【乗車記】サンシャインエクスプレス SN08便

今回はとある遠征の足としてサンシャインエクスプレスの夜行バスに乗車しましたので、その乗車レポートです。
なお、乗車したのは10月末のことであり、1ヶ月以上遅れてのレポートとなってしまいましたことをご了承下さい。

「サンシャインエクスプレス」とは

まずはこの記事で取り上げる「サンシャインエクスプレス」についてですが、いわゆる旧高速ツアーバス事業者の1つで、運行会社の「株式会社サンシャインエクスプレス」は兵庫県丹波篠山市に所在しているようです。
大元は武元重機という会社で、2000年より貸切バス事業を開始し、「日本案内通信」という会社が企画・催行するツアーバスの形で都市間バスも手掛けるようになりましたが、「日本案内通信」も武元重機の関連会社なので自社内で企画・催行と運行の両方をやっていたことになります。
2013年からは新高速バス制度への移行に伴い、乗合バス事業に転換の上で現在の体制となりました。

路線網としては関西を拠点に東京や福岡への路線を展開しており、関西では京都・大阪・神戸の三大都市に加えて、本社所在地の篠山口までいく路線もあるようです。

そして今回乗車するSN08便についてですが、東京発大阪行きの便であり、東京側ではバスタ新宿と東京駅鍛冶橋駐車場の2箇所で乗車扱いをし、大阪側では京都駅と梅田プラザモータープールの2箇所で降車扱いをします。
この手の元ツアーバス系のバスだとディズニーリゾートやユニバーサルスタジオジャパンなどへ乗り入れたりすることも多いものですが、SN08便については都心ターミナルのみの乗り入れとなっていて素直な設定ですね。
設備としてはトイレ付きの3列独立シートと、夜行バスとしては快適さ重視といえ、運賃は閑散期では6000円前後ですが、週末や繁忙期では10,000円前後になるなど、設備の割には安いと言えるでしょう。

今回はバスタ新宿から梅田プラザモータープールまでの乗車ということで、始発から終点まで乗り通す形になります。

乗車レポート

それでは早速本編の乗車レポートに入っていきましょう。


まずはバスが出るバスタ新宿へやってきました。
新宿駅から直結なので便利ですよね。


ふと見るとウマ娘3期アニメの広告を発見!
こういう場所で推しを見るとテンション上がりますよねw


バスターミナルの内部にやってきました。
ちょうど夜行バスの出発のピークの時間帯ということで大勢の利用者でごった返していました。


案内板を確認すると23時05分発SN08便京都・大阪梅田行きの文字を確認!


ところで、こんなものがありました。
バスタ新宿を精巧に再現したジオラマのようですね。


甲州街道も再現されており、多くの高速バスで賑わっています。


下段の鉄道駅部分も再現されており、ちゃんと実際の発着番線に見合った車両が配置されているなどこだわりを感じますが、中央線特急が現在の主力であるE353系ではなくて189系なあたり、これを作った人はマニアでしょうねw


そして乗り場にやってきました。
いろんなバスが出入りするので見ているだけでも楽しくなってきます。


そこへやってきたのは、前回お世話になった「ジャムジャムライナー」でした。
行先も同じ大阪行きですが、私が乗るサンシャインエクスプレスはこのあとにやってくるようです。


乗り場にも分かりやすく案内があります。
鉄道で言うところの発車標ってやつですね。


やってきました!
どことなく、下電バスの高速車に似たカラーリングですね。

氏名を告げて座席を教えてもらい、荷物を預けたら乗り込みます。
3列独立シートということで広々と使えて快適でした。

出発時間となりドアが閉まると発車しますが、既にカーテンは閉められているため外の様子は分かりません。
30分弱の走行で東京駅鍛冶橋駐車場に到着です。
10分程度停車していたようで、この間に次々と乗り込んできて、ほぼ満席状態で大阪へ向かうようです。

あとは乗車箇所はなくて関西まで一直線ですが、途中何箇所か休憩をしながら行くようです。
トイレ付きなのでサービスエリアでなくてもトイレには行けますが、サービスエリアならトイレだけでなくゴミを捨てたりちょっとした買い出しや体を動かしたりも出来るので、サービスエリアでの休憩も大事ですよね。


というわけで最初の休憩です。


乗車時には撮れなかった便名の札


それにしても深夜のサービスエリアは夜行バスだらけで面白いですね。


休憩箇所は海老名サービスエリアです。
関東近郊では有名なサービスエリアで、深夜でも多くの人がいました。


ところでトイレに入るとこんな物を発見!
ウォシュレットトイレの操作パネルですがまさかのタッチパネル搭載!?
しかも、ボタン部分は物理スイッチなので、操作説明のためだけのタッチパネルのようです。
トイレもここまで進化したんですねぇ

あとは飲み物を調達したらバスに戻りました。
流石に時間もだいぶ遅くなったので眠りについていたんですが、2回目の休憩もたまたま目が覚めたので降りてみました。


2回目は浜松サービスエリアでした。
ここはトイレだけで戻りました。

あとは目を覚ますこともなく進み、気がつけば大阪市内を走っていました。
京都で降車扱いをしていたはずですが、記憶にありませんw


もう明るくなっているのでいいだろうということでカーテンを開けさせてもらうと御堂筋線に沿って淀川を渡っているところでした。


そして、梅田プラザモータープールに到着です。
モータープールというのは駐車場のことで、関西地方ではよく使われる言葉のようです。
元々は観光バス向けの駐車場だったのが、高速ツアーバスの発着場所に使われるようになり、新高速バス制度で乗合バス事業に移行したのを受けて、バス停として正式に申請して今はバスターミナルとしても機能しています。
東京で言うところの鍛冶橋駐車場みたいですね。


駐車場ということで駐車料金の案内もありました。
鍛冶橋駐車場の方はバスターミナルとしての役割のみに特化して、駐車場としての営業はしていないようですが、それとは対照的ですね。


都市間バスだけでなくてバスツアーの観光バスの集合場所としても使われているんですね。


引いてもう1枚
大都会のど真ん中にぽつんとある感じですが、大阪駅からは少し離れており、特にここからバスに乗る場合は注意が必要です。


そこへアルピコ交通のバスが通りがかりました。
こちらは旧ツアーバス系の事業者ではないので梅田プラザモータープール発着ではないようですが、たまたま運行経路だったんでしょうね。


あとは駅を目指して歩くのですが、阪急電車に沿って進む場所がありました。


こういう大都会のど真ん中にひっそりとある神社ってなんかいいですね。


この高架下の空間ですが・・・


阪急高速バスターミナルです。
阪急バスが関与する高速バスは大体ここを発着としているようですね。
ここは駅からも直結でアクセスもよく、梅田プラザモータープールとの格差を感じますが、そこは安いバスを利用する限りは運命と思って受け入れるしか無いでしょうかw


ちょうど高松行きの阪急バスが出るところでした。


そして、迷ったり撮影したりを含めて10分ちょっとで大阪駅に辿り着きました。
土地勘がないとスムーズにたどり着くのは難しいと思うので、特に梅田プラザモータープールからバスに乗る場合は事前に場所をよく確認しておくか、スマホのナビアプリを活用しながら目指し、時間に余裕を持つなどした方がいいでしょうね。

まとめとしては3列独立シートという設備の割には安く利用でき、大阪での発着場所が梅田プラザモータープールというのが難点ですが、コスパ重視の方にはおすすめできると思いました。

このあとは大阪駅から別の活動が始まっていくのですが、それは別記事として追ってレポートしますで、公開までしばらくお待ち下さい。

つづく

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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