都営交通乗りつぶしの旅

昨日の205系狙いの大回りに引き続き、2日連続の外出となったわけですが、今回は都営交通の乗りつぶしが目的です。
実は池袋で所用があり、せっかく都内に出るならば乗りつぶしをしようという思い付きで出掛けましたw

行程の説明

今回は都営交通のうち、私が乗ったことのない大江戸線の一部と都電荒川線を完乗することが目的です。これで都営交通の軌道系の乗り物は完乗となります。
また、都営交通にはバスも含まれますので、1つの系統だけですが、バスにも乗ります。
行程ですが、まずは京浜東北線で王子に出て都電荒川線を1往復して都営バス大78系統で新宿に出て、大江戸線をほぼ1周して光が丘から国際興業バスの光02系統で池袋に出ます。

王子へ

道中はただの移動なので省略して王子駅です。

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逆方向の列車ですがちょうど撮影しやすい位置だったのでw
実はレア行先である赤羽行きだったんですが、行先表示器が全く読めずw

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側面はかろうじて読める写真になったもののブレましたw

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定番ですが駅名標を

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お約束の縦型も

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真横には東北新幹線も通ります。

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逆側には東北本線列車線と貨物線が走ります。
上野発着の宇都宮線・高崎線と湘南新宿ラインが主に走行します。
ちなみに、写真に写っている列車は湘南新宿ラインです。

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レトロな案内看板もありました。

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何やら壁画なのかモニュメントなのか分かりませんがありましたw

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都電の線路です。都内では唯一の併用軌道ですね。

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駅前からは都バスも発着します。都内ではよく見かけるエアロスターですね。
駅前の券売所にて都営まるごときっぷという1日乗車券を購入します。よくあるコインで日付を削るタイプですが、初回利用時に券片を切り取って係員に渡すというのが違うところですね。
ちなみに、今回は親切な窓口の方が削って下さいました。

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都電乗り場です。都電はバス同様の列車別改札ですが、王子駅前電停については電停側にも職員がいて改札業務を行っているようです。
この形態は広島電鉄の広電宮島口駅でも見られますね。

都電荒川線

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やって来ました。9000形という車両で、外観はレトロ風ですが、VVVFインバータ制御の新しい車両です。
これに揺られて三ノ輪橋を目指します。
町屋駅前まではかなり混み合っており立席を余儀なくされましたが、複数の放射路線を連絡する環状線的な路線なので、短距離で乗客の入れ替わりが多かったですね。逆に言えばだからこそ最後の都電として生き残れたのかもしれません。
あと、気になったのが普通の路線バス同様に降りるときはボタンを押して運転士に知らせる仕組みで、電停で待っている乗客がなくボタンのお知らせもなければドア扱いをせずに通過することがあるのですが、結局ほとんどの電停で乗降があるためこの運行形態を取るメリットがあまり感じられませんでしたw
都電に不慣れなのか、降りたいのにボタンを押していなくて危うく通過されるところだったという人も見かけましたしねw
その他の特徴として、都電の割には王子駅前~飛鳥山を除いて専用軌道が続くものの、主要道路との交点では踏切ではなく通常の交差点扱いになっている箇所があり、電車も信号待ちをするということが上げられますね。
このへんはやはり路面電車っぽさが残っています。
それから、東尾久三丁目という電停がありますが、尾久の読み方は”おぐ”なんですね。JRの尾久駅は”おく”と読むのでちょっと違和感がありました。
ただ、調べてみると地名としては”おぐ”が正解で、”おく”と読む駅名の方が本来は間違いのようですね。
尾久駅を設置するときに、「おぐ」という読み方が「おく」が訛ったものだと勘違いして「おく」駅と命名したという逸話もあるとか。

三ノ輪橋

都電荒川線の東側の終点、三ノ輪橋です。
東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅とは乗り継ぎ可能なようです。

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路面電車の割にはしっかりしたホームが整備されていますよね。こちらは下車専用ホームになるようです。
ところで、ルカ姉さんがこっち見てますねw

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駅名標・・・と呼んでいいのでしょうかw

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関東の駅百選の1つだそうですよ。「春には見事なバラが咲き揃う都内唯一の都電が走る停留場」というのが選定理由だとか。
ちょっと来るのが早すぎましたかねw

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ちょうど先行便が停車中でした。実は違う車種に乗りたくて1本見送って折り返す行程だったのですが、先行が待っているという予想外の運用でそれをやってしまうと先ほどの電車で折り返すことになりますから発車時間が迫っていましたがこの写真の電車に乗ることにしました。

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反対側のホームです。こちらが乗車専用ホームになるようです。

今度の電車は7000形という車両で、都電唯一の吊掛車になるようです。
やはり路面電車は吊掛サウンドのほうがしっくり来ますね。
今度は王子駅前を通り越して反対側の終点、早稲田まで向かいます。
王子駅前までは先ほどのリプレイでしかないので省略として、王子駅前を過ぎるとすぐに荒川線・・・というより都内で唯一の併用軌道区間となります。左へカーブしながら坂を登っていきますが、モーターが唸りながらゆっくりと登っていきます。
びっくりしたのが、軌道上が右折車線になっていたことですね。
そのため、電車が右折車の後ろで待っているというシーンも有りました。右折レーンは2車線あるようで、なんとかスペースを確保するために軌道上を活用したというわけでしょうか。電車にとってはいい迷惑ですけどw
まあ急ぐ旅ではないので、これもまた路面電車の醍醐味ですね。
ここから先は専用軌道が続き大塚駅前で山手線の高架をくぐれば早稲田に向かって南進します。
東池袋四丁目では東京メトロ有楽町線の東池袋駅、鬼子母神前では東京メトロ副都心線の雑司が谷駅と乗り継ぎが可能ですが、駅名がそれぞれ違うのでよく調べないと気づかないかもしれませんね。
なお、車内アナウンスでは案内されるので、公式な乗り換え駅ということになっているんでしょうね。
ただ、雑司が谷駅とは別に都電雑司ケ谷駅があるのが紛らわしいですw
学習院下から先は併用軌道と見せかけた道路中央を通る専用軌道となり終点の早稲田となります。

早稲田

難読地名なようで、某大学のお陰で全国区の知名度であろう早稲田です。
近くには都営バスの早稲田営業所があり、上野や新宿へもバスで乗り継げるようです。

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こちらは1本の線路を挟むように下車専用ホーム・乗車専用ホームが位置するようです。
奥の方には先行の電車が停留所にいるときに到着しても下車扱いができるようにもう1つの下車専用ホームがあります。

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外観です。路面電車の停留所にしては立派ですが、道路のど真ん中にあるので”駅”というよりは”停留所”という表現が似合いますね。
実際、Wikipediaでも「早稲田停留所」という項目名になっていました。
あと、余談ですが東京メトロ東西線にも早稲田駅がありますが、当停留所からは600mほど離れていて乗り換えには不向きのようです。都内はこういう紛らわしい駅名が多いですよねw

三ノ輪橋で1本早い電車に乗ったので時間が余ってしまい、ここで昼食を調達です。例によってコンビニですがw


↑7000形の入線シーンです。
帰りも7000形でしたw
まあ吊掛サウンドのほうが好きなのでいいですけどw

王78系統

都電が遅れたため乗り換え時間が3分ほどになってしまい大慌てで乗り換えとなりましたが何とか乗れました。
で、これから乗る王78系統ですが、王子駅より一旦北本通りを北上し、環七通りに入るとあとは高円寺まで道なりに進み、その先は東京メトロ丸の内線にそって新宿駅へ向かうという系統です。都内の路線としてはかなりのロングラン系統で全区間乗り通すと1時間以上かかります。どう考えても電車のほうが早いので乗り通すのはバスマニアくらいかと思いきや、高齢の方を中心に長距離利用も多かったです。時間はかかっても乗り換えのいらないバスのほうがいいというニーズもあるんでしょうかね。
あと、意外と混んでいて半分以上立って過ごす羽目になりましたw
結局座れたのは高円寺あたりでしたかねw
ただ、高円寺から先は渋滞気味で新宿到着は10分ほど遅延となりました。まあ都内のバスにしては優秀な方ですかねw

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王子では急いでいて撮れませんでしたが、新宿では結構長く停まっていてくれたのでしっかり撮影出来ました。
それにしても、都バスはまだまだ方向幕の車両が多いんですね。

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ここからは関東バスも出ているんですね。SimuTransでは再現出来てない系統ですねw
まだまだプロジェクトの先は長そうだw

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新宿駅前のバスターミナルは地下道でコンコースに直結しています。さすがは天下の新宿、バスターミナルもすごい立派ですね。

さて、時間がなくなってきたので次に乗る大江戸線乗り場に急ぎます。なお、大江戸線新宿駅は以前訪問した時に紹介していますので省略します。

大江戸線

ミラクル☆トレインでお馴染みの大江戸線です。
光が丘~都庁前の放射部と都庁前から1周する環状部からなる路線で、新宿~光が丘のみ乗ったことがあり、それ以外は未乗区間です。
今回は新宿駅より都庁前行きに乗車しぐるりとほぼ一周して都庁前へ向かい、光が丘行きに乗り継いで光が丘へ向かいます。
真っすぐ行けば1駅のところを1時間近くかけて行くわけですw
最初はすごい混雑でしたが、意外とすぐに空いてきました。あと、大江戸線は鉄輪式リニアモーターカーなのですが、インバータ音が小さいですね。そのくせフランジ音は大きいのでカーブだと放送が聞こえないほどうるさいですw
ミニ地下鉄ということで極力小さく車体を作っているため防音が弱いんでしょうかね。

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それを裏付けるかのような1枚がこれです。
吊り広告ですが、普通に吊るすと乗客に当ってしまうので斜めにして高さを稼いでますw

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どうしてもミラクル☆トレインを思い出してしまう12-000形ですw
乗車していてもキャラクター化されている駅名が出てくる度にキャラが思い浮かんでしまって困りましたw

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乗り換えのために降りた都庁前駅です。駅名通り都庁の前にありますが、春日・飯田橋方面からの列車はここが終点となるため光が丘方面に行く人は乗り換えになります。
基本的に対面乗り換えなので不便はないですけどねw
ところで、光が丘もそうでしたが、大江戸線の駅は柱に駅名を刻むのが好きですねw

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壁面タイプも・・・

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ホームは2面4線となっていて対向の線路が見えますが柱に阻まれて写真を撮るには向きません。ホームドア完備&全線地下とこれほど撮影が難しい路線はなかなかないと思います。
まあ安全には代えられないので仕方ないですけどね。

1日乗車券なので一旦地上に出て都庁でも拝もうかと思いましたが、ホームを撮っていたら意外と時間がかかり列車の時間が迫ってきたので諦めてそのまま光が丘に向かいます。
光が丘も以前訪れているので省略します。光が丘からは国際興業バスの光02系統で池袋に出ます。以前乗った時は池袋から光が丘まで乗り、光が丘から大江戸線に乗ったので逆パターンですね。

光02系統

池袋駅東口と光が丘駅を川越街道・環七通り経由で結ぶ系統で、国際興業バスが運行します。
鉄道では遠回りになるルートを短絡するためか本数も結構あり、池袋での主力系統の1つでしょう。
バスは折り返し便の遅れのため5分遅れでの出発です。そのため本来なら一旦待機所まで回送されてから改めて駅に入ってくるのが、到着後そのまま折り返しになりました。
運転手のアナウンスによると川越街道が大渋滞となっておりこの便も大幅に遅延する可能性があるとのこと・・・これから待ち合わせなのに大丈夫かなと心配になりながらの旅になりました。
ちなみに、国際興業バスは都営バスとなんとなく塗装が似ているため、つい都営まるごときっぷを出そうとしてしまい、寸前で気づいてSuicaに持ち替えたのはここだけの話ですw
さて、出発してしばらくは回復運転なのか飛ばし気味でした。そして、あるバス停での一コマですが、バス停のど真ん中に路上駐車している乗用車がいたんです。マナーの悪い車だなと思いつつ眺めていると、中からバス運転士が出てきて、そのバス停で運転士交代を行ったのです。
どうやら先程光が丘到着が遅れたため、本来ならば光が丘の待機所か何かで交代するはずだったのをそのまま折り返しになったため車でバス停まで来て交代することになったようです。
こういう運用もあるとは知りませんでしたw
あと、渋滞の方ですが、川越街道で道路工事を行っていた影響で流れが悪い箇所がありましたが、あとはおおむねスムーズに流れておりまして、池袋到着は5分程度の遅延で済みました。
途中の渋滞を加味すると、実際には5分程度回復運転に成功していたということになりますかね。

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乗ってきたバスです。よく見ると2つも銀行が写り込んでいますねw

このあとはATSの運営メンバーで食事をして帰りますが、最後にあけぼのを撮って帰ることにしました。

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まだあけぼのまでは時間があったのであえて各駅停車で大宮を目指します。
大宮駅はすごいことになっているかと思っていたものの、意外と撮影者は少なく混乱している様子はありませんでした。
駅員がやたらと「三脚を使っての撮影はご遠慮ください」と放送していたのが印象的でしたがw
何人か三脚を使っている人がいましたが我関せずという感じでしたw
ちなみに、私は普段から三脚は使わないので今回も手持ち撮影です。今のカメラは手持ちでもそれなりに撮れますからね。
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前のカメラなら手持ちではブレていましたが、今のカメラはすごいですねぇ


↑動画です

これで今回の旅は終わりです。

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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