今回はアルピコ交通の新宿~長野線夜行便に乗車しましたのでそのレポートです。
まえがき
レポートの本題に入る前になぜ長野まで夜行バスで移動することになったのか説明しておきましょう。
現在西鉄8000系さんが執筆されている「神奈川長野富山の旅」がありますが、これの3日目に私が同行することとなっており、長野から合流するためにこのバスに乗ったわけです。
詳しくは西鉄8000系さんの記事の方(現在未執筆)で確認していただきたいのですが、私が同行した日程は長野駅始発の金沢行き1番列車で出発するものであり、前泊を除いては夜行バス以外に追いつく手段がなかったわけですね。
同行した3日目も含めてすべて西鉄8000系さんが執筆される予定なのでそちらの記事は私は書かない予定ですが、西鉄8000系さんと分かれた後私単独で福井方面の活動をしましたのでそれはレポートする予定です。
新宿~長野線
今回はバス乗車記のみとなりただ乗車レポートをするだけでは内容が薄くなってしまいそうなのでこの路線の概要を説明してから本題に入ります。
この路線は特に愛称もなく資料によって呼称もまちまちのようですが、当記事では「新宿~長野線」で統一したいと思います。
新宿~長野線は中央高速バスの一つとして1992年に開業しましたが、1997年には関越自動車・上信越自動車道経由に変更され現在に至ります。当初は1日2往復の昼行便のみだったものが、増便が重ねられて現在は1時間ヘッドの運行となっている他、深夜便や夜行便も設定されるほどの盛況となっています。
東京~長野間の輸送では鉄道は直行できるのが新幹線のみであり、料金的に新幹線に手が出ない層をうまく取り込めたんでしょうね。
実際この路線の運賃は新幹線の半額程度であり、特に急がない場合にはピッタリですね。
今回乗車する夜行便ですが、長野方面の下り便のみ設定されていて、東京へ向かう上り便はありません。距離的に近いのでギリギリまで東京に滞在したい人向けに特化しているのかもしれません。
バスタ新宿へ
前回、アルペンルートを目指した時はちらっと覗いただけだったバスタ新宿ですが、今回はバスタ新宿からバスに乗車します。
じっくり時間があったので色々見ることが出来ました。
バスタ新宿についてはテレビなどのマスメディアでも広く報じられて間もないですし、ほとんどの方がご存知だと思いますが、新宿地区に点在していたバス乗り場を集約し、旅客の利便性向上へ周辺の交通渋滞の緩和を目的に整備されたバスターミナルであり、新宿駅南口に直結しています。
これにより新宿を発着する高速バスは臨時便などの一部を除いてバスタ新宿び集約されて分かりやすくなりました。
実際には駅から直結の通路が設けられているため、電車で新宿へやってきてバスへ乗る場合、外へ出ることなく乗り換えを完結できます。
私の乗るバスの案内がもう出ていました。この時間では長野方面は私の乗りバスだけになるようですね。
それにしても、方向別にまとめられた発車標もかなりの大きさですね。日本一のバスターミナルなだけのことはあります。
乗り場がある4階へは直行エスカレーターがあります。
さて、エスカレーターを登って乗り場へ移動しましょう。
鉄道駅のような券売機が設けられており、予約不要の近距離高速バスについては現地で簡単いチケットを買うことが出来ます。
早速”撮りバス”をしに乗り場へ移動します。
元ツアーバス事業者のウィラートラベルです。
こちらは中日本エクスプレスという会社で金沢に本拠があり、東京~金沢の夜行バスも手がけているようです。
中央高速バスの運行の中心とも言える京王バス
かつては「はかた号」も手がけていましたね。
こちらは名古屋や関西と東京を結ぶ夜行バス「グレースライナー」のようです。
正直元ツアーバス系の事業者はまだまだ把握しきれていません・・・w
「LionsExpress」でもお馴染みだった西武バス
バスタ新宿の課題
などなど撮りバスをしていましたが、乗車前にパンや飲み物を調達したくなり、待合所に戻りますがいくら探してもコンビニや売店が見当たりません。仕方なく一旦外に出て地上にあるコンビニで買いましたがこれは困りましたね。
日本一のバスターミナルを名乗るならコンビニの1軒ぐらいあってもよさそうです。なお、執筆時点ではコンビニの出店が決定したようですが、バスに乗る前に買い物をしたい需要があることは事前にわかっていたはず・・・これは準備不足と言われても仕方ありませんね。
あと、ついでなので書きますが、トイレ不足、特に女子トイレの不足が深刻なようで、バスの発車が集中する時間帯だとトイレに女性たちが長蛇の列を作る様子でした。特に女性はバスタ新宿を利用する際は到着前に別の場所でトイレを済ませておくことをおすすめします。
いよいよ乗車
結局甲州街道を5分くらい歩いてコンビニまで行ったものの無事買い出しも済ませ、あとは乗車するのみです。
↑到着シーンは動画で撮影
長野駅の先、善光寺まで足を伸ばすため行先表示には善光寺も併記されています。
早速乗車です。既にカーテンは閉められ消灯モードになっていました。
あと、夜行便は3列シートなので隣の席を気にすることなく過ごせます。
発車
まだまだ真新しいバスタ新宿から大都会の雑踏の中へとバスは走り出しました。
停車バス停や車内設備などの説明が一通りアナウンスされるとバスは都内の大通りを経て練馬インターから関越自動車道へと入っていきます。
前回乗った扇沢行き夜行バスは中央自動車道でしたが、今回は関越自動車道ですね。高速バスとして通るのは初だったりします。
高速道路に入ると寝落ちしていましたが、三芳パーキングエリアでの休憩があるとの放送で目を覚まして一旦バスを降りてみることにしました。
三芳パーキングエリア
最初の休憩地で、かつ唯一の休憩地となる三芳パーキングエリアに到着です。結構走ってきた気がしますがまだ埼玉県なんですよね。
ところで、問題はドアまでの移動でして、3列シートはいいものの通路が極端に狭くカニ歩きでもギリギリでした。公道を走る車両は幅2.5mに制約されており、その中で3列を実現するとこうならざるをえないんでしょうが、後ろの方に座ると乗り降りが大変だということは覚えておいたほうがいいかもしれませんw
あとはトイレを済ませたらバスに戻ります。そういえばパーキングエリアの写真を撮ってませんねw
目覚めたら長野
このあとは何箇所か停車する停留所があったはずですが、それすら記憶になく、目が覚めたらバスは一般道に降りて長野市街地を進んでいましたw
熟睡できたのは今後の旅の行程を考えればいい事なんですが、途中停留所も見てみたかったですね。
ここが終点というわけではないのですが、ほとんどの人はここで降りていましたね。
夜行バスにしては短距離でしたが、新幹線では絶対に不可能な時間に長野入り出来る便利な足ですね。ほとんど寝ていたので肝心の乗車レポートがペラペラの内容になってしまいましたが、
バスはこれくらいで早朝の長野駅へ繰り出します。
早朝の長野駅
長野駅自体は何度か来ていて取材も済んでいるのですが、早朝に来るのはなかなかないのでここで撮影します。
どのみちここから合流する西鉄8000系さんは恐らくまだホテルで夢の中でしょうしねw
あとは駅の券売機で今回の旅で使う切符類を購入します。西鉄8000系さんから既にホテルをチェックアウトした旨の連絡も来まして改札前で無事合流しました。
ここから北陸方面への旅が始まるわけですが、そちらは西鉄8000系さんが記事を書いて下さる手筈になっていますので私の次回作は西鉄8000系さんと別れた後の単独行動部分か、あるいは西鉄8000系さんの執筆ペース次第ではその次の旅のレポートを先行させるかもしれません。
今回は短編でしたがまた別の記事にてお会いしましょう。
長野駅か合流した西鉄8000系さんによるこの後のレポートはこちらからどうぞ
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