車中泊込みで4泊5日で実施した西日本遠征の2日目です。
なお、1日目をご覧になっていない方はそちらから先にご覧になることをおすすめします。
本日の行程
2日目となる今日は、昨晩宿泊した福知山からスタートし、まずは2025年春での廃止が予定されている丹後海陸交通の福知山線に乗車し、天橋立ケーブル下まで1往復するのですが、天橋立ケーブル下では折り返しまでだいぶ時間があるので、その間に現地で何かしら暇をつぶす予定です。
福知山へ戻ってきたら今度は普通列車と快速「大江山」で宮津まで1往復しますが、この1往復は113系充当の便であり、昨日に引き続いて113系にも乗っていきます。
実は内容はこれだけなので、昨日に比べると記事のボリュームは少なめになるかもしれません。
丹後海陸交通福知山線 福知山駅北口→天橋立ケーブル下
それでは早速本編スタートです。
まずは丹後海陸交通の福知山線ですが、最初に解説を入れておきましょう。
丹後海陸交通の運行する福知山線は福知山市と与謝野町を結ぶ路線バスであり、実態としては与謝野町と宮津市を結ぶ与謝線と一体的に運行されており、与謝・福知山線と総称されることもあります。
系統番号は32であり、また、運行は平日のみ1日2往復であり、運行区間は福知山市の共栄高校前と天橋立ケーブル下の間を2時間弱で結んでいます。
その運行距離は50km弱となり、路線バスとしては長い部類でしょうし、福知山と宮津の間は京都丹後鉄道でも結ばれており、鉄道と並行するという点でもネタと言えます。
また、与謝駅から加悦までの区間はかつて加悦鉄道という私鉄が走っていた区間であり、鉄道の廃止代替バスという側面も持っています。
そんな福知山線ですが、利用者の減少や運転士不足などを受けて2025年3月末での廃止が決定しています。
沿線から福知山市内への通勤・通学での利用もあり、また与謝野町と福知山市を直接結ぶ唯一の交通機関であることもあって住民生活への影響は少なくなさそうですが、今のところ具体的な代替手段については発表されていないようです。
今回の活動では朝の天橋立ケーブル下行きに乗車し、現地で時間をつぶしたあと午後の福知山(共栄高校前)行きに乗ることとし、ようするに1往復するわけですが、末端部の福知山駅北口~共栄高校前間は行程の都合で断念します。
また、天橋立ケーブル下ではかなり時間が余るので、その暇つぶしもレポートしようと思います。
というわけで、朝の福知山駅前からレポートが始まっていきます。
本当は共栄高校前まで徒歩で行って、そこから乗ろうかとも思ったんですが、ご覧のように朝から激しい雨が降っており、長い距離を歩くのも嫌になり、福知山駅北口からの乗車としました。
全区間乗れないのは残念ではありますが、末端のごく僅かな区間なのでまあいいでしょう。
乗り場には既に10名程度待っていたのですが、ほとんどが私服で、学生というわけでもなさそうですし、沿線にある職場への出勤とかですかね。
それでは乗車ですが、マニア席は他の乗客にとられてしまい、側面の車窓を撮ろうにも雨でガラスが濡れて無理そうなので、往路では車窓の紹介はなしで行きます。
バスは福知山駅を出ると市街地を走行し、市民病院などを経由した後、国道175号に入っていきます。
天津出合というバス停を過ぎると国道176号へ折れていき、ここまでは京都丹後鉄道宮福線と並走していたのが、沿線を外れて与謝野町の方へ向かっていきます。
ここからは山へ入っていき、与謝峠を目指し高度を上げていきます。
このあたりで通勤客と思われる人たちがぞろぞろ通りていき、ついに車内は私の貸し切りとなりました。
やっぱり峠越え区間は流動が少ないんでしょうね。
峠を越すとワインディングロードで与謝野町へ降りていき、国道を逸れて旧道へ入ると旧加悦町の中心部へ入っていきます。
与謝バス停までが福知山線の区間であり、与謝から先は与謝線となります。
なので、ここから先は今後も路線バスが運行される区間ということになりますね。
このあたりは古い町並みがよく残っていて、かつての加悦鉄道の加悦駅があったのもこのあたりです。
「SL広場西」というバス停もあるんですが、その名前の由来である「加悦SL広場」は残念ながら2020年に閉園となっており、今はもう見学することは出来ません。
名前の通り、加悦鉄道にゆかりのある車両を中心に実物の車両を展示する施設だったようですが、現役の鉄道では到達できない場所だったこともあって、これまで訪問する機会に恵まれないのでした。
その代わりというわけではないですが、かつて加悦駅があった場所に「加悦鉄道資料館」という施設があり、こちらでは一部の車両や往時を偲ぶ品々が展示されているそうで、せめてそちらはいつか訪問したいですね。
なお、「SL広場」に展示された車両の一部は「加悦鉄道資料館」に移設された他、移設しきれない分についてもクラウンドファンディングによって他地域へ移設の上で保存するプロジェクトが進行中なんだとか。
せめて貴重な車両は全て残せると良いですね。
また、「ちりめん街道」というバス停もあり、実際にこのあたりの道路の通称でもあるのですが、これはかつてこの地域が丹後ちりめんの名産地であり、前述の加悦鉄道も丹後ちりめんを輸送することも目的の1つだったようです。
一旦「ウイル」という商業施設に寄り道する場面もありつつ、このあたりでちらほらと地元の人が乗り込んでくるようになりました。
京都丹後鉄道宮豊線の与謝野駅に立ち寄るとここで多くの乗客が入れ替わりました。
このあたりが与謝野町の中心部であるらしく、ここからは国道178号となります。
右手には海が見えますが、これは「阿蘇海」といい、宮津湾のうち天橋立によって仕切られた水域をそう呼ぶようです。
遠目には日本三景天橋立を見つつ行く絶景区間ですが、この雨ではねぇ・・・
そして、福知山から2時間弱で終点の天橋立ケーブル下に到着です。
てっきりバスターミナルのような場所だと思っていたんですが、実際にはごく普通の路上のバス停でした。
しばらくするとさっきのバスが回送で折り返していきました。
流石に折り返しまでは長すぎるので、一度車庫に帰るんでしょうか。
時刻表です。
ここからは天橋立駅や宮津駅の方へ向かう路線と、与謝・福知山方面への路線の2系統がありますが、与謝線のうち、福知山まで行くのは平日に2本のみです。
天橋立にて
ここからは暇つぶしパートですね。
とりあえず周辺をぶらついたあと、天橋立駅の方へも足を伸ばしました。
バス停名にもなっているケーブルカーの乗り場はすぐそこに看板が出ている通り、すぐそこに駅があります。
この細い道の奥にケーブルカーの駅があります。
せっかく来たので乗ってもよかったんですが、過去に家族旅行で訪れた際に乗ったことがあったのと、この天気では登っても眺望は期待できないということで乗らないことに・・・
と、ここでちょっとだけタイムスリップして、以前の家族旅行の際に撮影したケーブルカーをご紹介しようと思います。
というわけでこれは昨年の某日、家族旅行で訪れた際の写真です。
まずは麓側にある府中駅です。
ここからはケーブルカーとリフトの2種類が運行されており、どちらも乗車券は共通のようです。
案内によるとリフトの方が待ち時間が少ないそうですが、リフトは慣れないと不安ということなのか、ケーブルカーを選ぶ人が多かったです。
私もリフトに慣れていないのもありますが、せっかく乗るならばレールの上を走る乗り物の方がいいという理由もあってケーブルカーにしました。
また、このケーブルカーとリフトは、先程乗車したバスと同じく丹後海陸交通が運行しています。
こちらがケーブルカーです。
ホームはケーブルカーにしては珍しく階段状ではなくてスロープになっていますが、これは駅構内の傾斜が箱根登山鉄道の80パーミルより緩い78パーミルであるためだそうです。
山側の駅である傘松駅です。
駅舎と展望台が一体化しています。
駅舎から見た眺望です。
レールの先に天橋立が見えるのもいいですね。
記念撮影用のパネルがありました。
左にある台はあの有名な「股のぞき」をするための台ですね。
というわけで股のぞき視点で見た天橋立です。
画像だと編集で向きを変えれば簡単に作れちゃいますが、これは本当に股のぞきをした状態で撮影したものです。
まあ、読者さんにとっては加工だろうと本当に股のぞきで撮影していようが、大した問題ではないかも知れませんけどねw
↑最後はケーブルカーの前面展望です。
天橋立を見ながら下っていく光景はここだけのものでしょう。
※11月16日10時00分にプレミア公開予定なので、それ以前にご覧の方は公開までしばらくお待ち下さい。
といった感じでタイムスリップは以上です。
ここからはまたこの記事の活動時点のレポートに戻ります。
せっかくいい天気だったのに、また雨模様に戻りますがご了承下さい。
バス停周辺には観光案内図がありました。
「股のぞき」発祥のまちとも書いてありますが、実はあの「股のぞき」はここが発祥なんですね。
こちらは観光船乗り場です。
観光地には大抵ある遊覧船がここでも運航されており、対岸の天橋立駅のあたりまで行くことが出来ます。
ただ、せっかく乗っても景色も期待できないしなぁ・・・
少し行くとこんな道に出ました。
ここはなんとあの天橋立の中を貫く道であり、それも府道に指定されているようです。
路線名を「府道607号天の橋立線」といい、ほとんどの区間で自動車の通行ができず、実質上は遊歩道と言えますね。
海上には遊覧船の姿がありました。
悪天候故に乗客は少ないようですが、それでも全くいないわけではないみたいですね。
せっかくはるばる来たのだから乗るだけ乗ろうという感じなんですかね。
府道といいつつほとんどが砂利道で、まさしく遊歩道そのものという雰囲気でした。
雨のせいで水たまりや泥濘が出来ていて大変歩きにくいですが、逆に他の通行人もいないので道を独り占めできました。
ただ、天橋立はやっぱり上から見下ろしてこそ・・・というか、真上を歩いてもあまり実感が沸かないですねw
管理者側もそれは重々承知なのか、歩いている人に楽しんでもらおうということでか沿道には様々な石碑などが設置されていました。
この岩見重太郎という人、さっきも名前を見かけましたね。
調べてみると戦国時代の武将の薄田兼相という人物の前身であるとされていて、この地で敵討ちを果たした伝説があるんだとか。
こちらがその石のようですが、そうだと言われなければただの石というのが正直なところでした。
反対側を向いて
天橋立は「砂州」と呼ばれる地形であり、海流の関係で同じところに土砂が堆積した結果出来た地形ですから、砂浜が出来るのも必然なんでしょうね。
一瞬倒木かと焦りましたが、支木がされているので、この状態でもちゃんと生きているようですね。
普通だったら道路上に倒れかかった木なんて問答無用で伐採でしょうが、ここが景勝地だからこそこうして守られているんでしょうね。
与謝野夫妻の歌碑がありました。
ところで、近くに与謝野町があるので、名字もそこから来ているのかと思ったら、与謝野鉄幹の父親が与謝野町の出身であることから名字として名乗り始めたという、間接的なゆかりになるようです。
「知恵の松」という名前があるそうです。
由来は三叉に分かれている姿が「三人よれば文殊の知恵」に例えられてということで、近くには「智恩寺」があるという偶然もすごいです。
保全活動についての看板がありました。
この美しい景観も、砂州の侵食や松くい虫の大量発生などの問題を乗りこえて維持されているんだとか。
大天橋という橋を渡りました。
この大天橋とこの先にある廻旋橋の2つの部分が天橋立の切れ目となっており、阿蘇海はこの2箇所でのみ外海と繋がっています。
もう少し歩いたところで廻旋橋が出てきました。
ここから先は飲食店や土産物店が立ち並ぶ一帯であり、観光地らしい雰囲気を持つ場所でした。
橋の上からの眺めです。
こうしてみると川みたいですが、れっきとした海なんですよね。
海にせり出すように建つこのお店でお昼ごはんを頂くことにしました。
天橋立を歩ききったわけですが、その距離は3kmほどありますから、そりゃあお腹も空くはずですw
入店後注文を済ませて待っていると・・・
橋が横向きに・・・!?
実はこれ、いわゆる「可動橋」というやつで、船が通る時は橋が動くことで航路を確保する仕組みなんです。
廻旋橋という名前の時点で気付くべきでしたが、まさか食事中に見られるとはw
↑船が通過し、橋が元に戻る様子です。
橋が元に戻って通行が再開されますが、なんと軽自動車が!?
てっきり歩行者専用だと思っていたら、この区間は車も通れるみたいですね。
まあ、一応は府道ですしね。
ここで注文した料理がやってきました。
頼んだのは海鮮丼!
やっぱり海辺の街に来たら食べたいですよね。
食後は腹ごなしも兼ねて周辺をぶらつきました。
この天気のせいか閑古鳥が鳴く店も多かったですが、普段はもっと賑やかなんでしょうね。
まだまだ時間があるので、一旦天橋立駅へ行ってみることにしました。
道路上の案内標識は貼り替えた跡がありますが、かつては北近畿タンゴ鉄道だったので、社名を修正したんでしょうね。
駅構内です。
改札は昔ながらのラッチが現役でした。
ところで、発車標はなぜか「調整中」でした。
その原因は・・・?
なんと今朝から続く大雨のせいで運休が発生していたのです。
おかげで福知山方面へ帰る足を失った観光客が駅構内で途方に暮れている様子も見られました。
駅前にはバス停がありますが、路線バスで福知山へ行けるのは福知山線だけであり、それはここを通りません。
一方、京都駅や大阪梅田への高速バスもあり、そちらは駅前にある天橋立ホテルから発車です。
鉄道を利用できなくなった利用者はこちらに流れたようでかなり混み合っているようでした。
こうなってくると私も福知山線が運休になったらどうしようと不安になってきますが、公式サイトなどを確認するも今のところは運休の発表もないので、このまま予定通り行くことにしましょう。
↑通過は動画で
それではそろそろ駅を出ることにします。
どのみち列車は動いていないようですし、残った時間は廻旋橋を見つつ潰したいと思います。
このあたりの地名は「文殊」なんですね。
かつて列車名にもなっていましたが、由来は「知恩寺」の別名からで、さらに遡れば「文殊菩薩」という仏教に出てくる仏様の名前なんだとか。
↑ちょうど船がやってきました!
より間近で見ると迫力がありますね!
ただ、どうせなら橋の突端に立って、目の前で橋が横にズレていくような映像を撮りたい・・・ということで次の船が来るまで待機です。
船は基本的に遊覧船なので時刻表がはっきりしているということで分かりやすいです。
乗り場に着岸した遊覧船です。
なお、この乗り場は臨時のものらしく、本来の乗り場は橋より手前側にあるそうなので、通常時に廻旋橋を通過する遊覧船は宮津港発着の便のみとなり、天橋立港~一の宮港のピストン便は通らないようです。
つまりは、こんなに頻繁に橋が動くのはレアということですね。
図らずもいい時に訪れたようです。
↑というわけで更に待って、今度は突端からの様子です。
やっぱりこのアングルですよね。
あと、最後に郵便配達のスーパーカブが通行するのもいいアクセントですw
これで満足した私は、あとは天橋立ケーブル下のバス停に戻ることにしましたが、問題は移動方法です。
天橋立駅から天橋立ケーブル下方面へ行くバスもあるんですが、また駅前に戻るのも面倒でしたし、時刻表を確認するもしばらく待たないとバスがないようです。
で、どうするかというと・・・?
やってきたのはこちら!
実はここ、さっき撮影した遊覧船の乗り場なんです。
この遊覧船に乗れば対岸にある一の宮桟橋へ移動できて、そこから天橋立ケーブル下のバス停も近いので、移動も兼ねて遊覧船に乗ってしまおうというわけですね。
路線バスよりは運賃が高いですが、最後に海上から天橋立を見てシメとしましょう。
ちなみに、この船も丹後海陸交通が運行しており、路線バス・ケーブルカー・遊覧船と手広くやっているんですね。
文字通り「海陸」ですね。
↑船がやってきました!
いよいよ出航時間となりますが、船は一旦一の宮桟橋とは反対の宮津港方面へ進み始めました。
乗り場付近の水路は幅が狭くて転回できないため、一度広いところへ出てからUターンするようです。
そのため通常よりも所要時間が長くなっているようですが、景色を見るのが目的の遊覧船であれば、むしろお得感すらありますねw
そして、転回したあと、例の廻旋橋が見えてきました。
今度は海上視点から楽しんでいきましょう。
特に見たかったのが橋の切れ目ですね。
知らずに見たら建設途中で放棄された未成橋か、解体の途中か、災害などで破壊されてしまった橋にも見えてきますが、これが通常モードです。
広い水域に出てきたらややスピードを上げていきました。
早速天橋立が見え始めていますが、この視点だとただの陸地といえばそうですねw
あと、かもめの餌やりもあったようで、餌を買った人は楽しそうにかもめに餌をあげていました。
天橋立の姿を見つつ船は進みます。
正直、上から見たほうが綺麗だなとは思いましたが、先程苦労して歩いた道のりを15分程度で行ってしまうんだから、船という文明の利器もありがたいなとも思いました。
ここで乗ってきた船を撮影です。
このように小さな船ですが、「KAMOME12」という名前のようですね。
スーパーマーケットの駐車場になんと路線バスが!?
どうやら駐車場の一角を待機場所として借りているようですね。
それではバス停に向かい、復路と行きたいと思います。
丹後海陸交通福知山線 天橋立ケーブル下→福知山駅北口
バス停に辿り着いて、ここからはバスで福知山に戻ります。
なんだか暇つぶしパートの方がボリューミーだった気もしますが、ここからまた本編ですね。
バス停に到着!
他にも何人かバス待ちをしている人がいるようです。
バスがやってきました!
今度は私の他に数名が待っていますが、観光客がメインのようです。
側面の幕を撮ったら乗車です。
乗り込むとどこまで行くのかと確認されたんですが、天橋立駅や宮津駅へ行きたい人がほとんどでしょうから、天橋立駅・宮津駅を通らないこのバスに誤乗することがないようにという配慮だったんでしょうね。
↑今度は無事にマニア席を確保できましたので、前面展望をどうぞ!
なお、今回より新機材を投入したため、今までと画角が異なりますがご了承下さい。
まずは国道178号を進みます。
左手には阿蘇海があり、天橋立も見えるはずですが、意外と海の間に建物があったりしてまっすぐ見通せる場所はありませんでした。
国道を外れて府道615号に入るとともに山陰近畿自動車道と交差します。
与謝野駅に差し掛かります。
ここでいくらか乗客の入れ替わりがあるのは往路と同じ傾向ですね。
「野田川丹海前」というバス停がありますが、ここは丹後海陸交通の営業所です。
特に乗務員交代などはないようですが、それでも立ち寄るみたいですね。
古い町並みを進む光景も、昔ながらの街道という感じでいいですね。
「ウイル」という商業施設に立ち寄るのですが、当然のように駐車場に入っていくのが面白いですw
与謝野町役場加悦庁舎の前まで来ましたが、近くにある加悦鉄道資料館のSLが見えていました。
トンネルも出てきました!
いよいよ峠越えらしい雰囲気になってきましたね。
陸橋で谷を渡っていきます。
よく整備された峠道だと感じさせます。
与謝トンネルで与謝峠を越えると、与謝野町から福知山市に入っていきます。
と思ったらまたトンネルが出てきました。
なんだかんだで山深いところなんですね。
下天津交差点で国道175号に合流するとともに京都丹後鉄道沿いに出てきました。
そして、ここでまたまとまった乗車がありました。
今朝も見た顔も少なくなかったので、今度は仕事を終えて帰るところなんでしょうね。
福知山市民病院にも立ち寄ります。
それだけならば地方の路線ではよくあることですが・・・
なんと駐車場のゲートを通過しますw
流石に路線バスは駐車料金を払わなくてもいいようになっているようで、専用のカードを入れるとゲートが開くようになっているようでした。
バス専用の出入口を作るのではなくて、駐車場と同じところにバス停も作ってしまった結果ですねw
いよいよ福知山の街の中に入ってきました。
もうすぐ福知山駅ですね。
福知山駅北口に到着!
終点まで乗れないのが心残りなんですが、この後の行程を考えるとここで断念せざるを得ません・・・
後追いでもう1枚
そういえば、福知山線が廃止になると丹後海陸交通が福知山に来るのも見納めになるので、これも貴重な記録ですね。
といったところで、乗りバス編は終わりです。
このあとは・・・
京都丹後鉄道で113系に乗る!
ここからは113系充当列車に乗ります。
これに乗るために福知山線を終点まで乗るのを断念したというのがあるんですよね。
終点まで行くとこの列車に間に合わず、かといって別日の日程に組み込むのも無理・・・ということでの苦渋の決断でした。
往路は普通列車、復路は快速「大江山」ですが、これもざっくりと解説ですが、「大江山」は福知山と宮津を結ぶ快速列車であり、京都丹後鉄道の車両を使用するのが基本ですが、1日1往復のみJR車による運用があり、しかもそれが113系なのです。
停車駅は列車ごとにばらつきがあるものの、福知山~宮津間では荒河かしの木台・牧・大江・大江山口内宮・宮村に停車し、一部列車は追加で福知山市民病院口・下天津・公庄・大江高校前にも追加で停車します。
今回乗車する列車は宮津発福知山行きであり、最も停車駅が多いパターンに該当し、大江高校前~福知山間は各駅停車となります。
というわけで福知山駅に入り、京都丹後鉄道の乗り場へ行きます。
京都丹後鉄道は全くの未乗車となっている鉄道会社なので、これがファーストコンタクトとなりますが、本格的な乗りつぶしは明日なので、今日は113系で宮津へ1往復するだけです。
なお、宮豊線・宮舞線は運転見合わせとなっていましたが、宮福線は問題ないようなので予定通り行けそうです。
発車標です。
この17時13分発の宮津行きが113系のはずです。
改札口です。
自動券売機と窓口があり、改札は昔ながらのラッチという構造でした。
ちなみに、脇には写真パネルやペーパークラフトが展示されていました。
改札内に入りました。
なお、JRとの乗り換え改札もあり、乗車券を事前に用意している人は構内だけで京都丹後鉄道とJRを乗り換えることが出来ます。
ホームにやってきました。
この1面2線が京都丹後鉄道の割当ですが、JRに直通する列車はJRの乗り場から発着となります。
あとは乗車していきます。
どうせ明日も同じ区間を通るのと、そろそろ日没間際なので車窓は撮りませんでしたが、宮福線は意外と高規格路線で高速域の走行音が楽しめましたし、トンネルが多いのでよくモーター音が反響していて音鉄としても楽しめました。
こちらは京都丹後鉄道の車両で、KTR700形といいます。
京都丹後鉄道の前身である北近畿タンゴ鉄道の開業時から活躍する古参車両です。
こちらはKTR800形というらしいですが、基本的にはKTR700形の仲間ということになるようです。
あと、よく見ると「タンゴエクスプローラー」の塗装を再現したもののようですね。
運賃精算の都合もあるので一旦出場します。
改札口があるのですが、集札箱があるのみで実質フリーパス状態でした。
といってももう真っ暗なのであまり撮影はできそうにないですがw
自由通路を通って反対側へ行ってみましたが、なんと構内の跨線橋の一部を自由通路が共用していたのです。
さすがに柵で仕切られていて、自由通路からホームへは入れないようになっていましたけどね。
反対側へ来ました。
こちらがメインの駅舎のようで、遅い時間ながらも多少の人通りがありました。
そこへ高速バスがやってきました。
この時間に観光に来る人は少ないでしょうから、ほとんどが地元の方なんでしょうね。
そして改札口です。
こちらは昔ながらの国鉄駅という雰囲気です。
発車標です。
2番目の「大江山号」が乗る列車ですが、その前に特急があるようです。
ちなみに、この「はしだて8号」は明日乗る列車だったりします。
「はしだて8号」はKTR8000形が充当されていました。
豊岡から来る列車なので、気動車しか運用できず、必然ではあるんですけどね。
それにしても、明日はこれに乗っているんですね。
それを見送るなんて不思議な気分です。
↑発車は動画で
それではあとは113系「大江山号」で福知山へ戻るのですが、なんと窓のサッシから水漏れしていましたw
古い車両だから仕方ないんでしょうが、気づかずに物を置いたりしたら大変ですね。
今度は快速運転が楽しめますが、普通列車でも十分高速運転をしていたこともあってあまり違いを実感することもなく福知山まで行きました。
福知山に到着!
実はこの列車、このまま山陰本線の豊岡行きとなるのですが、より遠方の城崎温泉まで行く運用に乗りたいので、これには乗らずに今日はこれにて活動終了です。
なので、京都丹後鉄道ではなくてJRの乗り場に到着します。
京都丹後鉄道の乗り場には元JR東海のキハ85系、今はKTR8500形がいました!
これも乗りたいんですが、今回は行程の都合で残念ながら乗れません。
隣に居たのは223系の園部行き普通列車でした。
↑これの発車を見送ったら活動終了です。
あとは駅構内で夕食を食べてからホテルへ向かって活動終了です。
なお、2日連続で王将になったことは書き添えておきますw
というわけで2日目は以上となり、3日目以降は別記事として追ってレポートしますので、公開までしばらくお待ち下さい。
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