今回は2024年春のダイヤ改正で中央線への乗り入れが終了する「成田エクスプレス」に乗ってきました。
なお、八王子行きについては既に乗車しており記事にてレポート済みなので、今回は八王子発の列車の方に乗ります。
今回の活動内容
今回は八王子駅から「成田エクスプレス7号」に東京駅まで乗車するというもので、非常にシンプルな活動内容です。
また、「成田エクスプレス」の中央線乗り入れについても前回の記事であらかた解説してしまっていることもあり、解説もなしで乗車レポートのみにしようかとも思っていて、前回の記事の最後に書いたように独立記事にせずに前回の記事に追記という形でレポートしようかとも思っていたのですが、この活動の後で思わぬ展開となりましたので、そのレポートもすることにして、独立記事としました。
「成田エクスプレス7号」に乗る
というわけでレポート開始です。
実は八王子駅では「成田エクスプレス7号」の発車の3分前に到着するというギリギリ乗り継ぎだったので乗車前の撮影は最低限となりました。
まずはホーム上の案内から
6時28分発の「成田エクスプレス7号」に乗ります。
これは八王子始発としては2本目であり、もう1本前に5時55分発の「成田エクスプレス3号」もありますが、私の地元からでは始発に乗っても3号には間に合わないようでした。
ホームへ行くと既に入線していました。
まあ、3分前なので当然といえば当然ですがｗ
なんとか駅名標を入れようとした結果、こうなりました。
ホーム上にある発車標でも撮ったら乗り込みます。
この時点で発車まで1分を切っていたので、これ以上粘ったら乗り遅れてしまいますｗ
席に座ったらすぐに発車でした。
八王子を出ると次は立川ですが、これは他の中央線特急でも同じですね。
停車駅案内も忘れずに
車内ですが、この時点では乗車率は2割前後といったところです。
末端部はこんなもんですかね。
続いて国分寺です。
特急の停車は消滅する見込みの駅ですし、案内も貴重になりますね。
このあたりでもちらほら乗ってくる人がいて、しかもその多くが空港利用者と思われる大荷物の人たちでした。
中にはこれから海外旅行に出ることを楽しそうに話している人もいたりして、「成田エクスプレス」らしい雰囲気にもなっていました。
八王子行きでは中央線内は通勤客の方が多いくらいでしたが、朝の空港行きは普通に空港利用者の利用があるみたいですね。
隣には209系の姿がありました。
常磐線で録音専用列車として走ったのが記憶に新しいですね。
続いて三鷹です。
ここも昔は「かいじ」などが停車していましたが、今は「成田エクスプレス」だけなので、特急停車はなくなりますね。
続いて吉祥寺です。
ここは特急どころか特別快速も停まらない駅ですが、そんな逆転現象も見納めですね。
このあたりで車内はかなり混み合っていて、既に半分以上は埋まっているようでした。
客層を見るに新宿で降りる人は少ないでしょうし、となると新宿から先は満席になりそうなくらいです。
そして、新宿です。
ここから先は今後も運行される区間ですが、このあとは東京駅に移動したいので、新宿で降りるとラッシュ真っ只中の中央線に詰め込まれる羽目になるのが、「成田エクスプレス」を東京駅まで乗っていけばラッシュに巻き込まれずに済むという思惑がありました。
それにしても、中央線内の利用がこれだけあるのに廃止ってどうなんでしょうね。
個人的な意見としては利用が少ないから廃止というよりは、「しおさい」などにE259系を投入するにあたり不足する運用を補うために中央線乗り入れを取りやめるのではないかという気がしてしまいます。
東京駅に到着したらこれだけ撮って撤収です。
ちょうど255系がいました。
それにしても、「しおさい」もE259系になるとすると、東京駅にE259系が停車していても「成田エクスプレス」なのか「しおさい」なのかぱっと見では分かりづらくなりますね。
といったところでメインの活動は終了ですが、実はこのあと京葉線に乗って通勤快速を撮影しようと考えており、最後は我孫子駅を経由して唐揚げそばを食べようという計画になっていました。
なので、それをレポートしてから記事を〆たいと思います。
京葉線通勤快速を撮る！
ここからはおまけ編となりますが、ぜひ最後までお付き合い下さい。
そして、最後はまさかの展開に・・・！？
京葉線に乗ってまず向かうは舞浜駅です。
東京ディズニーランドの最寄り駅としても知られますが、ここを選んだのは快速は停車するが通勤快速は通過する駅の1つだからです。
↑というわけでまずは舞浜駅を通過する通勤快速です。
これを撮ったら続いて1駅先の新浦安駅に移動します。
通勤快速は2本あるので、2本目をここで待ち構えるわけですね。
新浦安駅を選んだのは舞浜駅同様に快速は停車するが通勤快速は通過する駅だからです。
↑新浦安駅を通過する通勤快速
↑そして普通列車の入線です。
それではあとは蘇我まで抜けて千葉駅へ移動します。
千葉駅では乗り換えがてら軽く撮影です。
まずはE235系
千葉都市モノレールですがロイヤルブレッドのラッピングでした。
そして、やってきた209系の普通成田空港行きに乗って成田へ移動です。
もう撮影も終わってしまい、あとは我孫子で唐揚げそばを食べつつ帰路に就くだけだと思っていたのですが・・・
都賀駅に差し掛かったところで電車は運転見合わせとなってしまいました。
アナウンスによるとトラックが踏切で立ち往生しているとのことですが、単なる脱輪ならば脱出させれば運転再開できるでしょうからせいぜい20～30分も待てば動き出すだろうとこの時は楽観的に考えていました。
しかし、続いたアナウンスでは「トラックが架線に接触し走り去った」という内容に変わり、現在職員が現地へ向かって状況確認をするとのことでした。
この時点では情報が錯綜していましたが、それでも人身事故とかに比べれば早く復旧するだろうと考えていました。
ところが「架線に破損が見つかり、修理を行うため復旧には長い時間を要する見込み」との案内が始まり、更には復旧作業に伴ってこの電車は回送とするため全員ホームへ降りるようにというアナウンスまでありました。
これは長期戦を覚悟しないといけませんが、問題は私が大回り乗車中だったということです。
都賀駅からは千葉都市モノレールも出ていて、千葉駅へ抜けることが出来ますから、JRが不通でも千葉駅まで脱出すれば総武快速線や中央・総武緩行線に乗れますし、それらがダメでも京成千葉線を使えば東京方面へ帰ることが出来ます。
また、運転見合わせを受けて千葉都市モノレールへ振替輸送をするという案内もあったのですが、大回り乗車であることに加えて紙の乗車券ではなくてSuicaを使っていた私はこの対象になる可能性はかなり低いといえるでしょう。
他の乗客たちは振替輸送を利用することにしたのか、ほとんどが駅から出ていきましたが、私は大回り乗車中ということもあってとりあえず駅構内で推移を見守ることにしたのです。
しかし、他の乗客たちがほとんどいなくなった構内にポツンと居残っている私に構内を巡回していた駅員さんが声をかけてきて、復旧までは数時間以上かかる見込みなので、千葉都市モノレールで千葉へ戻って迂回した方がいいと案内してきたのですが、大回り乗車中であることを告げると、やはり振替輸送の対象にはならないようで、一度都賀駅までの運賃を精算した上で、自腹で千葉都市モノレールを利用することになるという案内でした。
スマホで大回りを開始した駅からの運賃を計算するとだいたい1300円程度ですが、更にここから地元へ帰る運賃も必要となるとその2倍で2600円以上かかることが分かりました。
別に出せない金額ではないんですが、ここで運転再開まで待っていれば予定通り数百円で地元まで帰れると考えると悩むところになりました。
声をかけてくれた駅員さんには考えてみると伝えて別れ、とりあえず駅構内で様子を見ることにしたのです。
あんまり暇だったので駅構内を撮影して回ることにしました。
千葉市内の駅で日中にこんなに人がいないなんて滅多にないでしょうし、これはこれである意味レア？ｗ
これが乗ってきた電車ですが、乗客を降ろした後はそのままホームに停車していました。
回送になるとは言っていましたが、四街道方面は例のトラブルで通行不能ですし、となると千葉駅方面へ引き返すしか無いですが、都賀駅には折り返し設備がないと思うので、結局は運転再開まで都賀駅に停車しているしかないんでしょうね。
行先表示は消灯してしまいました。
そうこうするうちにネット上でも徐々にトラブルの詳細が出てきましたが、まとめるとクレーン付きのトラックが恐らくはクレーンを格納し忘れた状態で踏切を通過し、そのクレーンが架線に引っ掛かって架線を破損させたということのようです。
そのまま走り去ったとのことなので、気付かなかったか故意に逃走したかは不明ですが、それを目撃していた人が通報しJRは運転を見合わせて安全確認をした結果、破損が見つかって復旧作業に取り掛かり今に至るということのようです。
JR東日本アプリなどを見ていると、復旧見込みは16時30分頃という情報も出まして、既に都賀駅に1時間ほど足止めされていることを考えても、更に5時間はここで待ちぼうけになりそうです。
流石にそんなにかかるならばお金が余分にかかっても千葉都市モノレールで迂回乗車しようかななんて思い始めますが、構内にNewDaysがあり、さらにイートインスペースもあることに気付き、トイレも改札内だったので、食事とトイレの心配はないことに気づくとやっぱり運転再開まで構内で粘ろうかなという気になっていました。
本当は我孫子駅で唐揚げそばを食べる予定だった昼食は、NewDaysで買ったおにぎりになりましたが、暖房が効いた温かい店内で過ごせるので思いの外は快適でしたね。
正直、ここがなかったら諦めて千葉都市モノレールへ迂回乗車を選んでいたと思います。
結局、最終的には少し早まって16時頃運転再開という情報が出たのでホームに戻ってその時を待っていました。
それにしても、今回は本当にタイミングが最悪でしたね。
あと少し事故発生が早ければ私はまだ千葉駅にいたでしょうから、総武緩行線で秋葉原へ抜けるルートを使えば経路を重複させずに地元へ帰れましたし、逆にもう少し遅く発生していたらギリギリセーフで現場を通過できていて、予定通り我孫子を経て地元へ帰れていたでしょう。
でも、お目当ての「成田エクスプレス」や京葉線通勤快速の活動が終わった後に巻き込まれたので、活動のメインに影響しなかっただけラッキーと思うことにしましょう。
↑発車標を見ると運転見合わせの案内が出ていますが「列車妨害」というフレーズにJRの怒りを感じましたｗ
↑しばらくしてから見ると今度は「踏切事故」という表現に変わっていました。
なぜ表現を変えたのかは謎ですが、少なくとも意図的な運行妨害ではないでしょうから、不適切という指摘がどこかから入ったのかもしれませんね。
なんとなく列車と発車標を絡めてみました。
運転再開の見込みが立ったことでホーム上に人が集まり始めていましたが、なんとホームと反対側のドアが開いていました。
何らかのトラブルかミスか？とも思いましたが、乗務員が車内を回って確認していたので、たぶん始業検査なんでしょうね。
一度運転を取りやめた扱いなので、再び運転するにあたって、始業検査を一通りやらないといけないのでしょう。
幕も佐倉行きとなっていました。
アナウンスによると四街道まで運行するとのことですが、車掌さんへの指示も錯綜しているんでしょうか？
と思っていると四街道行きに変わりました。
これは普段は見られないレア幕！・・・と思ったら1日1本だけですが定期列車でも四街道行きが存在するみたいですね。
ようやくドアが開き乗り込みますが、四街道行きだが四街道到着後は佐倉行きとして運行するというなんともややこしい案内が始まりました。
私としては成田まで行って欲しいのですが、今はとにかく1駅でも進みたいので乗っていくことにします。
こうしてついに都賀駅脱出ですが、実に6時間半もここで足止めされていたことになります。
金銭的にはマイナスにはならなかったものの、時間はかなりロスしてしまいましたね。
↑私が乗っている列車が下り列車としては復旧後の1番列車ということで四街道までは車窓を撮ってみました。
本当は前面展望を撮りたかったですが、保線作業員と思われる人が立っていたので業務の邪魔になってはいけないと側面の車窓で妥協しました。
でも、現場踏切に大勢の作業員がいて列車の通過を見送る様子も見ることが出来ました。
そして、四街道ですが、結局は総武本線経由の銚子行きになるとのことで、それでは成田へは行かないのでどうしようかと思っていると、千葉駅から成田空港行きが走ってきているというのでそれを待つことにしました。
ちょうど学生の帰宅時間ということで車内は混み合っていましたが、なんとか復旧が帰宅ラッシュに間に合ってよかったですね。
それにしても、私は単に休日の6時間半を無駄にしただけでしたが、総武本線は「成田エクスプレス」など成田空港へのアクセス路線としての役割もあり、実際この事故の影響で「成田エクスプレス」も運休するという影響が出ました。
中には成田空港から飛行機に乗る予定だった人もいるはずで、もしかすると予定の飛行機に乗れなくなった人もいそうですよね。
特に海外行きの国際線ともなればその航空券は数十万円単位ということもあり得るわけで、乗り遅れてそれがパーになったら溜まったもんじゃないですよね。
JRについては運賃の払い戻し以上の補償はしないという約款になっているので、JRに対して航空券の補償を求めることは出来ないでしょうが、事故の原因となったトラックのドライバーや会社に所属する車両であったならばその会社に対しては請求できるものなんですかね。
故意ではないにしても事故後に現場から立ち去っているという悪質性も考えると請求したくなる気持ちは分かりますが、少なくともJRから運休による損失や代替輸送等の経費、そして復旧にかかった経費などを請求されることになりますから、会社の規模次第では倒産もあり得る請求額になりそうですね。
まあ、そのあたりの処理はこれから関係者がやっていくのでしょうし、外野が騒ぐ話ではないんでしょうけどね。
というわけで成田から我孫子へ抜けて、楽しみにしていた唐揚げそばにありつけました。
しかし、本当は昼食のはずだったのに、夕食になってしまいましたｗ
といったところで、記事は〆たいと21思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
それでは！
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