【第20回】SimuTrans OTRPで関東+αを再現

まだ執筆していない遠征記事がありますが、思いの外SimuTransの開発が進んでしまったのと、あるお知らせ(それも悪い方)があるので、順番を前後してSimuTransの記事を執筆したいと思います。

今回の更新内容

今回は前回から引き続き横浜市内のバス路線と関連する道路の整備を中心に行い、合わせて隣接する川崎市内のバス路線と道路の整備も行いました。
また、首都高湾岸線も川崎市内の区間が開通し、横浜市内と羽田空港が自動車専用道路で結ばれたこともあり、羽田空港発着の空港リムジンバスも運行開始路線が続々と出てきました。
道路・・・首都高湾岸線(大黒JCT~湾岸環八出入口)
空港リムジンバス・・・新横浜駅~羽田空港、横浜(YCAT)~羽田空港、みなとみらい地区~羽田空港、センター北駅・センター南駅~羽田空港、たまプラーザ駅~羽田空港、藤沢駅・大船駅~羽田空港

スクショ

それではスクショで開発したエリアを見ていくとしましょう。
なお、先に断っておきますが、バス路線の整備がメインなこともあって、私の労力の割に記事にするとあっけないですw

まずはマップ表示で見てみましょう。
横浜市内と川崎市内がちゃんと市街地っぽくなってきました。

続いて俯瞰表示です。
ごちゃごちゃしすぎてどこかどこだか分からないと思いますが、おおむね横浜市内・川崎市内だと思います。
なお、乗客の滞留を意味する棒が立ってしまっていますが、これの原因は後述します。

羽田空港周辺です。
道路自体は以前から整備してあったものですが、神奈川方面からの空港リムジンバスが集まるようになり賑わってきました。
これでもほんの一部の路線を再現したにすぎないので、最終的には空港周辺はリムジンバスで溢れかえることになるんでしょうね。

湾岸線に沿って川崎市内です。
このあたりの湾岸線は工業地帯の埋立地を通っていて、前回のプロジェクトでは海を再現しなかったのに対して、今回はちゃんと再現したので、臨海地区を走る湾岸線らしい景色が再現できたと思います。

川崎市内の川崎区周辺です。
京急大師線に沿う地区ですが、バスも多く走っていて、臨海地区との連絡は路線バスに頼っています。
また、今回のプロジェクトでは主要な河川も再現することとし、多摩川も再現していますが、ちょうど神奈川県と東京都の境にもなっているため、境が分かりやすくなりました。
なお、東京都側はまだ役場を設置しておらず、川崎駅に乗り入れる羽田空港行きのバス以外はバスも走らせていないため、神奈川側と東京側でかなり状況に差が出ていますw
開発の順番の都合ではありますが、東京の方が開発が進んでいないのは面白いですねw

鶴見線沿線です。
首都高1号横羽線を始め道路網が整備されて、鶴見線だけがぽつんと原野を走っている状態から比べるとかなり雰囲気が変わりました。

武蔵小杉駅から日吉駅にかけてです。
鉄道路線の間の地区もバスが走るようになって市街地らしくなりました。

南武線に沿って武蔵新城駅付近です。
第三京浜の京浜川崎ICがありますが、最初はどこへも出られない無意味なインターチェンジだったのが、周辺道路が整備されてちゃんと機能するようになりました。
また、京浜川崎ICに触れる上で欠かせない路線として、東急バスの新横溝の口線があります。
この路線は溝の口駅から新横浜駅まで第三京浜道路を経由して結ぶ路線で、一般路線バスの扱いながら自動車専用道路を経由するという珍しい路線になっています。
主に南武線沿線から東海道新幹線へのアクセスを担う路線で、需要も多いようですが、2023年3月に東急新横浜線が開業すると南武線も乗り入れる武蔵小杉駅から新横浜駅まで直通で結ばれるようになるため、この路線の需要も減る可能性があり、今後の動向が気になる路線でもあります。
実際に乗ったことはないのですが、プロジェクトをきっかけに興味を持ったので機会があれば乗りに行きたいなと思っています。

港北IC付近です。
実態としては首都高神奈川7号横浜北西線の横浜港北JCTと一体化していて、先程ご紹介した新横溝の口線もここを通っています。
他にも新横浜やセンター北・センター南などを発着する空港リムジンも通るので、なかなか賑やかになってきました。

といったところで今回の更新内容は以上です。
本当にバスメインだと労力の割に記事のボリュームが膨らまないのがつらいですw
まあ、バスを整備してきた効果で、横浜駅や川崎駅、武蔵小杉駅などを発着する路線の利用が増えてきていて、交通経営シミュレーションゲームであるSimuTransの本領を活かせるようになってきたのは喜ばしいことではありますけどねw

困ったことに・・・

で、冒頭でも軽く触れたある悪いお知らせですが、1枚のスクリーンショットを見て頂ければSimuTrans、特にOTRPに詳しい方なら理解して頂けると思います。

こちらは金谷駅でして、大井川鐵道の列車が発車待ちをしているところです。
黄色い背景で文字が表示されていますが、その内容にご注目下さい。
「Waiting for schedule.」とあり、これはSimuTransの中でもOTRPでのみ使える発車時刻を指定する機能を設定している場合に、その発車時刻まで待機しているという意味です。
問題はその後に続く数字でして、OTRPでは1ヶ月に何台発車させるかという形で発車時刻を指定するのですが、デフォルト設定では1ヶ月を1440分割した単位で時間を扱います。
そのため、最低の本数である1ヶ月に1本と設定した場合でも待ち時間は1440を超えることはあり得ないのですが、このスクリーンショットでは35304という異常な数字となっています。
本来の挙動ではないのは明らかで、35304もの時間待つということはゲーム内で丸2年待機するということになります。
もちろん本来はこれよりもずっと短い時間しか待機する設定にはしていません。
こんなに長時間停車されてはせっかく設定したダイヤが崩壊するのは明らかで、この現象がマップ各所の列車やバスで頻発したため、一度開発の手を止めて記事にすることにしたのでした。
一応、当該の列車やバスのスケジュールに設定した発車時刻を1でもずらせば本来意図した時間で発車するようになってくれることはわかっているので、いわゆる詰みではないのですが、対処したそばから別の場所でこの現象が発生してしまい困っています。
特に鉄道で発生すると後続列車がつっかえてしまい路線全体がストップするということになり、現実で言えば人身事故などでダイヤがめちゃくちゃに混乱したような状態になってしまいます。

私なりに調べてみたところ、過去のOTRPのバージョンでも意図した時間に発車しないバグがあったという記述を見つけたので、これもそれに類似したバグだと思われますが、私にはバグを解決する形でプログラムを修正するスキルなどありませんので、せめて出来ることとして、現象の出来る限りの詳細をここに記して、OTRPの開発に関わる方のデバッグ作業の一助になればと思い、記事中にこのことを載せることにしました。
ある時期から突然発生するようになったので、ここ最近バス路線を次々に新設していたことを鑑みると、系統数がある一定の値を上回った時点で発生し始めたと踏んでおり、待機時間を管理する変数がオーバーフローを起こして極端に長時間の待機時間となってしまっているのではないかと思っていますが、開発関係者以外でも何かご存じの方がおられましたら、コメントで結構ですのでご一報頂けると幸いです。

というわけで、この問題が解決するまで、これ以上の開発続行は厳しい状況となっており、次回の更新まで間隔が開いてしまうかもしれませんがご了承下さい。
なお、SimuTransやその派生バージョンであるOTRPという素晴らしいゲーム作品を無償で楽しませていただているわけで、そのことには大いに感謝の念を持っていますし、今回の件も苦情や苦言といったニュアンスではなくて、デバッグの一助になればというスタンスでの記事への記述であることは付け加えておきます。
~追記~
バグは一応解決しました。
これにて開発が再開できそうですが、他の遠征記事もありますし、今後の活動予定などもあるので、更新はしばらく先になりそうです・・・

次回予告

前述の通り、例のバグが解決するまでは開発は中断ということになるかと思いますが、解決されましたら引き続き開発を進めていきたいと思っています。
その時の予告ですが、川崎市・横浜市の開発はおおむね完了したので、今度は神奈川県内の他の市町村、具体的には小田急線沿線をメインにバス路線と関連道路の整備をしていき、それが終わったらいよいよ東京都へと入っていきたいと思います。

つづく

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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