今回は臨時快速列車「足利藤まつり号」に乗車しましたのでそのレポートです。
去年は撮っただけでしたが、今度は乗ってみようというわけです。
行程の説明
まず、足利藤まつり号についての説明ですが、名前の通り藤まつりへの参加者向けに運行される臨時快速列車で桐生~上野間を小山経由で運転されます。
車種は去年まで183系でしたが今年から185系となりました。
で、今回は極力交通費を抑えるべく、大回り乗車の要領で乗ります。
まずは、バスで上尾駅に出て高崎線→両毛線→東北本線と巡って上野駅でゴールです。
ちなみに、今回の大回りは「足利藤まつり号」で車内改札があった時に紙の乗車券だと説明がややこしくなるかなと思い、ICカード乗車券を使うことにしたんですが、問題は普段使っているSuicaには定期券が付いていることです。
上尾→上野のルートだと定期券区間が含まれてしまい、駅で窓口に行って精算することになり、それはそれで面倒だなということで、久々のSUGOCAに活躍してもらうことにしましたw
上尾駅へ
最初は上尾駅ですがバスで移動します。以前に上尾駅を利用した時は朝日バスを利用しましたが、今度は上尾市コミュニティバスの「ぐるっとくん」を利用します。
100円で利用できてお得で、ちょうどいい時間帯にあったので利用しました。
日曜日でも利用者層はやはりお年寄りが多く、若者は少数派のようですね。
若い人は自転車でJR駅まで乗り付けるパターンが多いんでしょうね。
これが「ぐるっとくん」です。コミュニティバスらしくかわいらしい小さな車体ですねw
ちなみに、運行開始以来路線の延長や追加を続け、今では埼玉県内でもっとも路線規模の大きなコミュニティバスになったそうです。
上尾事件でも有名になった上尾駅の駅前。とても賑わっていますね。
前回は乗り換え時間がなくてじっくり見られませんでしたが、今回は時間があるのでじっくり見ます。
駅前の時計には上尾市のマスコットキャラクター「アッピー」が鎮座しています。
そういえば、ぐるっとくんの車体にも描かれていましたね。
写真入りタイプの別バージョン
確か鴻巣にも写真入りの駅名標がありました。高崎支社管内だからっていうことですかね。
ホームは2面3線の国鉄型配線となっています。
ここからは高崎線の籠原行きで一旦籠原へ向かいます。実はこの籠原行きは東海道線からやってくる湘南新宿ラインでして、先行する上野発の高崎行きが籠原で待っているというよく分からない運用になっていますw
それだったら先行の列車を籠原止まりにして、この湘南新宿ラインを高崎行きにした方が分かりやすい気がしますけどね。
ちなみに、車内は異様に空いていましたが、やはり籠原までしか行けないと思って見送っている人が多いんでしょうか。
籠原では数分の連絡でしかもホームが別というなかなか意地悪なダイヤでしたが、しばらく待っているとその理由がわかりました。先行する高崎行きは当駅で後続の特急を退避するダイヤになっていて、退避している間に湘南新宿ラインが追い付いてきてしまうんですね。
で、特急の通過のために隣同士に止めることが出来ないので階段を使った乗り換えにならざるを得ないと・・・まあ事情は分かりましたが、やっぱり分かりにくいですw
両毛線
高崎からはこれまた数分連絡で両毛線の小山行きに乗り換えます。両毛線に乗るのは2回目ですが、前回は乗れなかった107系が来たので楽しめました。
ちなみに、両毛線の本来の始発駅は新前橋駅なのですが、ほとんどの列車が高崎駅まで乗り入れてくるので実質的には高崎始発のような扱いになっています。ラインナップとしては伊勢崎止まり、桐生止まりといった区間便の他、小山まで走破する列車、東北本線に乗り入れて宇都宮・黒磯まで行く列車などがあります。今やE231系とE233系の独擅場となった東北本線(宇都宮線)も両毛線直通の列車があるお陰で今でも国鉄型電車が見られるわけですね。
残念ながら小山以北は大回り乗車では行くことが出来ないので普通乗車券か18きっぷに頼ることになりますけどねw
最初は混み合っていた車内も前橋や伊勢崎をすぎれば立ち客がいなくなるくらいになり、ローカル線っぽくなります。車窓風景もだんだんのどかな風景になってくるので気軽にローカル線を味わえるルートかもしれませんね。
唯一残念なのが107系がロングシートなことですね。乗り鉄するならクロスシートの方が車窓も楽しめていいんですが、まあ107系の録音が増えたわけですからいいことですね。
桐生駅
「足利藤まつり号」に乗るため、一旦桐生駅で降ります。ここでは40分弱の乗り換え待ちがあります。もともと藤まつり参加者向けの列車ということで、わざわざ高崎方から乗り継いで利用する人は少ないだろうということであまり接続を考慮されていないようですねw
せっかく来たので駅名標を・・・
2度目の訪問なのですが、前回はすぐにわたらせ渓谷鐵道に乗り換えてしまってろくに駅を見ていないのでせっかくの乗り換え時間を活かしてしばらく見学です。
といっても、大回り中なので改札から出ることは出来ませんけどw
ちょうど115系がやって来ました。しばらく停車するようで、動画を撮ろうと構えましたが一旦離れて駅構内をうろつきます。
↑発車シーン
続いては先程の115系が発車しますのでその動画撮影です。
↑まず211系の高崎行きが到着し、すぐに115系が発車です。
最後にホームを。
ここは2面4線で1線はわたらせ渓谷鐵道が使っています。
このあとはいよいよ「足利藤まつり号」ですが、ホームのどこにも案内がなくどの乗り場にやってくるのか分かりません・・・
1年に数回しか走らない臨時列車だからって、せめて張り紙の1枚くらいあってもいいのではないでしょうかw
とりあえず小山方面の乗り場で待っていたんですが、逆のホームに来てしまったので走って戻ったのはここだけの話ですw
乗り場が違ったハプニングで動画を撮りそこねたわけですが、とりあえず写真は撮ります。
183系時代はちゃんと絵柄つきのヘッドマークがあったはずですが、今は無骨に「臨時快速」だけ・・・寂しいですねぇ。
まあとりあえずは乗り込みます。
「足利藤まつり号」
早速乗車する「足利藤まつり号」です。車内はなんと私だけw
まあメインターゲットは足利駅や富田駅なので、桐生駅から運転されるのは留置線や車庫の関係ということなんでしょう。
おかげで広々くつろぎながらゆったり旅が出来ましたけどねw
で、指定席といえば車内改札がつきもので、そのためにICカード乗車券を選んだとはいえ、ちょっと身構えていました。しかし、車掌は巡回にこそ来ますが結局車内改札をすることはありませんでした。
席の発売状況と実際の着席状況を比べて、未発売の席に座っている場合だけ声をかける車内改札のスタイルに変えたんでしょうかね。
足利駅と冨田駅からはやっぱりまとまって乗車がありましたが、それでも私の車両は1/4くらいの乗車率です。連休も終わってしまってそれほど観光客も多くないんでしょうかね。
ただ、車窓から見えた藤まつりの会場でもあるフラワーパークはかなりの賑わいでした。
大型バスが多数乗り付けていたので、観光バスでのアクセスが多いんでしょうね。
足利~東京だと鉄道ルートはどうしても遠回りですからね。
せっかく特急型車両で両毛線に乗れる機会なので車窓も撮りました。
田園風景もたまにはいいものですね。
小山からは東北本線となりますが、湘南新宿ラインの電車とほぼ同時に到着となるためしばらく待ちぼうけを喰らいます。
あと、アナウンスでは湘南新宿ラインに乗り継げるように案内していましたが、実際にはこちらの列車のドアが開いた途端に湘南新宿ラインのドアが閉まったので物理的に乗り継ぎは不可能でしたねw
もっとも、そもそも足利藤まつり号を利用するのは大宮や都内まで乗り通す人がメインで、両毛線内のみ利用する人は稀でしょうけどねw
小山からは先行列車に追いついてしまうのか徐行することが多かったですが、途中駅で普通列車を追い抜いていたのが意外でした。
年に数回の運転頻度ですから普通列車の後追いダイヤかと思えばそうでもないんですね。
他の臨時列車を走らせるときにも同じスジを使うことがあるとしても、そういった列車の運転がない日は、普通列車はただただ無意味に停車していることになるんでしょうかw
蓮田駅では乗ってくる人がいましたが、「この電車は全車指定です」という放送を聞いて慌てて降りて行きましたw
停車駅だけ見れば快速ラビットと同じですし、それで特急型車両ですから、自由席があったら相当な乗り得列車ですよねw
まあ、そういう利用をさせないために全車指定席なんでしょうね。
大宮でも意外と降りる人は少なく結局ほとんどは上野まで乗り通していました。
あと、沿線は撮り鉄が多かったですw
そんなこんなで上野駅に到着です。2時間以上の乗車でしたが座ってばっかりだったのでそれほど疲れてもおらず上野についたら撮影開始ですw
↑最後に回送シーンを撮影です。
ここで大回りは終了です。最後までお付き合いありがとうございました。