SimuTransで関東を再現プロジェクト【その17・特大号】

皆様、お久しぶりでございます。7月以来の更新となりますが、8月は帰省とそれに伴う活動、9月は国家試験北陸の旅、更には学祭と1つ終われば次々とやることが続く状況があり、SimuTransに手が回っていませんでした。
決して飽きてプロジェクトを投げ出したわけではありませんよ?w
ちなみに、三連休を使って開発を進めたわけですが、そのせいでどこにも出掛けていません。
西鉄8000系さんやyamanomiさんは撮影に出られたようですので、連休に出掛けなかったのは私だけのようですね。
まあと言うわけなので出掛けたメンバーにはレポート記事を期待しましょう。

前回までのあらすじ

あまりに久々すぎる更新なので前回どうなっていたかという話をしておきます。
前回は首都高速の中央環状線の内側と羽田空港方面の首都高・東京モノレール・京急線が開通したところで終わっていました。
そして、今後の開発は環八沿いに進め、環八の内側を作ることを目標に進めていくと予告していました。
更に詳しいことは前回までの記事をご覧頂くとして、早速本題に入りたいと思います。

本日の開通状況

今回は特大号と銘打っただけあってかなりボリュームがあります。
~鉄道編~
路線の開通・・・東急多摩川線(全通)、池上線(全通)、東急東横線(渋谷~多摩川)、大井町線(全通)、目黒線(全通)、田園都市線(池尻大橋~二子玉川)、世田谷線(全通)、井の頭線(全通)、京王線(笹塚~八幡山)、小田急小田原線(代々木上原~千歳船橋)、中央本線(荻窪~吉祥寺)
駅の設置・・・矢口渡、武蔵新田、下丸子、鵜の木、沼部、多摩川、蓮沼、池上、千鳥町、久が原、御岳山、雪が谷大塚、石川台、洗足池、長原、旗の台、荏原中延、戸越銀座、大崎広小路、戸越公園、中延、荏原町、北千束、不動前、武蔵小山、西小山、洗足、大岡山、緑が丘、奥沢、田園調布、自由が丘、九品仏、尾山台、等々力、上野毛、二子玉川、用賀、桜新町、駒沢大学、三軒茶屋、都立大学、学芸大学、祐天寺、中目黒、代官山、西太子堂、若林、松陰神社前、世田谷、上町、宮の坂、山下、松原、東北沢、下北沢、世田谷代田、梅ヶ丘、豪徳寺、経堂、千歳船橋、池ノ上、新代田、東松原、代田橋、明大前、下高井戸、桜上水、上北沢、八幡山、永福町、西永福、浜田山、高井戸、富士見ヶ丘、久我山、三鷹台、井の頭公園、吉祥寺、西荻窪
~道路編~
首都高速の開通・・・2号目黒線(全通)、3号渋谷線(全通)、4号新宿線(全通)
出入口・PAの設置・・・荏原、戸越、池尻、三軒茶屋、用賀PA、用賀、東京IC、永福、永福PA、高井戸、高井戸PA

蒲田から吉祥寺まで・・・

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連休をごっそり使っての開発ということもあり、大幅に進捗しました。
開通状況を見ても明らかですが、より分かりやすいように開発したエリアの広域スクリーンショットを撮ってみました。
今まで田園都市線が1区間開通しているのみだった東急線も路線網が顕になってきました。
このへんの路線図はごちゃごちゃしていてよく分からなかったんですが勉強になりましたw
道路の方では、首都高速はあまり通っていない地域になりますが、国道1号線(第二京浜)を介して2号目黒線にアクセスできるため第二京浜が首都高速の役割を担ってるとも言えますね。
そして、何より環七・環八ですね。特に環八は第三京浜道路・東名高速道路・中央自動車道を結んでいることもあり、現実でも重要な道路の1つで、大半の交差点に立体交差が導入されるなど、ギミック面でも面白い道路です。

自由が丘界隈

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自由が丘・大岡山のあたりです。
まずは自由が丘ですが、高架部は東横線、地上部は大井町線です。大井町線の方はかつては二子玉川~大井町で完結し各駅停車のみのローカル色の強い路線でしたが、田園都市線のバイパス線とすべく田園都市線の二子玉川~溝の口を複々線化して大井町線が溝の口まで乗り入れると同時に急行運転も始まり、すっかり幹線に昇格しています。
大岡山では目黒線と大井町線が出会いますが、方向別にホームがまとめられていて対面乗り換えが実現されているんですね。
目黒線ですが、もともと目蒲線と呼ばれていて、目黒~田園調布~多摩川~蒲田という路線でしたが、こちらも田園都市線に対する大井町線のように東横線のバイパス線として改良され、東横線は日吉まで複々線化され、北側の多摩川~目黒間と合わせて目黒線となり、残った多摩川~蒲田間は多摩川線として分離されました。
現在でも線路はつながったままのようで目黒~蒲田間で直通電車を走らせることは出来なくはないようですが、まあやらないでしょうねw

中目黒駅付近

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東横線と日比谷線の分岐点となる中目黒駅です。
日比谷線はかつて東横線と直通運転を行っていましたが、副都心線との直通運転が開始されると、入れ違いのように直通運転は中止となりました。
一度実施された直通運転が中止になるって珍しいですよね。
中目黒以南が複々線とかならともかく、田園調布までは複線のままなので中目黒以南では日比谷線と東横線で線路容量を奪い合うことになりますし、東急としてはより需要の見込める副都心線との直通を優先したということでしょうかね。
東横線内から日比谷線を使っていた人たちにとっては改悪ダイヤとなったわけですが、対面乗り換えは保たれているようですしまだ良い方ですかね。
道路に目をやると駅の真下に山手通りが通っています。環七の1つ内側を通る環状道路で、この地下には首都高中央環状線が通る予定になっています。
現在大橋JCTで止まっているものの山手通りの地下を通って湾岸線の大井JCTでまで繋がる予定となっており、それがここを通るわけですね。
今はまだ工事中なのでSimuTransでは再現していませんがw

三軒茶屋駅付近

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よく”三茶”とか呼ばれる三軒茶屋です。
鉄道では東急田園都市線と世田谷線が通っていて、首都高3号渋谷線も通ります。
田園都市線はこのあたりは地下を通っているので見えませんが、世田谷線は地上にあるのでよく見えますね。
元々田園都市線区間も路面電車で世田谷線はその支線でしたが、本線だった田園都市線区間は廃止され、支線の世田谷線だけが全線専用軌道だったことが幸いして存続することとなり現在に至ります。
当たり前ですが三軒茶屋駅では田園都市線と世田谷線は直接接続しておらず少し離れている上、運賃も別立てになっています。
それから、世田谷線の若林駅付近では環七通りと平面交差しており、都内の幹線道路としては珍しいです。
なお、平面交差であり、”踏切”ではないんですね。というのは通常の踏切なら列車が優先で、列車が近づくと道路側の交通を遮断するという運用が行われますが、ここでは列車の信号が道路の信号と連動しており、列車の接近に関係なく通常の交差点同様に時間で信号を切り替えています。
そのため、列車が信号待ちするというシーンも見られます。

あと、これはSimuTrans側の都合ですが、実は世田谷線との接続路線である田園都市線・小田急小田原線・京王線は今のところ列車を運行していない中で、世田谷線だけ先行して列車の運行を始めてしまったのでこのままでは集客が難しい事情があり、田園都市線が運行開始するまでの暫定措置として渋谷駅~三軒茶屋駅間に臨時直行バスを走らせています。
実際にこの辺りを営業エリアとしている東急バスを使用し、首都高速経由で運行しています。
実際にこの区間を通る路線バスは首都高速は通りませんがそこはネタということでw

玉川インターチェンジ

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環八通りと第三京浜道路が合流する玉川ICです。
第三京浜道路は名前の通り、国道15号(第一京浜)、国道1号(第二京浜)に続き、3番目に東京と横浜を結ぶルートですが、第一、第二は一般道路なのに対し、第三京浜道路は有料道路で高速道路に匹敵する高規格道路になっています。
しかし、東京側は玉川ICが終点となっていて、他の有料道路や首都高とは一切接続していません。都心部へは環八通りを通って玉川通りを使うか、用賀から3号渋谷線に乗るかということになります。
今のところインターチェンジ付近のみなので寂しいですが、今後開発が進んでいけば、ここは一部の路線バスや高速バスも通るので賑わってくるでしょう。

東京IC/瀬田交差点

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こちらは環八通りの瀬田交差点付近です。
ここは東名高速道路の東京IC、首都高3号渋谷線の用賀出入口、そして先ほど紹介した第三京浜道路の玉川ICなど環八通り沿線に多くの高速道路の出入口が集中している上、通常は環八通りは信号に引っかからずに通過できる立体交差になっているものの、ここに限っては玉川通りの方が立体で、環八通りは信号制御があるため交通容量不足で慢性的な渋滞が発生しているんだそうです。
上の方には東京ICがあります。東名高速道路の起点となっていて、そのまま3号渋谷線となります。首都高と高速道路の境界点でもあります。
ところで、東名高速は”東京IC”で、首都高は”用賀”出入口と名前が違うんですね。
実は一度環八経由で東名にアクセスしたことがあるんですが、ここは南側から来た場合、東名は左折、首都高は右折となるため、土地勘がないとどっちがどっちか分からなくなりますw

高井戸IC

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こちらは中央自動車道の起点、高井戸ICです。首都高4号新宿線との境界点でもあります。
ここは先ほどの東京IC/用賀出入口と違って、首都高も中央道も名称は”高井戸”です。厳密に言うと首都高は高井戸”出入口”、中央道は高井戸”インターチェンジ”と微妙に違うんでしょうけど、一般利用者はまず区別しませんよねw
ただ、東京ICは名前が違ったのでまだいいですが、こっちは知らないと中央道と首都高どっちの入口なのか分からなくなりそうかとおもいきや、実は中央道の高井戸ICは出口のみで入口がないので、高井戸から高速に入る場合、首都高しかないんですね。
これは周辺住民が「入口ができると周辺道路が渋滞する」という主張のために入り口を設置できずにいるようです。しかし、このために本来高井戸から高速に乗るべき車が、下道で調布ICまで行かされるため、下道が渋滞するという矛盾も発生しており、今後は入口も設置する方向になるかもしれませんね。
実際、ランプウェイの用地や接続部は確保されているようなので、住民の合意さええられればいつでも着工できるようです。

余談ですが、”元”キングオブ深夜バスとして名高い「はかた号」もここを通るわけですが、流石に福岡までマップを拡張するつもりはないので、残念ながらキングは登場しませんw

明大前駅

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京王線と井の頭線の出会う駅、明大前駅です。明大とは明治大学のことで、名古屋大学(名大)とは関係ありません(当たり前かw
構造としては京王線が地上、井の頭線が地下ですが、オープンカットになってるのでその姿を見ることが出来ます。
ここは明大の学生で賑わうのはもちろん、京王線と井の頭線の乗り継ぎ拠点でもある割に、それぞれ2面2線ずつしかホームがなく手狭感があります。
また、ダイヤ面でも必ずしも京王線と井の頭線の接続が意識されてはおらず、うまく乗り継げるとは限らないようです。
同じ会社なんですからもうちょっと工夫してくれたらいいんですけどねw

経堂駅

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読み方は「きょうどう」です。「けいどう」とか読まないでくださいねw
小田急線の駅で、複々線区間の中にあるんですが、配線が変則的なのが特徴です。
下り線は普通に緩行線と急行線の島式ホームですが、上り線が急行線はホームがない通過線となっていて、緩行線に待避線が追加されて島式ホーム1面となっています。
渡り線があって、急行線の列車が緩行線側のホームに停車して急行線の通過列車を退避したり、緩行線の列車と緩急接続を取ったり、実際に行われているのかは分かりませんが、緩行線の列車同士での緩急接続なんかもでき、柔軟な使い方ができる配線のようです。
実は一度実際に訪れたことがあるんですが、次々と滑りこむ列車たちは圧巻でしたね。まだ列車は走っていませんが、早く列車を走らせてあの光景を再現したいものです。

それから、余談ですが、梅ヶ丘~代々木上原間の線路が地下化され、地上にあった線路が撤去されたのはメディアでも大きく取り上げられたのでご存じの方も多いと思いますが、SimuTransでは地上の線路も再現し、かつ新設された地下線も再現したため、実際には複線となっている同区間はSimuTrans的には複々線での運用が可能となっています。
まだはっきりとは決めていませんが列車を走らせることになった場合、地上線は見た目だけのオブジェクト的な扱いにして実際には使用せず、地下線のみで営業しようかなと思っています。
気分次第で地上線を走らせてみて昔の様子を再現するのも楽しいでしょうしね。

列車の運行

先程もちらっと触れましたが世田谷線は列車の運行を始めています。また、井の頭線も始めました。
井の頭線は本来高井戸以西は環八の外側なので全通しないはずだったんですが、もう少しなので吉祥寺まで寄り道して全通させちゃいましたw
東京モノレールに引き続いて優等運転がある路線ですが、うまく緩急接続を再現できているのでよかったです。
たくさん路線が開通した割には、運行開始できたのがこれだけなんですね。東京の路線は直通運転も多く結構郊外まで開通しないと列車を走らせられない路線が多いためです。
ちなみに、上記2路線以外にも池上線と東急多摩川線も運行形態が線内完結なので電車を走らせることが出来ますが、五反田でJRと接続できる池上線はまだしも、京浜東北線も東横線も動いておらず孤立路線となってしまう多摩川線については面倒になるので今回は見送りました。
まあこれは「面倒だった」というのが大きいので、次回の記事では運行開始しているかもしれません。

やっちまった・・・

ここまできて何を言い出すんだと思われたでしょうが、やってしまったのは京王線以南と中央線以北で縮尺が合わなくなったことです。
本来中央環状線の外側となる中央本線の荻窪や東上線の和光市などはこれから開発するはずのエリアですが、先行して電車を走らせたいという理由で先取りして建設していました。
これは中央本線の縮尺を基準に合わせていたので、中央本線以北のエリアは縮尺はピッタリあっています。
しかし、今回は蒲田から北上してくる形で開発を進めたのですが、気がつけば中央本線以北よりも大きめに出来上がってしまい、吉祥寺~荻窪間は異様に駅間が長くなってしまい、更には本来ほぼ一直線に北上する環八通りが不自然なカーブとなってしまうなどしています。
西鉄バスの時にも博多地区でやらかしましたが、本来様々な角度が存在する線形を縦・横・斜めのみで表現するとどこかで歪が溜まってこのような誤差が生まれるわけですが、これはもはやSimuTransで実物の路線を再現するにあたっての宿命のようなものだと思っています。
元々このプロジェクトも厳密な位置や線形を再現するのではなく、相対的な位置関係や運行形態の再現が目的なので今後お見苦しいスクリーンショットをお見せすることになるかもしれませんが、ご了承頂ければと思います。

次回は・・・

久々の更新にして特大号となった今回ですが、次回は更に環八沿いの開発を進めます。
ただ、既に一部は建設済みであることから此処から先は意外とペースアップできるかもということもあり、当初の予定からは変わりますが、環八→笹目通り→外環道→市川付近へと通じる円の内側を開発するということにしたいと思います。
本格的に埼玉県の開発が進むことになりますが、運行開始できそうな路線としては都営三田線、埼京線(新宿~赤羽のみ)、日暮里舎人ライナーあたりでしょうか。

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
カテゴリー: SimuTrans開発記 タグ: , , パーマリンク

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