SimuTrans OTRPで関東+αを再現の第16回目です。
今回の更新内容
それでは早速今回の更新内容を紹介していきましょう。
前回までは鉄道の整備が中心で、道路やバスの整備が手つかずでしたが、首都圏の主要路線をほぼ整備し終えたこともあり今回からまた道路と路線バスの整備に移行していきます。
今回は主に御殿場線と小田急小田原線の小田原~新松田間の沿線を走る路線バスと関係する道路を中心に整備しました。
高速道路や自動車専用道路の整備はほとんどしていないので、記事にするとあまり華がないというのが正直なところですが、御殿場線沿線という形で一区切りが付いたので記事にしたいと思います。
都市として見ると小田原市周辺の路線はほぼ制覇できたと思います。
また、常磐線のダイヤ改正を放置していたのでそれも回収しました。
その他、御殿場線と小田急直通の特急「ふじさん」についてもダイヤ改正があったわけではありませんが列車の行き違いなどがスムーズでない部分があったので再調整しました。(詳細は後述します)
なお、鉄道や高速道路の更新はないので更新内容の一覧は省略します。
スクショ
概要の説明が済んだところでスクショで更新内容をご紹介していくとしましょう。
まずは三島市・裾野市周辺です。
路線図表示も併せて表示していますが、従来から整備していた三島市南部への路線だけでなく、北部へ向かう路線も整備しました。
裾野~三島や御殿場~三島などのほぼ御殿場線と並行する路線も設定されているのが特徴で、御殿場線は三島駅ではなくて沼津駅を発着するため、新幹線利用者など三島駅へ直接行きたい利用者にはバスも選ばれているのかもしれません。
なお、この区間は国道246号のバイパスが整備されていますが、バスはローカル需要をこまめに拾うためか旧道経由となっているようです。
また、三島駅から御殿場プレミアムアウトレットまでの急行バス的な路線も設定されていて、こちらは途中は裾野駅と岩波駅にしか停車しません。
ただ、岩波駅~御殿場プレミアムアウトレット間は一般道経由なのか東名高速経由なのか調べてみてもよく分からなかったので、とりあえずこのプロジェクトでは高速道路経由としています。
御殿場線全体の俯瞰です。
谷峨駅から大きく北へ伸びる路線が1つありますが、丹沢ダムの方へ行く路線で、観光需要も少なくないようでローカルバスにしては本数が確保されている方だと思います。
続いて新松田駅から小田原付近にかけてです。
新松田周辺も路線がなかなか多く路線図も賑やかになっています。
三島周辺の俯瞰です。
北部へ向かう路線が増えたことで更に市街地が広がった印象です。
富士山の裾野の地区へ向かう路線もあるため、郊外道路も少し整備しました。
十里木地区から先はまだ作っていませんが、その先は富士山スカイラインへつながっていて、最後まで作ると富士山そのものを再現することになるため、山梨側も整備が進んだ頃合いまで作らないことにしました。
続いて御殿場駅から駿河小山駅にかけてです。
ほぼ御殿場線に並行するように国道246号の旧道を走るバスが出ていて、ローカル路線バス乗り継ぎの旅をするにはありがたい区間となっています。
ただ、流石にここまで来ると市街地も途切れるようになるため路線数自体は少なくなります。
また、御殿場から横浜駅・羽田空港へ向かう高速バスも今回運行を開始しました。
実は経路となる道路自体はかなり前から完成していたので、もっと早く運行開始できたのですが、すっかり忘れていましたw
なにげに横浜駅と羽田空港に乗り入れる最初のバスとなりました。
本数は少なく直通旅客が集中したらパンクするのが必至なので臨時系統扱いにしています。
続いて谷峨駅・山北駅付近の俯瞰です。
新松田駅から西丹沢ビジターセンターまで谷58系統と、その区間便といえる新松田駅~山北駅間の松58系統があり、御殿場線に並行するバスが走っている区間となっています。
谷58系統は山北駅を出ると谷峨駅にも立ち寄ってから御殿場線沿いを外れて丹沢ダムの方へ向かうのですが、谷峨駅~駿河小山駅間には御殿場線に並行する路線バスが存在しないため、ローカル路線バス乗り継ぎの旅をするならばこの区間が難所となりそうです。
丹沢湖周辺です。
今回は地形もある程度再現することにしているため丹沢湖も再現したのですが、やっぱり地形の再現もするとかなり雰囲気が出ますよね。
ところで、複乗する形で玄倉という場所にもバスが立ち寄っているのですが、なんか聞き覚えのある地名だなと思ったら、かつて行楽に訪れたグループが増水した川に流されたという玄倉川水難事故があった場所でした。
川の増水という概念がないSimuTransですが、現実でもこんな悲劇はもう起きてほしくないですね。
新松田駅周辺です。
頻発するバス路線はありませんが、いくつかの系統が集まっているためバスの出入り自体はそこそこあります。
小田原市周辺です。
小田原駅から新松田駅への路線や大雄山駅から新松田駅や開成駅への路線などもあります。
かつては栢山駅から小田急線に並行して小田原駅まで向かう路線もあり、利用者も少なくなかったそうですが、バス運転士不足を理由に廃止されてしまった経緯があるようです。
利用者が少なくて不採算で廃止というのはよくありますが、利用者数は少なくないのにバス運転士不足で廃止というのはいかにも現代の情勢を反映しているといえますかね。
鉄道並行路線は鉄道で代替可能ということで、廃止の白羽の矢が立ったようです。
東海道線の小田原駅から国府津駅にかけてです。
箱根登山バスによる小田原駅~国府津駅間の路線があり、こちらは15分~20分おき程度に運行される主力路線となっています。
かつて箱根登山鉄道は国府津駅から出ていて、国府津~小田原間が廃止された経緯があるので、その流れを汲む路線とも言えます。
こちらはかつて実際に乗車したことがありました。
その他に小田原から鴨宮駅を経てダイナシティへ向かう路線や鴨宮駅から国府津駅、栢山駅からコロナワールドまでの路線などがあります。
コロナワールドというと、今の御時世ではあまりいいイメージを持たれない名前かもしれませんが、「コロナワールド」は愛知県に本社がある会社が運営する複合商業施設でして、小田原以外にも中部地方・中国・九州などに展開しているようです。
スクショはこれくらいにして冒頭で触れた常磐線のダイヤ改正についての説明に移りたいと思います。
常磐線ダイヤ改正
それでは常磐線ダイヤ改正についての説明です。
2022年3月のダイヤ改正にて、今回のプロジェクトで再現している範囲の路線についてもいくつか改正が実施された線区があり、それを第14回で紹介したのですが、このときに常磐線については反映しませんでした。
それを今回反映したわけですが、その内容はというと、従来の平日日中ダイヤでは上野~勝田間直通の列車が毎時2本、品川~土浦間の上野東京ラインが普通と特別快速が毎時1本ずつという運行だったのが、ダイヤ改正にて日中の常磐線普通列車は原則として土浦で系統分断され、特別快速も大幅に本数が減らされたため、プロジェクトでは上野~勝田間の普通列車を廃止し、品川~土浦間の上野東京ラインを増発し毎時3本としました。
また、特別快速は普通列車に振り替えました。
このため、土浦以北から上野方面への直通は特急のみとなりました。
それだと特急に乗客が集中しすぎてパンクするのではないかと不安視していましたが、実際にはなんとかなっています。
ただ、将来的に沿線のバス路線の整備などが進んでくると利用者も増えてくるでしょうから将来的には引き続き懸案事項ですね。
一方、直通が無くなった土浦~水戸・勝田間ですが、E531系5両の普通列車を設定しています。
従来はグリーン車付きの10両編成だったのが一気に5両ですから輸送力としては半減してしまったわけですが、東京方面への直通客が特急に移行したためか輸送力は余裕で足りています。
その他、これはSimuTransの仕様的な話になるんですが、常磐線では上野東京ラインとして品川駅・東京駅まで直通するのは土浦発着の中距離電車のみとなっており、取手や成田線直通で成田へ行く近距離の快速電車は上野発着のみとなっていますので、SimuTransでは直通列車がある場合はその区間の利用者は直通列車にしか乗らないという仕様のため、そのまま運行すると取手~三河島間の利用者のうち、東京・新橋・品川へ向かう利用者は土浦発着の上野東京ラインのみを利用し、取手~上野間の列車は日暮里や上野までの利用者しか利用しない状態となり、上野東京ラインは大混雑する一方、取手・成田発着の普通列車は空気輸送ということになってしまいます。
これを避けるために上野東京ラインの取手~三河島間では品川方面は降車のみ、土浦方面では乗車のみと制限することで、取手~三河島間の利用者は強制的に取手・成田発着の快速電車を利用するように仕向けています。
これによって遠近ぶりも出来て混雑も均一化出来たことで、将来輸送量が増えても何とかなりそうです。
御殿場線ダイヤ再調整
御殿場線については実際にはダイヤ改正はありませんでしたが、前述の通り単線ゆえ列車のすれ違いがあるのですがそれがスムーズでなかったのでよりスムーズになるようにダイヤ改正をしました。
運行形態に変更はないのでこれは報告のみとします。
都営新宿線
第14回の記事で都営新宿線についても反映を見送る旨書きましたが、その時の記事でも書いた通り48分ヘッドというSimuTransに落とし込むのが難しいサイクルのダイヤになっていますし、これを再現すると直通する京王線のダイヤにも影響があるのでこれの反映は見送りたいと思います。
これも報告のみですw
次回は・・・
次回ですが引き続きバスと道路の整備となります。
御殿場線沿線が終わったので、今度は国府津から東海道線沿いに大船か、できれば横浜までの沿線のバス路線と関連する道路を整備していきたいと思います。
エリア的には神奈川中央交通がメインになりそうですね。
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