気づけば月曜日、週末なんてあっという間ですねw
SimuTransも開発が進んでおらずプロジェクトの更新もありませんが、鉄道の方では収穫がありまして、5月25日に大宮総合車両センターで開催された鉄道ふれあいフェアに参加して来ました。
その模様をレポートしようと思います。
大宮へ
大宮は地元といっても差し支えのないエリアですが、この時期に関東にいることは今回が初めてとなりますのでこのイベントも初めての参加となります。
あえて遠回りしてバスで・・・なんて考えましたが結局最短ルートのニューシャトルを利用して大宮へ出ました。
用事を済ませてからイベントに行こうかとも思いましたが、朝のんびり出発したため既に駅前にまで行列の最後尾が伸びていましたw
よって、用事は後回しで列に並びます。私の後ろにはいかにもヤンキーという感じの若者のグループがいましたが、どうやらその人達も鉄のようです。
まあ鉄でもなければ男だけのグループでこんなイベント来ませんよねw
会場への道のりの途中にある信号で引っかかっているのかなかなか列が進みません。この近くにある大栄橋という橋は地元では知られた渋滞の名所ですが人間まで渋滞するとはw
その途中ではD51が迎えてくれます。
なぜか時刻表とかかれたヘッドマークを装着していますが、そこには突っ込まないことにしましょうw
ようやく会場へ
流れの悪かった行列もようやく入口が見えて来ました。
福岡だと博多総合車両所の新幹線ふれあいデーなんかでもこういうアーチを見かけますが、普段は空気を抜いてコンパクトに収納されているんですかね。
さて、入場するとミッションがあります。それは西鉄8000系さんと合流すること。
特に約束していたわけではないですが、このイベントには参加されているそうなのでメールで居場所を確認し落ち合うことにしました。
しかし・・・西鉄8000系さんはこの後用事があるのでお帰りになるとのこと。
会って10分もしないうちに解散となりますがまあ仕方ないですね。
颯爽と去っていく西鉄8000系さんを見送り、私は自分の見たいものを適当に見て回ることにします。
初参加のイベントゆえパンフレットやチラシに目を通してはいるもののどこから回ればいいかなど全くわかりません。
とりあえずは西鉄8000系さんもおすすめしてくれた屋外の車両展示から手を付けます。
車両展示の前に
車両展示の会場へ向かう途中、こんなものを見つけました。
電気レスキュー車というそうで、電気設備の応急修理をする車両のようです。
荷台にはケーブルや工具等がたくさん積まれていました。
パトライトも装備されていることから緊急車両の指定も受けているんでしょうね。
一方、運転席です。
運転席にはお子さんが交代交代で座っていましたが、公開の一瞬で撮影出来ました。
ハンドルやギアレバーなんかは普通の車と同じですが、作業用なのか見たことのないスイッチも並んでいます。
こういう特殊車両も興味を惹かれますね。
お隣にはこれもいました。
架線の作業をするための車両のようで、こんなに高く上がります。
お子さんを中心に試乗も行われていました。
車両展示へ
パンフレットでは目玉の一つとして扱われていた車両展示ですが、特に107系は車内にも入れるようになっていて、扱いが大きかったですね。
この車両はかつて日光線で使われていたもので、私も日光線で乗ったことがあります。
外装はかなり綺麗にしてあるのですが、足回りの老朽化はごまかせなかったようで引退することになりました。
ちなみに、後継には205系が転用されています。
続いてEF58です。
大宮総合車両センターで保存されているもので、青大将と呼ばれる塗装ですね。
こんなにまじまじと見るのは初めてなので撮影にも熱が入りますw
ブルトレ牽引機たち
更に進むとEF60、EF65、EF81の3両が展示されていました。
まずはEF60。
富士のヘッドマークを掲げていますね。私の知っている富士は本州ではEF66の牽引でしたが、このヘッドマーク自体見るのは久々、懐かしいですね。
続いてEF65。
こちらははやぶさ・富士のヘッドマークですね。私が撮影を始めた頃には「さくら」は既に廃止になっており、こっちの方が馴染みがあります。
最後はEF81。
北斗星のヘッドマークですね。こちらは列車自体は今でも走っていますが機関車は変更されていて現在EF81の牽引ではありません。
185系
パンフレットをご覧になった方はご存知かと思いますが、185系の試乗会もこのイベントの目玉の1つでした。
その試乗列車は機関車が展示されているスペースの隣を走っていたのです。これは撮影しないわけにはいくまいとポジションを確保し撮影しました。
今度は流し撮り風
イベントということもあるんでしょうが、車掌さんが手を振ってくれています。
試乗会は整理券を貰わないと参加出来ませんが、その整理券をもらうのに1時間以上待たなければならないようなので断念しました。
まあ185系は踊り子や草津で乗ったことがあるので写真で十分でしょうw
なんだこれは
こちら、車両を水平方向に移動させるための機械のようですが、遠目には遊具のようにも見えてきますねw
今日は来場客を乗せて行ったり来たりしていましたが、これも待ち時間が長いようなので見るだけw
↑動画もアップしました
物販ブース
鉄道イベントといえばグッズ販売も魅力の1つですよね。
私の場合、グッズより乗ることにお金をかけたいというのと、買っても持って帰るのが大変という理由でこういうのは買わないことが多いのですが、面白かったものを幾つかご紹介します。
売り物ではないようですがどう見ても東京スカイツリーですねw
よく見るとペットボトルでできているようです。作った人に脱帽ですね。
はい、出ました。鉄道業界はやりの萌えキャラ。
なんでも萌えキャラを出せば・・・という風潮はどうかと思いますが、私自身は萌えキャラは嫌いではありません。それで利用が増えるならどんどん活用して貰いたいですね。
工場棟へ
車両展示も十分価値がありますが、やっぱり鉄道イベントの醍醐味は普段は立ち入れない鉄道工場の中を見られることですよね。
いろんな機械が並んでいます。最近は工場萌えなんて言葉もあるようですが、そういう人たちの気持ちもわかりますね。
天井も高く広々とした構内、なんだかワクワクしますね。
SLもいますが整備中でしょうか。
SLの動輪のようです。でかいですね。
空気ばねのようです。空気ばねとは言いますが結局はかなり丈夫な風船みたいなものですかね。
エンジンです。鉄道用はやはり大きいですね。おそらくDE10のものだと思いますが、何ccなんでしょうね。
金太郎ことEH500です。EH500は2両で1セットという構造の機関車なので工場ぐらいでしか切り離される光景は見られないんです。
分かる人には分かる鉄道珍百景でしょうかw
おそらくEH500の機器だと思います。電気機関車は運転台以外はほとんどが機器で占められますが大きな機械ですね。電気系統もなかなか面白いです。
電気ばかりでなくディーゼルもいました。
あけぼののヘッドマークをつけていますが、迂回運行のときに使用したものでしょうか。
クレーン実演
ちょうどDE10を吊り上げるという実演が行われていたので見学することにしました。
西鉄電車まつりでも見ることができますが、やはり迫力がありますね。
リーダーと思われる方の笛の合図に従ってクレーンのオペレーターと地上作業員の連携プレーで車体を吊り上げたり移動させたりします。
他のイベントでは釣り上げて少し動かして下ろして終わりというパターンが多いですが、ここは何往復か移動させてくれる上、最後は使用した用具を片付けるところまで見せるというサービス精神旺盛な内容でした。
持ち上げられたDE10です。車両を下から見上げるなんて滅多にありませんからね。
奥の方へクレーンごと移動します。これが意外と速くて驚きました。
↑動画もアップしました。
台車組立実演
別のブースでは台車組立実演というものがあるとのことでそれを見学しました。
50分の予定で行われると書いてありましたので、台車だけで50分もあったら飽きてしまうのではないかと思いながら見ていたものの気がつくと夢中になっていてあっという間に終了時間でした。
職員の方が詳しく解説してくれたので分かりやすかったです。
まずはジャッキで台車を持ち上げます。
空気圧のホースを伸ばして作業に備えます。
このホースに工具を接続して使うようです。
ボルトを締める作業です。こういう光景はまさに工業って感じですね。
かっこいいものです。ちなみに、自宅でボルトを締める作業をしたときは腕から手首まで筋肉痛になったのはここだけの話ですw
これは予め水平方向に穴の空いたボルトに針金を通して締め付けることで緩むことを防止するための作業だそうです。
手に白いペンを握っているこの作業はボルトと母材に線を引く事で緩んだ場合はすぐに分かるようにするための作業だそうです。
鉄道車両というのは常に激しい振動に晒される機械ですからね。緩みは重大な事故につながるためこれだけ念入りに作業が行われているようです。
今取り付けている部品は空気シリンダーの動きを制輪子という車輪に押し当ててブレーキをかける部品に伝えるための部品です。
職員の方いわく、この作業が特に難しいんだとか。
次の作業のため、ジャッキの高さを変えます。
先程もチラッと出てきた制輪子(青色のもの)の取り付けです。
とても重量があり中腰で作業をすると腰を痛めるため、ジャッキの高さを変えて作業するんだとか。
以上で台車組立は終わりです。通常でも1個の台車につき1時間程度かかる作業で1日に8個までできる作業なんだそうです。
このあと、今度はこの台車に車輪を取り付ける作業の実演もあるようですが、私もこのあと用事があり、ぼちぼち切り上げないといけないので残念ながらそちらは見ませんでした。
工場内にも車両が
帰りがてら工場内を歩いているとこんな車両に出くわしました。
前面デザイン変更の京葉線205系ですね。確か現在は営業運転はなかったと思いますが栃木方面への転属の準備ですかね。
スーパービュー踊り子に使用されている251系です。塗装が剥がれてボロボロですが、作業の途中だからですかね。
それか、伊豆方面は海沿いを走るところが多いので塩害で塗装が傷みやすいのかもしれませんね。
相模線仕様の205系です。実は実物を見るのは初めてです。相模線もまだ乗っていませんからね。
それにしても「大月」という幕があるのには驚きでした。車内では車掌体験が行われていて方向幕を動かす体験もあっていたようで他にも「豊田」幕も確認しました。
中央本線直通は今のところありませんがなんでこんな幕があるんでしょうね。
外へ
工場も一周りしたので外に出ます。
すると見つけたのがこれ。
構内で使用する車のためなのか、ディーゼル機関車や気動車に給油するのかはわかりませんが給油設備です。
ガソリンスタンドにあるのとそう変わりませんねw
大宮を本拠地にするサッカーチーム「大宮アルディージャ」の出し物です。子供向けにサッカーボールを的に当てるというミニゲームを行なっているようです。
埼玉のサッカーといえば浦和レッズのイメージが強いですが、大宮アルディージャのことも忘れないでくださいねw
私もサッカーにそんなに造詣があるわけではありませんが、同じ市内に2つプロサッカーチームがあるってすごいですね。
資料館
帰ろうと思っていると資料館をまだ見ていないことに気付いたので最後にそこを見てから帰ります。
展示品の数が多いのと室内の撮影なのでいい写真が少ないので写真は厳選しました。
昨春引退した200系の連結器カバー(通称鼻)ですね。
いろんな列車のヘッドマークです。私も思い出のある列車から知識としてしか知らない列車までたくさんです。
他にも鉄道模型や写真パネル展示もありましたが、綺麗に撮れないことや著作権的な問題もありそうなので掲載しません。
大宮駅へ
これにてイベントは終了として、大宮駅へ向かいます。先ほど後回しにするといった用事を済ますためです。
ところで、巨大な運賃表を抱えて歩いている人がいましたが物販ブースで買ったんでしょうかねw
大宮駅付近はイベント参加者が多いのでまだいいですが、あのまま地元まで帰ったら相当目立ちますねw
ああいう大きいものは宅配でも頼めなかったんでしょうか。
で、その用事ですが今度所用で利用するスカイライナーのきっぷを手配するため東武トラベルへ向かいます。東武野田線の方にあるのでかなり遠いですw
すると手数料525円がかかるとのこと。日暮里まで買いに行った場合の交通費を考えるとそれでも安上がりなので払いましたが2400円のきっぷのために525円はちょっと高いようなw
ネットで取れば手数料はいりませんが座席指定ができないそうで、確実にM車を押さえたい私としては不都合だったわけです。
まあM車に乗れる保証を525円で買ったと思えばいいですね。
最後に
最近、ちょくちょく出している歩数の話ですが、今日は13000歩以上歩いていました。
イベント以外にも何箇所か立ち寄っていますがやはり乗ってばかりの旅よりは伸びますね。
鉄道趣味で足腰を鍛えるのもいいかもしれませんw
あと、九州の鉄道イベントは9月・10月に集中していますが、関東は年間を通じてどこかで鉄道イベントがあるので楽しいですね。
今後も機会があれば参加したいと思いますので、その際はまたレポートしようと思います。
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