5泊6日で実施した北海道遠征の3日目です。
なお、1日目・2日目をご覧になっていない方はそちらから先にご覧になることをおすすめします。
本日の行程
それでは早速本日の行程の説明です。
3日目となる今日は、昨晩宿泊した札幌からスタートし、高速バス「いわない号」で岩内へ向かい、そこから2024年9月末で廃止される北海道中央バス神恵内線に乗車し神威岬まで1往復、あとは「いわない号」で札幌へ戻ったら、最後は翌日の活動に備えて「あさひかわ号」で旭川へ移動したらゴールです。
メインは神恵内線のさよなら乗車であり、その他は移動パートという感じなので、記事のボリュームはそれほど膨らまないかも知れません。
「いわない号」で岩内へ
それではいよいよ本編スタートです。
ホテルを後にした私はバス乗り場へ向かいました。
高速バス乗り場は路上に分散していますが、「いわない号」もその例に漏れません。
もっと近づくと細かく行先が案内されていました。
実は小樽方面の路線が集約されており、余市・岩内・積丹・ニセコなどが同じ1番乗り場から出発です。
ですが乗り込む前にこちらに立ち寄ります。
ここは北海道中央バスの案内所であり、バスターミナルが廃止になったため乗り場付近にプレハブの案内所を仮設しています。
目的は往復乗車券の購入であり、「いわない号」ではICカード乗車券の利用が可能なのですが、岩内まで往復利用する場合は往復割引があり、紙の乗車券を買った方が安いのです。
そしていよいよバスのお出ましです。
昨日もお世話になった北海道中央バスですが、流石は北海道最大のバス事業者だけあり、札幌の町も中央バスだらけですね。
行先表示を撮ったら乗り込みます。
今回はバス停にやってくるのがギリギリだったこともあり、最前列には座れなかったので前面展望はなしですw
停留所案内は地図付きで分かりやすいです。
ちなみに、「いわない号」を含めて小樽方面へ向かう高速バスについてはいわゆるクローズドドアシステムを採用しておらず、小樽や余市までの利用や、極端な話、札幌市内のみの利用も可能です。
「ゆうばり号」など札幌の東側へ向かう路線は札幌市内のみの利用はできなかったのとは対象的ですが、並行する一般路線の本数などが関係しているんでしょうか?
札幌市内を進みます。
このあたりでも乗ってきたり降りていったりと乗降が激しかったですね。
ふとみると”BMW”の看板があったのですが、下の方に”kokusai kogyo”の文字が!?
あの東京や埼玉を走る国際興業バス!?と思って調べてみると、どうやらBMWなどの外車を販売する事業も手掛けているそうで、北海道での外車販売では実績があるそうですよ。
北海道ではバス事業を手掛けてはいませんが、意外な形で北海道に進出しているんですね。
また、いすゞ自動車のバスやトラックを扱うディーラーも系列に持っており、国際興業バスのバスはほぼいすゞ自動車製で占められているのは有名ですね。
JR函館本線や国道5号よりは内陸を走る札樽自動車道ですが、時折海が見える場面もありました。
小樽の街中に入ってきました。
小樽駅前のバスターミナルにも立ち寄りますが、ここで乗客の多くが入れ替わっていました。
つまりは札幌~小樽間とか小樽~余市間といった利用も少なくないのでしょう。
小樽を出るとあとは国道5号を進みます。
余市までは事実上の高速道路として後志自動車道がありますが、小樽駅から余市方面では遠回りになることもあってか高速バスは利用しないようです。
しばらくは長閑な景色の中を走ります。
このあたりはJR函館本線の中でも山線と呼ばれる区間に並行する区間ですが、閑散区間である鉄道に対して、この区間のバスの需要は少なくないようで、都市間を移動する人だけでなく、沿線のローカル輸送も相まってほぼ満席と言えるほどの混雑を見せる場面もありました。
山線といえば北海道新幹線の札幌延伸に際して並行在来線として廃止されることが決まっていますが、普通の平日、しかも日中でこの混雑ならば、鉄道廃止でシフトしてくる利用者を受け入れるためには相当な増便が必要でしょうね。
運転士不足が深刻なことを考えるとそれは厳しそうであり、山線廃止を強行すれば昨日訪れた夕張市の二の舞いになる気がしてなりません・・・
そして、バスはりんごの産地として知られる余市町に差し掛かります。
観光客と思われる人たちがいくらか降りていきました。
そのあとは仁木町・共和町と進み、おおむね山線に並行して進みますが、国富交差点で国道5号を外れて国道276号に入ると、山線とはここでお別れです。
ここから先は並行する鉄道もなく、路線バスが唯一の公共交通機関となる区間になりますが、実はかつて岩内線という鉄道が走っていました。
国鉄末期に廃止になっていますが、この「いわない号」の運行が始まった頃はギリギリ岩内線がまだあったので、当時は全区間で鉄道に並行する路線となっていました。
そんな岩内線ですが、函館本線の小沢駅で分岐しており、小樽・札幌方面から見た場合は遠回りな線形だったこともバスに利用者を奪われる形になったようです。
一応車窓から廃線跡が見えたりしないかと探してみたりしましたが、廃止から40年ほど経っているわけで、流石にすぐに分かるような形では残っていないようでした。
岩内線にも思いを馳せつつ、札幌から2時間半ほどの乗車で終点の岩内ターミナルに到着です。
内部は待合室になっており、ベンチが並んでいます。
小さな町のバスターミナルですが、思ったよりちゃんとしていましたw
国鉄チックなデザインの乗り場案内がありました。
路線ごとに乗り場が分かれているようですが、今回乗車する神恵内線は3番乗り場からのようですね。
ちなみに、4番乗り場の小沢・倶知安方面が岩内線の廃止代替路線となります。
時刻表です。
最も本数が多いのは札幌行きの「いわない号」であり、ほぼ1時間に1本出ています。
都市と都市を結ぶ路線ならばともかく、岩内町という小さな町を結ぶ路線でこれなんだからすごいですよね。
倶知安や余市を発着する路線もあるので、それらとの重複区間ではもっと本数が増えることになります。
一方、これから乗車する神恵内線は1日5往復であり、そのうち日中の1往復は夏季のみ神威岬まで延長されます。
今回乗る便は神威岬まで足を伸ばす便ということになります。
路線図もありました。
「いわない号」と神恵内線は北海道中央バス、寿都方面と倶知安方面はニセコバスが運行していますが、どちらも同じグループです。
ニセコバスは元々ニセコ周辺を事業エリアとする事業者でしたが、過疎地域ばかりを運行していたことから経営状態がよくなく、ニセコ方面への路線開設を望んでいた北海道中央バスと利害が一致し、中央バスの出資を受け、中央バスグループとなりました。
また、2024年9月末をもってニセコバスは北海道中央バスの完全子会社となり、ますます関係は強くなっています。
乗車券の自動券売機がありました。
このあたりのバスは神恵内線も含めて現金オンリーの路線ばかりなのでこれは助かりますね。
それでは外へ出るとしましょう。
こちらが岩内ターミナルの建物です。
かつてはここに岩内線の岩内駅があったそうですが、廃止後にバスターミナルとしての再整備があったためか痕跡は見つけられませんでした。
唯一痕跡と言えそうなのがこの道路の名前ですかね。
「~停車場線」というのは鉄道駅へアクセスする道路に付けられるものなので、この道路が岩内駅へのアクセス道路だったという証拠だといえるでしょう。
周辺はこんな感じでした。
ネットで岩内線現役時代の航空写真などを見てみると、このあたりにかつての岩内駅の構内が広がっていたようです。
ご当地マンホールがありましたが、海辺の町のため塩害を受けるのかかなり錆びてしまっていました。
乗り換えを待つ間にお昼ごはん!
バスターミナルの近くにあったお店で海鮮丼をいただきました。
ちなみに、バスターミナルの隣には道の駅いわないが存在しています。
最近は鉄道駅やバスターミナルと併設の道の駅というのも増えていますが、ここもその1つなんでしょうね。
ただ、道の駅としての施設はこれだけであり、かなり小規模な道の駅のようです。
小さな売店があるのみで、弁当や飲み物といった旅先でありがたい商品の品揃えも少なかったです。
このあとは少しだけ町を散策したりもしました。
40年近くも前に鉄路が消えた町の現状がどんなものかという興味もあったんですが、少ないながらも人通りもあって、思ったよりは開けていた印象でした。
といったところで、あとは本日のメイン、神恵内線に乗っていきます。
北海道中央バス神恵内線
それではこの日の活動の最大の目玉である神恵内線に乗っていきます。
まずは解説からですが、神恵内線は北海道中央バスが2024年9月末まで運行していたバス路線で、岩内町と泊村・神恵内村・積丹町を結ぶローカル路線でした。
おおむね積丹半島の西側を走るルートで、車窓風景の美しさにも定評がありました。
運行は1日5往復で、岩内ターミナルから神恵内村の川白までの運行が基本で、夏季の1往復のみ積丹町の神威岬まで延伸されます。
なので、積丹町への乗り入れは夏季限定で1日1往復ということになり、基本的には泊村・神恵内村へのローカル路線ということができます。
そんな神恵内線ですが、2024年9月末をもって廃止されることとなり、廃止後の代替交通手段として「しおかぜライン」という沿線自治体によるバスに移行することになっています。
運行本数やバス停・ルートはおおむね神恵内線を踏襲するようですが、岩内町側では岩内高校への乗り入れが開始される一方、神威岬への延長運行は取りやめになるようなので、川白~神威岬間は完全に公共交通機関が消滅することになります。
かつては積丹町側からも路線バスがあって、路線バスだけで積丹半島を1周できていたんですが、積丹町側からの路線は昨年に廃止されており、予約制のデマンド交通のみとなっていて、神恵内線が唯一予約不要で利用できる交通機関として神威岬にアクセスできるルートでしたが、ついに神威岬はデマンド交通でしかアクセスできない場所となってしまいました。
といったところでそろそろ乗車レポートに入るとしましょう。
↑乗り場へ行くとちょうど「いわない号」が発車するところだったので動画で撮りました。
バックで出ていく姿は見応えがありますね。
↑そして、いよいよお目当ての神恵内線の入線です!
車内はさよなら乗車と思われるマニア風の方も数名見受けられるものの、大半は一般利用者のようで、座席の半数以上は埋まるといった混雑度です。
なお、マニア席はとられてしまったので、前面展望はありません。
が・・・
↑廃止路線ということで、せめてもの記録として側面の車窓を撮ってみました。
海がきれいな路線でもありますし、側面車窓でもお楽しみ頂けると思います。
岩内ターミナルを出た神恵内線はしばらく岩内町内を進みます。
市街地が途切れると田園風景が広がりますが、既に岩内町を抜けて共和町を走ります。
そのあたりに「リヤムナイ」というバス停がありました。
いかにも北海道らしい独特な語感の名前ですが、漢字で書くと「梨野舞納」となるらしく、難読地名でもありますね。
まだ普通のローカルバスという感じですが、もう少しで絶景区間です!
しばらく進むとバスは共和町から泊村に入りますが、このあたりに「原子力PRセンター」というバス停があります。
実は泊村は北海道で唯一原子力発電所が立地する自治体となっており、バス停名からもそれが分かりますね。
そして、バスは茅沼地区に差し掛かります。
このあたりにはかつて茅沼炭鉱があり、その石炭を運ぶための鉄道もあったそうです。
その名前を「茅沼炭鉱軌道」といい、その開業は1872年の新橋~横浜間の鉄道の開業より早い1869年のことですから、実はこれが日本で最初の鉄道だということにもなるようです。
ただし、これは炭鉱の石炭を運ぶことに特化したもので、旅客輸送はしていなかったので、一般的には1872年の新橋~横浜間の開業が日本初の鉄道とされているようです。
そんな茅沼地区では一度国道を外れて集落へ入っていきます。
最初はよくある集落内だけ旧道というパターンかと思ったら、そのまま「泊老人ホーム」というところまで足を伸ばすようです。
バス停2~3個所ほどの複乗ですが、地方のバスあるあるな経路設定ですね。
1つ1つに名前がついていてもおかしくない奇岩が連続します。
これは車窓を楽しむためだけに乗車するのもありと思える景色です。
神恵内線としてはもう乗車できませんが、「しおかぜライン」としての運行は続きますし、そちらでは川白までなら体験できます。
盃地区に差し掛かります。
このあたりには何件かの旅館やホテルがあるようで、神威岬目当ての観光客だったり釣り人なんかが利用するんでしょうか?
「旧神社前」というバス停があったんですが、廃止されてしまった神社ということなんでしょうか?
その他、「旧盃漁協前」といったバス停もあったりして、かつての賑わいと現在の寂れた風景に色々と考えさせられました。
そして、このあたりで泊村から神恵内村へと移っていきます。
路線名にもなっている神恵内村ですが、読み方は「かもえない-むら」です。
初見で読める人はいないんじゃないかと思いますが、由来はもちろんアイヌ語で、「神の沢」を意味する「カムイナイ」に漢字を当てたもののようです。
少し見切れてしまいましたが神恵内村のカントリーサインが見えてきました。
いよいよここから先が神恵内村です。
険しい地形の海岸線は海上に橋をかけて線形の良い道路を実現していました。
北海道の道路はかなり整備状況がいいことに定評がありますが、道路に使う予算のいくらかでも鉄道に回してくれたらと思わなくもないですね・・・
また、かつての海岸沿いの道を改良したであろう長大トンネルも多く存在し、トンネルあるところに旧道ありというくらい、普通に旧道の痕跡が見受けられたりするので、廃道好きには楽しい道路だと思いました。
そして、バスは神恵内村の中心地に差し掛かります。
役場や郵便局、民宿などもあるようですが、ここまで民家すらほとんどないようなところをずっと走ってきたので、なんだか都会に来た気分にw
このあたりまでで一般の利用者はほとんど降りてしまい、残ったのはマニア風の人たちばかりでした。
神恵内村中心部を抜けたらまた海沿いに戻ります。
海沿いを走ると同時にまた民家もまばらな場所を進みますが、「道の駅かもえない」を過ぎると珊内と川白の2つの集落しかなく、その間も離れているので、神恵内村の中でも最果てへ向かうような区間です。
旧道敷きが見えました!
改良される前はもっとすごい景気が見えたと思うと、もっと早く訪問しなかったことを悔やまれます。
川白を通過し、いよいよ路線バスが消滅する区間の始まりですが、先ほどと同じような景色が続いていたのと、復路でもチャンスがあるので、ここで記事は神威岬まで飛びます。
というわけで終点の神威岬に到着です!
意外なことにここで待っている人がいたんですが、路線バスでここへ到達できるのは今乗ってきたバスだけなので、一体どうやって来たんでしょうね。
積丹町側からデマンド交通があるのでそれに乗ってきたと考えるのが自然ですが、それか知り合いに車で送ってもらったとかでしょうか。
いずれにしても、岩内ターミナルから往復乗車する方が簡単そうですが、どうしても積丹半島を一周したかったか、マニア席に座りたくて先回りしたかですかね。
後者だとしたらせめて復路はマニア席に座りたい私としてはピンチ到来!?
バスはそのままバス停で待機ではなくて、一旦どこかへ移動するようです。
折り返しまでは10分という、じっくり観光するには足りないし、ただバス停でぼーっと待っているのも退屈な微妙な待ち時間だったので、周辺を少しだけ散策することにして、まずはバス停を撮影です。
少なくとも中央バスとしては神威岬から撤退することになりますからね。
時刻表です。
ご覧のように1日1本のみとなって、しかも夏季のみなので極限的に少ない本数と言えます。
それにしても、神恵内線で往復すると10分ほどしか滞在できないため、神威岬を観光する手段としては不向きなダイヤですし、積丹町への乗り継ぎのための設定だったんですかね。
周囲は観光客用の駐車場になっており、観光バスも何台か停車していました。
これだけ著名な観光地なのに、神恵内線廃止後は路線バスでは訪問できなくなるなんて衝撃的ですよね。
駐車場を見下ろしてみましたが、本当に広い駐車場ですね。
ちなみに、4台停まっているバスのうち、一番右は神恵内線のバスであり、駐車場の敷地内で待機するようですね。
岬の突端まではだいぶ時間がかかるようで滞在時間中に訪問するのは厳しいということで、駐車場の一角から海を眺めるだけにして撤収です。
バス停に戻ろうとしたら小型のバスが通過していきました。
このバスは「しゃこバス」というデマンド交通で、積丹町の美国というところまで結んでいます。
2023年9月までは北海道中央バスが運行していて、夏季のみですが神威岬で神恵内線と乗り継いで積丹半島を1周することができていました。
北海道中央バスの運行が美国までに短縮されたため、運行がなくなった末端部を代替する交通機関としてこの「しゃこバス」がデビューしました。
これのおかげで車やバイクを利用できない人でも神威岬を訪れることは出来ますが、前日までの予約が必要というのがネックですかね。
そして時間になり、バス停にバスがやってきました。
当然さっきと同じ車両&運転士さんですが、乗客もここで待っていた1名を除いて往路と同じ顔が集まりましたw
↑ここで前面展望をどうぞ
例の1名が十中八九マニア席目当てだろうと思って、半ば諦めていたのですが、意外にも他の席に向かってくれたので、無事に前面展望を撮れました!
要所要所でキャプチャも交えつつ車窓風景をご紹介していきましょう。
頂上が見切れてしまうほど高く聳える岩塊を穿つトンネルが出てきましたが、右手に分岐するのは言わずもがなで旧道の跡ですよね。
左手に山、右手に海という景色はこれからしばらくはずっと続く景色の典型となります。
神恵内村中心部を抜けます。
北海道らしいく道幅はかなり広くとられていますが、通行量はまばらでした。
これはトンネルを掘る以外に道を通す手段はないと思える地形ですね。
あと、トンネル上部に広がるコンクリートで固めれた斜面も気になりますが、それだけ崩れやすい地形ということなんでしょうか?
ちなみに、トンネルが崩落し、通行中の車が押しつぶされるという衝撃的な事故があった「豊浜トンネル」も同じ積丹半島にあります。
この事故では北海道中央バスの路線バスも巻き込まれており、乗客乗員全員が死亡という惨劇となり、バスの車体も高さ1mほどまで圧縮されていたということです。
共和町に入ると一気に開けた景色になります。
他の北海道中央バスとすれ違いました。
岩内の市街地に入ってきました。
ここまで走ってきた神恵内村や泊村に比べると開けた場所ですよね。
岩内ターミナルに到着!
降車は路上でするようでしたが、既に折り返しの「川白」の表示に切り替わっていたのでこれはこれで記録になりました。
川白までは「しおかぜライン」として運行が続くとはいえ、北海道中央バスで「川白」という幕を見られるのはこれが最後でしょう。
側面の幕を撮ったら撤収です。
このあとですが、翌日の活動に備えて旭川への大移動が始まります。
<h3高速バス2本ハシゴで旭川へ大移動!
ここからは移動パートです。
まずは「いわない号」で札幌へ向かい、「あさひかわ号」に乗り継いで旭川へ向かいます。
メインの神恵内線も終わってしまいましたし、あとは乗っているだけでいいので気楽なものですw
それではまずは「いわない号」です。
今回も結構な利用者がいました。
共和町役場のバス停ですが、バスターミナルでもないのに待合室が立派なのは北海道あるあるですね。
気になったのがこれなんですが、一瞬「大江です」というバス停があるのかと思っちゃましたw
ただ、全てのバス停で「です」まで含めて表記しているわけではないようで、その法則は何なのかと思っているとしばらく眺めていて気づきました。
それはバス停の間隔が長い区間では次のバス停を2回案内するのですが、1回目は「です」がつき、2回目は「です」がつかないということのようです。
なので、そもそも間隔が短く1回しか案内しないバス停ではこの表記が見られないということのようです。
あとは日没後ということでウトウトしながら過ごしていましたが、気付けば札幌についていました。
乗り換え待ちの間に晩ごはんです。
十勝豚丼の有名店「いっぴん」があったので、ここで豚丼を頂きます。
本来は帯広の名物ですが、今回の遠征では帯広へは行かないのでここで食べておきます。
いつ食べても美味しいですね
「あさひかわ号」の乗り場にやってきました。
時刻表ですが、札幌と旭川という北海道の2大都市を結ぶだけあって、最大で毎時3本運行されるほどです。
鉄道では「カムイ」「ライラック」などと競合する存在ですが、鉄道も最大で毎時2本運行されます。
やってきました!
北海道中央バスの担当便でしたが、今日は1日北海道中央バスづくしの1日でしたね。
行先表示を撮って乗車です。
「あさひかわ号」ではICカード乗車券には対応していないようですが、代わりにクレジットカードのタッチ決済に対応しているようです。
運賃は2500円とJR北海道の割引きっぷ「Sきっぷ」の片道あたりよりも安いですが、所要時間では鉄道が1時間20分ほどに対して、バスは2時間強かかるので、安いバスと早い鉄道という棲み分けになっているようです。
あと、こんな注意がなされていました。
上段はいわゆるクローズドドアシステムのため降車できないバス停があるということで、下段は岩見沢・滝川・深川市内は経由しないというものです。
岩見沢と滝川については札幌からそれぞれ「いわみざわ号」と「たきかわ号」が出ていますからそちらを使えばいいですし、深川については「るもい号」が深川市内にも立ち寄るためそれを使えばいいですね。
あとは2時間ほどの乗車で旭川まで連れて行ってくれます。
利用者は夜遅い時間帯であるためか少なかったですが、それでも窓側は大体埋まるくらいの混雑にはなっていたと思います。
今度は本格的な4車線規格の高速道路をそれなりに長時間走るので、高速バスに乗っている気分を最も味わうことができました。
旭川に到着!
時刻は既に22時を回っていますが、翌朝はゆっくりできるのでまあいいですw
というわけで3日目はこれくらいで終わりで、4日目以降は別記事としてお届けしていきますので、公開までしばらくお待ち下さい。
あわせて読みたい関連記事
- 北海道遠征2018(2日目)
- 【第8回】SimuTrans OTRPで関東+αを再現
- 【乗車記】サンシャインエクスプレス SN08便
- 【東京→名古屋2300円~】杉崎高速バス乗車レポート
- 東京メトロ乗りつぶし&夜の大回り(東京シャトルまで)