1泊2日で実施した名古屋乗りバス旅の2日目です。
なお1日目をまだご覧になっていない方はそちらから先にご覧になることをおすすめします。
本日の行程
2日目となる今日は、昨晩宿泊した名古屋駅からスタートし、まずは徒歩で隣接する名鉄バスセンターへ向かい、三重交通が運行する72系統名古屋南陽高速線でイオンモール名古屋茶屋へ向かい、復路は別経路の52系統名古屋桑名線に乗車して名鉄バスセンターへ戻ってきます。
更に名鉄バスが運行する44系統で津島駅まで行ったら名鉄の電車で名古屋へ戻り、最後は東名ハイウェイバスの超特急「スーパーライナー」で東京への帰路に就きます。
昼過ぎには名古屋を発ってしまうので実質的な活動は午前中だけということになりますが、「スーパーライナー」も初めての乗車でしたし車窓が楽しめる日中の乗車でしたのでこれも楽しみたいと思います。
今回は乗りバス旅ということでほぼバスばっかりの旅となっており、名古屋への往路も復路もバスでしたから、わずかに電車に乗る部分もあるとは言え、まさにバス尽くしの旅でしたね。
各系統の詳細はレポートの中で解説するとして、早速本編に入っていきたいと思います。
三重交通72系統名古屋南陽高速線
まず最初に乗るのは三重交通の72系統名古屋南陽高速線です。
この路線は名鉄バスセンターとイオンモール名古屋茶屋を名古屋高速経由で結ぶ路線となっており、その歴史は以外にも浅く2014年6月に運行を開始しました。
当初は1日13往復が設定され、また最初は名古屋側の発着地が名鉄バスセンターではなくて栄でした。
しかし、2020年4月からは、52系統桑名名古屋線と62系統名古屋桑名線が経路変更しイオンモール名古屋茶屋へ乗り入れるようになると、72系統名古屋南陽高速線は大幅に減便され、朝のイオンモール名古屋茶屋行きと、夜の名鉄バスセンター行きの1往復のみとなりました。
今のところ廃止という話は出ていないようですが、名古屋市バスの高速1系統が廃止されたばかりですし、この路線ももしかしたら・・・ということで今回乗車することにしました。
かつては世界一大きな駅ビルとしてギネス記録にもなっていたという名古屋駅の駅ビル「JRセントラルタワーズ」です。
なお、過去形なのは更に大きな駅ビルが作られて記録が破られたからではなくて、ギネス記録を認定するギネス社が記録の定義を見直し、JRセントラルタワーズは商業テナントが多く入居していて純粋な駅ビルではないとみなされて記録が取り消されてしまったんだそうです。
その後、「世界一大きな駅ビル」という記録そのものが認定されていないようですが、確かに今の駅ビルは商業施設と大差ないものが多いですから厳密に認定しようとすると難しいところもあるかもしれませんね。
それでは名鉄バスセンターへ向かいますが、名鉄名古屋駅を通り抜けていくことにしました。
それにしても、なんともレトロな案内板ですw
バスセンターへの案内板です。
そういえば、「バスセンター」という言葉は完全な和製英語であるらしく、海外ではまず通じないそうですね。
そのため、古い時代から存在する施設は「~バスセンター」という名称を使用することがありますが、最近設置されたような施設は外国人への分かりやすさを考慮してかまず「バスセンター」と名乗ることはなく、「バスターミナル」とか「バスステーション」とか、あるいは独自の愛称を設定したりするようになり「バスセンター」は徐々に死語になりつつあるようですね。
一例としては、私の故郷の福岡の天神地区にあるバスターミナルは、長らく「西鉄天神バスセンター」という名前で親しまれていましたが、リニューアルの際に改名されて、現在は「西鉄天神高速バスターミナル」という名前になっています。
やっぱりバスセンターという言葉の使用は避けられているみたいですね。
余談ですが、名鉄バスセンターも周辺の再開発に合わせて改築される計画が立ち上がっているらしく、もしかしたらその時に名前を変えるかもしれませんね。
やってきました。
名鉄百貨店と一体化しているため、名鉄百貨店から通り抜けて入ることになります。
バスを待つ間の食事や買い出しには困らないのがいいですね。
乗り場案内です。
8箇所の乗車ホームと、同じく8箇所の降車ホームがありまして、大都会の一等地にあるにしてはなかなかの規模ですよね。
発車標があります。
名鉄バスが関わる高速バスが多く集まっていますが、近距離から長距離までラインナップがすごいですね。
桑名市方面・伊賀上野方面などの近距離高速バスや基幹バス(名鉄便のみ)、津島駅方面といった一般路線バスも出ていますが、それに混じって2番乗り場からの8時20分発高速イオンモール名古屋茶屋行きと出ているのが今回乗車する三重交通72系統名古屋南陽高速線です。
この路線は名鉄バスは関与しておらず三重交通単独の路線ですが、高速バスの方で名鉄バスと三重交通の共同運行路線がある縁で名鉄バスセンターを使わせてもらえているんでしょうね。
高速バスも多く発着するだけに切符売り場や待合室もあります。
予約制の便はネット予約で事前決済し、オンラインチケットというケースも多くなっているため現地で切符を買うケースは少ないかもしれませんが、近距離路線は予約を受け付けていない路線もありますからね。
ホームと車道はガラスで仕切られており、騒音や排気ガスに晒されずにバスを待てるのですが・・・
撮影はしづらいですw
こちらは名鉄バスですが、富山行きみたいですね。
基幹バスもいました。
名古屋市営バスと違って専用塗装とまでは行きませんが、ちゃんと車体に基幹バスと書いてありますね。
名鉄バスセンターは結構古いバスターミナルですが、適宜リニューアルされているのかあまり古臭い印象はないですね。
そして、バスが出る2番乗り場にやってきました。
高速経由の72系統は1日1本になってしまいましたが、一般道経由の52系統・62系統は1時間ヘッドで出ているのでイオンモール名古屋茶屋への足は普通に確保されています。
足元には列を整理するための表示がありました。
イオンモール名古屋茶屋方面へは本数がそんなにないこともあって他の近距離高速バスと同じ乗り場を充てがわれているようです。
路線図です。
72系統は途中まで高速バスと並行して描かれることで高速道路を経由することを表現しているようですが、名鉄バスセンターを出ると富田中学校までノンストップとなります。
そして、その先で52系統と合流してイオンモール名古屋茶屋へ向かいます。
なお、50系統と61系統の2つが更に先まで伸びていて、桑名駅前と南桑名まで行っていますが、こちらはいずれも1日1本のみの運行となっていて、今は入庫を兼ねた路線として存続しているみたいです。
そもそもがこのイオンモール名古屋茶屋への路線も元々は名古屋と桑名を国道1号経由と国道23号経由でそれぞれ結んでいた路線のうち、名古屋市内の区間のみが残った名残とも言える路線でして、流石に桑名まで全区間一般道経由では時間がかかりすぎて高速バスが充実すると入庫を兼ねた1本のみを残して消滅したということのようです。
乗り場の発車標です。
高速が強調されていますが、名古屋周辺のバス停で降りるつもりで間違えて乗ったら富田中学校まで強制的に連れて行かれてしまいますからねw
バスが来たようです。
ガラス越しなのであまりきれいに写っていませんが、イオンモール行きなだけあってイオンモールのラッピングバスになっていました。
三重交通はマニア席を開放しているかは知らなかったのですが、実際に乗ってみると開放していたのでありがたく座らせてもらいました。
運転士さんはトイレか一服かは知りませんがバスを乗り場に着けるとどこかへ行ってしまったのでその間に運転席のスタフを撮りました。
そして、発車時刻が迫ると運転士さんも戻ってきていよいよ発車です。
車内には4~5名程度乗っていたようですが、マニアという感じではなくて一般の利用者のようです。
平日の朝に郊外の方へ向かう需要も少ないながらあるのだなと思いましたが、やっぱり目的地はイオンモールなんでしょうかね。
↑前面展望動画です。
さて、バスは名鉄バスセンターを出るとスロープを下って名古屋駅前の大通りに出ていきます。
その途中にはJR東海道線・東海道新幹線・関西本線・あおなみ線といった線路群が見えていきます。
その後は高速の入口まで一般道を進みますが、前方には三重交通の高速バスがいて、まるで自分も高速バスだと主張しているかのようにそれに追従して走っていきました。
都市高速に沿って進み若宮北交差点まで来たら、高速下を潜ってUターンするように2回連続して右折すると都市高速の白川入口から名古屋高速2号東山線に入ります。
新洲崎ジャンクションからはそのまま5号万場線となり、あとは道なりに進みます。
ここまで来ても名鉄バスセンターから仲良く走ってきた高速バスはずっと前にいるので普通に名鉄バスセンターからの高速バスの経路でもあるんでしょうね。
しかし、それも千年寺出口までであり、ここで一般道に降りてすぐに左折します。
そこは環状2号であり、上空には高速道路の名二環も通っています。
そして、ようやく最初の停車バス停となる富田中学校に停車します。
この付近にはJR関西本線の春田駅もあるんですが、バス停名には全く反映されていません。
まあ、路線の性質的にわざわざここで電車に乗り換える人は少ないでしょうし、三重交通にしてみればここで電車に乗り継げることをPRしても自社の客を奪われるだけでメリットがないですしねw
ちなみに、名鉄バスセンターから富田中学校までの時刻表上での所要時間は19分となっており、距離は11kmほどあるので、都市高速の効果はやっぱり絶大ですよね。
なお、名古屋駅から春田駅までJR関西本線を利用した場合はたったの2駅で10分程度で到達可能なので都市高速をもってしても電車には勝てないようですw
続けて豊治小学校東の手前で近鉄名古屋線と交差しますが、交差地点に駅はありません。
名二環のような最近整備された幹線道路は既存の市街地を避けるようにルートが選ばれるので駅からは離れていることが多いんですが、これは元々貨物線として計画されたゆえに乗換駅が主要駅からずれていることが多い武蔵野線にも当てはまる話ですね。
ここから先は一般道経由の52系統の経路でもあり、72系統以外のバスも利用できる区間となります。
包里住宅で国道1号と交差したらあとは道なりに進み、両茶橋東交差点を左折したら終点のイオンモール名古屋茶屋はすぐそこです。
イオンモールが見えてきました。
郊外型店舗だけに大きいですね。
イオンモール名古屋茶屋に到着です。
私以外にもここまで乗り通した人もいましたが、やっぱりイオンモール目当てだったんですかね。
ただ、バスが到着したのが8時56分でして、この時間から営業しているのは食品関係とシネマだけみたいで、専門店やレストランはまだ開いていないようです。
とすると、案外ここまでバスを乗り通したのはイオンモールのお客さんではなくて従業員という可能性もありそうですね。
バスは乗り場を離れてどこかへ行ってしまいました。
このまま52系統として名鉄バスセンターへ引き返すのかと思ったら違うんですかね。
まあ、それだと少しでも遅延すると折り返しに間に合わなくなるので余裕を持った運用になっているのでしょう。
ところで、このバスターミナルはイオンモールの開業に合わせて整備されたもので、バスターミナルとしては「南陽交通広場」という名前があるみたいです。
72系統はこの交通広場の整備に合わせて運行開始したもので、後に一般道経由の52系統・62系統も乗り入れるようになりました。
その他に春田駅・高畑駅・八田駅などからの市バスも乗り入れていて、まさしくバスターミナルとして機能しているのですが、市バス側は停留所名を「南陽交通広場」としていて、三重交通が停留所名も「イオンモール名古屋茶屋」としているのとは対称的です。
恐らくは公営である名古屋市バスはあまり民間企業の商標やブランド名を停留所名にしたくないというのがあったんでしょうね。
このあとはイオンモールには入店すらせずに52系統で名鉄バスセンターへ引き返します。
三重交通52系統桑名名古屋線
続いて乗車するのは52系統桑名名古屋線という路線です。
路線名は桑名名古屋線とは言いますが、現在桑名まで乗り入れる便は夜間に桑名行きが1本設定されているのみとなっており、実態としては名鉄バスセンター~イオンモール名古屋茶屋間の路線とみなすことが出来ます。
歴史的には名古屋と桑名を国道1号経由で結んでいた路線だったものが、名古屋市内区間のみ残ったという形ですが、イオンモール名古屋茶屋に乗り入れるようになったのはごく最近の話でして、2020年4月からとなっています。
これはちょうど72系統が大幅減便された時期と同じであり、72系統が都市高速の通行料が嵩んで採算が厳しかったので、元々近くまで一般道経由で結んでいた路線をイオンモール名古屋茶屋に乗り入れさせて代替とすることで72系統を削減しようという意図だったのかもしれません。
なお、流石に都市高速経由と一般道経由では所要時間の差は大きく、72系統が名鉄バスセンターからイオンモール名古屋茶屋までを時刻表上では36分で結んでいるのに対して、52系統だと1時間近くかかります。
52系統のバスが来たようです。
今度はイオンの電子マネーのWAONラッピングになっていました。
それでは乗り込みます。
今度もマニア席が空いていたのでまたまた座らせてもらいました。
↑今度も前面展望をどうぞ
バスは先程と同じ経路で進み、国道1号と交差するところまで来ました。
52系統は国道1号を通って名鉄バスセンターへ向かうのでここを右折が最短ですが、かの里地区を経由してから国道1号に入るため一旦直進して通り過ぎてしまいます。
豊治小学校東までは行かずに環状2号を外れて住宅地に入っていきます。
地区内で豊治小学校・富田作業所の2箇所に停まったら国道1号にぶつかり、左折で国道1号に入ったらかの里です。
国道1号では名古屋市バスとも重複して走っているようですが、三重交通のバス停は市バスよりもかなり少なく、実質的に急行バスみたいになっています。
これは元々桑名までの長距離路線だった名残なんですかね。
このため市バスに追いつくことになりますが、市バスのみが停車して三重交通は停車しないバス停では追い越していくシーンもありました。
途中であおなみ線の中島駅を通りますが、三重交通はここにもバス停を設けていいません。
もしかすると、あおなみ線が開業する以前からの形態がそのまま残っているのかもしれません。
その先は東海道新幹線と交差するのですが、この場所では名古屋高速4号東海線と地下鉄名港線とも同時に交差しており、ここには六番町駅があります。
ここは流石にバス停を設けていましたが、あおなみ線は無視しても地下鉄とは接続するんですねw
バスはここで国道1号を外れて左折します。
日比野までの1区間だけ名港線と並行しつつJR尾頭橋駅にぶつかります。
日置橋の1箇所だけ停車したら終点の名鉄バスセンターです。
全部一般道経由なので時間はかかりましたが、停車するバス停が少なく、しかも大通りばかりなのでそんなに遅くは感じませんでした。
バスセンターから線路が見えるのですが、最新型の315系がいました。
まだ乗れていないので乗りたいところですが、今回は残念ながら機会がなさそうです。
三重交通の高速バスですが、東名阪道リニューアル工事のお知らせという珍しいラッピングがされていました。
確かに高速道路を走る高速バスのラッピングというのは、高速リニューアルのお知らせにはうってつけの媒体かもしれませんね。
さて、続いては・・・
名鉄バス44系統 名鉄バスセンター→津島駅
続いて乗車するのは名鉄バスの44系統です。
このバスは栄・名鉄バスセンターと津島駅を県道68号名古屋津島線とその旧道(太閤通・佐屋街道)をひたすら進む路線となっており、名鉄バスセンター発着の系統と栄発着の系統の2種類があり、また津島駅まで走破する系統の他に車庫のある大坪発着の系統もあり、すべての系統を合わせると毎時4本程度走るなど、なかなかの基幹路線と言えます。
面白いのが名古屋と津島は名鉄の電車でも移動できるのに、親会社の鉄道に真っ向から競合するような路線を走らせていることになりますね。
ただ、鉄道は少し遠回りな経路なのに対して、バスはほぼ最短経路ですし、経路が違うことで途中の経由地からの需要は住み分けることが出来るというのはあるでしょうか。
また、この44系統よりも南側を通る岩塚経由の54系統というのもあって、そこそこ長距離路線の割に経路違いで複数の路線が共存しているのも面白い点となっています。
ところで、実は当初の計画にはこの路線に乗ることは盛り込まれていませんでした。
これは、イオンモール名古屋茶屋ですぐに折り返すバスに乗れなかった場合を想定して後続のバスで折り返す計画だったので、予定通りだったら名鉄バスセンター到着後は帰りの高速バスまであまり時間がなかったのが、72系統が順調に走ってくれて定刻通りイオンモール名古屋茶屋に到着したので、数分後の折り返しのバスに乗れてしまったため、1時間も早く名鉄バスセンターに戻ってこれることになり、時間が余ったので津島までの乗りバスということになりました。
さて、乗ろうと思ったらまだ発車時間じゃないはずなのに動き出してしまいました。
あれ?と思ったら別の場所が乗り場だったらしく、あそこは待機場所だったみたいですね。
大慌てで本来の乗り場へ移動するともう大勢の乗客が乗っていました。
この路線も需要が多いんだなと思いつつ乗車するとなんとマニア席が空いていました!
ていうか、名鉄バスもマニア席を開放しているんですね。
名古屋周辺の路線バスはマニア席を封鎖しない方針なんですかね。
まあファンとしてはありがたいですがw
↑というわけで前面展望です。
バスは名鉄バスセンターを出ると笹島交差点を右折で県道68号に入ります。
あとは基本的に1本道ですが、旧道に入る区間もあるため細かく右左折する箇所はあります。
新大正橋で庄内川を渡ると名古屋市を出て大治町に入りますが直後に県道68号を外れて旧道に入り大治橋で新川を渡ると大治町の中心部に入っていきます。
大治町は町内に鉄道こそ通っていませんが、名古屋駅や栄にもバスで出られる便利さからベッドタウンとして人口が増えており、東海地方では名古屋市に次いで2番目に人口密度が高いそうです。
道路は佐屋街道と呼ばれるようになり福田川を渡ると大治町は終わってあま市に入っていきます。
あま市は市域内に名鉄津島線の甚目寺駅・七宝駅・木田駅の3駅がありますが、駅から遠い地区も多く名古屋方面への往来はバスに依存している部分もあるようです。
七宝地区では大坪発着系統とはお別れとなり、この先の本数は減りますが、津島駅行きはそのまま県道68号を直進です。
いつしか津島市に入り徐々に市街地に入っていくといよいよ終点の津島駅です。
帰りは電車で名古屋へ戻る
あとは帰りの高速バスに乗るべく名古屋駅へ戻るんですが、帰りもバスだと流石に時間が厳しいので電車で帰りますw
ただ、津島駅は初めて利用するのでそれだけレポートしたいと思います。
というわけで駅舎です。
2階建てですが駅ビルになっていて、かつては名鉄ストアがあったそうですが、今は閉店していて駐輪場やイベントスペースとして活用されているみたいです。
駅前です。
ロータリーという感じではないですが、バスターミナル機能を持った駅前広場があります。
中央部はバスの待機場所になっているようで、名鉄バスが数台大気中でした。
津島市には津島神社という神社があるんですね。
この津島神社は津島信仰の総本山なんだそうですよ。
駅舎がそのままバスターミナルも兼ねているようで、建物内にバスターミナルのホームがありました。
先程乗ったバスの折り返しとなる名鉄バスセンター方面はここから出るみたいですね。
名鉄ストアが撤退してからはやたらと広い割にがらんとしている構内ですが、ファミリーマートだけは今でも営業しています。
改札口です。
流石に自動改札ですが郊外ののんびりした雰囲気がありますね。
発車標がありました。
当駅からは須ケ口方面・弥富方面・一宮方面の3方向へ列車がありながら、ホームは1面2線なので発車標は大事ですね。
ホームです。
前述の通り島式1面2線と、3方向へ行ける駅にしては簡素な構造です。
ホームから駅前が見渡せました。
それにしても、広告の数がすごいですねw
整列乗車を呼びかける看板はすっかり色褪せてしまっていましたがw
ローマ字表記の縦型もありましたが横向きに書かれているので読みづらいですねw
あとは電車を待つのみです。
↑電車がやってきました。
2両編成だったので思ったより真ん中で停車してしまい慌てて移動することにw
車内の案内表示です。
列車は須ケ口行きなので名古屋へ出るには乗り換えないといけません。
それにしても、こんなところにも速度表示があるんですね。
流石は名鉄ですw
名鉄名古屋駅はいろんな系統の列車が1つの乗り場にやってくるため停止位置目標からしてカオスですねw
しばらくここで行き交う列車を眺めるのもいいですが、バスの時間もあるのでそれはまた今度・・・
ここで昼食を食べようかと思ったのですが、駅構内のお店は混んでいて並んだらバスに間に合わなそうだったので断念です。
今回の遠征ではまだ食べていない名古屋めしということできしめんを食べたかったんですがねぇ・・・
東名ハイウェイバス超特急「スーパーライナー」
というわけでこれにて名古屋での活動は終了で、あとは高速バスで帰路に就くだけですが、その高速バスもせっかくなのでレポートしたいと思います。
今回利用したのは東名ハイウェイバスのうち、超特急「スーパーライナー」という系統であり、超特急という種別名からして東名ハイウェイバスの上位種別となっていますが、新東名高速道路の開業後はそちらを経由する直行「新東名スーパーライナー」というのが更に上位の種別として設定されてからは、超特急「スーパーライナー」はその補完という位置づけになりました。
「新東名スーパーライナー」は名古屋と東京をほぼノンストップで運行しており、新東名高速道路の線形の良さも相まって名古屋~東京間を5時間ほどで結んでいます。
これが超特急「スーパーライナー」だと6時間10分ほどかかるので、1時間以上の短縮に成功していますね。
では「スーパーライナー」は東名高速道路経由というだけなのかというとそうではなくて、途中のバス停にも停車していて、途中バス停の需要をこまめに拾いつつ「新東名スーパーライナー」の補完を担うという感じのようです。
バスが出る名古屋駅新幹線口には高速バスの発車標がありました。
主力は東京方面ですが、東名経由・新東名経由・中央道経由の3パターンがあり、その他に甲府方面、高山方面、パレットピアおおの方面など多彩な路線バリエーションとなっていました。
この12時30分発の「スーパーライナー64号」に乗車します。
この新幹線口のターミナルはJRバスの高速バス専用となっており、一般路線バスは乗り入れていません。
なお、名古屋駅には正式には新幹線口という出入口はないそうですが、新幹線改札に近いことを強調する目的で停留所名としては「名古屋駅(新幹線口)」となっているようです。
ここで食べ損ねたきしめんの代わりに、コンビニで買った天むすを頂きます。
後ろですが幕を撮ったら乗車します。
今回は事前に予約していたので乗車時は氏名と予約番号を告げるだけでした。
時間になりバスは名古屋駅を発車します。
車内はそれほど混んではいませんがそれでも半分程度は乗っているでしょうか。
やっぱり名古屋~東京間は需要が多いんですね。
バスは太閤通に入り東名高速道路の名古屋ICを目指して進んでいきます。
それまでの名古屋市内にもバス停が設けられていて、千種駅前・本山・星ヶ丘・名古屋インターと停車していきます。
なお、繁華街の栄は原則は名古屋行きの運行でのみ停車するみたいですが、東京行きでも一部が停車するようです。
この区間ではほぼ地下鉄東山線に並行して走るため、特に名古屋方面に向かう場合は終点までバスに乗らずに途中で降りて東山線に乗り換えた方が早く名古屋駅に到着できることが多いようです。
「新東名スーパーライナー」だとこの区間のバス停は停まらないので駅から離れた地区の需要を拾うのも「スーパーライナー」の役割なんですね。
なお、この一般道区間が意外と長く時間にして45分以上かかってようやく高速道路が始まります。
そこから先は超特急と言う割には停車するバス停が多く、東名日進・東名豊田・東名岡崎・東名本宿・東名豊川・東名浜名湖・・・と停車していきます。
東名豊田は豊田ICに併設されていて、トヨタ自動車の工場も近くにあります。
豊田JCTで新東名高速道路と分岐しますが、「スーパーライナー」は東名高速経由なのでまっすぐ進みます。
東名豊川が「スーパーライナー」としては愛知県内で最後の停留所となり、この次は東名浜名湖で静岡県に入ります。
なかなか大きなサービスエリアでして、買い食いとかしたくなりますが、そんなに時間がないので無理そうですねw
ここも2019年にリニューアルされて今は「EXPASA浜名湖」という名前になっているようです。
浜名湖をちらりと見学したらバスに戻り旅を続けるとしましょう。
休憩が終わりバスは駐車場を出発しますが、同じ敷地内にある東名浜名湖にも停車後、再び本線に走り出します。
その次の東名浜松北は遠州鉄道の自動車学校前駅に近いことから浜松市中心部とのアクセスが便利なことから利用が多いんですが、ここでも何名か乗ってきました。
そこから先は東名掛川・東名吉田・東名焼津西・東名静岡と停車していきます。
浜松ICから東名静岡までは浜松~東京間の特急が各駅停車になるので、超特急が急行的な位置になりますね。
東名焼津西はJR東海道本線の西焼津駅に近いこともあってか超特急も停車しているようです。
ここでの休憩が終わると日本坂トンネルに差し掛かります。
日本坂トンネルの前後の上り線は右ルートと左ルートに分かれていきます。
これは当初片側2車線で建設されたのが、後に交通量が増えて渋滞が深刻化したため拡張することになったものの、トンネル区間だけは単純に拡張するのが難しかったために下り線用に新たに3車線のトンネルを建設し、余った旧下りトンネルを上り線に転用し、上り線は2車線のトンネル2本が並行することとなり、それが右ルートと左ルートの正体というわけですね。
この区間内にインターチェンジやパーキングエリアなどはないので、どちらを選んでも問題ありません。
高速バスの場合はどちらを通るか決まっているものなんですかね。
トンネルを抜けると東名静岡です。
静岡駅にも近いここも利用者が多いようです。
東名静岡を出ると次は東名富士です。
薩埵峠の区間は東名高速では珍しく海沿いを走ります。
これは新東名では楽しめない景色ですね。
由比漁港付近は海上に東名高速を建設したため、陸側に漁港が見えるという不思議なことになっています。
その次は東名御殿場まで停まりませんが、その手前の御殿場JCTで新東名が合流してきます。
御殿場JCTです。
最近新東名は東京方面へ延伸されて、新御殿場ICまで繋がりましたが、東京方面へ通り抜けは出来ないため、実質的には新東名は御殿場までという状態が続いています。
東名御殿場を出ると3回目の休憩箇所の足柄SAが近づいてきます。
足柄SAに到着です。
3回の休憩は多いようにも感じますが、6時間以上走行するわけですから2時間おきに休憩していると考えればこんなもんですかね。
ここも大きなサービスエリアですがやっぱりあまり時間はありませんw
休憩を終えると一旦本線に戻りますがすぐに東名足柄です。
先行するバスに追い付いたようでしばらく待機していました。
足柄を過ぎると東名高速屈指の山越え区間となり、勾配がキツくなるとともにカーブも多くなります。
高架から見下ろす山並みは視点の高い高速バスならではですよね。
山を抜けると東名伊勢原となり、あとは東名向ヶ丘以外の各停留所に停車となります。
ここからは関東平野となり人口が多い地区を走るので、こまめに停車して需要を拾おうということなんでしょうね。
東名厚木・東名綾瀬・東名大和・東名江田と停車したら東名高速上のバス停は終わりです。
東京が近づくと流石に混雑してきて渋滞する場面もありました。
運転士さんの案内によれば1時間程度遅延するかもしれないとのこと。
まあ、東京駅に到着したらあとは帰るだけですしのんびり行きましょう。
海老名付近は特に渋滞が激しく完全に止まってしまう場面さえありました。
圏央道との接続点だけに特に車が集中するんでしょうね。
東名高速が終わり首都高3号渋谷線に入ると用賀パーキングエリアの案内が出ました。
これは休憩ではなくて用賀パーキングエリアが東急田園都市線の用賀駅と近いことを活かして、渋滞時にここで下車して電車に乗り換えられるようにという意味で停車させているもので、基本は首都高で渋滞が見込まれる時に停車するようです。
また、渋滞していない場合でも希望すれば停車してもらえるみたいですが、正式な停留所ではないためパーキングエリアの混雑状況などによっては停車できない場合もあるそうで、ここで降りることを前提とした利用はすべきではないでしょうね。
今回は結構遅れていましたが降車を希望する人はなく通過となりました。
首都高を進んで3号渋谷線の起点となる谷町JCTで都心環状線に入りますがすぐに霞が関出口で流出して霞が関に停車します。
ここは東京行きのみが停車し、名古屋行きでは停車しません。
いよいよ終点の東京駅に到着です。
なお、JRバス関係は到着は日本橋口ですが、発車は八重洲南口と分かれているので利用の際は要注意です。
すっかり暗くなった東京駅でバスを撮ったらこれにて活動終了です。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
次回ですが、知人から譲り受けた18きっぷを使って関東近郊で活動しましたのでそのレポートになると思います。
公開までしばらくお待ち下さい。
それでは!
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