1泊2日で実施した静岡遠征の2日目(最終日)です。
なお、1日目をご覧になっていない方は先にそちらをご覧になることをおすすめします。
本日の行程
2日目はタイトルにある通り静岡鉄道での活動がメインであり、朝の通勤急行、急行を1000形とA3000形でそれぞれ1往復ずつ乗車し、「ちびまる子ちゃん電車」にも1往復乗車したら、新静岡で「さわやか」のハンバーグを頂いて、あとは高速バスで帰路につきます。
早朝の新静岡駅から通勤急行・急行を乗り回す
ホテルをチェックアウトしてまず向かうは静岡鉄道の新静岡駅です。
ここで静岡鉄道の1日乗車券を購入します。静岡鉄道の場合、鉄道単独の1日乗車券は発売されておらず、静岡市内の指定エリア内のしずてつジャストライン(路線バス)とセットの1日券しかなく、これが1200円です。静岡鉄道片道が300円ですから、バスには一切乗らない場合最低でも2往復しないと元が取れないことになりますが、急行・通勤急行の取材で2往復に「ちびまる子ちゃん電車」で1往復、更に行程の都合上新清水を起点に行動するため移動でも静岡鉄道に乗車する必要があり、都合4往復しますからこれでも十分元が取れました。
面白いと思ったのが、電車に乗る用の磁気券とバスに乗る用の紙製の券の2つが同時に渡されたことですね。電車では駅員の負担を減らすために自動改札に対応させたいがバスでは運転士が目視で確認するため有効日などが分かりやすい券面ということで磁気券より大きい券を別途用意したのでしょうが、「箱根フリーパス」や「みさきまぐろきっぷ」など磁気券でそのままバスに乗れるようにしている例もありますし、磁気券だけでいいのではないかと思いました。ていうか、これだとバスだけ乗りたい人と電車だけ乗りたい人が結託すれば1枚買って実質2人分として使うことが出来てしまいますよね(もちろんやっちゃダメですよ)
というわけで、無事1日券も買ったら入場しますが、時刻は朝の6時過ぎ・・・まだサラリーマンや学生の姿も見られず閑散としています。
こういう主要駅が閑散としている光景って混雑している普段とのギャップで何か好きなんですよね。
先程から「ちびまる子ちゃん電車」の名前が出ていますが、新清水駅付近に「ちびまる子ちゃんランド」があることからこんなパネルも出ていました。
まず最初の目的は急行・通勤急行ですが、効率的に1000形・A3000形両方で1往復するためにはまず新清水に行ってから活動をスタートしたほうがよいことが分かったので一旦普通電車で新清水へ向かいます。
空いているうちに車窓をと思って撮りましたが、東海道本線・東海道新幹線をオーバーパスする箇所もあります。
2両編成のかわいらしい電車が日本の大動脈を跨ぎ越していくというのも外から見ることが出来たらなかなか面白い絵になるんでしょうね。
一瞬だけ改札を出ますが、すぐに折り返してしまうのでこれだけ撮って戻ります。
↑動画もどうぞ
せっかくなので行先表示も撮影
なぜか”通勤”の字だけ縦書きになっているのが気になりましたがスペース節約のためなんでしょうね。
さて、それでは発車となりますが、ここで静岡鉄道の通勤急行、及び急行について解説していきます。静岡鉄道では1958年から1996年までの間に急行が運転されていましたが、以後2011年まで全列車が各駅停車という運行形態が続いていました。しかし、2011年に新静岡駅に併設して「新静岡セノバ」が開業するのに併せてダイヤ改正が実施され、朝の通勤ラッシュ時に下り(新清水方面)に急行が復活、及び上り(新静岡方面)には通勤急行が新設されることとなり15年ぶりに優等列車が復活しました。上下で種別名が異なっているのは停車駅が異なるためであり、新静岡行きの通勤急行は新清水を出ると入江岡のみ通過して草薙まで各駅停車、以後は古庄、日吉町、新静岡と停車していきます。
一方の急行は新静岡を出ると県総合運動場までノンストップで、草薙に停まった後は入江岡以外の各駅に停車します。
まとめると草薙~桜橋間の各駅には通勤急行・急行ともに共通して停車しますが、草薙~新静岡間では通勤急行は古庄、日吉町に停車し、急行は県総合運動場に停車となっており上下で千鳥停車のようになっているわけです。
なお、草薙以東のの駅としては入江岡だけハブられるように通勤急行・急行ともに通過していますが、これは入江岡駅の利用者数が静岡鉄道で最下位の少なさであることが理由だと思われます。
それでは乗車レポートへと進みますが、草薙まではこまめに客を拾い乗車率が上がっていきますが、まだ本格的なラッシュは始まっていないのかそこまで激しい混雑というわけではなさそうです。草薙からはいよいよ通勤急行らしい運転が始まりますが、元々路面電車として開業した経緯がある静岡鉄道は全体的にカーブも多く東海道本線ほどかっ飛ばすことは叶わないようでしたね。
古庄でも乗車がいくらかあって地方私鉄にしては結構な混雑を見せていました(埼京線とかで通勤してる人なら鼻で笑われそうですがw)
そして、日吉町では半分近くの人達が降りていきました。正直どうして終点の1個手前で、特に他の鉄道と乗り換えができるわけでもない日吉町駅に通勤急行を停めているのか謎でしたが、これだけ通勤客が降りるということは新静岡ではなく日吉町が最寄りとなる企業や事業所も多いんでしょうね。
そして、終点の新静岡に到着です。
発車標も撮ったらそのまま折り返し乗車です。
1日乗車券だからこそできる芸当ですが、前回乗ったときなんて改札へダッシュして出場からのそのままUターンでしたからねぇw
あと、運転台のモニターに表示されるスタフも急行運転をしていることを証明するものですから撮っておきましょう。
今度は日吉町も通過して県総合運動場までノンストップであり、実に6駅を連続通過するという現在の静岡鉄道では最も長いノンストップ区間ということになりますね。早朝の利用者の大半は静岡市中心部となる新静岡駅や隣接する日吉町を目指す旅客であり、口外方向に走る新清水行きはそれほどの混雑ではありませんでしたが、県総合運動場駅の近くにも本社や事業所を構える企業等がいくつかあるようで、新静岡までバスや徒歩でやって来てこれらの企業へ出勤するサラリーマンに対して速達輸送を提供する意味で急行を設定しているんでしょうね。
ところで、この急行ですが、県総合運動場止まりの先行各駅停車から接続を受ける形となっており、日吉町~古庄間の各駅の利用者も急行の恩恵を一応受けられる設定になっています。通過する県立美術館、入江岡への利用者は結局後続の普通電車を待たなければならない罠はありますけどw
所要時間面では各駅停車が22分を要する新静岡→新清水を急行は16分で走破しており実に6分の時短効果が出ています。静岡清水線がそんなに長い路線ではないことを考えれば頑張っている方ではないでしょうか。
ちなみに、逆方向の新清水→新静岡では各駅停車は同じく22分、通勤急行は17分と停車駅が1駅多いこともあってか1分伸びていますがそれでも各駅停車より5分短縮されています。
2度目の新清水からは1000形の通勤急行・急行
既に1往復半していますが、今度は1000形による通勤急行・急行を乗車すべく更に1往復です。
というわけで、本日2度目の新清水駅ですが、写真は使い回しではなく別の駅名標ですよ?w
今回は1000形の通勤急行を待つために少し時間が開くため簡単に駅レポートをしておきます。
駆け込み乗車に失敗した人へ弁明するかのような看板w
まあ、発車時間を過ぎてドアを閉めたならば、乗れなかったとしてもそれは時間に余裕を持って駅に来なかったその利用者が悪いんですけどね・・・
電停っぽいデザインの駅名標も発見
これが軌道線時代の名残だったら嬉しいですが、どうなんでしょうか。
新静岡にもあった「ちびまる子ちゃん」のパネル
ちなみに、「ちびまる子ちゃん」の舞台は清水市(現在は静岡市清水区)とされていますが、当駅の隣の入江岡駅周辺が舞台なんだそうですよ。
運行時刻まで貼り出されていました。これのおかげで今回行程が組めたんですけどねw
時間もあるので先程とは別の改札から一旦出場しましょう。
ところで、撮影時は特に気に留めずアップの写真も撮らなかったくらいなのですが、発車標をよく見ると本来通勤急行であるはずの表示が急行になっていますね。
急行は当駅に到着するのみで当駅から発車するものは存在しないため、通勤急行と混同したところで乗り間違えようがないのは確かですが、せっかく別の種別名を用意したんだからちゃんと表示してあげてw
駅舎です。1回目の訪問時に出場した改札は裏口に当たるもので、こちらがメインの改札口になるようですね。
駅前は大通りになっています。かつては清水市内線という路面電車が走っていましたが残念ながら廃止されています。
それでは、そろそろ戻りましょう。
今度は1000形の通勤急行です。
それにしても、”通勤”を縦書きで書くのは紙の方向幕からの伝統だったんですねw
側面にはこんな表示が・・・
なるほど、急行・通勤急行の運用のときだけ点灯して、それ以外は消灯するという至ってシンプルな種別表示灯でした。
この方式は弘南鉄道の駅でかつて快速運転があった名残から設置されているのを見たことがありましたが、現役で稼働する姿が見られて嬉しいです。
さて、せっかくだし反対側も・・・
あれ?方向幕が普通新清水行きのままw
これってもしや、方向幕は手動で回すタイプで、片方ずつしか動かせないため、運転士がこちら側に移動してくるまでそのままとかそういうあれですかねw
おかげで通勤急行幕は入線時に車両全体で撮ったやつしか確保できず・・・
通勤急行幕のアップを撮れなかったのが心残りですが、乗車するといい感じに席が埋まっていてどうせ17分の乗車ならかぶりつきポジションで立っていようということになりまして、運転台の急行表示を撮っておきました。
これは運転士にこの列車が急行であることを認識させるためのものでしょうが、A3000形のモニター上のスタフみたいなもので、これもこれで記念になりますね。
さてさて、せっかくのかぶりつきポジションですから展望風景など撮りながら新静岡を目指します。
ぱっと見は複々線にも見えますが、東海道本線との併走区間です。
↑草薙からはガンガン駅を飛ばすので展望動画を撮ってみました。
↑続いて古庄から日吉町
↑最後の1区間は通過駅はありませんが新静岡駅到着までです。
キャプチャですが、A3000形(スカイブルー)とすれ違いシーン
新静岡駅にてしばし撮影
新静岡駅に到着するとまた急行で新清水に引き返して当初の目的を達成するわけですが、少し間が空くので軽く撮影しました。
新静岡駅に到着すると「ちびまる子ちゃん電車」が入線してきました。
発車はホーム端から後追いで撮ります。
え?乗らなくていいのかって?実は今乗っても意味がないんです。
と言いますのは、「ちびまる子ちゃん電車」は単なるラッピング電車ではなく、実は車内アナウンスを「ちびまる子ちゃん」の声で行っているというのがネタでして、それの収録が目的で乗車するわけですが、ラッシュ時間帯は毎日のように乗る一般利用者への配慮なのか通常のアナウンスに差し替えられてしまい、デイタイムに入るまで待たねばならないわけです。
というわけで撮り鉄続行ですが、続いて折り返し急行新清水行きとなる電車が入線してきました。これに乗車して急行の取材も完遂です。
追いかけてホーム上でも撮影すると急行の”急”の字の標識が取り付けられていました。
方向幕
新清水まで乗って普通の電車で戻ってきて午前空のメインが終わりました。
その後はしばらく撮影ですが、通勤急行幕の電車がやってきました。
通勤急行幕のアップの写真も撮れまして、無事通勤急行・急行の取材は完遂できました。
さてさて、あとは「ちびまる子ちゃん電車」が折り返してくるのを待つわけですが、それまでには1時間弱待ち時間が生じてしまいました・・・
というわけで、周辺散策しつつ時間を潰します。
しばし暇つぶし
「ちびまる子ちゃん電車」の時間まで新静岡駅周辺をぶらつきつつ暇つぶしです。
新静岡駅と一体化している「新静岡セノバ」の外観です。
そういえば、前回は夜か朝にしか立ち寄っていませんので明るい時間帯のセノバの写真って初めてですね。
暇つぶしということで撮りバスしつつ歩きます。
しずてつジャストラインといえばやっぱりこの塗装ですよね。
何故か唐突にライオンの像がありましたが、どうやらライオンズクラブの関係のようです。
ん?よく見ると・・・
近くに駿府城公園なるものがあるようなので行ってみることに。
名前からしてお察しだと思いますが、駿府城というお城の跡地を整備した公園のようです。
この重厚な建物は静岡県庁の本館だそうです。流石にこれが県庁の全てではなくこれ以外にも別館があるようですが、これだけ歴史ある建物が現役で庁舎として使われているのはすごいですよね。
中に入るとところどころにお城要素を感じますが、基本的には公園なので市民の憩いの場として各々思い思いに過ごしているようでした。
富士山が描かれた蓋は消火栓のものでした。
ちなみに、公園内からも天気が良ければ富士山が楽しめるようですよ。
周りには高層ビルも散見され、都会の中の公園という感じですが、そのギャップがまた面白いと思います。
それではそろそろ新静岡駅に戻るとしましょう。
「ちびまる子ちゃん電車」
駿府城公園などを散策していい感じで時間も潰れまして、本日2つ目の目玉となる「ちびまる子ちゃん電車」に乗ることにします。
ふと発車標を見ると、この時間は各駅停車しか無いはずなのに見慣れない表示が出ていました。
き、教習!?
実際その乗り場に行くといたのはこれ。
運転室には教官と見習いと思われる二人組がいましたし、間違いなく教習車のようですが、わざわざ発車標にまで表示しているのはすごいですね。
あと、方向幕も「教習」
路線バスだと新人の訓練車にそういう表示をする例があるのを見たことがありますが、鉄道でもやっているんですねぇ
こんな標識まで
一般の利用者が営業列車と間違えて乗ろうとしないようにという配慮なんでしょうが、ここまで積極的に教習車であることを主張していると、インパクトがありすぎて「ちびまる子ちゃん電車」が霞んでしまった感もw
というわけで、本来のメインだった「ちびまる子ちゃん電車」の入線です。
なお、外観は先程あらかた撮ってしまいましたのでこれ以上撮りませんでした。
↑先程の「教習車」が発車していきました。
関係者でもなければ電車を運転した経験もない私ですが、勝手に新人さんを応援しつつ「ちびまる子ちゃん電車」に乗り込んでしまいましょう。
通常は広告などが表示されるディスプレイもまるちゃんの放送が流れていることを知らせるものに変わっていました。
一部のつり革はこんなことになっていましたw
浦安の某ランドの隠しミ◯キーみたく、探す楽しみという感じなんですかね。
それでは発車となりますが、この「ちびまる子ちゃん電車」絡みで静岡鉄道とちびまる子ちゃんの関わりについて説明しておきましょう。
かなり長期に渡り放送され、私も幼い頃から親しみのある作品の「ちびまる子ちゃん」ですが、舞台は現在は静岡市の一部となっている清水市内とされており、静岡鉄道の入江岡駅付近に当たるそうです。
こうした縁から清水区内に「ちびまる子ちゃんランド」という施設が作られ、そこと静岡鉄道がタイアップすることでこの「ちびまる子ちゃん電車」が運行されているわけですね。
近年はアニメの舞台となった土地を訪ねるいわゆる”聖地巡礼”がちょっとしたブームになっており、自治体や交通・観光事業者もアニメとのタイアップを行うことも増えてきていますが、その多くはいわゆる萌えアニメであることが多く、広く国民全般に知られる作品におけるこの手のタイアップって結構珍しいように思います。(余談ですが、「俺妹」「花咲くいろは」「エヴァ」「けもフレ」「ガルパン」はコラボした列車に乗車したことがあり、ブログ記事でも取り上げています。よろしければそちらもご覧ください。)
それから、車内放送ですが、札幌市電の雪ミク電車のように、確かにそのキャラの声優さんの声で収録されているものの、いわゆるキャラ声を作っていないがために単なるナレーションにしか聞こえないという残念なパターンを警戒していたのですが、「ちびまる子ちゃん電車」に関してはそれと知らずに乗ったとしても一発でまるちゃんがしゃべっていると分かる程度にキャラ声を作っていたのでその点でのがっかりはありませんでした。
ただ、逆に車内放送としては駅名が聞き取りづらい難点はありましたけどw
私の場合、つい癖でM車のモーター直上に乗車してしまったためにモーター音でかき消されてしまった部分もあると思いますが、ここは旅客案内としての車内放送との両立という課題ですよね。
東京モノレールでHKT48の指原莉乃さんの放送を期間限定でやったときは駅名の案内などは通常の放送を流して合間合間に特別放送を流すというスタイルもありましたが、この手の企画の最適解って何なんでしょうかね。
あとは、せっかくキャラ声で喋っているのにアニメの世界観に関する言及が少なかったのが気になりましたが、駅間が短いという静岡鉄道の環境ではあまりに放送内容を盛り込みすぎると駅に到着するまでに終わらない可能性もありますし、「ちびまる子ちゃん」は国民的アニメと言ってもいい知名度ですから、わざわざ触れなくても知ってるでしょ?ってことなのかもしれませんw
新清水ではそのまま折り返し乗車して新静岡に戻り、発車を動画で撮ることにしました。
↑「ちびまる子ちゃん電車」発車シーン
といったところで当初の目的を達したわけですが、時刻はそろそろお昼どき!
お待ちかねの「さわやか」へ行くとしましょう。
何だかんだ既に3回目の「さわやか」ですが、これを食べるためだけに静岡県を訪れる人もいるというのも納得の味です。
食べたことがない方は静岡県訪問の機会があれば是非行ってみて下さい。
あまり突っ込むとグルメブログのようになってしまいますが、さわやかのハンバーグは中まで火を通さないのが特徴でして肉本来の味が楽しめます。
さて、ハンバーグで腹も膨れたところで、時刻は13時前・・・帰路に使う高速バスは15時過ぎなので2時間以上時間が余ってしまいました。
いろいろ考えましたがまだ1日券の効力があることを踏まえ、できるだけ多くの駅を巡ってから帰ることにしました。
日吉町駅
というわけで暇つぶし駅取材の1駅目、日吉町駅です。
まずは駅名標から
それにしても、日吉と聞くと東急?って思ってしまいますw
急行は止まらないという注意書きですが、わざわざ駅のホームに掲示しているのは珍しい気がします。
静岡鉄道では2011年に急行・通勤急行が復活するまで15年もの間全列車が各駅停車という運行形態だったわけで、それに慣れきった利用者が通過列車を停車列車だと思いこんで列車に接近したり勘違いから苦情を入れたりなんてことも想定してのことなんですかね。
ホーム端から新静岡方を見ますが、街の中を走っている感じがいかにも私鉄っぽいです。
キロポストがありましたが、起点の新静岡からわずか0.5kmしか来ていないため「0 1/2」という数字でした。
ちょうどやってきたA3000形を撮影
相対式ホームはカブりのリスクこそあれど、対向列車を撮るにはぴったりですよね。
改札の方へ向かうと構内踏切を発見しました。
新静岡方面へは構内踏切を渡らないといけない構造みたいですね。
尤も、前述の通り新静岡まではわずか500mですから、当駅から新静岡まで乗車する利用者はほとんどいないことも想像に難くありませんw
その先にも改札らしきものを発見しました。
なんだ、構内踏切を使わなくても普通に出入りできるんじゃないかと思ったら・・・
シャッターで封鎖されている!?
実はこちら側の改札は平日の朝7時半から9時の間だけ解放される改札でして、新静岡方面の電車で到着して、当駅南側のエリアへ用事がある人に便宜を図って設置されたものなんだそうです。
そういえば、新清水へ向かう急行は当駅を通過しますが、新静岡へ向かう通勤急行は当駅に停車しますし、通勤時間帯は通勤客の下車が多いのは今朝この目で見てきたところでした。
ただ、思うのはどうせ改札を作ったなら朝だけなんてケチなことを言わずに終日開放してあげればそれで恩恵を受けられる人もいると思うんですがね。
とはいえ、開いていないものをいくらゴネても仕方ないので大人しく通常解放されている改札へ向かいます。
券売機が並ぶきっぷ売り場
地方私鉄にしてはちゃんと最近のモデルの券売機を導入しているのは感心ですが、券売機の周辺がちょっとくたびれているのでそのギャップがなんかいいw
駅舎と言うか・・・入り口というか・・・
それにしても、自転車の数がすごいですね。
そういえば、出入口に面した看板は今風のものに交換されていましたが、線路に面したものはこんな古風なものが残っていました。
位置的に外部か新静岡方面のホームからしか見えないのでわざわざ交換することもないとされたのかも知れませんが、こういうのを見つけるのは駅取材の醍醐味の1つですよね。
反対側に来てみました。
このシャッターの向こう側にあの朝限定の改札があるんでしょうね。
気になったのは外側には改札があることを含めて何ら案内がなかったことですが、改札機は1台だけでしたし、こちら側のホームを使うのは新清水方面から乗車してきた降車客がほとんどになるんでしょうから、出口専用なんでしょうね。高速道路っぽくいえばハーフインターチェンジといったところでしょうか。
この駅はこれくらいで次は1駅隣の音羽町です。
音羽町
暇つぶしの駅取材2駅目は音羽町駅です。
なお、この暇つぶし部分の活動は基本的に行き当たりばったりですが、駅については取材が終わり次第直近の新清水行き電車に乗って1駅隣に行くを繰り返すパターンが続きます。
これで高速バスの時間を見計らいつつ適度なタイミングで切り上げて新静岡へ向かうわけですね。
そして、ホームですが・・・狭い!
島式1面2線ですが、極力スペースを節約する構造なんですかね。
ホーム端から構内踏切に繋がっていて駅舎へ向かう構造ですが、後付感のあるスロープがあるあたり、バリアフリーにも考慮されているんですね。
AEDまでありました。
地方私鉄と侮ってはいけないようです。
ここは1台だけ新しい券売機ですが、もう1台は古いのが残っていました。
少し引いて静鉄音羽ビルと絡めて全体を撮ります。
ちなみに、静鉄音羽ビルはしずてつストアがある他、マンションにもなっており住むことができるようです。
考えようによっては駅舎の一部を住居と出来るわけで、しかも部屋を出ればすぐに電車に乗れる利便性も魅力的ですよね。
↑ちょうど電車が来たので動画撮影しました。
それでは、また1駅進んで次は春日町です。
それにしても、静岡鉄道の駅はホームの有効長も短く全体的にコンパクトな駅が多い上、電車も日中でさえ7~8分ヘッドで運転されているため、思っていた以上のハイペースで駅を巡れているのにびっくりしていました。
こんなところならもう1本遅い高速バスにして全駅制覇を達成してもよかったなと思い始めましたが、もうバスは予約済みですし、今から変更できるかどうかも分からないですので、今回は行ける所まで行って撤収とします。
春日町駅
暇つぶしの駅取材3駅目の春日町駅です。
こ、これは・・・音羽町以上に狭いw
端っこなんて針の先みたいです。
構造としては島式1面2線なのでさっきの音羽町と同じですが、構内踏切はなく、ホーム端がそのまま改札となっているのが違いますね。
駅舎(?)もホームの幅しか無いので単なる出入口にしか見えないサイズです。
はい、駅の入口は普通の踏切の脇から分岐する形でしたw
ある意味合理的ですが、よく見ると駅の出口部分にも遮断器があり、踏切内丁字路ということになりますね。
駅の脇をしずてつジャストラインの路線バスが通っていきました。
道路に向けてなのか、静鉄電車の宣伝がされていました。
道路を走るドライバーに、電車ならこんなに早く新静岡や新清水に行けますよってアピールしてるんですかね。
それでは1駅進んでお次は柚木駅です。
柚木駅
暇つぶし駅取材も気づけばもう4駅目、柚木駅です。
駅名標です。
そういえば、ここまでの3駅は全て「◯◯町」という駅名でしたが、ここに来てついに”町”が付かない駅名が来ましたね。
そのあたりは元々路面電車だった名残と言えそうです。
ホームはぱっと見た感じでは相対式2面2線ですが、実はちょっと変わっています。
反対側のホームは何故か上下線の間にあるんですw
京急の横浜駅のように、元々島式だったものを増加した利用者数に対応するべく単式ホームを追加して上下ホームを分離するというケースはままありますが、ここの場合は島式だったのは同じものの、このような形に改められた理由は老朽化だそうです。
↑ちょうど電車が来たので動画撮影しました。
改札にやってきましたが、先程ご覧頂いたように新静岡方面のホームは別になっている上、この後も新清水方面に行くことを考えると今は改札を出ずに一旦あちらのホームへ移動します。
静岡鉄道の駅では珍しく上下線でホームが分かれているため改札を入ってすぐの所にこんな看板があります。
こちらは駅名ナンバリングが付いているあたり、最近設置されたようですが、低い位置では見づらいという意見もあったんですかね。
それでも古いやつも撤去せずに残してくれたのは駅取材のしがいがありますがw
思ったのは他の駅は普通に構内踏切とかなのに、ここだけはちゃんと地下道を整備しているんですね。
あと、壁面のデザインがポップなものになっていて地下道独特の薄暗さや不気味さがありません。
気になったのは封鎖されているようですが、スロープがあったことですね。
通常の出入口は階段しか無いので車椅子利用者に向けたバリアフリー設備の可能性もありますが、手軽に利用できる感じではなさそうですね。
駅前の踏切ですが、遮断桿の色が白と赤っていうのは日本では珍しい気がしますね。
ちょうど例のスロープの出口にあたる場所に遮断桿が設置されていて、そこだけ飛び地状に踏切内ではないとでも言わんばかりですが、やっぱりあのスロープは一応現役設備ということなんですかね。
入口と間違えてしまう利用者もたまにいるのかこんな案内が出ていました。
遠目に富士山が拝めました。
市街地で普通に富士山が見られるのは流石静岡ですよね。
駅舎と新静岡方面のホームを並べて撮ります。
よく見ると駅舎の屋根とホームの屋根のデザインに統一感が出されているんですね。
ここはホームが2つあるせいもあって時間を食ってしまいましたがまだ行けそうなのでもう少し進みます。
続いては長沼駅です。
長沼駅
暇つぶし駅取材5駅目の長沼駅です。
向こう側に単式ホームがあり、島式・単式複合の2面3線となっており、新清水方面のみ待避線があるような構造ですが、待避線に当たる1番線はラッシュ時に走る当駅折返しの列車や滞泊に使うのみで、急行の待避には使われないようです。
あと、当駅には車両工場と車庫が併設されています。当駅折返しの区間便がある他、入出庫に際しては当駅ホームを経由せずに行う都合上隣の柚木折り返しも設定されています。
↑動画もどうぞ
改札口の案内ですが、何気にJR東静岡駅も併記されています。
実は静岡鉄道の駅としては最もJR東静岡駅に近いんですが、全線に渡って東海道本線と並走する静岡鉄道から東静岡駅に乗り換える利用者って果たしているんでしょうかw
なんか遮断桿が中途半端な角度だなと思ったら屋根ギリギリでしたw
ここまでの駅は配線としては単なる棒線駅が続きましたから、ポイントや渡り線があるのが新鮮ですね。
改札にやって来ましたが、やはり新静岡方面のホームを見たいので出場しません。
改札を出て駅舎です。春日町ほどではないですがコンパクトですね。
外部から見ると構内踏切だと思っていた区画は普通の踏切の敷地にはみ出して存在していたんですね。
これも昔は普通に踏切上から乗り降りさせていたのを安全上か改札の効率化などの理由で今の形に改めたのかも知れません。
そして、実は今まであえて触れずに来たのですが、ここで満を持してご紹介したいのがこの建物です。
近づくともうこれが何の建物か、分かる人には分かるはずですw
勿体ぶらずに言うと、これは「バンダイホビーセンター」という施設でして、あの「ガンプラ」を製造する拠点となっている工場なんだそうです。
事前申込制ながら見学も出来るそうで、ガンプラ好きな方にとっては聖地ですね。
最寄り駅は言わずもがなで長沼駅ですが、JRで訪れたい場合は東静岡駅で降りるといいでしょう。
そういう意味では東静岡駅と当駅の間を徒歩移動するニーズはあるということになるでしょうか。
↑その「バンダイホビーセンター」をバックに電車を動画撮影したら次の駅を目指します。
お次は古庄駅です。
古庄駅
駅取材としては7駅目ですが、起点の新静岡から数えると8駅目に当たるので、15駅中のほぼ中間地点と言えますかね。
まずは駅名標
ちなみに、縦型はどうも撮り忘れたようですw
コンスタントに7駅連続取材をこなしていたわけで疲れが出ていたのかもしれません。
これほど分かりやすいホーム延長の痕跡はないw
あまりに狭いので延長部分での電車待ちは禁止されているようです。
そりゃあ、ホーム全体が黄色い線の外側状態ですからねw
新静岡方面も同様に延長されていました。
こちら側のホームは脇に植え込みがあるので隣は私有地でしょうし、向こう側もすぐ脇に公道か私道かは不明ですが道のようなものが見えるので普通にホーム延伸するとそれを塞いでしまう問題があってこんな狭い延伸ホームになってしまったんでしょうね。
時代の流れで電車が大型化するのに何とか合わせた苦労が伺えますが、これでも通勤急行停車駅なんですよねぇ・・・
↑ちょうど電車が来たのでこれまた動画撮影
ホーム端が改札になっていて、新静岡方面は構内踏切で接続するお約束パターンのようです。
その構内踏切がこちら
普通の踏切と隣接しているので踏み板が連続しているのが何だか面白いw
こちらが駅舎です。
ちなみに、駅前の道路が以外に交通量が多く、車が写り込まない一瞬を狙うのが大変でしたw
その脇にも何か建物がありますが、どうやら立体駐輪場のようです。
よく見るとここにも駅名が書かれていて、しかもちょっとレトロなフォント
Wikipediaに載っている画像では駅舎の方も古い駅名表記が残っていたのが、実際訪れたら新しいのに置き換わっていたのが残念でしたが、古いフォントのものも見られてよかったです。
ここは単純な構造ゆえ案外すぐ終わったので高速バスの時間が迫りつつありますがもう1駅頑張ってお次は県総合運動場駅です。
県総合運動場駅
時間的にはこれが最後!8駅目でトリとなるのは県総合運動場駅です。
駅名標です。
ここまで3文字程度の駅名が続きましたが、ここは6文字と静岡鉄道としては長い部類の駅名ですね。
ホームです。ここは2面4線を誇る上下とも待避可能な構造でこれは静岡鉄道では唯一だそうです。
これを活かし朝ラッシュ時には新静岡方面は各駅停車が通勤急行を待避したり、新清水方面では新静岡からやってきた当駅止まりの各駅停車と急行新清水行きが接続を取るといった運用がなされています。
↑これももちろん動画撮影
階段を降りていくとこんな案内がありました。
新清水方面はともかく草薙と並んでJR草薙駅が案内されているのが気になりましたが、実は静岡鉄道とJRの駅が最も隣接しているのは草薙駅だそうで、静岡鉄道からJR線に乗り換える人は草薙駅を使うのが便利だということでこんな案内になっているようです。
地下道はこんな感じ
柚木駅と違ってカラフルさもなく地下道特有の無機質さがありますが、こういう雰囲気もちょっと好きw
ここだけやけに新しく感じるきっぷ売り場ですが、この改札口は近年新設されたのかも知れませんね。
ホーム端の階段となるであろう部分には入口の案内が出ていました。
確かに踏切の向こうから歩いてきて初見だったらどこが入口か分かりづらいですよね。
ここも遮断間は赤と白でした。
静岡鉄道に特有のカラーリングなんでしょうか。
道路はその先陸橋になっていて東海道本線・東海道新幹線を一気に跨いでしまいます。
↑もう少し待っていると今度は1000形がやってきたので動画撮影
それにしても、この駅名部分のデザイン、他の駅では見かけないものですね。
さて、あとは徒歩でもう一方の南側の改札から入場して駅取材を完成させるつもりでした。意外とハイペースでこれているのでもう1駅粘れるかなとも思っていたのですが、いくら探してもそのもう一方が見つからないw
付近にある少し大きな道路に面している入口があると踏んでその周辺をうろつくも見つからず気がつけば駅の裏手のような場所にやってきていました。
↑そこは意外とよく撮れそうだったので動画撮影
怪我の功名ってやつですかねw
これまた車椅子利用者向けのスロープ専用出入口だと思われますが、ゲートとスロープを兼ねているであろう部材のサビ具合からして長らく使われていなさそうですねw
結局最初に出てきた北側の改札から入場して、構内を通り抜けて南側改札へ向かうことにしました。(何だかんだ駅周辺を1周してしまったw)
フリーきっぷを持っていたんだし最初からこうすればよかったw
ホームへ上る階段への分岐を過ぎてもしばらく通路が続いていましたが、北側に比べて随分明るい印象になりましたね。
そして、改札が出てきました。それにしても、改札機の台数といい通路の様子といい、当駅のメインは南口で、北口はおまけという感じなんでしょうかw
外に出てみるとその立派さに驚愕!?
ここがターミナル駅だと言われても納得しそうですが、静岡鉄道としては単なる途中駅なんですよね。(しかも、通勤急行は停まらない)
列を整理するための柵まで備えた立派な窓口も!
この駅、只者じゃなさそうですね・・・w
調べてみると駅名の由来でもある静岡県草薙総合運動場は様々なスポーツ大会を実施しているようで、その観客や関係者でイベント実施日は混雑するんでしょうね。
右隣は駅舎ではないようですが、静鉄栗原ビルという静鉄が運営するビルのようです。
音羽町にも静鉄のビルがありましたが、自社の駅に隣接、もしくは一体化して小さめのビルを運営するのは静鉄の特色なんですかね。
駅前は路線バスこそ無いようですが、送迎車用なのか車寄せが作られていました。
構内で線路敷を悠々とお散歩中の猫なんかを撮ったらこれにて静鉄駅取材は終了!
終わってみると15駅中8駅、起終点の新静岡と新清水も含めたら10駅を回れたわけで2/3を回れたのは暇つぶしで始めたにしては御の字ですよね。
ただ、もう1本遅い高速バスを選んでいれば全駅巡れたのではないかという思いもありましたが、残った駅は次回訪問時の宿題ということで!
それでは新静岡へ戻り、高速バスで東京への帰路につきます。
高速バスで帰京す
新静岡まで乗った静鉄電車で1日お世話になったフリーきっぷの役目も終わりで、ここからは昨日事前予約しておいた高速バスで帰宅の途に付きます。
なお、静岡から東京への高速バスは大きく分けて2つあり、1つは今回乗車する静岡鉄道とJRバス関東・京王バス東が共同運行する静岡新宿線、もう1つはJRバス関東・JR東海バスが共同運行する東名ハイウェイバスのうち静岡駅と東京駅を結ぶ系統ですが、両者とも運賃面に大差はなく、違いがあるのはまず起終点でして、静岡新宿線は新静岡バスターミナルを起点として静岡駅を経て市内の巡り方で3パターンほどありますが、東名高速に入ったらあとはひたすら東京を目指し、東京側起終点はバスタ新宿となります。
一方、東名ハイウェイバスは新静岡バスターミナルへは乗り入れず静岡駅を起点として、東京側も東京駅発着となります。種別は急行と超特急(東名ライナー)の2種類で急行は高速道路上の全バス停に停車、超特急は高速道路上は主要バス停のみ停車という違いがありますが、高速道路上での停車バス停が多く設定されており、静岡市と東京都内の行き来に特化した静岡鉄道の静岡新宿線とは違っています。
私は中でも東名高速上の全バス停に停車という点でJRバスの東名ハイウェイバス急行便に興味があったのですが、ちょうどいい時間に走っておらず、また乗ったことのなかった静岡鉄道の高速バスに乗ってみようということで静岡鉄道の便を選びました。
これで当分静岡鉄道とはお別れということで最後にもう1枚だけ撮ったらバスターミナルへ向かいます。
バスターミナルの発車標です。同じ乗り場から相良営業所行きの静岡相良線も発着するようです。
こちらも静鉄の高速バスですが、例の相良営業所行きのようです。
この路線は僅かな区間ながら高速道路を経由するため列記とした高速バスですが、鉄道の通っていない地域を結んでいることもあり日中でさえ20分ヘッド、ラッシュ時ともなると5分ヘッドで走る時間もあるほどのドル箱路線のようです。
待機中の一般路線バスは今日も交通安全運動の表示を出していました。
そして、私の乗る新宿行きの到着です。ちびまる子ちゃんラッピングでした。
車内の案内表示ですが、こうしてみると意外と停車バス停が多いように見えますよね。
ただし、永楽町までは全て高速道路に入る前に停車するバス停であり、静岡市内でこまめに停車して客を拾おうということのようです。
東名ハイウェイバスが静岡市内は静岡駅か高速道路上の東名静岡でしか乗り降りができないのとは対照的ですね。
静岡駅で多少乗車があったと思ったらあとのバス停はほとんど通過で、数名が乗ってきたくらいでしょうか。静岡市街で若干の渋滞がりましたが、北街道と呼ばれる郊外のバイパスに出たら一気に流れ始めました。
しばらく市街地を走ってそろそろ一般道も飽きたと思ったらこんな場所に来ました。
ついに高速道路か!?と思いきや、これは国道1号の静清バイパスというバイパス道路のようです。
はたから見ると高速道路みたいですよね。
東海道新幹線と交差しました。
これに乗ればあっという間に東京だなと思いつつ、まだ一般道区間が続きます。
するとモニターが降りてきて飛行機みたいな安全ビデオを流し始め、シートベルトの着用が呼びかけられました。
ということは・・・いよいよ高速道路ですね!
永楽町を過ぎたら清水ICより東名高速ですが、ここまで何だかんだで40分は下道を走っていましたw
静岡ICから素直に高速に乗る系統だと25分程度で高速道路まで行くようですからこれは長く感じましたね。
清水ICから東名に入ったと思ったら清水JCTから連絡路を経て新東名高速に入っていきました。
JRの東名ハイウェイバスと違って東京都内の東名江田まで高速道路上での停車はないので高規格で走行しやすい新東名高速を選んでいるんでしょうね。
写真は建設中の中部横断自動車道の高架橋です。
完成すれば長野の小諸市まで繋がり、上信越自動車道と連絡するようですが、そうなれば中央自動車道とも繋がるわけで、特急「ふじかわ」の脅威となる高速バスも出てきそうですねぇ・・・
昨日は御殿場線に乗ったものの満足に撮影できなかった富士山をここで改めて撮影
高速道路のほうが視点が高い分、よく見えますね。ただ、防音壁が邪魔ですがw
その後は新東名がトンネルばかりなこともあって、うとうとしているとバスは減速して停まる素振りを見せました。
その後ろにいたのはJR東海バスでした。
浜松か名古屋から来たやつかな?
あとはトイレやら飲み物の補給やら済ませたらバスに戻ります。
足柄SAまで来ればもう東京はすぐそこという感じがしますね。
ただ、新東名が御殿場までしか来ていない影響もあり、このあたりから道路の流れも悪くなってはいましたが、そこまでひどい渋滞でもありませんでした。
東名高速上では唯一の停車バス停となる東名江田です。
JRバス系の夜行バスも停車したりするので、東名高速上のバス停の中では主要バス停の扱いのようですが、あざみ野駅まで徒歩10分と微妙な立地なんですよね。
まあ、あざみ野には横浜市営地下鉄も乗り入れるので横浜市内から東名高速経由の高速バスを利用したいとなったら新宿や東京駅に出るよりは短いルートなのかも知れませんが・・・
たくさんのゲートが並ぶ東京料金所を過ぎたらもうすぐ東名高速は終点を迎えます。
東名高速からバトンタッチして首都高3号渋谷線となり、用賀料金所です。
ちなみに、隣接する用賀PAにも降車専用のバス停が設けられていて、首都高渋滞時にはここで下車して田園都市線に乗り換えて渋谷へ向かうことも認められており、その場合は田園都市線渋谷までの各駅へ100円で乗車できる券が配布されるサービスも行われています。
さて、首都高を降りると池尻大橋に停車しますが、このバス停は私が乗った北街道経由の系統のみが停車し、他の便は東名高速では東名向ヶ丘にも追加で停車した代わり池尻大橋には停車せず、渋谷マークシティに停車するという千鳥停車のような設定になっています。
これは、私が乗っている北街道経由は元々JRバス関東と静鉄の共同運行する「駿府ライナー」、残る南幹線経由と直行はJR東海バスと京王バス東が共同運行する「渋谷・新宿ライナー静岡」と、それぞれ独立した路線だったものを2017年より統合した経緯によるようで、「駿府ライナー」は元々渋谷に立ち寄らない設定だったので池尻大橋に止まってそのまま山手通りに入ってしまいますが、元々「渋谷・新宿ライナー静岡」だった南幹線経由と直行は渋谷マークシティに立ち寄っているわけですね。
そして、終点のバスタ新宿に到着です。
寝ていたせいもあってか意外とあっという間でしたw
というわけで、静岡遠征の旅はこれにて完結!
あとは、書き残している東成田の続きの活動なんかを書きたいと思いますのでまた気長にお待ち下さい。
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