紀伊半島旅行(1日目/御堂筋線編)

今回は久々に宿泊を伴う遠征旅行として紀伊半島方面への旅をしましたので、そのレポートです。
なお、旅行は10月14日~16日の3日間にかけて実施したものです。一部執筆時点の状況と食い違う物があるかもしれませんが、全て当時の状況としてご覧下さい。

行程の説明

今回は10月末での引退が迫る381系「くろしお」のさよなら乗車、及び日本最長の路線バスとして知られる「八木新宮線」への乗車、そして阪堺電気軌道の乗りつぶし(特に住吉公園~住吉間のさよなら乗車)というのがメインの旅行でした。これだけなら1泊2日で可能だったのですが、後述の理由により1日追加して2泊3日となりました。

それでは、具体的な行程の説明に入らせていただきますが、1日目は東海道新幹線で新大阪まで移動して、大阪市営地下鉄御堂筋線及び北大阪急行南北線の乗りつぶしをして宿泊、2日目は午前中に阪堺電気軌道の乗りつぶし、午後に新大阪から特急「くろしお」に乗って一気に新宮まで移動します。
3日目は八木新宮線で紀伊半島を縦断して大和八木駅まで移動し、近鉄橿原線・京都線・天理線を乗りつぶしつつ、京都駅から東海道新幹線で帰路に就くというものです。
それで、先ほど2日間でいいところを3日間にしたと書きましたが、その理由は阪堺電気軌道との兼ね合いです。
阪堺電気軌道に乗ることにしたのは廃止が決まった住吉公園~住吉間のさよなら乗車が目的だったのですが、この区間は朝ラッシュ時しか運転されないという特殊な路線であり、低コストな夜行バスを選択した場合、何らかのトラブルで大幅な遅延に見舞われたりすれば、この区間への乗車が果たせなくなるというリスクがあり、安全策をとって新幹線での前泊という結論に達したわけです。
なお、こういう泊まりがけの旅は久々なので読者の皆さんも忘れているかもしれませんが、1日を1記事として分割してお届けします。よって、今回は新大阪で宿泊するまでのレポートとし、翌朝以降は別記事とします。

いよいよ旅立ち

出発は夕方でしたが、久々の遠征とあって気分が高揚した私は東京駅の東海道新幹線乗り場にいました。
東海道新幹線に乗ること自体は浜松へ遠州鉄道30形乗車のため出掛けた時以来で1ヶ月半ぶりといったところでしょうか。

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やってきた列車はN700系の通称スモールAでした。まあ今や東海道新幹線の主力車両ですし、700系に当たるほうがレアなわけで当然ですねw

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どうせなら全区間乗車したいということで博多行きを避けて新大阪行きにしました。
そういえば、今まで東海道新幹線に乗るとすれば博多への移動で使う場合が多かったので新大阪行きの「のぞみ」に乗るのは初めてですね。

今回も音鉄的事情と経費削減のため自由席を選んだわけですが、東京駅発車時点で既にほぼ満席状態で、品川で僅かに残った空席も全て埋まり、新横浜からの人たちはほぼ全員が立ち席を余儀なくされたようです。
三島や静岡である程度乗客が入れ替わる「ひかり」ならまだしも、名古屋まで1時間以上走りっぱなりの「のぞみ」でそれはつらそうですね。
ちなみに、時間的には出張を終えて帰路に就くサラリーマンという感じの人たちが多かったです。流石は三大都市圏を結ぶ路線ですね。
まあ車窓は既に日没で楽しめませんし、シンカンセンスゴクカタイアイスでも頂きつつ、のんびりと過ごします。そして、およそ2時間半で「のぞみ」は新大阪駅のホームに滑り込みました。
18きっぷだったらやっと丹那トンネルを越えてJR東海区間に入ったくらいじゃないですかねw

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せっかくの新大阪終着なので全員が降りるタイミングを見計らって車内撮影・・・と思いましたが本当に全員降りるまで待っててドアを閉められたら洒落にならないのでこんな感じで妥協しますw

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乗っているだけだと早すぎて実感が湧きませんが、駅名標を見ると大阪まで来たんだなと実感しますね。

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隣のホームには「みずほ」が停まっていました。九州新幹線で鹿児島に行って以来乗っていない「みずほ」ですが、こうして見ると西へ帰りたくなりますね。
まあ、今日はここが目的地なので大人しく降りますけどw

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名残に行先表示器を撮影

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コンコースに降りると何故かクルマが堂々鎮座w
浜松駅にもありましたが、あちらは地場産業としての展示だったのに対し、こちらは単なる宣伝ですかね。

御堂筋線

新幹線を降りたら御堂筋線の旅の始まりです。時間的にラッシュアワーに当たってしまいますし、地下鉄だけに車窓も楽しめないと、ただ乗っているだけの旅という感じになりますね。
まあ、地下鉄の乗りつぶしは数少ない地上区間を除いてはどこもそんな感じになってしまいますがw

新大阪では混雑が激しく写真を撮る余裕がなかったのですが、まずは”なかもず”行きに乗り込みます。
新大阪、梅田、淀屋橋、心斎橋、難波、天王寺と激しい乗降があり、その先は徐々に乗客が減っていく盲腸線パターンですね。
そして、なかもずに到着です。

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駅名標

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ちなみに、漢字で書くとこんな字ですw
御堂筋線では基本的にひらがな表記されますが、こちらの漢字表記が正式名称です。

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御堂筋線の列車です。大阪を代表する路線の1つですが、結構古い車両が頑張っているんですね。その点は大阪環状線も同じですがw

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列車は千里中央行きとして折り返していきますが、次は違う車種がいいので一旦見送ります。


↑10系発車シーン

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続いてやって来たのはポールスターの愛称で知られる8000形です。ちなみに、大阪市交通局ではなく北大阪急行の車両です。
これに乗って千里中央まで行きます。

千里中央駅

北大阪急行の終点となる千里中央駅です。途中の江坂までが御堂筋線でその先が北大阪急行となるわけですが、江坂止まりの列車はほとんどなく、基本パターンでは新大阪止まりと千里中央行きが交互に走るダイヤのようなので、御堂筋線と一体的な運行と言えますね。
この点は神戸市営地下鉄西神・山手線に対する北神急行電鉄や東京メトロ南北線に対する埼玉高速鉄道といったところでしょうか。

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というわけで駅名標

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縦型

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北大阪急行自体は全線の大半が地上区間なんですが、当駅だけは地下になっています。

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地下駅とは言うものの掘割の中に作られており、このように吹き抜けのような高い天井になっていますので、開放的で地下駅特有の圧迫感はありません。

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それにしても、大阪市内なんてざっくりした案内だなぁw
下関駅で門司駅方面の列車を「九州方面」と案内したりするのに似たものを感じますw

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そして、この列車でホテルのある新大阪へ向かいます。

新大阪・・・やっぱり西中島南方

ホテルは新大阪が最寄りだったのですが、1駅先の西中島南方からもそれほど距離が変わらない上、付近に夕飯を食べるのに都合のいい飲食店が集まっているようだったので予定変更で西中島南方まで行くことにしました。
それにしても、”西”なのか”南”なのかはっきりしてほしい駅名ですねw

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この駅は地下鉄の駅でありながら地上にあります。夜なので分かりづらいかもしれませんが・・・

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そして、駅名標
あ、このタイプの駅名標はなかもず駅では撮り損ねてますね・・・
ここで余談ですが、西中島南方駅の由来は「西中島」と「南方」という2つの地名の合成だそうで、複数の地名を合成した駅名の全国初の例だそうですよ。
更に余談を言うと、阪急の南方駅は「みなみた」と読むのに対して、御堂筋線の方は「みなみた」と読みます。

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地上へ降りる階段はちょっと窮屈

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改札を出るといきなりこんな光景に出くわします。
実は当駅は新御堂筋という大通りの上下線に挟まれた立地となっており、上下4車線の道路+複線の御堂筋線の高架下ということになります。

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地下鉄というより新交通かモノレールっぽい駅の入口ですよね

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個人的にこのデザイン、好きです。

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これも洒落てますねぇ

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高架橋が幅広すぎて駅が小さく見えますw

さて、それでは夕飯を食べたらホテルへ向かいますが、ここで余談です。
今回はホテルの手配がギリギリだったせいもあるんでしょうが、どこのホテルも満室ばかりで唯一予約を取れたのが今回泊まるホテルでした。
厳密には他にもあったんですが、全て1泊1万円オーバーの私からしたら高級なホテルばかりで、妥協に妥協を重ねた結果、6000円台でなんとか確保できました。
夕方ぐらいからチェックインして翌日もゆっくり出発するならちょっとお高いホテルでリラックスするのもアリかもしれませんが、夜遅くチェックインして朝早くチェックアウトだと本当に寝るだけになり、高いホテルも安いホテルも大差なくなってしまいますからねw
というわけで、1日目は以上となります。2日目は追ってレポートしたいと思います。
~追記~
2日目も公開しました。

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つばめ501号(管理人) について

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