秋の乗り放題パスで行く宮城遠征(3日目/??編)

2泊3日で実施した宮城遠征の最終日です。
なお、1日目2日目をご覧になっていない方はそちらを先にご覧になることをおすすめします。

朝から苦渋の決断・・・

いつもならまず行程の説明から始めるところですが、今回はある事情からそれが出来ません。その”ある事情”ですが、遡ること昨日の朝・・・ホテルを出た私は喉に若干の違和感を覚えていました。ホテルの空調の関係で部屋が乾燥していたのでそれで喉をやられたのだろう程度にしか考えずそのまま行程を消化し、何とか予定通り気仙沼までやって来てホテルへ入ったのが昨晩でしたが、その時既に関節痛や倦怠感といったいわゆる風邪のような症状が出始めており、最終日の行程をどうするかという脳内会議が始まっていたのでした。
予定通りならば、最終日は山形県を経て新潟県まで抜けて新幹線で帰る上、帰着は最終ギリギリというかなりハードな行程となっており、出発も気仙沼駅を朝4時50分に出発する気仙沼線BRTの始発便に乗車することとなっていました。体温計なども持ち合わせない現状、本当に風邪であるかは判断しかねますが、少なくとも体調が万全ではない状態でこのハードな行程をこなせば、最悪道中で動けなくなり現地の病院に駆け込むような事態は避けたい・・・しかし、せっかく作った行程であるし、出来るだけ予定通り回りたいという思いもあり、旅行の中断という苦渋の決断を下すかどうか、脳内会議では昨晩のうちに結論は出ず、翌朝とりあえず予定通りの行程に間に合う時間に起きてみて、休息の甲斐あって体調が回復していれば予定通り実施、そうでなければ行程を変更の上、旅行を切り上げるという判断を下し眠りに落ちました。
そんな状況で迎えた最終日の朝4時過ぎ、アラームの音で目覚めた私は体の試運転として部屋の中をうろうろして様子を確かめますが、関節痛や倦怠感はそのままである上、昨晩より熱っぽさも増しているようにも思われました。
こうしてついに旅行の中断という苦渋の決断が下され、出来るだけ体を休めようと二度寝の体制に入り8時過ぎまで再び眠りに落ちました。
このような経緯からタイトルでは「??編」という形にさせて頂きました。予定通りの行程を前提にタイトルを付けたらタイトル詐欺もいいところですしねw

代替プランを練る

こうして所定通りの行程を断念したわけですが、いずれにせよ東京へ戻るには列車なりバスなりに乗車して戻るしかないわけで、その行程を考えねばなりませんでした。
気仙沼から最短ルートで東京へ戻るとしたら一ノ関まで大船渡線で出て、東北新幹線に乗ることであり、それをやれば昼過ぎには東京へ戻れるでしょう。時間的にはそのまま地元の病院に駆け込むことも出来るはず・・・
しかし、そうなると費用がネックで、財布に持ち合わせこそありましたが、予定通りの行程を回れない上にやたらと費用が嵩むのは抵抗を感じ、それならば無理のない範囲で宮城県内の乗りつぶしをしつつ帰路に就くことを決めて、前回の旅ではBRTで前谷地まで乗り通した関係で乗れなかった気仙沼線の前谷地~柳津間、そして寝坊のせいで断念した仙石線の高城町~あおば通間の乗りつぶしをしつつ帰路に就くことにしました。
その時点で明らかに体調が悪化するようであれば仙台駅から新幹線に乗車して帰路に就き、多少余裕がありそうならば出来るだけ在来線で南下して新幹線を利用する区間を少しでも減らしてコストを抑える方向に決め、とりあえず気仙沼線BRTに乗車することにしました。

気仙沼線BRTで柳津へ

チェックアウト時間もありますし、いつまでもホテルに居るわけにも行かず、とりあえず気仙沼駅へ向かいました。


「kenji」臨時快速の張り紙ですが、既に過ぎた日程についてはテープで隠しているんですね。


BRTは既に入線していました。


前回と違って「旅」ではなく通常のBRTでした。


「旅」ではマニア席がなく後ろに座りましたが、こちらはマニア席があったので習性のようなもので気がつくと座っていましたw
まあ、ボーッとしてそんなに写真は撮りませんでしたけど。


こことか一番BRTらしい構造の駅ではないでしょうか。

あとは本当にボーッとして気がつけば柳津でした。2度目の乗車ですしねw


というわけでBRTは軽く流して柳津に到着です。
BRT自体は前谷地行きなのでそのまま走り去っていきますが、列車まで30分ほど開きます。

柳津駅

気仙沼線のうち列車で行ける区間としては終着となる柳津駅です。


BRT駅としての駅舎はコンパクトなこれです。
バス停と考えれば豪華な設備ですが、鉄道駅と比較したら・・・w


ミヤコーバスのバス停も併設されていますが、こうしてみるとBRTのバス停は立派に見えますね。


駅前広場はスペースの割にガランとしていますね。


駅舎です。


よく見ると左側の建物は観光案内所であり、右側がトイレなんですね。


駅名と観光案内所が併記されていました。


ゆうキャビンというんですね。


観光しに来たでもない私が入っていいのか躊躇しているとちゃんと駅名も書かれていたので駅舎であると判断して中へ入ります。


中はこんな感じで、まさしく観光案内所でしたw
ただ、簡易委託駅扱いで観光案内所のスタッフの方が乗車券の発売をしてくれるようで駅業務の一部も担っているようでした。


ホーム側のドアを開けると目の前に跨線橋の入口が現れました。
どうやら観光案内所の方は切符の発売のみ取り扱い、改札・集札はしないようであり、切符を事前に買ってある人はそのままホームに入ってよかったみたいですね。
まあ、風邪気味の体で吹きさらしのホームに長居するのはよくないのでストーブの焚かれた観光案内所で待っていましたけどね。


跨線橋からホームを見下ろします。
1面2線の島式であり、元々は単なる途中駅だったため折り返しに対応しておらず、当駅に到着した列車は一旦気仙沼方面へ進み本線上で向きを変えて前谷地方面に折り返す運用をしていたそうですが、現在は信号設備が改修されて直接折り返すことが可能になっているんだとか。
面倒な運用がなくなってよかったと思う反面、BRT区間の鉄道での本復旧が遠のいているような気もして複雑な気持ちですね。


ホームへ通じる階段の他に分岐があったので降りてみると駅の向こう側に出ました。
自由通路のような役割も果たしているんですね。


こちら側には改札のような設備は一切なくホームへの立ち入りや反対側への通り抜けも自由に出来るようです。


駅名標は写真付きでした。


気仙沼方の隣の駅である陸前横山はテープで隠されていますね。


縦型


ホームにも待合所がありました。


ホームを撮影していると列車がやってきましたが、予想通り1両編成w


ホーム全体も撮ったら乗り込みます。

気仙沼線は初乗車ですが、短い区間ですし、特筆すべきこともなかったのでレポートでは触れませんw


途中にあったのの岳駅は駅名が面白かったので取り上げます。


前谷地で待っていたのは陸羽東線カラーのキハ110系でした。
これに乗って石巻まで行きます。

石巻からは仙石線

石巻線の方も前回乗っている区間ですからサラッと流して石巻からは仙石線となります。
前回は仙石東北ラインの快速列車でそのまま仙台へ直行してしまったため高城町~あおば通間には乗れていないことになり、その乗りつぶしをしつつ仙台へ抜けるわけです。


↑構内でDE10形が入換作業をしていたので撮影


首都圏ではすっかり希少車種になった205系もここでは主力車種ですね。
ちなみに、この時間帯は快速列車がなく普通列車で仙台へ行くのが最速ルートになるようです。


仙石東北ラインと分岐していよいよ未乗区間です。本塩釜や多賀城あたりまでは閑散としてローカル線の雰囲気でしたが、その先は仙台都市圏に入っていき都市の電車の雰囲気となってきました。

電車は苦竹駅を出ると地下に潜っていきます。実は仙石線の仙台駅付近は地下線となっているんですね。2000年に完成した新ルートであり、それ以前の仙石線は地上を走っていましたが蛇行するような線形だったため高速運転が出来ず踏切の遮断時間の長さも問題となり、これらを解消するために地下化が行われました。
JR線で地下を走るというと総武快速線・横須賀線の東京トンネルとかJR東西線なんかがありますが、地下鉄みたいで面白いですね。
205系のモーター音もよく反響し音鉄的にも楽しめました。

そして、列車は仙台駅に到着です。やはり多くの人はここで降りますが列車は終点のあおば通までもう1駅だけ走ります。
意外だったのは仙台駅から乗車してあおば通まで1駅だけ乗車していく人が何名か見受けられたことですが、定期券を持っているとかで短距離でも乗ろうと思っただけで、別に折り返し乗車して始発で座っていこうなんて魂胆ではありませんよね?w

あおば通駅

仙石線の仙台側起点となるあおば通駅です。


駅名標です。駅名の由来はそのまま青葉通の地下にあるからなんですが、当時から建設が予定されていた仙台市営地下鉄東西線に青葉山駅が開業する見込みであったため混同を避ける意味合いで漢字で「青葉通」ではなく「あおば通」とひらがな表記を採用したんだそうです。


縦型


こうしてみると完全に地下鉄駅の雰囲気ですよね。
実は実際に地下鉄駅となるかもしれなかった駅だったりしますが、その経緯を説明しますと、2015年に開業を果たした地下鉄東西線と関係があったりします。
仙石線が地下化された時点では東西線は仙石線と直通運転する構想があり、東西線の仙台駅の位置はJRの仙台駅の位置と若干ずれた位置とされていたため、東西線仙台駅の位置までは仙石線の地下化と一緒に延伸開業させる方式が取られ、仮称の時点ではあおば通駅が仙台駅、仙石線仙台駅が仙台東口駅とされていましたが、仙石線とその他のJR線の仙台駅が別々に存在することになり紛らわしいことから、現在のように他のJR線と接続するほうが仙台駅、終点となる方をあおば通駅とすることで落ち着きました。
結局地下鉄乗り入れは実施されず中途半端な終点となってしまったわけですが、そんな歴史に思いを馳せながら訪れてみるのもいいかもしれません。


ホームは1面2線と終着駅としては簡素な構造ですが、直通運転を前提としていたからこそなんですかね。


当駅からも仙台市営地下鉄との乗り換えが出来ます。仙台駅とはほぼ中間地点に地下鉄駅がある関係で、どちらからでも利用可能なっているようです。


階段も地下鉄っぽいですね。


コンコースです。


改札口


仙台駅東西地下自由通路というのに繋がっており、地下鉄駅などへもこの通路を通って行くことが出来ます。
っていうか、実はこのまま仙台駅まで歩いていくことが出来たりしますけどw


地下鉄駅までやって来ましたが地下鉄には乗りませんし、このまま行くと仙台駅に出てしまうので引き返しますw


振り返ってあおば通駅の案内を撮ったら構内へ戻ります。


折り返しは多賀城行きでした。
仙石線も仙台付近は日中でも15分ヘッドと結構な高頻度運行ですが、多くは多賀城行きや東塩釜行きであり、石巻まで行くのは1時間に1本しかありません。この他、高城町行きが仙石東北ラインと接続するダイヤになっているので乗り換えれば石巻へ行くことが出来ます。まあ、東北本線ホームへ行って仙石東北ラインに乗っても同じことだったりしますけどw

1駅乗車で仙台駅

あおば通から1駅だけ乗車して仙台駅に戻ってきました。時間にして1分w
乗り放題の秋の乗り放題パスだからこそ出来る贅沢な乗り方ですねw


駅名標


縦型
ひらがなで書かれると「川内」の方を連想しますw


構造はあおば通駅に似ていますね。


乗り場は地上ホームから通しになっており、9番・10番が仙石線ホームです。


やっぱりあった折り返し乗車はダメよっていう注意書き
仙石東北ラインが出来る以前の快速列車ではあおば通駅到着後一旦ドアを閉めて乗っている人全員を降車させる措置を取っていたくらいだそうで、やっぱりあおば通駅のようにターミナルの1つ先が終点だと折り返し乗車を誘発してしまいますよね。


地上に上がります。


ちゃんと仙石東北ラインも路線名の1つとして掲載されていましたが、普段あまり列車に乗らない人が久々に石巻に行こうと思って、石巻=仙石線だと思って10番線で待っていたら大変ですからね。


仙石線と他のJR線はこんな通路で連絡しています。


ようやく地上のコンコースに来ました。


と思ったらこんなに大きく仙石東北ラインの案内がw
やっぱり間違えて仙石線乗り場へ行っちゃう人が少なくないんですかね。


ここにも詳しく書かれていました。
それにしても、仙石東北ラインだと仙石線経由より25分も早いんですね。これは整備の効果があったというものです。

あとは、外でずんだシェイクなるものを飲んで喉を潤す一コマもありつつひたすら東京を目指して進むのみです。(ずんだシェイクを撮り忘れたw
結局、そこまで体調が悪化している感じはしなかったので郡山まで在来線で行き、そこから新幹線のお世話になることにしました。

あとは帰るのみ

気仙沼線、仙石線の乗りつぶしを終えて後は東京へ戻るのみです。
まずは東北本線を南下して福島まで乗車し、そこからまた乗り継いで郡山です。


終始701系に揺られて郡山までやって来ました。時間的にはこのまま在来線で東京まで向かうことも出来るであろう時間ですが、悪化していないとはいえ仮にも風邪気味の体ですから大人しく新幹線乗り場へ向かいます。


そういえば、郡山駅の新幹線乗り場へは初めて立ち入りますね。


東京方面は13番線ですが、「なすの」は当駅始発のためか11番線から発車なんですね。


仙台方面と書いてあるので心配になりつつ向かうと・・・


「なすの」の案内もありました。


編成案内ですが、どうやら私が乗る「なすの」はE5系E6系の17両編成だったようです。E6系の録音は少なかったのでこれはありがたい!


木のベンチがありました。


郡山市産の木材「と・き・め・木」で作られているんだそうです。


発車標


ホームです。2面3線の間に2線の通過線を持つ形で、新幹線型の基本形に1線追加した形ですね。


駅名標


ホームの柱にも「なすの」の文字がありました。


いました。E6系!
しかし、まだ発車時間ではないし、せっかくなので通過列車を撮ってから乗り込みたいと思います。
東北新幹線は今や日本最速の320km/h運転を行う路線ですからねぇ。


↑スピードも凄まじいですが、パンタグラフのスパークもすごいですw


それでは乗車です。あとはこの座席に体を預けていれば東京駅まで行ってくれるという安堵感で一気に気が抜けましたw

ちなみに、実を言うと「やまびこ」がこの「なすの」の前にあってそっちに乗っていれば多少は早く帰れたんですが、「なすの」という列車に乗ったことがなかったので趣味的な理由で「なすの」を選びましたw
「なすの」は東京と那須塩原、あるいは郡山までを結ぶ列車で、各駅停車で運行されており、東北新幹線のうち短距離利用者向けの列車ということになりますね。いつもならこの距離は在来線の守備範囲なので利用機会もなかったわけですが、怪我の功名ならぬ風邪の功名で乗ることが出来ましたw

郡山を出てお次は新白河に停車しますが、ここでスーツ姿の人達が大勢乗り込んできました。
新白河は大都市というわけでもないし出張帰りでもないよなぁと思っていたら、ふと思い出したのですが、新白河にはJR東日本の研修施設があるんですね。彼らは研修を終えた新入社員たち?

那須塩原、宇都宮、小山と乗客が増えつつも決して立ち席が出ること無く大宮までやって来ました。あとは減る一方で上野、東京と進んでいきます。
大宮を出て埼京線と並走しつつ見慣れた埼玉から都内への景色を見るといつもならもう旅が終わってしまうなという寂しさから感傷に浸っているようなタイミングですが、今回は帰り着いたことを実感して何とも言えない安堵感。やっぱり旅を楽しむなら健康は大事ですね。

あとは家に帰って体温計で38.5℃を観測し布団に直行したということの顛末を書いてレポートは以上になります。
なお、翌朝には何とか復活できましたのでご安心を(じゃないとこの記事を書けていませんしねw

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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