「S-TRAIN」&快速急行で行く秩父の旅

今回は2022年春のダイヤ改正で消滅する西武秩父線・西武池袋線の西武秩父発池袋行き快速急行に乗車するのを主な目的として、秩父へ出掛けました。
この活動自体は1日で完結していますが、時系列としては「相模線八王子行きに乗車!」の続きとなります。
また、レポートの執筆が遅れており、公開はダイヤ改正後になってしまいましたが、活動自体は改正前に行っていますので、記事中の記述は当時のものとしてご覧下さい。

本日の行程


それでは早速行程の説明から始めたいと思います。
今回は冒頭に書いたとおり西武秩父発池袋行きの快速急行に乗車するのがメインであり、せっかく行くならば他にも色々したいと色々追加した結果、往路は元町・中華街発西武秩父行きのライナー列車「S-TRAIN1号」を利用し、現地では西武観光バスが運行するM4系統三峯神社線の急行バスに乗車して三峯神社を訪れたり、西武秩父駅周辺で西武秩父線や秩父鉄道などの撮影もしました。
行程としては元町・中華街駅から「S-TRAIN」で西武秩父へ、そこから西武観光バスM4系統で三峯神社へ1往復し、最後は件の快速急行で池袋まで戻って活動終了です。
観光もありつつ撮影や乗りバスもするという、趣味と観光を兼ね揃えた1日となりました。

元町・中華街駅に向かう

前回の記事をご覧いただいた方はお分かりだと思いますが、前日は関内駅付近のネットカフェで夜を明かしており、そこから元町・中華街駅まで移動しなければなりません。
距離的には歩いていくことも不可能ではないですが、結局馬車道駅まで歩いてからみなとみらい線に乗ってしまいましたw


というわけで朝の関内駅前からレポートが始まります。


横浜市営バスが通りました。


轟音とともに貨物列車・・・じゃない!?
EF65形とEH200形が連結して走るという珍編成に遭遇しました。
ネット上でこういう編成が走っているという話は聞いたことがありましたが、まさかここで遭遇するとは・・・


これから向かうのは馬車道駅ですが、今歩いているのがまさしく「馬車道」のようです。


街灯にも馬車道と書いてありました。


よく見ると歩道に立っている支柱も馬の形でした。


この重厚な見た目の建物は神奈川県立歴史博物館だそうです。


あれが馬車道駅の入口のようです。
みなとみらい線は全線地下ですから必然的に駅も地下駅となり、地上から見えるのは入口のみとなります。


入口の前に来ました。


馬車道駅地下道と書いていました。


階段を下り・・・


通路を抜けて・・・


赤レンガ風の壁面に横長なオブジェが飾られていました。


みなとみらい線は地下深くを走っていることもあり、行けども行けども駅が見えてこなかったのですが、ようやく見えてきました。


ここの壁も赤レンガ倉庫っぽいですが凝った作りになってますね。


こちらが改札口です。
屋根がドーム状になっているのも面白いです。


改札内です。
ん?なんかいるぞ?w


なんとガンダムがお出迎えw


記念撮影用のブースかな?


こちらはみなとみらい線のキャラクターだそうで、「えむえむさん」というらしいです。
みなとみらい線はMM線と略することがあるので、そこから採ったのでしょうかね。


コンコースを進みます。


階段にもガンダムのイラストが描かれていました。
実物大ガンダムの頭部といい、ガンダムファンにとっては堪らない駅でしょうね。
なお、このイベントは3月13日までだそうで、この記事の公開の時点では既に終了しているようなのでご注意下さい。


ホームまで来ました。
構造は1面2線と単純な構造で、地下鉄駅という雰囲気が強いです。


自販機も木目調になっていて落ち着いた雰囲気を醸し出しています。


ここの壁面もレンガっぽいデザインでした。


駅名標まで落ち着いた茶色になっていて駅の雰囲気に調和しています。

それではみなとみらい線に乗って元町・中華街駅に移動します。

「S-TRAIN1号」で秩父へ

元町・中華街駅にやってきたらここで「S-TRAIN」を待ちます。


元町・中華街駅にやってきました。
ここから折り返し乗車する形になるので運賃の精算のため、一旦改札を出てから戻ってくるというミッションがあります。


先程馬車道駅で見かけたガンダムは「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」というイベントのものだったようで、その宣伝がありました。


コンコースです。
ここも屋根がアーチ状になっていて独特な構造ですよね。


改札口です。
前述の通り、精算のため一旦改札を出ますがすぐに戻ってきます。
自動改札なのであまり気になりませんが、脇にいる駅員さんは何をしているのだろうかと不思議に思ったかも?w


ホームへ戻ってきました。
屋根が高いこともあって地下駅ながら圧迫感がないですよね。

それではここで「S-TRAIN」を待ちます。


↑入線は動画でどうぞ


入線してもすぐにはドアが開きませんでした。
ライナー列車特有とでもいいましょうか。


その間に先頭へ!と思ったのですが有効長いっぱいに停車するためこれしか撮れませんでしたw


幕も撮ろうと思ったのですが、上手く撮れませんでしたw

ここでドアも開いたので乗り込みます。

ここで「S-TRAIN」について解説を入れておきます。
実は以前に西武秩父→元町・中華街で「S-TRAIN」に乗っていて記事にもしているんですが、少し期間が空いたこともあり改めて解説したいと思います。
「S-TRAIN」は西武鉄道・東京メトロ・東急電鉄・横浜高速鉄道の4社に跨って運行されるライナー列車であり、平日は西武池袋線・西武有楽町線と東京メトロ有楽町線を直通し、小手指・所沢~豊洲間で運行され、東急や横浜高速鉄道には乗り入れてきませんが、休日だと観光需要を取り込むべく西武秩父・飯能~元町・中華街間での運転となり、そのうちの1往復が元町・中華街~西武秩父間の113.8kmを走破するという、私鉄線のみを走行する列車としてはロングラン列車となっており、これは東京メトロと直通する列車の中では最長距離になるそうです。
私は小田急ロマンスカーの「メトロはこね」とかの方が長いと思っていたんですが、「メトロはこね」の北千住~箱根湯本間の走行距離は104.4kmらしく、「S-TRAIN」の西武秩父発着列車の方が長いみたいですね。

停車駅ですが、元町・中華街~西武秩父間の列車についてのみ説明すると、元町・中華街駅を出ると、みなとみらい・横浜・自由が丘・渋谷・新宿三丁目・池袋・石神井公園・所沢・入間市・飯能・西武秩父となっており、みなとみらい線内こそ特急に準じていますが、東急東横線や副都心線では特急や急行といった一般列車の優等種別より停車駅が少なく設定されており、西武線内でも特急が通過する石神井公園に停車する一方、特急が停車する横瀬は通過するなど、千鳥停車ともいえ、停車駅数だけなら特急と互角になっています。

利用には運賃の他に座席指定券が必要となり、座席指定券は利用区間の鉄道会社ごとに発生するため、例えば元町・中華街から西武線内まで乗った場合は、横浜高速鉄道(100円)・東急(250円)・東京メトロ(210円)・西武(500円)の4社分の座席指定券が発生し、合計で1060円となります。
これが割高感を生み利用が伸びないという声もあるようですが、今の所特段割引制度が導入されると言ったこともなく続いています。
座席指定券は停車駅にある券売機か西武線の石神井公園~西武秩父駅間の各駅窓口、その他主要駅窓口で発売し、西武鉄道チケットレスサービス「Smooz」にも対応しているため、ネットからの購入も可能です。
ただし、みなとみらい線内のみ、もしくは東京メトロ副都心線内のみの利用はできない他、池袋駅は上下とも降車のみであり、池袋からの乗車はできなくなっています。

列車名である「S-TRAIN」というのは、
・通勤・通学・お出かけなど様々なシーン「Scene」に使える
・指定席による快適な座席「Seat」
・直通運転による乗り換え無し「Seamless」
の3つの英単語の頭文字から採っていますが、西武鉄道のSという意味合いも隠れていそうですね。

使用車種ですが、西武40000系が専用車として導入され、「S-TRAIN」は全て西武40000系で運行されます。
西武40000系はロングシートとクロスシートを切り替えて運用できる車両ですが、「S-TRAIN」での運用時はもちろんクロスシートとなっています。

と言った所でレポートに戻るとしましょう。


↑車窓を撮りました。
全区間で2時間を越えますので、モバイル回線などの方はデータ量にご注意下さい。

車内の写真とかは前回乗車時にもご紹介していますので、興味のある方は前回の記事をご覧頂くとして、私の車両は私の貸切状態で元町・中華街駅を発車しました。


車内案内表示器です。


横浜までは普通ですが、その先は自由が丘までノンストップだからすごいです。
横浜で若干乗ってきました。
流石は神奈川最大のターミナル駅という感じですが、それでもガラガラで「S-TRAIN」大丈夫か?と心配になってきますw


この表示で見るとどれだけ連続通過するのかが分かりますね。
ただし、本当に自由が丘まで停まらないというわけではなくて、菊名・武蔵小杉は運転停車をするんですよね。
これらは特急の停車駅であり、「S-TRAIN」以外に通過する列車がないため、信号システム的に通過に対応していないのかもしれません。

これは「京王ライナー」が特急停車駅に運転停車しているのと共通しますね。

自由が丘の次は渋谷ですが、中目黒にも運転停車がありました。

渋谷では東京メトロの乗務員に交代するのか少し長めの停車時間がありましてここから地下鉄副都心線に入ります。
ここからは完全に地下鉄であり、地下鉄で車窓を撮るのも変な感じですが、全区間車窓を撮るなら必然的にこの区間も撮ることになりますからねw

副都心線に入って最初に停車するのは新宿三丁目です。
意外とここで降りる人が多かったですが、横浜や自由が丘から新宿へ出るのに「S-TRAIN」を使う人もいるみたいですね。
そうなると、土休日しか東急東横線方面に「S-TRAIN」を運行しないのはもったいない気もしますが、むしろ東急独自にライナー列車を設定したりはしないですかね?w
この区間では急行は途中で明治神宮前(原宿)にも停車しますが、通勤急行だと通過なので、「S-TRAIN」と通勤急行は停車駅が同じと言えますね。

新宿三丁目の次は池袋ですが、ここは降車専用駅となっていて、ここから乗車することは出来ません。
これは池袋駅は地上に西武池袋線の駅もあることから所沢・飯能・秩父方面は特急「ちちぶ」を使ってほしい本音があるためではないかと思います。「ちちぶ」だと全区間が西武線ですが、「S-TRAIN」だと池袋~小竹向原間は東京メトロの路線となり、運賃収入的には「ちちぶ」に乗ってもらった方が嬉しいのでしょうねw

ただ、不思議なのは反対の元町・中華街行きであっても池袋は降車専用駅であり、これだと秩父や飯能から池袋へ向かう人を「ちちぶ」に誘導する事はできませんし、逆に池袋から東横線方面の利用を制限してしまうため需要を取りこぼすことにもなりそうです。

池袋を出ると次は石神井公園までノンストップとなるんですが、実際には東京メトロと西武の境界駅である小竹向原と、信号システムが変わる境界の練馬でそれぞれ運転停車があります。

練馬を過ぎると続いて石神井公園です。
ここは特急は通過する駅であり、「S-TRAIN」は停車するわけですが、「S-TRAIN」は東京メトロと東急・横浜高速鉄道では最上位種別扱いながら、西武では特急の次に位置する種別ということになっているみたいですね。

石神井公園では先行していた各駅停車と緩急接続しており、通過駅利用者にも「S-TRAIN」の恩恵を受けられるようにしているようです。

ここで複々線区間も終わり、急行や快速急行だと次はひばりヶ丘ですが、「S-TRAIN」は通過し、所沢までノンストップとなります。
そこから先は特急停車駅に準じていて、入間市・飯能と停車しますが、特急が停まる横瀬は通過します。これは「S-TRAIN」が10両編成なのに対して、横瀬駅の有効長が足りないというのが理由らしいです。

飯能で進行方向が変わり私も座席を回転させて西武秩父までの最後の1区間に備えます。
ここまで来るとすっかり車窓も長閑になりますが、こんな中を10両編成の通勤型(とはいえクロスシートですがw)が走っているのはすごいですよね。


遠目に秩父のシンボル武甲山が見えてきました。
雪化粧していて、東京とは別の世界に来た感じがします。


通過する横瀬駅です。
ここには車両基地があり、側線に色々停まってました。


電気機関車の姿もありました。


「レッドアロー」がいましたがシートが掛けられていますね。
富山地方鉄道あたりに譲渡するやつでしょうか?


そして、もうすぐ終点の西武秩父です。
結局最後まで「S-TRAIN」はガラガラでしたが、流石にこの列車の行く末が心配になってきますw


西武秩父に到着です。


何度も来ている駅ですが、一応駅名標を・・・


武甲山と絡めて


駅名標と絡めて


アングルを変えて

この次のバスまではしばらく開くので駅でものんびり撮影できそうです。


向こうのホームには「ラビュー」が停車中ですね。


↑40000系の引き上げです。
折返しの元町・中華街行きは夕方なので一旦回送として引き上げていくようですね。


↑しばらくして4000系普通列車がやってきました。


写真も撮ります。


↑続いて「ラビュー」の発車です。


↑4000系普通列車も発車です。
西武秩父線も意外と列車の出入りが多くて楽しいですね。

西武秩父で色々撮る

既に色々撮ったじゃないかというツッコミの声も聞こえそうですが、次のバスまでは1時間も待つのでまだまだ撮りますw


で、次にやってくるのは三峰口行きです。
これは1日2往復だけ設定されている西武秩父線と秩父鉄道を直通する列車であり、飯能~三峰口間と飯能~長瀞間に土休日のみ設定されています。
なお、2020年春までは池袋発の快速急行(下り)と急行(上り)として設定されていたものであり、同改正より運行区間が短縮され各駅停車となりました。

で、この三峰口(と長瀞行き)は当駅付近で連絡線を通って秩父鉄道へ入っていくのですが、ホームから撮るよりも駅近くで撮ったほうがよく撮れそうな気がしたのでここで一旦駅を出ることにしました。


コンコースには、西武秩父駅前にある温泉施設の「祭の湯」とレストラン列車「52席の至福」の垂れ幕が並んでいます。


氷柱なんてものもあるんですね。
確かに、秩父は埼玉県の中では冬場は雪が降ることが多いイメージですし、やっぱり寒いんでしょうね。


改札への通路です。
特急「ちちぶ」が到着したときなどは大勢の乗客でごった返すんでしょうが、しばらく構内で撮影していたこともあり他の乗客は既に出場した後だったため閑散としていました。
まあ、駅取材をする上では好ましいことですけどねw


え?今どき駅構内にタバコの自販機があるなんて珍しいなと思ったら・・・


「たばこ」じゃなくて「ちゃばこ」でしたw
いかにもタバコっぽいデザインの箱にお茶を入れて売っているらしく、列車がデザインされた箱に惹かれて思わず買っちゃいましたw
これがジャケ買いってやつ?w


小さな庭園みたいなのもありました。


改札を出たところに発車標があります。
三峰口行きはレア行先ですからね。


路線バスと秩父鉄道の発車標もあるんですが、9時56分発の長瀞行きというのも西武秩父線からやってくるやつです。
なぜ先程の西武線の発車標には表示されず、こちらに表示されているのかというと、三峰口行きは西武秩父駅に停車後、スイッチバックして秩父鉄道に入っていくのですが、長瀞行きは西武秩父駅の手前で連絡線に入って御花畑駅に停車するので西武秩父駅には停車しないからです。


あとは撮影にいい場所がないかと散策がてらぶらつきます。
武甲山をバックにバスの車庫なんていい眺めです。


こんな細い通路があったんですが・・・


どうやら公道ではなくて西武鉄道の所有地だったようですね。
ニュアンス的には「通っていいけどあくまで私有地だから必要になったら閉鎖するのでよろしく」みたいな感じでしょうか。
まあ、通ることは問題ないみたいなのでありがたく使わせてもらいました。


その先の踏切からは西武秩父駅が見渡せました。
ここなら撮影するにもよさそうですね。
ただ、そこそこ車や歩行者の往来があるので通行の妨げにならないようにするという点には留意しないといけません。


↑最初にやってきたのは秩父鉄道の6000系による急行「秩父路」でした。
実はここは西武秩父線だけでなく秩父鉄道も並行しているので、どっちも撮れるという便利な場所でもあるんですね。


この2手に分かれた線路のうち、右側が西武秩父線の本線で、左側は秩父鉄道三峰口方面へ繋がる連絡線です。


連絡線と本線の合流と、西武秩父駅構内への分岐を1箇所で行うため「ダブルスリップスイッチ」という特殊なポイントが使われています。
これは2本の線路を交差させるだけでなく、交差する線路同士を相互に行き来することも出来るというもので、省スペース化できるメリットはあるものの構造が複雑で高価であることから日本では珍しい種類のポイントになるようです。


↑4000系がやってきました。
武甲山をバックに撮れていいですねぇ~。


そういえば、ホームに居る4000系は2つの編成が連結されて8両になっていますね。
秩父線の普通列車は4両が基本ですが、利用の多い時間帯は8両で運行することもあるようです。


↑続いて「ラビュー」です。
「ラビュー」のデザインは景色に溶け込むようにしているとか聞いた気がしますが、確かに景色に溶け込んでいると思います。


また4000系がやってきました。
ただし、これは三峰口行きです。
西武秩父駅に入線するまでは先程の西武秩父行きと変わらないので動画は撮りませんでしたけどね。


武甲山を入れてもう1枚


↑続いて長瀞行きです。
ご覧のように西武秩父駅に入るかと思わせて、直前で連絡線に入っていってしまうため西武秩父駅には立ち寄りません。


↑三峰口行きが連絡線を通って秩父鉄道へ向かう所です。

2本の直通列車も撮れたし、撮れ高は十分かなと思ったんですがまた踏切の警音器が鳴り始めました。
こういう場所で撮っていると撤収しようと思ったらまた踏切が鳴り始めてダラダラと撮り続けてしまい撤収のタイミングを無くすというのはあるあるですよねw


↑最後は秩父鉄道7800系を撮って撤収です。

あとはバスに乗るため西武秩父駅に戻ります。

西武観光バスM4系統(急行) 西武秩父駅→三峯神社

続いて乗車するのは西武観光バスが運行するM4系統です。


発車標にも私が乗る三峯神社行きが出てきました。
このようにこの系統は急行として運行されます。


駅前でとりあえず1枚w
街灯の形も独特ですね。


西武秩父線開通記念碑


駅前にはバスターミナルが整備されており、これから乗るM4系統もここから出発です。


西武秩父駅発着路線の中でも観光利用が多い路線ということで分かりやすく案内されていました。


こちらが乗り場のようです。
早めに戻ってきたおかげでまだそんなに並んでいませんね。
実はこの路線、結構混雑するみたいで、早めに並ばないと座れなくなる可能性もあるということで撮影も(あれでも)早めに切り上げてきたのでした。


ここからは三峯神社行きだけでなく、和銅黒谷駅循環と中津川行きも出ています。
中津川というと中央本線の駅があるためか岐阜県中津川市を連想してしまいますが、もちろん岐阜県まで行くわけではなくて、中津川とは秩父市内にある地名です。


路線図です。
M4系統は急行を名乗るだけあってかなりのバス停を通過しており、西武秩父駅の次は三峰口駅まで停車しません。
三峰口駅から先も中津川行きが各駅停車の役割を担うようで、三峯神社行きは鉄道の特急並みの飛ばしっぷりですw


時刻表です。
三峯神社行きは典型的な観光路線であり、始発は遅く、最終は早いです。
ただ、平日でも休日でも時間帯の変更はありますが本数は変わらないのは意外ですね。


より広域的な路線図もありました。
流石に県境を越えるような路線はありませんが、意外と路線のバリエーションが多いですよね。

あとはバス停で大人しく待ちます。
発車時刻が迫る頃には私の後ろに20名以上は並んでいたように思います。
休日ということで余計に多いんでしょうが、この時点で「S-TRAIN」より多く乗っている疑惑が!?w


そして、バスがやってきました。
運行しているのは西武観光バスという西武バスの子会社でして、社名の通り西武バスの観光バス部門を担う会社でもありますが、西武の高速バスの一部を担当していたり、このように秩父や軽井沢などでは一般路線バスも運行していたりします。
車体のカラーリングは大宮あたりを走っている西武バスと全く同じですけどねw


側面の幕を撮ったら乗車します。

さて、ここで三峯神社線について解説を入れておきましょう。
三峯神社線は西武秩父駅と三峯神社を結ぶ路線で、M4という系統番号を使用しています。
全便が急行として運行されており、西武秩父駅を出ると三峰口駅・大輪・大滝温泉遊湯館・三十槌・秩父湖・三峯神社と停車し、これ以外のバス停には停車しません。
終点の三峯神社はパワースポットとして有名ですし、三十槌は氷柱の名所だったり、秩父湖や温泉などの観光スポットを巡るルートであり、典型的な観光路線ですが、運行本数は平日も土休日も変わらず6本です。
また、三峰口駅~三峯神社間の区間便もあり、三峯神社側からの西武秩父方面のうちの1本は三峰口駅止まりとなり、土休日の三峯神社行きでは西武秩父発の6本に加えて、三峰口駅始発の1本もありまして、三峯神社発は三峰口駅止まりを含めて7本となります。

元々は土休日のみの運行だったらしいのですが、2007年に三峰ロープウェイが廃止されると代替としてこの三峯神社線は平日も運行されるようになったそうです。

また、三峯神社ではかつて「白い氣守」という特別なお守りを毎月1日に限って頒布しており、これが大人気となり、頒布される毎月1日には三峯神社へ通じる道路は「白い氣守」目当ての参拝者の車で大渋滞となり、この三峯神社線も通常なら1時間10分程度で到着するところ、8時間以上を要するなどし、中には運転士さんの連続乗務時間の上限を超えてしまい、終点にたどり着けずに運転打ち切りなんてケースまで発生するなど、多大な影響を受けてしまい、一時期は「白い氣守」頒布の日は本数を大幅に減らすなどの対応をしていたそうです。

しかし、三峯神社側も流石に毎月周辺道路に大渋滞を起こすのはまずいという判断になったのか、平成30年(2018年)6月1日以降は「白い氣守」の頒布を休止しており、以後再開されていません。
そのため現在はこのような大規模な遅延は発生しなくなったようですが、軌道系の交通機関がない場所で大規模な交通需要が発生するとどうなるかという例の1つとも言えますね。
また、三峰ロープウェイが廃止されたのもこの一件を考えると惜しいことをしたんじゃないかという気もします。

それでは乗車レポートに戻ります。


↑車窓は動画で撮りました。

西武秩父駅を出発する時点では席はほぼ埋まっていますが立ち客は出ていないようでした。
以前に秩父を訪れた時には、三峯神社線のバス停にすごい長さの行列ができていたのを見ていたので、もっと混むと思っていたのですが、時間帯の関係なのか、それとも時期的な要因なのか分かりません。

西武秩父駅を出るとバスは国道140号に入ります。
しばらくは秩父の市街地を進むんですが、国道沿いにお店が林立するようするはよくある地方都市の郊外の風景でした。

しばらく行くと影森駅の近くに差し掛かりますが、ここには停車しません。
影森駅は一部の列車が折り返す駅ですし、急行「秩父路」も停車する駅なんですが、それすら通過してしまうんだからすごいです。
まあ、M4系統は観光に特化しているみたいなので、観光需要の見込めない場所は容赦なく通過なんでしょうね。

いつしか市街地も途切れ、車窓に荒川が出てくるとだんだん自然豊かなイメージのある秩父らしい風景になってきました。
山が迫り、川に沿って走っているとバスは一旦国道140号を外れて白川橋を渡ると三峰口駅に立ち寄ります。
三峰口駅は秩父鉄道の終点であり、秩父鉄道を利用して三峰に向かう利用者は西武秩父駅よりも三峰口駅から乗ったほうが便利ということで停車バス停に入れているんでしょうね。

面白いのが一旦駅前を素通りして、駅を過ぎたあたりでUターンして駅に戻ってきてから客扱いをするという運行形態ですね。
実は以前に三峰口駅を訪れた時にこのようなバスの動きを見ていたので知っていたんですが、車内視点で見るとまた違って見えました。

三峰口駅でも乗ってくる人がいて車内は立ち客も出るようになりました。
このバスの目的地である三峯神社は三峰山の山頂近くにありますから当然その道のりは山道であり、ヘアピンカーブとかもありますから、立ち乗りの人は大変そうです。

再び白川橋を渡って国道140号に復帰しますが、ここから先も急行運転は続くので途中のバス停の多くは容赦なく通過しまくりますw
この区間では三峰口駅から中津川を結ぶ路線が各駅停車の役割を担っているようで、地元の人の生活の足としての役割はそちらが担っているようですね。

三峰口駅を出て最初の停車停留所となる大輪ですが、実は先程少し名前が出た三峰ロープウェイの駅があった場所でして、ロープウェイとの乗り継ぎ拠点として急行バスの停車停留所に入っていたものと思われます。
もちろん、今はロープウェイは廃止されていますから乗り継ぎ地点としては機能していませんが、三峰神社表参道という自動車は通れないハイキングコースのようなものがあり、これを通って三峰神社へ行くこともできるため、今でも停車が継続されているんでしょうね。
ちなみに、例の「白い氣守」の大渋滞の時は渋滞で動かないバスにしびれを切らして大輪で降りて徒歩で表参道を通って三峰神社へ行く利用者もいたそうです。
渋滞回避という目的でなくても、ハイキングを兼ねてここから徒歩で行くというのもありだと思いますが、なかなか本格的な登山道的な道のようなので、足腰に自信がない方はやめた方がいいかもしれません。

ところで、大輪から出ていた三峰ロープウェイの全長は1.9kmだったそうで、何だここまで来れば三峰神社も近いんじゃないかと思ってしまいましたが、実はまだまだ先は長いです。
残りの道のりはなんと17.4kmもあり、時間でいうと40分も残っています。
8~9倍もの遠回りをする形ですが、ロープウェイは急勾配にも強いですし、地形を無視して最短コースで行けるのに対して、道路は鉄道よりは勾配に強いとは言えロープウェイに比べれば勾配は抑えないといけないですし、地形の影響も受けますからヘアピンカーブで勾配を緩和しつつ地形に合わせて迂回するということをやるとこれだけの遠回りになってしまうんですね。

続いて停車するのは大滝温泉遊湯館というバス停ですが、その名の通り温泉施設の近くです。
道の駅大滝温泉に併設されており、参拝の途中や帰りに温泉に入ったりする人もいるだろうということで、急行バスを停めているみたいですね。
ただ、私が乗ったバスでは降りる人はいませんでしたw

そして、バスは走ってきた国道を逸れるのですが、実はここから先で走る道路も国道140号なんです。
どういうことかというと、国道140号は大滝から川又までは秩父湖経由の旧道と、奥秩父もみじ湖経由の新道の2つがあり、どちらも国道140号に指定されているのです。

ちょっと脱線しますが、国道140号についても触れると、国道140号は埼玉県熊谷市と山梨県富士川町を結ぶ国道で、熊谷~三峰口間では秩父鉄道に並行する国道ということができます。
なお、1998年までは埼玉・山梨県境にある雁坂峠には車道が開通しておらず、秩父地方と山梨を往来するには一旦東京都まで出て奥多摩の方を経由する必要がありました。
それが、雁坂峠に雁坂トンネルが開通すると埼玉と山梨を直接往来できる唯一の車道となり、埼玉・山梨間の往来だけでなく、中央自動車道の渋滞を避ける迂回路としても活用されるようになったそうです。

更に秩父湖周辺の国道140号は狭隘路となっていたのが、滝沢ダムの建設に伴って奥秩父もみじ湖経由の道が整備されたことで、2車線道路によって埼玉と山梨が結ばれるようになりました。

そんなわけで、バスは左折して旧道の方へ入っていくのですが、ここでバスはまさかの立ち往生・・・
たまにある停止線を越えて停まっている車がいるせいで曲がれないパターンかなと思ってバスの進む先を見ると、タンクローリーのようなトラックが交差点にかなりはみ出る形で停まっていたのです。
際どいタイミングで信号が変わってしまったか、他の車に妨害されて停まったところで信号が変わって動くに動けなくなったとかかなと思って眺めていました。
まあ、どのみち信号1サイクル分待てば進めるだろうと思っていたのですが、信号が赤を経て再び青になってもそのトラックは停まったままなのです。
え?まさかあんなところに路駐!?と思っていると、運転士さんも車内に断ってからバスを降りて様子を見に行きました。
すると、どうやら故障してしまったらしく、しばらく動けない様子・・・
どうするのかと思ったら切り返して何とか左折することにしたようです。
車内もちょっとした緊張感に包まれつつバスは大回りして交差点に進入すると、「あれ?行けるじゃん」とばかりにギリギリ曲がれたようでしたw
結局この一件で5分程度遅れてしまいましたが、そんなに急ぐ旅でもないですしいいでしょう。

旧道に入ってしばらく行くと三十槌に差し掛かります。
ここは氷柱が有名な場所で、訪問時はちょうど見頃だったようでここで降りる人も結構いました。

もうしばらく国道140号を進みますが、旧道に入ったと言ってもまだ道路は2車線道路を維持していてそんなに狭くなったとは思いませんでした。
でも、このあたりからヘアピンカーブが出てきたりして、道路の規格が下がった感はありましたけどね。
また、ダム関連なのか分かりませんがダンプカーが頻繁に通行しており、道は2車線あるとは言えカーブでは大型車はセンターラインをはみ出さざるを得ない箇所もあったりしますから、どちらかがカーブ手前で停車して譲り合う場面も頻繁に見られました。

そして、秩父湖に差し掛かります。
秩父湖は二瀬ダムによって出来た人造湖で、展望台などもあって観光スポットともなっているようです。
ここで数名降りていきました。

ここで国道140号とはお別れとなり、県道278号秩父多摩甲斐国立公園三峰線という長い名前の県道に入っていきます。
驚いたのはこの県道は二瀬ダムの天端(ダムの上部)を通る経路となっているんですね。
ダムの上を走るバスなんて外から見られたらすごい光景だと思いますが、車内視点でも面白い光景でした。また、県道に入るといきなり道は狭くなり、ダムを渡りきるまで自動車の行き違いは不可能な道幅でした。
そのため、信号によって交互通行になるように制御されているみたいですが、そんな所を走るバスがまさか埼玉にあったとはw

ちなみに、国道140号も秩父湖から先はかなり狭くなるようです。

ダムの先も道幅は狭く、すれ違いは何とか出来ますがセンターラインはありません。
眼下には秩父湖を見つつ、くねくねとカーブを連続させながら進みます。
そして、ヘアピンカーブが現れ、今まで南へ向かっていたのが、北へ進路を変えてぐんぐんと高度を上げ始めました。
でも、その代わりここからは2車線が確保されているようです。
もう1つのヘアピンカーブを過ぎると更にヘアピンカーブを2つほど経てようやく開けた場所に出ていました。
ここまで来れば三峰神社はもうすぐです。

三峰神社のバス停は一般車用の駐車場の中にあり、駐車料金を徴収するゲートを路線バスが通るという面白い光景も見られます。
ただし、流石に路線バスからは駐車料金を徴収しないようでフリーパスで入れるみたいでしたがw

敷地に入るとバスはバックして一番端の駐車枠に駐車しました。
ここが停留所ということになっているようで、ここでドアが開き降車扱いが始まりました。


三峰神社に到着です。
路線バスが駐車場に停まっている面白い光景ですね。


非公式側から


少し引いて駐車場に停まっている様子を撮りました。
駐車枠はたくさんありますが、残りは観光バス用ですかね。


バス停ということでポールもあります。
ここから出るのは三峰神社線だけであり、行先は西武秩父行きと区間便の三峰口行きだけですね。


時刻表です。
三峰口行きと西武秩父行きは別々に表示しているんですね。


バス停での並び方が示されていました。


山をバックにバスを撮りました。
こんなところに普通に町中を走っているような路線バスが停まっているのはギャップがすごいです。


もちろん一般車の駐車スペースもたくさんありますが、この日も多くの車が停まっていました。
流石にかつての大渋滞はもう起きませんが、三峯神社は相変わらず多くの参拝客に親しまれているようですね。


本当に山奥まで来ましたねぇ。
さて、この後ですが、折返しのバスは1時間後ですし、せっかくなので三峯神社を参拝することにしました。


登っていくと観光客相手であろうお店が出てきました。
ここで休憩しようかとも思いましたが、三峯神社までどれくらい歩くのか分からないため、とりあえず参拝を先にすることにしました。
途中まで歩いてタイムアップになって結局参拝できないというのが最悪のパターンですしね。


すると鳥居が出てきました。
あれ?意外と近い?


鳥居を過ぎたので境内には入ったはずですが、本殿まではまだまだあるようです。
大きい神社はこういうパターンが多いですからね。

そういえば、日光東照宮へ行ったときも思いの外遠くて、結局バスの発車ギリギリになってバス停に戻ったこともありました。


ようやく参道らしい風景になってきました。


随身門というらしいですが、綺羅びやかな装飾がされていますね。


鶴と龍の装飾が美しいです。


門を通ったのだからもう本殿が出てくるだろうと思ったのですがまだ参道は続くようです。
やっぱり楽してご利益を得ることはできないってことですかねw


この石段を登ればようやく本殿のようです。
でも、苦労してたどり着いたほうがよりご利益がありそうです。


この綺羅びやかな建物は手水舎です。


こちらが本殿です。
それほど混んではいなそうなので、手短に参拝を済ませて戻ることにしました。
パワースポットということで、このブログやYouTubeチャンネルも更に発展できるようにお願いしました。


帰り道にみかけたのは日本武尊の像でした。
どうやら三峰神社を創建したのは日本武尊という伝説があるらしいです。


伝説上の人物ですが、手を振っているようなポーズのせいか、親しみが湧きますね。


それではバス停に戻りますが、途中のお店で秩父名物の「みそポテト」を買いました。


中はこんな感じです。
蒸したジャガイモに衣をつけて揚げたものに、味噌ダレをかけたもので、古くから秩父で食べられていたそうですが、最近はB級グルメとしても注目されているようです。

あとはバスに乗って西武秩父駅に戻ります。
基本的に先程の逆というだけで特筆すべきことはないので記事では割愛しますが、車窓は撮ったので動画だけ貼っておきます。


↑復路の車窓です。


西武秩父に戻ってきました。

昼食がてら撮影

西武秩父に戻ったらお昼も過ぎてお腹が空いたため、お昼ごはんを食べますが、ついでに撮影もしました。


三峰へ行く前にも撮った場所にまたやってきました。


↑なんとやってきたのは「52席の至福」でした。
実はこれが初めての撮影でした。


ズームでホームに停まっている所を撮ります。


↑4000系の普通列車


↑そして、「52席の至福」が折り返していきました。

撮影はこれくらいでお腹が空いたのでお店を探しましょう。


やってきたのは「安田屋」というお店です。
妙に鋭角な形状が特徴的ですが、秩父名物の「わらじカツ丼」の名店として有名なお店なんだそうです。
今までわらじカツ丼は何度か食べていますが、時間の都合で西武秩父駅のフードコートを利用することが多くて、駅から少し歩く「安田屋」には行ったことがなかったのでした。


渋い店構えで、事前情報無しでは入店を躊躇してしまうかもしれませんが、観光客にも人気のお店です。


「安田屋」のメニューはわらじカツ丼だけというストイックさですが、カツの枚数は1枚か2枚を選べます。
流石に人気店だけあって今まで食べてきたわらじカツ丼とは一味違う美味しさでした。


↑駅へ戻る道すがらの踏切で秩父鉄道の列車が通過したので動画を撮りました。


帰りは国道140号を通って駅に戻りました。

駅に戻ったらあとは帰路に就くのみです。

快速急行池袋行きで帰路に就く

最後にして、この活動のメインとも言える快速急行池袋行きです。
まず快速急行池袋行きについて解説しておきますと、西武鉄道では池袋~西武秩父間には特急「ちちぶ」を運行しており、これが秩父観光の主力列車となっていますが、これは特急列車ですから利用には特急料金が必要です。
また、本数は少ないですが特急料金がいらない池袋~西武秩父間を結ぶ列車というのも存在していました。
2020年春までは池袋~長瀞・三峰口間の快速急行/急行が土休日のみ2往復設定されており、乗車券のみでも快適に池袋~秩父間を移動できていました。
しかし、2020年春の改正でこれが廃止になると、唯一残った西武秩父~池袋間を移動できる列車となったのがこれから乗車する西武秩父→池袋の快速急行でした。
この快速急行も以前から運行されていたのですが、運行は池袋行きの上り列車のみであり、西武秩父行きは存在していませんでした。
これが最後まで残った唯一の秩父と池袋を直通する乗車券のみで利用可能な列車でしたが、2022年春のダイヤ改正でついに廃止されることとなったのです。これにより特急料金を払わずに池袋~西武秩父間を移動するには飯能で乗り換えが必須となります。

停車駅ですが、西武秩父~飯能間は各駅停車となり、飯能から先は他の快速急行と同じく入間市・小手指・所沢・ひばりヶ丘・石神井公園と停車します。
使用車種は特に固定されていないようで、西武池袋線で運用される各形式が使われるようです。
また、西武秩父線と西武池袋線の吾野~飯能間は4000系がメインですが、それ以外の形式が走行する貴重な運用となっていました。


まずは時刻表から


この16時28分発が快速急行池袋行きです。
土休日のみ1日1本だけです。


発車標も


特急と並ぶと快急と一字違いですから紛らわしいですねw
まあ、特急の4分後の発車なので間違える人はあんまりいないとは思いますがw


↑ホームへ行くと4000系が入ってきました。
もちろん、これは快速急行ではありません。


↑ホーム上の発車標は動画で撮りました。

さて、あとは快速急行の入線を待つのですが、今後は西武秩父駅にやって来ることがないような車両がやってくるわけで、これは是非とも動画を撮りたいと思っていました。
ですが、問題はアングルです。
西武秩父駅のホームからは秩父のシンボルの武甲山が見えるのでそれと絡めて・・・とも思ったのですが、そうすると車両があまり大きく映らず、車両の存在感がないんだよなぁ・・・
カメラをあっちに向けこっちに向け、アングルをどうするか悩みあぐねていたのですが、ここでふと私は気づきました。
いつも持ち歩いているコンデジに加えて、最近は車窓撮影用のビデオカメラも持ち歩いているのですが、どっちも動画を撮ることが出来るので、「悩むなら両方!」ということで、2つの動画を同時に撮るという今までやったことがないことをやってみることにしました。

というわけで・・・


↑武甲山を入れたバージョン


↑車両メインのバージョン

やってきたのは新2000系でした。
西武鉄道のアイデンティティとも言える黄色い車体の電車が来たのは嬉しかったです。
最近の車両のデザインも嫌いじゃないんですが、やっぱり西武は黄色というイメージが未だにありますからね。


入線直後は回送幕でしたが・・・


すぐに快速急行池袋行きの表示に変わりました。


黄色い車体をバックに駅名標


先頭ももちろん撮ります。


行先表示をアップで


秩父鉄道の列車が通りがかったので並べてみました。
この並びももう見納めですかね。


駅名標と絡めて


後尾側


駅名標シリーズその2


その3
武甲山も入っていて結構気に入っています。


↑車内案内表示器の表示も撮ったらあとは発車を待ちます。

8両編成ということでガラガラの車内ですが、やっぱり案内表示などを熱心に撮っている方はいましたねw
そして、発車です。
この長閑な景色にロングシートは似合いませんが、西武秩父線に限っては貴重な運用ですから楽しみましょう。
横瀬・芦ヶ久保と行くと正丸トンネルを抜けて秩父地方とはお別れです。


↑そういえば、ドア開閉時にサインが点灯するんですね。
こういうアナログなギミックは大好きですw

意外にもこのあたりの途中駅から乗ってくる人もいたんですが、飯能や東飯能でごっそりと降りていきました。
飯能までは各駅停車ですから普通列車の代わりに使っている人も多いようですね。

飯能を出るとあとは普通の西武池袋線という感じですが、考えてみると西武池袋線の快速急行はほとんどが「Fライナー」としての運行で、地下鉄に直通しない池袋行きとしての快速急行って意外にレアな存在なんですよね。
なので、飯能~所沢間でも通過運転をするのは特急以外ではレアということになります。
所沢を過ぎれば完全に都会の電車の雰囲気となり、各停車駅では降りる人・乗ってくる人と入り混じりますが、彼ら彼女らはまさかこの電車が西武秩父から来ているとは思っていないでしょうねw
石神井公園を出ると複々線区間が始まるとともに次の停車駅は終点の池袋ですから速いものです。
これが「Fライナー」だと練馬に停まるため、快速急行で練馬通過というのもレアということになりますかね。


終点池袋に到着です。
ここまで来ればもうただの西武線なので撮っている人はあまりいませんでしたね。


折返しは豊島園行きになるようでした。

ということでこれにて活動終了です。
最後までお付き合いありがとうございました。

この次は首都圏近郊での単発ネタの活動をしていますのでそのレポートとなる予定です。
それでは!

ブログランキングに参加しています
鉄道コム にほんブログ村 鉄道ブログへ

つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
カテゴリー: 鉄道・バス活動関係 タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , パーマリンク

コメントを残す

このサイトは reCAPTCHA で保護されており、Google の プライバシーポリシー利用規約が適用されます。