札と方向幕を掲げて運転されるようです。
私が乗る熊本駅・田崎橋行きがやってきました。
いい感じで並びましたね。
今日はもう「わくわく1dayパス」は買わないので普通にICカードで支払って熊本駅まで乗車します。
熊本駅です。
ここでお土産など買いつつぶらぶらしますが、それから博多へ移動します。
本当に最近はあちこちの駅で見られると思いますが、ここにもプラレールのレイアウトが展示されていました。
車両も九州で見られる車両に統一されているのもいいですね。
今日も多くの人が行き交うコンコースですが、ここで東京までの切符を買い求めて新幹線乗り場へ移動します。
「つばめ」で博多へ
新幹線の改札を通った私はとりあえず新幹線ホームへ移動しました。
全くのノープランだったのでどれに乗ろうかと思いましたが、なんとなくたどり着いたのは・・・
800系新幹線のところでした。
九州でしか見られない車両ですし、せっかく乗るならば800系がいいですよね。
なお、この顔って実は700系を開発するときに不採用となった顔のデザインをアレンジしたものだそうで、もしかしたらこの顔が700系に採用されていた可能性もあり、そうなっていたら東海道新幹線もこの顔ばかりだったことになりますねw
この直前にN700系の「さくら」もありましたが、もちろんスルーして「つばめ」で行きます。
そういえば、ふと見かけて気になったのですがミッキーマウスとコラボをやっていたようですね。(これが後々フラグになるとはw
とりあえず乗車します。
すごいのが洗面台スペースの仕切りになっている暖簾はい草で作られた縄のれんとなっています。
客室内です。デザインからもいかにもJR九州のやりそうなデザインですが、それだけでなくて、新幹線だと通常ならば普通車は2+3列の座席配置ですが、800系は2+2列の座席配置となっており、ゆとりのある車内になっています。
座席自体も水戸岡マジック炸裂の木製であり、座面のモケットは西陣織を使うなど新幹線の車内としてはかなり特徴的な空間となっています。
車体の中央部分に車内案内表示器があるのも特徴ですかね。(これは久留米手前で撮影したもの)
あとは車窓を眺めつつのんびり過ごします。
数分前に「さくら」が先行していることもあって車内は空いていますし、録音環境もばっちりです。
なお、800系の基本構造は700系と共通する部分が多く、JR九州として初めて開発する新幹線車両だったこともあってJR東海・JR西日本から技術供与を受けているためであり、走行音もかなり700系に似ています。
久留米駅停車中の一コマですが・・・
な、なんだこれ!?
どうやらこれが例のミッキーマウスとのコラボの新幹線のようですね。
ホームドアのせいで上半分しか見えていませんけどw
久留米・新鳥栖と進むと高度を上げていき筑紫トンネルへ入ります。
筑紫トンネルは博多~新鳥栖間にある全長11865mのトンネルで、九州新幹線では最長のトンネルとなっています。
博多~新鳥栖間に最長のトンネルがあるというのはちょっと意外な感じもしますが、この区間の鹿児島本線はそもそもトンネルが存在しないから余計にそう思うんでしょうね。
在来線と新幹線でこうも印象が変わるのは、新幹線が市街地を避けてあえて山の方を通すルートを選択したためですかね。
筑紫トンネルを抜けて那珂川町・・・じゃなかった那珂川市に入りました。
・・・私が九州を離れてから那珂川は市制施行したこともあって今でも町のイメージが強く残っていたりしますw
福岡外環状道路と都市高速にサンドイッチされながら交差します。
いよいよ福岡都市圏に入ってきました。
竹下駅併設の博多運転区ですね。ということは在来線でも博多駅はもう隣です。
博多に到着!
ここからなら実家もすぐ近くなんですが、今回はあくまで東京への帰路の途中に立ち寄ったというだけなので帰省はしませんw
博多駅の新幹線部分はJR西日本が管轄しているので駅名標も水色です。
ここでまさかのサプライズ!
あとは、700系の「のぞみ」を待つまで少しの間暇だったのですが、ここで思わぬサプライズがありました。
そのサプライズの前にちょっと寄り道ということで途中下車扱いで出場して博多バスターミナルへ向かいました。
懐かしい西鉄高速バスの姿に思わず撮影しちゃいましたw
博多バスターミナルには九州各地を中心にいろんなバス会社が乗り入れていますが・・・だ、誰だお前!?
・・・なんてとぼけてみましたが、実はこれも西鉄高速バスの仲間です。
どうやら西鉄バスでは高速バスに使用する車両の塗装をリニューアルするらしく、これがリニューアルされた新しい塗装というわけです。
先程ご紹介した従来の塗装は順次こちらに置き換わっていくようなので、従来の塗装を記録しておくなら今ですよ。
なお、写真は日田バスという西鉄とは別の会社だったりしますが、塗装は元々西鉄バスと同じだったのでこの際細かいことは気にしない方向でw
空腹も覚え始めていた中、吸い寄せられるようにやってきたのは「牧のうどん」でした。
「牧のうどん」は福岡を中心に佐賀・長崎などで展開するうどん店で、とんこつラーメンと並び福岡人のソウルフードの1つに数えてもいいうどんであり、久々に食べたくなって立ち寄ったのでした。
余談ですが、店名の由来は最初の店が現在の糸島市加布里にある「牧」という場所に出店され、地元の人から「牧にあるうどん」ということで「牧のうどん」と呼ばれるようになり、それがそのまま店名になってしまったんだとか。
うどんです。写真は大盛りですが、博多のうどんは他所とは違う特色があります。
それは麺にコシがないことであり、讃岐うどんなどと比べればその差は明らかです。
また、これは「牧のうどん」の特徴とも言えますが、独特な製法ゆえに出汁を吸いやすい性質があり、ゆっくり食べているとどんどん伸びてみための量が増える現象が発生するらしいです。
うどんを注文すると一緒に小さなヤカンがついてくるのは、出汁が麺に吸われて目減りしてしまったときの補充用の出汁というわけです。
おっと、グルメブログでもないのに、つい地元のグルメということで長々と解説してしまいましたが、もったいぶっておいて”サプライズ”の中身をまだ明かしていませんでした。
その”サプライズ”はそろそろ入線してくるようなので構内に入りましょう。
え?ただの800系じゃないかって?
分かりました。もっと分かりやすいアングルの写真をご用意しましょう。
実は先程久留米駅で車窓から見かけたミッキー新幹線がこの博多駅にやってきていたのです。
このミッキー新幹線は九州新幹線の通常の営業列車として走っているのですが、運用も公表されており、狙って乗りに行こうと思えば可能です。
コラボの企画名は「Go! Waku Waku Trip with MICKEY」というらしいですが、車体にも”Waku Waku”と入っていますね。
ミッキー好きならまさしくワクワク出来る新幹線でしょう。
ミッキーの指差す先にドアがあるのが、新幹線で旅に出ようと言われているみたいでつい乗り込みたくなりますw
そろそろ発車のようなので発車シーンを撮影しておきましょう。
↑発車シーン
これでネタも終わりかと思って撤収しようかと思ったら、JRの関係者と思われる人や報道関係者がぞろぞろと集結し始め、ホーム上もどことなく慌ただしい雰囲気に包まれていました。
え?ネタはもう行ったのに?と思いつつ漏れ聞こえる会話に耳を傾けるとどうやら”もう1つの”ミッキー新幹線がこれから入線してくるらしく、しかもそれは今日がデビューの日だったらしいのです。
これは撮らねばw
都合よく同じホームに入ってくるみたいなので同じポジションで入線の瞬間を待ちます。
↑というわけで入線シーンです。
どうも先頭で写真を撮ると分かりづらいw
でも、さっきの使い回しじゃありませんよ?w
こちらも分かりやすいアングルの写真をご用意しますとこんな感じ
まず全体的に黄色かった先ほどと比べて赤になっているのが大きな違いですね。
ホーム上ではこんな方たちを中心に人だかりができていてマイクも向けられているようでしたから、この日がデビューとなる新幹線のセレモニーの主役的な人のようですが、私の勉強不足か存じ上げなかったので調べますと、ディズニー公式のアカペラグループ「ディカペラ」のメンバーみたいです。
あとは、黄色い方はミッキーだけでしたが、赤い方にはミッキーだけでなくミニーちゃんもいるのが色以外での最大の違いです。
今回は九州各県の名所を写した写真があしらわれており、より九州を旅した感のあるデザインになっていました。
普通の行先が表示されているんですが、実は初日となった今日は事前に抽選で選ばれた人だけが乗車できる特別運行となっており、一般の利用者は乗車できないという話でした。
これだと知らずに間違えて乗っちゃう人もいるのでは?w
あと、ディズニーの版権モノですから、コピーライト表記がちゃんとありました。
ネットの世界でも「夢の国チキンレース」なんて言葉があるくらいディズニー社の著作権管理は厳しいという噂ですが、こういう公式物でコピーライト表記がなかったらそれはそれで逆にネタですねw
あとは、在来線の「ソニック」と並べたりして発車の時を待ちます。
最初は私の他には私のカメラの何十倍の値段なのだろうとただただ感心してしまうカメラと三脚で場所取りしているプレスの方がお一人だけだったのですが、発車が迫るとKBCやらFBSやら福岡人なら当然知っているであろうテレビ局の腕章をつけたカメラクルーが集結してかなり混み合っていました。
↑ついに発車です。
なんとか他の人の足や三脚が映らないアングルを探して頑張ったのですが最後の最後でKBCのカメラマンの足がw
でも、イベント列車だけあって盛大に警笛を鳴らしてから発車してくれたのはよかったです。
これにて今度こそネタは終了ですが、まだ700系の「のぞみ」までは時間があるのでまた改札を出ます。
その途中のコンコースでも例のポスターを発見!
JR九州としてもかなりプッシュしているようですね。
ところで、今回見た2つのミッキー新幹線ですが、第1弾(黄色い方)は9月1日で運行終了してしまったため(記事執筆時点では)もう走っていません。
しかし、第2弾(赤い方)は11月27日までの運行予定なのでまだ間に合います。
興味がある方は九州を訪れて乗ってみては?
さて、一旦改札を出るわけですが、実はさっきまで入場券で入場していました。
乗車券の途中下車は同じ駅では1回限りでしょうしね。
というわけで、700系を待つ間に軽くとあるバスに乗ります。
おまけ Fukuoka BRT
700系を待つ間に暇つぶしで乗るのは”Fukuoka BRT”です。これは西鉄バスが運行するもので博多駅・天神地区・博多港国際ターミナルの3地点を循環するように運行されており、最近各地で導入事例がある連接バスが使われているのも特徴です。
西鉄バスでは従来から都心部の100円循環などがありましたし、急行・特快などと称して通過バス停のある系統が設定されたりもしていたのですが、BRTもこの伝統(?)に従い停車停留所を絞っており、実質的に急行バスという位置づけになっています。
とりあえず駅前から乗ったものの乗るときは発車間際だったため撮影する余裕がなく、博多港国際ターミナルに着いてから撮影しました。
それがこちら
・・・どう見ても普通の西鉄バスです。本当に(ry
どうやら”Fukuoka BRT”でも必ず連接バスが入るとは限らず、このように一般の路線バスの車両で代走になる場合があるようです。
連接バスに乗れなかったのが残念でしたが、とりあえず乗った感想としては博多港へ向かうだけあってクルーズ船に乗るであろう大荷物を抱えた人が多く乗っていたのが印象的でした。
西鉄バスとしても、博多港国際ターミナル~博多駅~天神~博多港国際ターミナルという循環ルートにしたのは、クルーズ船利用者に埠頭へのアクセスを提供するという目的や、寄港したクルーズ船の乗客を博多や天神に連れて行くためというのもありそうですね。
時刻表部分をアップにしました。
BRTに混じって151番や152番も載っていますが、これは郊外の営業所に所属する連接バスをBRTのために都心部へ回送するついでに営業しているもののようで、151番や152番で博多港国際ターミナルまでやってきてそのままBRTになったり、逆にBRTとして走ってきたのがそのまま151番や152番になったりという運用もあるようです。
一瞬建物だと思うほど大きな船が接岸していました。
あれもクルーズ船なんですかね。
それでは、そろそろ博多駅方面のBRTの時間ですが・・・
↑今度はちゃんと連接バスです!
動画を撮ったらすぐに乗ってしまったので外観写真は無しで車内ですw
前のデジカメなら動画を撮りながらキャプチャ画像を静止画として保存できる機能があったので結構活用していたんですが、今のカメラはそれがなく、どうしてもというのならば、PCに取り込んだ後でキャプチャソフトなどで静止画を作るしか無いので地味に面倒でそういう画像はめっきり貼らなくなってしまいましたw
床はこのようになっています。鉄道車両以上に可動域が広いだけに丸いステージのようになっていますね。
↑連結部を動画で撮ってみました。
鉄道では当たり前の光景もバスで見るとかなり新鮮です。
2両目に当たる後部車両にも案内用のモニターがあります。
写真では西鉄のロゴが写っているだけですが、次の停留所名といった情報を流すこともあるようです。
非常脱出口ですが、まさかの天井にあるというw
普通の路線バスならば後ろの方の座席の側面とかですが、連接バスは何故か天井にあるんですよね。
そういえば、以前に乗った新潟交通の「ツインくる」もやっぱり脱出口が天井にありました。
ちなみに、新潟交通の連接バスと西鉄の連接バスは同じスカニア製であり、車種もほぼ同一なんだとか。
非常用のハンマーもありました。
普通のバスではあまり見かけないですが、海外だと当たり前の装備だったりするんですかね。
普通のバス以上に長い上に車体が屈曲する性質上運転士さんが最後尾まで見通すのは難しいこともあってか非常通報用のインターホンがありました。
これは連接バスならではの設備ですね。
あと、面白いのがこのICカードリーダーであり、3箇所あるうちの最後尾のドアは、乗車降車のどちらも可能となっているのですが、このカードリーダーはICカード利用で複数名や子供・割引運賃などでなく、残高が足りているという条件を満たす人だけが降りることができ、現金やフリー乗車券、紙の定期券を利用する場合や、ICでも小児だったり1枚のカードで複数名分払うとか、チャージが必要な場合は運転士さんがいる一番前のドアから降りる必要があります。
車掌を乗務させれば最後尾からでも普通に降りられるようにできるんでしょうけど、これだけでかくてもワンマンですからねw
その関係でICカードリーダーにも残額や引き去り額を表示できるモニターが付いています。
なんて色々見ていたらもう博多駅でしたw
天神方面の路線は時間の都合で乗れませんでしたが、機会があればまた乗りに行くとしましょう。
↑最後に動画を撮ってBRTとはお別れです。
信号の関係でバス停を出てすぐに停まってしまいますがご愛嬌ということでw
それではいよいよ東京へ向けて旅立ちます。
700系「のぞみ」で5時間耐久の始まり
博多から東京までは定期運行されている列車がある区間としては最長距離らしいですが、その1174.9kmをこれから5時間かけて移動しますw
これも700系に違いはなうけど、お前じゃないw
もしレールスターが東京まで行ってくれたらこれ以上ないネタですが、8両ですから新大阪や名古屋で大量に積み残すことになりそうw
↑堂々の16両の入線はもちろん動画で
昔は東海道新幹線の主力車種だった700系も今やすっかり希少車種に・・・
JR東海が所有するC編成にあたりましたが、なんと未だに(本来の意味での)方向幕なんですね。
こうしてみると私の子供の頃の最新型も、歳を重ねた今見るとちょっと古く見えるから不思議です。
早速乗車しますが、やっぱり山陽新幹線で16両は余剰のようであり、ガラガラと言っていいほど空いていました。
まあゆっくり乗車時間を満喫できますし、私にとっては嬉しいことですがw
発車時刻となり、博多駅のホームを後にします。最初の停車駅の小倉までは50km以上も駅がない長い駅間となっており、山陽新幹線でもスピードを出す区間の1つですが、今は300km/h出せるN700系が主力の中、700系は285km/hしか出ないのでN700系の「のぞみ」と比べるとどうしても所要時間が余計にかかってしまいます。
私が今乗っている700系の9分前に博多駅を出るN700系の「のぞみ」がありますが、東京駅の到着時間は17分も差が開いており、博多~東京間だと8分の差があることになります。
山陽新幹線では15km/h分最高速度が低くなりますし、東海道新幹線でも車体傾斜装置の有無という違いもありますからね。
こうして考えると新幹線の進化の歴史を振り返っている気分にもなります。
多分小倉付近の車窓です。
小倉を出ると、新関門トンネルを抜けて本州へ入ります。
新山口・広島と来て岡山です。
381系の「やくも」が見えますね。
山陽新幹線が終わり東海道新幹線へバトンタッチする新大阪では御堂筋線の姿が見えました。
今まで何度も乗ってきた新幹線ですが、その車窓からも御堂筋線が見えることは意外にも初めて知る事実となりましたw
大阪側の東海道新幹線の運行拠点となる鳥飼車両基地
見事にN700系しかいないw
あとは名古屋・新横浜と停まりいよいよ東京です。文章で書くとあっという間ですが、実際に乗っていると2時間以上かかるわけでまあまあ長いですね。
でも、18きっぷでこの区間を通ることを考えればあっという間?w
すっかり暗くなった車窓から東京の電車が見えていよいよ帰ってきたことを実感していると最後の途中停車駅となる品川です。
もちろんここでは降りずに終点の東京まで乗り通します。
博多から5時間かけて終点の東京に到着です。
最近は安い飛行機が台頭して、博多~東京の移動を目的に新幹線に乗ることは少なくなっていますが、たまに乗るとやっぱり楽しいですね。
費用も時間も飛行機には叶いませんが、また違った楽しさがあると思います。
最後の700系の思い出もしっかり心に刻みつつ今回の遠征も幕を閉じようとしています。
幕は回送に変わりました。
ここで最後に発車シーンを撮って帰ろうとも思いましたが、考えてみれば東京駅での発車シーンは過去に撮ったこともあったのでここは家路を急ぎます。
最後に遅い時間にしか見られない姫路行きの「のぞみ」というネタを貼ったら記事は締めたいと思います。
これにて2泊3日で実施した熊本遠征シリーズは完結となります。
最後までお付き合いありがとうございました。
この次ですが、やっぱり別の地方へ遠征をしており、そのレポートになるかと思います。追ってレポートしますのでしばらくお待ち下さい。