このプロジェクトを更新するのは久々ですね。
さて、前回更新できない理由としてあげていた都心部の深刻な交通渋滞ですが、いろんな工夫(一部はチートですがw)を駆使して、デッドロックの頻度を大幅に低減することに成功しましたので、開発を再開しようと思います。
渋滞克服への道
私がどのようにして渋滞を克服したかということですが、まずは以前から取り組んでいた右折レーンです。これにより右折車が何台かいても後続の直進車は問題なく通行でき、流れをかなり改善できました。
それから、左折レーンです。特に国体道路では左折車の台数が多く、左折先の渡辺通りは常に渋滞していることも有り、左折車が原因の渋滞が目立っていました。
左折レーン設置により、ひどい時は六本松まで伸びていた渋滞もほとんど解消されました。
交差点でのボトルネックが解消すると、やはり問題になるのが大博通りです。
特に祇園町~博多バスターミナル間は国体道路・明治通り・昭和通りからのバス、そして博多ふ頭方面からのバスが集中するため、ほとんど渋滞していました。
この原因はというと博多バスターミナルの処理能力不足です。押し寄せるバスの台数を捌ききれていなかったんですね。
そこで、3つ並列にバス停を設置して、振分信号を設置していたのを、縦に2つ、横に3つの合計6つとして、最大で同時に6台が客扱いできるようにしました。
更に、交差する道路を立体交差として、途切れなく博多バスターミナルに進入できるようにしました。
そんな感じで概ね渋滞は改善しましたので、開発を進めました。
久々の開発は・・・
久々の開発というわけで、道路を引いてバス停を植えるだけの簡単なお仕事も楽しくて仕方ありませんw
今回、開発したのは野方方面です。野方というのは西鉄壱岐営業所に併設のバス停名です。
実は最近まで野方=壱岐営業所だということを知らず、壱岐営業所という名前は聞くのに、壱岐営業所行きのバスを見ないということが長年の謎だったんですが、やっと解けました。
この野方ですが、駅で言うと七隈線の橋本駅の近くになります。
基本的に野方から天神・博多駅方面への路線がメインですが、ルートの違いで何種類もあります。
まずは、202番です。
こちらは野方から橋本・小田部大橋・室見団地などを経由しあとは202号線~国体道路を経て博多駅へ行きます。
都心側では一日1本だけ扇町まで行く系統があるようですが、それ以外は博多バスターミナル止まりのみです。
郊外側は室見団地近くの原北中学校前折り返しの便と野方発着の便があります。
今回、扇町系統は上りの片道運行のようですし、再現しませんでした。
続いて203番です。
こちらも、野方~博多が基本形ですが、途中ルートは橋本を過ぎても曲がらず直進し、室住団地経由で小田部一丁目から202号線に入りあとは202番と同じです。
都心側は扇町まで行くものがあり、202番と違って往復とも運行がある上、急行まで存在するため再現しました。
あとは、やはり博多バスターミナル止まりです。
それ以外に、天神からそのまま503番となる便もあります。
郊外側は室住団地止まりと野方発着がありますが、室住団地止まりは503番の室住団地行きからの連続運行となります。
そして、503番です。
こちらも博多バスターミナルと野方を結びますが、天神北ランプ~愛宕ランプまで都市高速を経由します。
愛宕ランプからは南下して南庄・室見団地・室住団地などを経由して野方へ向かいます。
都心側では博多バスターミナル発着と天神から203番となって連続運行する系統があります。
郊外側は室住団地止まりと野方までいく系統がありますが、室住団地止まりはそのまま203番として折り返します。
順調に系統開設と思いきや・・・
野方~天神・博多を結ぶ系統はまだまだあり、道路的にも運行可能なものも多数あるんですが、ある事情から断念せざるを得なくなりました。
それは、様々な施策で渋滞を克服したと思っていた都心部です。
バスが一気に増えたことでまたしても渋滞が悪化してしまいました。
まあ当然の結果なんですが、デッドロックも再び起き始めたので、さらなる改良策を求められました。
そこで、ある意味チートとも言える世紀の大事業を行うことにしました。
それは、天神地区に地下バイパスを作ることです。昨年末の旅行で通行した高松市内の幹線道路で、交差点部分だけ直進車専用の地下道が整備されていたことに着想を得たんですが、渡辺通りの天神北付近から天神バスセンターへの入口付近まで地下トンネルを掘りました。
更に国体道路、昭和通り、明治通りにも分岐するトンネル出口を作りました。
これにより、東西方向の通りから那の津方面へ回送されるバスや、昭和通りから天神バスセンターへ向かう高速バスなどを地下トンネルに逃し、渡辺通りの渋滞をかなり解消出来ました。
再現というコンセプトでやっているこのプロジェクトなので、現実に存在しないものを作るのはどうかとも思いましたが、地下なら見た目上はあまり影響がありませんし、渋滞でプロジェクトが頓挫するよりはいいだろうという判断になりました。
さて、思い立ったら吉日と早速着工したわけですが、早速問題にぶち当たります。
なぜかトンネルが掘れないのでおかしいなと思い、地下線建設モードに切り替えてみたんですが、そこで気づきました。
そう、天神の地下には既に市営地下鉄空港線が横切っていたのです。
さらに、厄介なことにSimuTransの地下線は地下で高さ(深さ)を変えることが出来ず、踏切みたいに平面交差も出来ないため、地下鉄がある限りこのルートでの地下道路は作れないんです。
しかし、そこは長年のSimuTransのプレイ歴が活きました。
掘る予定のトンネルを1段深い位置に移動し、地下鉄の真下をくぐる形にしました。
これにより急勾配こそ出来てしまいましたが、バスなら急勾配もあまり問題ではありませんし、渋滞回避が目的ですからね。
これの完成により大幅に渋滞緩和されました。
そして、今回の開発はここまでとなります。
次回は・・・
あとは、野方発着の系統をじゃんじゃん開設するだけですね。
ちなみに、野方から先も枝のように路線が伸びているんですが、そのあたりの道路は未整備なのでそれもやらなければなりません。
それにしても、だいぶ進んだものですね。
ちまちま天神地区の道路を引いていた時期が懐かしいです。
野方発着の整備が終われば、”福岡市内”という意味ではプロジェクト完遂ということになります。
なんか最終回みたいなノリですが、まだまだプロジェクトは続きますので今後もよろしくお願いしますw
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あれ?
地下でもスロープツールで高さを変えられたような気がします
コメントありがとうございます。
え?と思って調べてみたら本当にできましたw
過去のバージョンでは長らくできなかったので、無意識にできないと思い込んでいたようです。
この度は貴重な情報をありがとうございました。早速以後の開発では活用したいと思います。