3泊5日に及ぶ道南・道央乗りつぶしの旅の4日目となります。
なお、1日目・2日目・3日目をご覧になっていない方は、1日目より順番にご覧頂くことをお勧めします。
行程の説明
昨夜、森に宿を取った我々は、森駅から函館本線の渡島砂原経由(通称:砂原線)に乗って七飯まで移動し、その後更に乗り継いで函館へ向かいます。
函館からは一旦JRを離れて函館市電の乗りつぶしとなります。谷地頭→十字街→函館どつく前→湯の川温泉→函館駅前と順番に回って完乗したら、再びJRに戻って七重浜までちょっとだけ江差線に乗って、再び引き返して五稜郭、その後は大沼に途中下車しつつ八雲まで向かって1泊となります。
森駅の朝
ホテルを出発した我々は駅へ向かいました。
ちなみに、森駅といえば「いかめし」が有名ですが、時間が早すぎてまだ売られていませんでしたw
ちょうど函館行きの急行バスが来ました。
ちなみに、このバスの起点は長万部のようで、1日4本ですが鉄道に並走して走っている路線のようです。函館~長万部を全て一般道のみで運行されるというルートもすごいですし、何より鉄道に完全に並行しているのに系統分断されずに直通運転が維持されているのがすごいですね。
日本一長い一般路線バスは大和八木駅~新宮駅間で運行される奈良交通の「八木新宮特急バス」で、こちらは166.9kmの運行距離を誇りますが、完全に鉄道が存在しないエリアを運行しているのに対して、こちらは100kmも鉄道と並行して走っているというわけですから、すごいことですね。
ああ、また乗りたいバスが増えたw
当駅から大沼公園経由と渡島砂原経由に分かれるので函館方の隣駅は2つあります。
昨夜も撮りましたが、明るいとはっきり分かりますね。
それにしても、真ん中の穴は顔出しパネル的な使い方を想定しているのでしょうか?
ここからはルートが二股になるのでしっかり経由も案内されていますね。
駅の海側には側線があります。駅のすぐ脇が海なのでホームには潮の香りがします。
やっぱり海はいいですね。
ちなみに、写っている石碑は明治天皇御上陸碑だそうで、北海道も開拓途上だった1872年、函館~森間に馬車道が開通し、室蘭までは海路での接続だったそうで、明治天皇が室蘭から海路で森に上陸されたことを記念しての石碑だそうです。
しかし、森~室蘭も鉄路で結ばれるようになると、この航路は廃止されてしまい、森にあった桟橋も撤去され、石碑だけが残っているとか・・・
撮影当時は海が綺麗だと何気なく撮っただけでしたが、意外な歴史に繋がって書いてる本人も勉強になりましたw
さて、ここで北斗星が来るのでそれを撮影してから乗車します。
昨日の朝もそうでしたし、これだけ寝台特急が撮れるのは今となっては貴重なことですよね。
それもあと半年と見られない光景になってしまいましたが・・・
※執筆時点では「北斗星」廃止は報道されていましたが、旅行時点では廃止は噂レベルの話でした。
↑北斗星入線シーン
どうせキハ40系なので、全体の写真は省きますが、サボです。次に乗る列車は渡島砂原経由となっており、これにより函館本線完乗となります。
なお、今回の旅では乗らなかった白石~旭川は半年ほど前に行った旅で乗っています。
渡島砂原経由に乗りますが、これは単に乗りつぶしが目的であり、途中駅での乗降はせず一気に七飯まで移動します。
砂原線
森~大沼間を渡島砂原経由で結ぶ函館本線別線、通称「砂原線」に乗って一路南下します。
砂原線は先行して開通していた大沼公園経由のルートが急勾配を抱えていたことから、勾配緩和ルートとして建設されたものであり、現在でも函館方面へ向かう貨物列車や「はまなす」「トワイライトエクスプレス」はこちらを経由します。
しかし、「北斗星」「カシオペア」や「スーパー北斗」「北斗」といった列車は上下とも大沼公園経由で運行されます。我々も往路は「はまなす」に乗ったわけですが、札幌行きでしたので、こちらの線路は通っていないことになり、名実ともに初乗車ですね。
ところで、まだ先の話だとは思いますが、北海道新幹線が札幌まで延伸した場合、砂原線はどうなるんでしょうね。
函館~小樽は経営分離されるという話ですが、元々主要な特急列車の運行経路から外れていた砂原線を並行在来線とみなすには無理があるような気もしますが、砂原線だけをJR線として維持する場合、前後の区間が三セクになってしまいJRとしての孤立路線になってしまいますからやっぱり分離ですかね。
まあ、それを言うならば小樽~長万部も元々特急列車が走っていない区間だったので、ルートとしては新幹線に並行していますが、札幌~函館・本州を結ぶ役割は室蘭本線・千歳線の方が担っていますからね。
さて、朝ののんびりした雰囲気で、キハ40系単行列車は進みます。森を出る時点ではスカスカだったのですが、途中駅からの乗車が多く、大沼に差し掛かる頃には混み合っていました。
車窓からは建設中の新幹線が見える区間もありました。
2016年春の開業が予定されていますが、執筆時点では既に試運転も行われており、着々と準備が進んでいるようですね。
そのとばっちりで江差線の末端部は廃止になったわけですが・・・
七飯駅
函館へもうすぐですが、ちょっと途中下車して七飯駅です。
当駅の隣にある渡島大野駅が、北海道新幹線開業時に新函館北斗駅と改称されて、新幹線駅となる予定なのですが、それよりも渡島大野方面が2つ駅が書かれていることに注目して頂きたいと思います。
この理由は森~大沼に引き続いて、大沼~七飯も経路が2つに分かれるからです。
これも砂原線と事情が似ていて、本線上にある仁山駅付近に急勾配を抱えており、そこを短絡するルートが作られ、事実上の複線となりました。この新しいルートを藤城線といいます。
ただし、運賃計算上はどちらも同じ線とみなされており、私の乗りつぶしルール的にもどちらに乗っても乗ったこととみなしています。
面白いのは藤城線には渡島大野・仁山の2駅が設置されておらず、複線でありながらどちらの線路にも上下両方の列車が運行され、単線並列のような状態になっていることです。
普通列車は原則として仁山経由の線路を通りますが、特急列車は上下で使い分けているようです。
ホームです。ここもやっぱり国鉄型配線です。
やはり幹線には国鉄型配線なんですかね。
既に架線柱の設置がされているんですね。
簡単に説明を入れると、新函館北斗(今の渡島大野)から函館まで(五稜郭~函館は既に電化されています)は函館駅と新幹線の接続の便を図るため、電化して電車を走らせることになっています。
ただし、架線はまだ張られておらず、架線を支える部分は折りたたまれていました。
こんな光景は電化工事中にしか見られないので、ある意味貴重ですね。
お次は函館まで移動ですが、実はこれが快速「アイリス」だったりします。長万部から函館まで、片道1本のみ運行される快速列車ですが、七飯から函館までは全ての駅に停車するので、我々から見ると名ばかり快速になってしまいますねw
時系列的には帰りの下り方面乗車中に撮ったものですが、これと同じ機関車を車中で目撃したのでここに貼っておきます。
写真中央に写る赤い機関車がそれで、「EH800」といいます。これは青函トンネルが北海道新幹線に合わせて25000Vに昇圧されることに対応して、20000V/25000Vの複電圧機関車として投入されたのが当形式です。
既に試運転を行っているらしい情報はキャッチしていましたが、まさか見られるとは思いませんでした。
函館市電
函館に到着したわけですが、市電の1日券購入というミッションもあり、駅の方はあまりじっくり見ていません。この後別に時間を取っていますので、ここの乗り換えで撮った写真もありますが、この次のタイミングでまとめてご紹介することとして、いきなり市電から行きたいと思います。
立派な電停だなと思ったら、工事中で供用されていませんでしたw
そして、こちらが現役の電停です。
なんかすごい並んでるんですけど!?
そういえば、今日は連休まっただ中・・・観光都市函館の光景としてはむしろ当然というべきでしょうね。
夏休みという学生の特権が活かせる我々としては、わざわざ混み合う連休中に乗り鉄をぶっこむ必然性はなかったんですが、他の予定との兼ね合いなどから、この時期になってしまったんですよね・・・
もう録音は絶望的としても、「乗れるかどうか」という問題が発生します。市電の輸送力はバスよりは大きいはずですが、万が一乗れなかった場合、15分ロスしてしまいます。
そして、列車がやって来ました。まず最初は谷地頭行きに乗りますが、函館どつく前行きを待っていた人たちなのか、はたまたあまりの混雑に1本見送ることにしたのか、乗らない人もいくらかいたのと、意外と詰め込みが効いたので何とか乗れました。
ちなみに、様々な国の言葉が飛び交っていましたが、そんな彼らも谷地頭方面と函館どつく前方面が分岐する十字街で降りて行きました。
そういえば、以前に家族旅行で函館観光をした時も十字街で降りた記憶がありますね。
その先はスッカスカになり、10分程度で終点の谷地頭に到着です。
谷地頭電停
まずは谷地頭電停です。
当電停の特徴としては、電停へ向けての下り坂の急勾配ですね。58.3‰もの急勾配を下った先に谷地頭電停があるのですが、以前下り坂で止まりきれなくなった電車が終点の車止めを突破して待合所を破壊するという事故があり、その影響もあってか下り坂に差し掛かる手前で一時停止をするようになっています。
この様子は函館市電も収録している電車でGO!旅情編でも再現されていますので、プレイ経験のある方はご存知だったかもしれませんね。
路面電車っていいですよね。電車なのに車に混じって走る感覚が楽しいです。
九州にも鹿児島・熊本・長崎の3都市に路面電車が走っていますが、関東に移ってからはなかなか乗る機会がなく久しぶりで楽しめました。
ご覧のように駅手前まで複線で、駅構内は単線となっています。路面電車の終着点には多い構造ではないでしょうか。
あえて普通鉄道の駅と同じような言い方をすれば、2面1線ですかねw
車止めは普通鉄道なみの立派なものでした。やはり急な下り勾配の先にあるという立地や、現に衝突事故が発生していることを受けてのものなんでしょうかね。
終端部の先は屋根付きの待合所になっています。この辺りは12分に1本の運行になるので、待合所はありがたいですね。
この通りは西部環状線というらしいです。
それにしても「SeibuKanjoSenAve.」って・・・w
Ave.自体が通りという意味なので、Sen(線)とは重言になってしまいますし、環状をそのままKanjoと表記しても、外国人にはちんぷんかんぷんではないでしょうかw
変わったものを発見しましたが、次は一旦十字街まで戻ります。
十字街電停
谷地頭方面と函館どつく前方面の分岐点、十字街です。
当電停最大の(鉄的な)目玉はこれでしょう。操車塔です。
操車塔はポイントの操作をするための場所で、かつてはあそこに職員が詰めて、列車の行先ごとにポイントを操作して適切な進路を設定していましたが、今では自動化されており、この操車塔はすでに運用されていません。
余談ですが、函館市電で行われていたかどうかは分からないものの、かつては操車塔に確実に電車の進路を示すために、自動車のウインカーのようなものを電車に設置していたこともあるようです。
箱館ハイカラ號が来ました!
この電車は観光の目玉として古い電車をかつての姿に復元して走らせているものです。
今回は純粋に市電の乗りつぶしが目的だったことや、行程を作成する時点で箱館ハイカラ號の事をすっかり忘れていたこともあって、行程には組み込んでいませんが、まあ撮れたのでよかったです。
坂本龍馬のパネルがありました。
ここは北海道坂本龍馬記念館というところでして、名前の通り坂本龍馬に関する資料を展示しているそうなんですが、残念ながら滞在時間的に見学は無理ですw
代わりに銅像を拝んでいきました。
九州人としては坂本龍馬=長崎というイメージが強いですが、各地で活躍なさったんでしょうね。
2階建てバスがいました。
ただ、ナンバープレートがなかったので飾り物みたいな扱いなんでしょうか。
ここが有名な赤レンガ倉庫です。元々は倉庫として作られましたが、今では内部にショッピングモールやレストラン等が整備されて、すっかり観光地になっています。
以前の家族旅行でも訪れたことがありますし、函館観光の定番の1つでしょうね。
少しだけ観光気分を味わったら続いては函館どつく前へ向かいます。
函館どつく前
谷地頭と並んで西側の終点、函館どつく前です。
ここも手前まで複線で、構内は単線という構造です。
ちなみに、電停名の由来は至近にある造船会社「函館どつく」ですが、言わずもがなでこれは「ドック」から来ています。
元々「函館ドック」を名乗っていたようですが、1984年に何故か「函館どつく」に変更され、それに合わせて電停名も「函館どつく前」に改称されているようです。
無論、読み方は「どっく」ですが、どつくと書かれると、「ど突く」に通じてしまい、穏やかでない印象を受けますねw
それにしても、終端部が質素すぎません?w
谷地頭と違って急勾配はないとはいえ、ここに万が一でも電車が突っ込んだら絶対止めきれないと思いますが・・・
このあとは一気に折り返して湯の川まで行きます。始発から終着まで乗り通すことになりますが、45分ほどの乗車になります。
湯の川電停
函館市電の東の終点、湯の川です。
構造はやっぱり複線が手前で収束して、構内は単線というスタイル
ここは待合所というものはないようで、ベンチが置かれているのみです。
湯の川~十字街は2つの系統が混じって走るので、6分ヘッド走っているということで整備されていないのでしょうか。
東急バスのデザインに似ていますが、これは函館バスです。
ちなみに、この先道なりに3kmほど進めば函館空港がありまして、市電の延伸を求める声もあるそうですが、実現に至ってはおらず、当電停でバスとの乗継割引を設定しているだけのようです。
もし実現すれば路面電車による空港アクセスは珍しいですし、観光客へのアピールにもなっていいと思いますけどね。
このあとは函館駅前まで戻って、函館駅をじっくりと見ます。
函館駅
先ほどはほとんど乗り換えだけだった函館駅を今度はじっくり味わいます。
さて、このまま改札を入場・・・しませんw
駅から一旦離れて海の方へ行きます。
碇のモニュメントがありました。
海だぁ!やったぁー!
(お好みで1/6の夢旅人を再生して下さいw)
青函連絡船の摩周丸です。
青函トンネル開通に伴って廃止された青函連絡船ですが、こうして記念館として活用されているんですね。
中にも入れるようですが、今回は外観だけ堪能します。
新幹線が開通したらじっくり函館観光もいいなぁ
国鉄を表す「JNR」のロゴです。すっかりお馴染みになったJRのロゴもいいけど、国鉄のロゴもかっこいいです。
やっぱり正面からの写真も欲しいですからねw
ちなみに、あたりは海に糸を垂れる釣り人たちが大勢いましたw
今風の駅舎には不釣り合いなデザインですが、昔の駅舎のものをそのまま使っているとかでしょうか。
函館山の夜景も有名ですしね。今回は見られませんが、以前の家族旅行では見ました。
そして、改札口です。首都圏では当たり前の自動改札がたくさん並んでいる光景も、北海道では結構レアな光景なのかもしれません。
そうそう、当駅は函館本線の起点ですから、0キロポストがあります。
ガラスには何やらイラストが・・・
北海道観光PRキャラクターの「キュンちゃん」だそうです。エゾナキウサギがエゾシカの被り物しているということみたいです。
キハ183系「北斗」
789系「スーパー白鳥」
485系「白鳥」
↑789系発車シーン
お次はこのキハ40系で一旦江差線に出て、久根別駅に向かいます。
そういえば、江差駅は廃止されてしまったので、「江差に行かない江差線」になってしまいましたね・・・
久根別駅
ちょっと寄り道して久根別駅です。
当駅は2面3線の国鉄型ですが、特筆すべきはその有効長の長さです。
元々はローカル線の単なる途中駅だったものが、青函トンネルの開通で一気に本州~北海道を結ぶ大動脈となったわけで、長大貨物列車を受け入れるために有効長が拡大されたそうです。
そして、この跨線橋も青函トンネル開通に合わせて新設されたそうです。
そりゃ特急列車や貨物列車が通過するのに構内踏切では恐ろしいですしね・・・・(市振という例もありますがw
当駅は無人駅ですが、待合所は意外ときれいに保たれていました。
駅舎は古い木造です。
新しい跨線橋とのギャップがまたいいですね。
ヘキサですが、北海道はちゃんと路線名を表示するんですね。
あと、気になったのが「夜間は除雪しません」という看板です。ということは冬場の夜間は通行できないんでしょうか・・・
駅の方は意外にすんなり終わってしまったので、散歩がてら海の方へ行ってみました。
するとこんな変わった道路に遭遇。宅地造成の途中で、アクセス道路だけ先行して整備されたって感じでしょうか。
最後に、駅の外からも貨物列車を撮影です。
西鉄8000系さんがなんだか違うとおっしゃっていたのですが、調べてみるとこれはEH500でも初期車で、ライトの配置が2次車以降とは異なるようです。
↑キハ40も撮影
これが我々の乗る列車のようですが、当駅で交換待ちをするようでした。
このあとは江差線を引き返して、五稜郭駅に向かいます。
五稜郭駅
江差線と函館本線の分岐点、五稜郭駅です。
改札口は函館駅の隣りながら昔ながらのスタイルが残っていました。
駅舎です。さすがに五稜郭の形はしていませんが、駅名の部分が五角形をしています。
駅前は家電量販店などが出店しており、函館市近郊という感じで賑わいがあります。
今でこそ函館市内となっている当駅ですが、かつては亀田市という独立した市だったそうで、当駅周辺はその中心地だったそうです。
このあとは函館本線を北上して大沼駅に立ち寄ります。
大沼駅
函館本線8の字の交点、大沼駅です。
当駅以北では大沼公園経由と渡島砂原経由に分岐しますし、当駅以南は仁山経由の本線と藤城線の2つのルートに分岐するなど、まさに8の字の交点に位置しています。
福岡にも鹿部という地名があるので、つい「ししぶ」と読みたくなりますが、「しかべ」と読むようです。
ちなみに、福岡の鹿部にも駅がありますが、そちらは「ししぶ駅」というひらがな駅名になっています。
他の駅に見られたような扉は備え付けられておらず、簡素な印象を受けますが、本州ではこれが普通の光景ですよねw
構内には除雪車が留置されていました。9月中旬では流石の北海道も雪は降らないでしょうし今は夏休み中ですね。
駅名が似ている「大沼公園駅」と間違えて降りる人が多いとかで、こんな注意書きもされていました。
ちなみに、大沼公園駅は当駅の1つ隣の駅で、観光客も訪れるような場所であり、一部ですが特急列車も停まります。
↑ここで「北斗」が通過です。
大沼だんごなる名物があるようです。今回は食べませんでしたが、駅から徒歩圏内にお店があるとのことで、当駅訪問の機会があれば買ってみてはいかがでしょうか。
当駅についての歴史が紹介されていました。
ちなみに、当駅は大沼駅として開業後、一旦は大沼の名を現在の大沼公園駅に譲って軍川駅と改名され、その後再び大沼駅に改名されるというややこしい経緯を持っていたりします。
当駅や大沼についての歴史文献などを当たる際は、大沼駅が当駅を指すとは限らないということに注意が必要ですね。
流石に扉は付いていますが、駅構内の規模に対して簡素な印象ですよね。
みどりの窓口設置駅ですが、なんと16時で終わってしまうというw
何やらSLの模型が展示されていました。
「デゴイチ」の愛称で知られるD51ですね。
駅前です。国道から枝のように短い道路が伸びていて、住宅も多少ありますが、この時間はほとんど歩行者にも出会わず閑散としていました。
コンビニもありますが、主要な顧客は国道を走るドライバーなんでしょうね。
この次は宿を取っている八雲まで普通列車で一気に抜けます。
森までは高校生が多く活気があったのですが、八雲までの車中では大半がおりてしまい、乗客は両手の指に足りるほどでした。
八雲駅
いよいよ宿泊地!八雲です。
すっかり暗くなってしまいましたが、時刻はまだ19時過ぎです。
蛍光灯で照らされており、駅名標と名所案内は夜でもよく見えます。
照明内蔵タイプは夜でも撮れますが、周りが余計に暗く写ってしまって、まるで闇に浮いているような写真になってしまいますね・・・
首都圏で19時と言えば、夕ラッシュで混み合う時間帯のはずなんですが、ここでは閑散としたものでした。
たまには都会の喧騒を忘れて、こういうのもいいかもしれませんね。
宿より飯!
さて、このあとは宿に入りますが、その前に今宵はあるミッションがあります。それは「飲食店でちゃんと座って夕食を食べる」ということですw
なにせ、北海道入りして最初の宿泊地の長万部では全ての飲食店が営業終了後で、セイコーマート(北海道のご当地コンビニ)で買ったコンビニ弁当を宿の部屋で食べることになりましたし、その翌日、今日から見れば昨日の夜は森に宿泊しましたが、そこでもやっぱり店が開いておらずHottoMottoの弁当をホテルの部屋で食べることにw
つまり、北海道に入ってからの食事は全てコンビニなどのパン・おにぎりや弁当に限られていたのです。
実は八雲への道中はもう活動も終盤で宿に入れば充電もできるというわけで、容赦なくスマホを駆使して飲食店を探していたのですが、幸いな事に20時頃まで営業している飲食店を見つけまして、宿に入るより先にそこに立ち寄って夕食を済ませることにしました。
お陰で久々にまともな食事にありついて体力回復となりました。
見出しの元ネタは「飯より宿!」ですが、大垣での失敗を教訓に今回は学習しましたw
というわけで、腹も満たして安心してホテルにチェックインしまして今日は終わりです。
この旅も残すところは実質あと1日、だんだんと疲れが溜まりつつあるのか、早く帰りたい気持ちもある一方で、まだ旅が終わってほしくない名残惜しさもあったりして、複雑な心境ですね。
翌日のレポートは別記事として、本日のレポートはここまでです。