「ゆとりーとライン」&「基幹バス」に乗車!

今回は名鉄資料館の訪問に引き続き、名古屋地区で「ゆとりーとライン」と「基幹バス」に乗る活動をしましたのでそのレポートです。
なお、この活動は9月前半に実施しましたが、他のレポート記事を優先したことや私が多忙だったこともあり、1ヶ月近く遅れてのレポートとなっております。予めご了承下さい。

今日の行程


名鉄資料館の最寄りとなる日本ライン今渡駅から広見線で犬山に出て、小牧線・名城線と乗り継いで大曽根から「ゆとりーとライン」に乗ります。高蔵寺まで1往復乗車したら名城線で茶屋ヶ坂に出て、そこから基幹バスで名古屋駅まで出て、名古屋駅近くに取っている宿にチェックインして終了です。

犬山から小牧線

この活動の直前に名鉄資料館を訪問していたため、まずは広見線で犬山駅に出ます。

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犬山駅は乗り換えだけなので駅名標だけですw


↑乗り換え待ちの間、パノラマSuperの発車を撮影しました。

このあとは小牧線に乗って上飯田まで行きます。その先、上飯田線、名城線と乗り継いで大曽根へ向かってから「ゆとりーとライン」に乗りますが、名古屋市交通局の1日乗車券を買う関係上、一旦上飯田で下車します。
この小牧線ですが、幹線ルートの犬山線と違って、普通列車のみの運転で、かつ単線区間も残っているなどローカル線っぽい路線でもありますが、小牧市と名古屋市中心部を結ぶ路線として賑わいます。
以前の名古屋鉄道乗りつぶしの旅でこの路線も乗っているわけですが、方向が逆でしたので、録音を増やすいい機会でした。平日日中ということで車内はずっと静かでしたしね。

上飯田駅

小牧線の起点にして、地下鉄上飯田線との接続点である上飯田駅です。
とはいっても、上飯田線は全列車が小牧線と直通運転されており、実態は小牧線と一体の運行となっているため、一般利用者にとっては当駅が起点であるという認識は薄いでしょうね。
ようするに上飯田線は小牧線を都心部に乗り入れさせるにあたって、建設費が割高になる地下区間を名古屋市交通局に建設してもらったという感じでしょうかねw
そんな上飯田駅ですが、なぜここに降り立ったかといえば、今日は名古屋市交通局の1日乗車券を利用しますが、大曽根までの移動にも市営地下鉄を使うので、ここで一旦降りて1日乗車券を買ったほうがお得であるという理由からですw
りんかい線みたいに着駅でラッチ内購入が出来るようならこんな手間はなかったんですが、公式にそのような案内がありませんでしたし、どうせ降りたことのない駅だったのもありましたからちょうどよかったといえばそうですね。

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こちらは名鉄の駅名標

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こちらは名古屋市営地下鉄の駅名標
2社局が乗り入れるだけあって、2種類が共存しているのが面白いですね。

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たて型

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殆どの乗客は都心側の終点、平安通へ向かうので、平安通行きが発車したあとはこんな感じでホームはガラガラになります。
こういう駅は撮影が捗りますw

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地上に出ました。外は生憎の雨でしたw
太陽が隠れていると光線状態を気にしなくていいメリットはありますが、大事なカメラを濡らしてしまうリスクが高まるので撮影的には困った天気ですね。

ここで無事に1日乗車券も買ったら平安通経由で大曽根に出て、いよいよ「ゆとりーとライン」です。

大曽根駅

ローマ字表記するとオゾーン(Ozone)と読めてしまう大曽根駅ですw
結構前ですが、「恋のマイアヒ」が流行った頃、歌っていたのがO-ZONEだったことで当駅が一部から注目されたようですね。

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まずは駅名標

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名城線も撮影します。
東京はホームドアが普及していて、安全なのはいいですが、地下鉄でこんなきれいな写真が撮れるのって貴重になってきましたね・・・


↑到着シーンを動画でどうぞ

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名城線といえば、列車の方向を示すときの言い回しが独特ですよね。
山手線や大阪環状線同様に環状運転なので、「上り」「下り」という言い回しができないわけですが、全国的に使われているであろう「内回り」「外回り」ではなく、ご覧のように「右回り」「左回り」という言い回しをします。
鉄道の案内で「右回り」「左回り」を使うのは私の知る限り名城線だけですが、名古屋では市バスの環状系統も「右回り」「左回り」を使っていて、かつ地上を走り景色で方向の目星がつく山手線や大阪環状線と違って景色が見えない地下鉄という性質から「右回り」「左回り」を採用しているようです。
ちなみに、同じく地下鉄で環状運転(厳密には6の字運転ですが)をしている大江戸線では、「○○方面」という言い回しをしているようです。あと、路面電車の循環系統がある伊予鉄道では、そもそも同じルートでも方向で系統名を変えることで区別しているようです。

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手作り感たっぷりの乗り換え案内がありましたw
こういうのを見つけるのも旅の楽しみの1つですね。

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今日のお目当て「ゆとりーとライン」の案内もありました。

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こちらが駅舎になります。といっても地下鉄の駅は地下なのでこれはJRの駅ですけどw

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今回はJRは使わないので中には入りませんがJRの改札口です。

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駅前には市バスもいました。名古屋は地元以外では比較的鉄道の乗りつぶしが進んでいるエリアですが、バスの方は手付かずでしてまだ名古屋市営バスには乗ったことがありません。
もっとも今日の活動では乗りますけどねw

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この高架が「ゆとりーとライン」です。下から見上げると新交通システムのようにも見えますね。
実際、「ゆとりーとライン」は将来的に新交通システムに転用できるような構造になっているそうです。

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そして、こちらが「ゆとりーとライン」の駅舎です。JR駅に隣接していますが、ご覧のような独立した駅舎を持っています。

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「ゆとりーとライン」はこの階段を上がっていきます。

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改札口のようになっていますが、「ゆとりーとライン」では通常の路線バス同様に車内で運賃を支払う仕組みなので普段は素通りしてよいようです。

いよいよご対面

さて、いよいよ「ゆとりーとライン」の乗り場へ入ります!
ここで「ゆとりーとライン」について解説を入れたいと思います。
「ゆとりーとライン」はここ大曽根駅と小幡緑地駅までの間を結ぶガイドウェイバスであり、日本国内で営業運転する唯一のガイドウェイバスとなっています。
ただし、実際には小幡緑地より先、中志段味や高蔵寺駅まで一般道路を経由して運行されるので、途中まで鉄道で、途中からバスに変身するということになりますね。
東北地方などで運行されるBRTに近い感じもしますが、BRTはあくまで鉄道の路盤をバス専用道路に転用しているだけなのに対し、ガイドウェイバスは専用の案内軌条に添って走るので鉄道区間ではハンドル操作は不要で、それゆえ幅員を小さくすることができ用地や建設コストの節約になるメリットがあります。
ただ、特殊な車両が必要になることや、鉄道区間の建設コストの割に輸送力が小さいこともあってか、名古屋以外の都市で導入が検討されている事例はないようです。

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この区間は鉄道扱いなのでちゃんと駅名標もあります。

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バスターミナルを思わせるホームの構造ですね。

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こちらが軌道です。新交通システムと違って送電用の軌条がないのでスッキリしていますね。

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一方、終端側の様子です。商業施設なんかにある屋上駐車場みたいですが、バスが向きを変えるためのスペースのようです。
見た感じ、一旦ガイドウェイから外れてバスとして方向転換して、再度ガイドウェイに入ってホームに付けるんでしょうかね。

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そうそう、ホームからはJR中央本線が見下ろせました。


↑貨物列車の通過にも遭遇しました。

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やって来ました!
これが「ゆとりーとライン」です。見た目は完全にバスですよねw
これでも鉄道車両として扱われているため、バス車両としての形式名とは別に、鉄道車両としての形式名も存在しているそうです。


↑到着シーンを動画でどうぞ


↑一旦奥の転回場に引き上げて・・・


↑こちら側のホームに回って来ます。

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近くでも写真撮影しておきますw

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ガイドウェイバスの特徴の案内用車輪です。


↑発車シーンです。

撮影もひと通り済んだので次の便に乗って移動します。

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ところで、まさかの「なかしだみ」というひらがな表記でしたw
確かに中志段味って地味に難読地名ではありますが、かといってひらがなだと読みづらいようなw

余談ですが、「ゆとりーとライン」は名古屋ガイドウェイバスという会社が運営していますが、地上設備と車両の保有のみ行っていて、運行業務は名古屋市交通局に委託しているそうです。
以前はJR東海バスと名鉄バスも運行に参画していたようですが、現在は両社とも撤退し、名古屋市交通局のみが運行しているため、「ゆとりーとライン」の運行は名古屋市交通局のみが行っていることになります。
ただし、大曽根~小幡緑地間は名古屋市交通局の1日乗車券の対象外とされているなど、一般の市バス路線とは区別されているようです。

私も今日は1日乗車券を買っているのですが、上述の通り「ゆとりーとライン」は対象外なのでここはSuicaをタッチして乗車します。

発車!

いよいよ発車です。車内は完全に普通のバスですが、車窓は高架を走るため見晴らしがよく、新交通システムのそれに近いです。
結構混んでいて立席を余儀なくされましたが、ガイドウェイバスという独特の雰囲気を味あうにはかえって好都合だったかもしれませんね。
走行音もバスそのものですが、一般車のいない専用軌道上を走るので滑らかに加速しなめらかに減速する感じが心地よいです。
カーブでは鉄道に準じて速度制限標識があったりして、鉄道の一種なんだなと実感しました。

小幡緑地駅

まずは鉄道区間の終点、小幡緑地駅に途中下車します。

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ここにもやっぱり駅名標があります。

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ホームの構造は大曽根とほとんど変わらなかったのでそのまま地上に降ります。

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入口を振り返って

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この駅舎も新交通システムっぽいですよね。

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高架橋にもしっかりと「ゆとりーとライン」の宣伝がw

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ここが一般道と案内軌条区間の境界になっています。


↑ちょうど一般道から「ゆとりーとライン」のバスがやって来ました。


↑連絡路に入って鉄道に変身します。


↑今度は逆に鉄道からバスです。

残念だったのが実際にモードチェンジする場所は敷地の奥のほうであり、しかも茂みがあってあまり見通せないことですね・・・

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ちなみに、この敷地は名古屋ガイドウェイバスの本社になっています。

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間違ってバス専用道に入らないように標識も立っています。
流石に一般車が間違って入ったような事故は私の調べた限り無いようですが、この場所で信号無視の一般車と「ゆとりーとライン」が衝突する事故はあったようです。


↑ホームに戻って「ゆとりーとライン」の到着シーンです。
ただし、このバスは中志段味行きなので、後続の高蔵寺行きまで待ちます。
昔はJR東海バスも高蔵寺発着系統を担当していたので30分に1本は確保されていたようですが、今は日中だと1時間に1本になる時間帯があります。
私はこれを知らなかったのですが、撮影などをしていてちょうどいい時間になったので割と運が良かったですね。

ゆとりーとライン(バス)で高蔵寺へ

小幡緑地から高蔵寺駅までは一般道を走る完全な路線バスとなります。名実ともに名古屋市交通局の路線なので、1日乗車券も使えます。
先ほど車外から撮影した軌道~バスのモードチェンジを車内から体験できるとテンションが上がっていましたが、ゲートの手前で一時停止する以外は特に印象的な出来事はありませんでしたw
実際、モードチェンジといっても案内輪を格納するだけですからね。言ってみれば飛行機が離陸してギアを格納するのと同じようなものでしょうか。
一般道に入ってもしばらくは片側2車線の快適な道路が続き、目立った渋滞もありませんが、志段味地区を過ぎたあたりから渋滞気味になりました。結局高蔵寺駅には若干遅れての到着になりましたが、折返しに余裕を持ったダイヤになっているようで問題はありませんでした。

高蔵寺駅

路線バスとしても「ゆとりーとライン」の終点、高蔵寺駅です。

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今回は折返しも「ゆとりーとライン」なのでJRの方には立ち入らないものの、駅前だけ撮らせてもらいましたw

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そして、「ゆとりーとライン」
ここにいると完全にただのバスですねw
あまり滞在時間もなかったのでさっさと折返しました。というわけで写真は以上ですw

折返し乗車は途中下車せずに大曽根まで一気に乗車します。JR中央本線と並行するルートということになりますが、私の旅の名物である「鉄道で行けるところをバスで行く」に該当するのかな?w

バスは無事に大曽根に戻ってきましたが、問題は精算です。先程も述べたとおり「ゆとりーとライン」では小幡緑地~大曽根間においては名古屋市交通局の1日乗車券は利用できません。しかし、一般道区間である高蔵寺~小幡緑地間については利用が可能です。ちょうど境界駅で降りた往路は良かったのですが、復路ではこの精算問題が発生します。
運転士に尋ねると普通に高架区間の運賃を運賃箱に入れればよいそうですので、そのような処理をして下車しました。

さて、あとは中央本線で一気に名古屋駅へ!
・・・とはなりませんw

再び名城線に乗って茶屋ヶ坂に移動します。

茶屋ヶ坂駅

基幹バスに乗るべく、茶屋ヶ坂に降り立ちます。

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とりあえず、駅名標を・・・

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ひらがなバージョン

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また雨脚が強くなり始めていましたが、こちらが茶屋ヶ坂駅のロータリーです。

基幹バス

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そして、これがお目当ての基幹バス乗り場です。
そもそも、基幹バスって何だ?っていう方もいらっしゃるでしょうから、その説明をしますと、基幹バスとは通常の路線よりバス停の間隔を長くすることや、バス優先の信号制御をする、バス専用レーンを設けるなどしてバスの表定速度を向上させ、地下鉄などの鉄道網の恩恵を受けない地域の基幹となるバス路線にするというもので、名古屋では2つの区間で運行されており、今回はそのうち基幹2号系統(新出来町線)に乗ります。
こちらの系統では、名古屋市交通局と名鉄バスの2社局が運行されており、名古屋市交通局は名古屋駅、名鉄バスは名鉄バスセンターを起点に運行されています。
1日乗車券では例え共同運行となる区間でも名鉄便は利用できないのと、宿は名古屋駅の近くにとっているので名古屋市交通局の便で移動します。
あと、この基幹2号の特徴として、道路のど真ん中を走るというのがあります。
こうすることで路上駐車などの影響を受けずに走行できるなどのメリットがありますが、レーンが複雑になり誤進入の原因になったり、右折車の更に右側をバスが直進することになるので信号制御が複雑になるなどの問題もあるようです。実際、バスがレーンを間違って対向車線に行ってしまうトラブルもあったそうです・・・

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バス停はこのようなしっかりした作りで、路面電車の電停みたいです。

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やって来ました。

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この光景は名古屋限定ですね。

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一般車に向けてのバスレーンについての案内


↑基幹バスの走行シーン


↑名鉄バス便が来ました。


↑別アングルで名古屋市交通局便

いよいよ乗車!

途中バス停からの乗車でしたが運良くマニア席をゲットでき、展望風景を満喫しながらの乗車となりました。


↑展望風景1


↑展望風景2


↑展望風景3

以上の展望風景からでも、基幹バスの独特の走行風景がお分かり頂けると思います。
時間的にはそろそろ高校生の帰宅時間のようで、途中のバス停からはどんどん高校生が乗ってきて最後の方はかなり混み合っていました。
また、名古屋駅近くは基幹レーンではなく、通常の車線を走る区間なので渋滞にハマって時間がかかっていましたね。本来は渋滞する区間にこそ基幹バスは欲しいシステムですが、用地の都合ですかねw

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名古屋駅に到着した際、側面部を撮ってみました。基幹バスと書いてあるということは専用車なんですかね。

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最後に名古屋駅近くで見かけた変わった信号をご紹介します。
全方向矢印の赤信号って、青信号と同じじゃんw

19時前にはホテルに戻れるという普段の活動からしたらかなり楽な行程で、夕食は名物手羽先を頂きましたが、こういうのもたまにはいいものですね。
この翌日も名古屋で別の活動をしましたが、それは別記事とします。
最後までお付き合いありがとうございました。

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