2015年1月24日、62年の長きに渡り西鉄を支えてきた名車両「313形(けい)」が、引退を迎えました。 今回はその引退セレモニーに参加したことと、去年9月に313形の撮影を行っておりますので、その事もこの記事で紹介したいと思います。 当サイトの管理人であるつばめ501さんも撮影に行かれたとのことで、内容が一部被っておりますが、時期が全く異なるので、こちらも公開させていただきます。
313形旧塗装を撮る~2014年9月にて~
2014年1月ごろ、「鉄道伝説」という番組において313形が扱われ、テロップにて2015年1月に引退が決定したと知りました。 それから数ヶ月、旧塗装(ベージュとマルーンのツートンカラー)に戻ったとのことで、その姿を撮りに、貝塚線に足を運びました。
久しぶりの貝塚線でしたので、まず終点の新宮駅まで乗車することに。
途中、和白駅あたりで313形とすれ違いましたので、こちらに来るまで時間がかかると思われますので、駅周辺をウロウロすることに。
宮地嶽線の跡地が宅地開発されていたり、数年来ないだけで景色はめまぐるしく変わってしまいます。 時間は午後3時半、少々小腹が減ってきました。近くに喫茶スペースのあるパン屋がありましたので、そこで小休止とします。
新宮駅の近くにあるとだけあって、新宮駅で降りて、パンを買って買える方が多いんだとか。 店のオーナーさんと少々お話をしつつ、行き交う黄色い電車を眺めていました。
そろそろ313形が戻ってくる時間だろうと思い、店を後にした私は、駅から貝塚方面に歩いてゆきます。何処かに良い撮影地が無いか探していましたが見当たらず、近場で済ませることに。
新宮駅に入ったので、そっちで撮影することに。
外観はこれくらいにして、車内を撮ることにします。
まだ9月なだけあって、同業者は皆無。 発車時刻まで時間があるので、一般乗客も皆無。 絶好の機会なので、急いで車内を撮りまくります。
300形は宮地嶽線新宮-津屋崎間廃止の時に乗っただけなのですが、この車両が宮地嶽線車両の中で一番好きでした。
撮影をしていますと、一般乗客もやって来ましたので、撮影を止めて発車まで待つことに。 313形目当ての親子連れもいて、微笑ましい雰囲気の中、313形は貝塚駅に向け発車しました。 私は途中の千早駅で下車し、戻りを撮影することに。(管理人と同じ行動してますねぇ・・・)
2015年1月24日~313形引退セレモニー~
引退当日、買い物を頼まれ午前中が潰れた私は、交通機関では間に合わないと判断し、車で貝塚駅へ行くことにしました。 貝塚駅に一番近いコインパーキングに車を止め、貝塚駅に入ります。
報道関係者スペースには、NHK・TVQ・TNC・共同通信社 と地元の名だたる報道機関等が集まっておりました。 私が来た時点ですでに十数名の方が集っており、313形の到着を待っていました。 今回、313形の引退セレモニーなのですが、もうひとつ目玉がありまして、今まで救援車として活躍していたモエ901・クエ902が旅客車として再改造され、貝塚線で復帰することになり、運行初日がこの日となっているのです。 その元救援車の664・614号が1番線に入線しました。
そののち、2番線に313形が入線しました。
このあと、313形のブレーキハンドルを664・614号車へ受け渡されるのですが、あいにく報道関係者という壁によりまともな撮影は出来ておりません。 ご了承ください。 次に、313形に付けられていたヘッドマークの返還が行われました。
その後、西鉄OBの方のコメントなどの式次第があり、いよいよ313形最後の勇姿となります。
セレモニーの後、セレモニーで使われた置物とヘッドマークが一緒に飾られ、一時のあいだ撮影することができました。
長く相棒として一緒に頑張ってきた313形がいなくなる事が最もつらいのは、私達よりも運転士さん達なのでしょうね。 以上、313形レポートでした。
600形に置き換えても車体が、劣り乗り心地が、悪いのでVVVFインバーター制御を採用した新型車両を導入してほしい。