このブログにタグ機能があったら「うp主失踪シリーズ」なんて付けられてもおかしくない状態だったSimuTransのプロジェクトですが、本当に久々に更新したいと思います。
直近の更新が去年の6月だったのでかれこれ半年以上もの間更新していなかったんですね・・・申し訳ありません。
ちなみに、その半年前の最終更新はこちらです。前回までのあらすじなんてとっくに忘れちゃったという方も、初めてご覧頂く方もよろしければそちらもご覧下さい。
現状報告
前回の更新後は何かと多忙でSimuTransを起動すること自体がなかなかできない状況となっていました。
そして、2015年を迎えまして、旅行記などの記事をひと通り作成し終えて聞ける車両辞典なんかも更新する余裕が出てきて、少しずつSimuTransにも手を付けるようになりました。
で、今回もひたすら「バス停を植えてバスを走らせるだけの簡単なお仕事」がメインです。
赤羽駅東口や川口駅・西川口駅・蕨駅といった京浜東北線の埼玉県内各駅を発着する路線を中心とした路線整備を進めました。この辺りのエリアは国際興業バスがメインになりますね。
この辺りの整備が終わると中央線を西へ進み、中野駅・高円寺駅・阿佐ヶ谷駅・荻窪駅と言った駅を発着する路線を整備していきました。
この辺りのエリアには中央線・西武新宿線・西武池袋線といった鉄道がありますが、これらは全て東西を結ぶもので南北はほぼバスによって結ばれていますから、必然的に鉄道路線同士を南北に結ぶ路線が多くなります。
ただ、鉄道駅同士をバスで乗り通すような流動は意外と生まれず、途中バス停を発着する旅客ばっかりのようでしたがw
SimuTransの詳しいアルゴリズムは知らないので推測の話になりますが、旅客がルートを決める時は乗り換えが少ない経路を選ぶものと思われますが、乗り換え回数が同じならば途中で停車する駅やバス停が少ないルートを選ぶのではないかと思います。
そうなると同じ距離でもより多くのバス停に停車するバス路線は経路を選ぶ際に優先順位が低くなり、結果としてそのバス路線の沿線に用事がある旅客がメインになっていると考えられます。
とまあ更新自体はこれだけですが、文章ばっかりでは読者さんも飽きてしまうでしょうから画面のスクリーンショットなんかも交えてご紹介していきたいと思います。
スクリーンショット
とりあえずは更新したエリアを中心に鳥瞰図をご覧頂きましょう。
バス停を沢山設置したのでビッシリになっていますねw
今回も鉄道の新設はなかったのでターミナル駅や高速道路のジャンクションといった見せ場がないのでこういう画像しか無いんですよねw
悪しからず。
荻窪駅界隈です。この界隈は関東バスと西武バスがメインになりますが、バスを増やしすぎて渋滞気味になっていますw
渋滞といえば、西鉄バスプロジェクトの時のトラウマがありますが、駅前に限られているのでまだかわいいものですね。
少しだけSimuTransの攻略的な話を入れると、前回と違うところとして、バスの定間隔運行を実現したというのもあります。
簡単にいえば終点バス停の近くにダミーのバス停を設置して「100%積み込みまで待機」の設定にした上で、最大待ち時間を設定するという方法です。ダミーのバス停は旅客が発生しないようにしているため、バスは必ず最大待ち時間だけ待ってから発車していくためどんなに団子状態でバスが到着しても折り返し時には一定の間隔を保って運行してくれるわけです。
これによって渋滞しがちな駅前や都心部にバスが一気に押し寄せるようなことはなくなり、同じ台数のバスを走らせても渋滞しにくくなっていると思います。
とまあ、更新自体はこれだけなんですが、色々なトラブルにも見舞われてしまいましたのでその話もしておきます。
首都圏交通ゼネスト勃発!?
この度更新をしていて不可解な現象に見舞われました。それは先ほどご紹介した定間隔運行に関わるものなんですが、本来は最大待ち時間を経過すれば発車してくはずのバスや列車がいつまでも発車せずにダミーの駅やバス停に永遠に留まり続けるという状態になりました。
このため、後続のバスや列車は次々とつっかえて運行がストップしていまいました。
今回のプロジェクトでは列車もバスもほとんどの路線に定間隔運行を導入しているため、結果として運行中の殆どの路線が運転見合わせ状態となりました。各駅には旅客が大量に滞留してしまうし、再起動しても直らないわで大騒ぎになりました。
そのさまはまるで交通ゼネストでも起きたかのよう・・・結局のところ、立ち往生しているバスや列車のスケジュールを手動で次の駅やバス停に移動させれば後続は自然に定間隔運行に復帰したわけですが、まだまだ中盤にも達していないであろうこのプロジェクトでも既に再現路線は数百を超えており、これだけでもかなりの作業量でした。
あぁ、このトラブルがなかったらもう少し更新内容が多かっただろうなぁとか思いつつ、原因は分からずじまいですw
あまりにも更新しなかったからSimuTransがいじけたとでもいうんですかねw
不幸中の幸いだったのは環状運転である山手線は最大待ち時間による定間隔運行は導入しておらず、駅間や閉塞長によってのみ列車間隔を調節していたためこのトラブルの中でも運行を継続していたことでした。
ゴミ輸送始めました
開始当初から見ればだいぶ賑やかになってきたとはいえ、まだまだマップの端っこは原野が広がっている殺風景な有り様なんですが、特に気になったのは首都高速の閑散ぶりです。
湾岸線や横羽線あたりは空港リムジンバスのおかげでいくらか賑わってきているんですが、郊外へ向かう路線はたまにシティカーが走る以外は閑古鳥が鳴いていましたw
そこで、たまたまマップの発展にともなって設置されていたゴミ集積場とゴミ焼却場の間でゴミ輸送車を走らせました。
蒲田・板橋にある集積地から、船橋・所沢にある焼却場へと運んでますが、おかげでいくらかは道路が賑わってきました。
ここは板橋ジャンクションの付近ですが、偶然にも3つの集積場が集まっていますw
特に所沢へ向かう流動は羽田~所沢線ぐらいしか走っていなかった関越自動車道を賑わせるにはピッタリでした。
現実の交通量からしたらまだまだ寂しいですが、少しはそれっぽくなってきましたかね。
SimuTransでは任意の地点に任意の産業を配置したりできるので、この要領でトラックだらけにすることもできますが、マップが広がって高速バスが増えてくるとかえって渋滞が問題になりかねないのでこのくらいで本業である鉄道・バスに回帰しますw
バス待機所の地下化事業
「バス待機所」と書いてもピンと来ない方のほうが圧倒的だと思いますが、これは私の造語ですw
先ほども少し触れた「定間隔運行」を実現するためのダミーのバス停が待機所でして、旅客を発生させないために貨物属性を持つ停留所のみで構成しますが、これは各路線ごとに1つの待機スペースが必要で、更に台数が多いと待機所に入りきらないバスが道路にはみ出して他の系統を詰まらせてしまうことがデッドロックを生むこともあるという問題点がありました。
そこで、その解決策として、トラックターミナル並に広大なスペースに乗り入れる路線の数だけ並列にバス停を並べます。
入口の道路は大腸のようにうねうねさせてある程度の台数のバスが一気に押し寄せても道路にはみ出さないようにします。
最初は普通に地上に設置していましたが、都心部であるほど用地確保の問題が出てきますし、何よりも見栄えが悪いんです。
本来ならビルがびっしり建っているべき都心部にバス専用の広大なスペースが広がっているというのはいくら建物は雰囲気の再現に留めるとしているこのプロジェクトでもちょっと頂けない・・・
それで、色々考えた末にたどり着いた結論が地下化することでした。
ハイカットしない限りは見えませんし、他の道路が網目のように縦横無尽に走るような場所でも目一杯広々と建設できるのでメリットが有りますね。
ちょうど都心部で地下駐車場が普及するのに似た現象でしょうか。これも現実通りですねw
一例として新橋駅の地下に設置したものをご紹介します。
このあたりは地下鉄があるので窮屈ですがねw
シティカー対策
SimuTransではプレイヤーが経路を指定して走らせるバスやトラックの他に、ランダムにマップ中の道路を走り回るシティカーと呼ばれるものがあります。
現実での自家用車に相当するものなんですが、ランダムに走り回るというところが厄介で交差点のど真ん中で立ち往生したりしてデッドロックの原因になったりもします。
一番手っ取り早いのは設定を変えてシティカーが登場しないようにすることですが、広大なマップにバス(とたまにトラック)ばっかり走っているのはちょっと現実離れした感じがします。ただし、シティカーが走っている限りこの手のデッドロックは定期的に起きてしまいます。
初期は一方通行の標識を利用して一度入ったら出られないトラップのようなものを作ってシティカーを集めて増えすぎるシティカーを抑制するということも試しましたが、すぐにトラップがいっぱいになってしまいトラップからはみ出したシティカーが渋滞やデッドロックを引き起こすという本末転倒な事態にもなったのでやめましたw
で、考えたのがこれです。
デッドロックしような交差点の手前に「自家用車進入禁止」の標識を立てて脇道で別の道路に誘導するという作戦です。
これは意外に成果をあげていて、トラップと違って放ったらかしにしてもシティカーが溜まることはないですし、都心部からシティカーを追い出せるのでデッドロックも劇的に減りました。
現実にある交通政策で言えば「トランジットモール」に近い概念でしょうか。
行政区再編
SimuTransはあくまでも交通のシミュレーションゲームであり、政治や行政はおまけ程度にいくらかの要素が実装されている程度なのですが、一応市町村の概念はありまして、今までは適当に設置していました。
しかし、せっかくなので現実通りの市町村を設置しようと思いまして、実在しない適当な名前で設置した市町村は一旦撤去して、改めて実際の市町村に合わせて作り直しました。
SimuTransでは役場を建設することで市町村が成立し、逆に役場を撤去するとその市町村は消滅するという仕様になっており、役場の近くの土地にある建物はその市町村に所属するものとなります。問題なのは役場を撤去(市町村を消滅)してしまうと、そこに所属していた建物まで全て撤去されてしまうことです。
建物とは旅客需要を発生させる源ですから、これが無くなるということはマップ中の旅客需要が吹き飛ぶことを意味します。
おかげで普段は積み残しがデフォルト状態の山手線ですらガラガラの空気輸送になってしまいましたw
まあ、新しい市町村を設置していけばまた元通りになりましたけどねw
気になるのは極論としてマップ全体を1つの街とした場合と、適度な間隔で様々な街を並べた場合で旅客流動の発生に何か影響があるのかどうかという話です。
プレイしている感じではそんなに変わった感じはしないのですが、アルゴリズム的には市町村の存在はどう影響するんでしょうね。
次回予告
次回はこうなったらひたすらバスの開設を続けて既に道路を引いている範囲でバス路線を解説しつくしたら採算予告しつつ実現していない武蔵野線・南武線沿線に進み川崎からは横浜方面へ進み、国道16号沿いに時計回りに開発を進めるということにしたいと思います。
まあ、当分はバスシリーズが続くと思って下さいw
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