1泊2日で実施した青森遠征の2日目です。
なお、1日目をご覧になっていない方はそちらから先にご覧になることをおすすめします。
本日の行程
2日目となる今日は、本来1日目に実施する予定だった行程を入れ替える形で今日実施することとなります。
一応改めて説明しますと、まず青森駅から「青森・盛岡ライナー」に乗車して盛岡駅へ、JR花輪線直通の気動車列車で好摩へ1往復、更にいわて沼宮内止まりの区間列車で1往復して盛岡へ戻ったら再び「青森・盛岡ライナー」に乗車し青森へ戻ったら、夜行高速バス「津輕号」で帰路に就くという内容でした。
しかしながら、これも予定通りは実施できず、一部変更することとなりますが、そちらについてはあえて事前に予告せずに、レポートを読みながら把握していって欲しいと思いますw
「青森・盛岡ライナー」で盛岡へ
まずはこの日の活動の主題でもある「青森・盛岡ライナー」に乗車することから1日が始まります。
まず最初に「青森・盛岡ライナー」についての解説からですが、「青森・盛岡ライナー」は2022年の7月と9月の三連休に併せて臨時運行された快速列車で、充当車両は青い森701系のクロスシート車です。
運行は1日1往復で、午前中に盛岡行き、夜間に青森行きが設定されていました。
快速列車ということで乗車には追加料金などは不要で運賃のみで乗車でき、更に併せて青森から盛岡へ片道利用できる「盛岡割引きっぷ」、逆に盛岡から青森へ片道利用できる「青森割引きっぷ」をいずれも大人3500円、小児2750円や、今回の遠征でもお世話になった青森~盛岡間が2日間乗り放題となる「もりもりフリーパス」が5500円で発売されます。
これにより青森~盛岡間を通常よりも安く利用できることになり、在来線経由での長距離移動を促進したい意図もありそうですね。
なお、「青森・盛岡ライナー」の運行や上述の割引きっぷの発売は記事執筆時点では既に終了していますのでご注意下さい。
停車駅ですが、青森を出ると筒井・東青森・浅虫温泉・野辺地・三沢・八戸・三戸・二戸・一戸・いわて沼宮内・好摩・滝沢・盛岡となっており、停車駅は上下で共通になっています。
往時の特急「はつかり」よりは流石に停車駅が多いですが、普段快速がほとんど設定されていない区間での快速運転と考えると頑張ったほうですよね。
この8時25分発のやつが、例の「青森・盛岡ライナー」です。
昨日の記事でも触れましたが、ちゃんと列車名まで表示しているのがいいですね。
また、通常は普通列車であっても最長で八戸までしか運行されないので、盛岡行きの表示自体がレアです。
これも昨日も触れましたが、「リゾートしらかみ」は五能線の一部区間不通の影響で鰺ヶ沢行きとして運行されていました。
そして、側面の方向幕です。
今回は窓際を確保したいのであとは車内で大人しく発車を待ちます。
最初はガラガラでしたが、発車が近づくにつれてボックス席は全て埋まり、ロングシート部も半分近くは埋まる程度の混雑になりました。
これは発車ギリギリだったら車窓を楽しめる席を確保できなかった可能性が高そうです。
↑車窓をどうぞ
それでは発車です。
筒井・東青森までは各駅停車になりますが、そこからはちゃんと快速らしい走りとなり、浅虫温泉です。
浅虫温泉は青森県内でも有名な温泉地ですが、時間が早いためか温泉帰りという感じの人はいませんでした。
続いて停車するのは野辺地です。
野辺地駅では某芦毛のウマ娘を彷彿とさせる幟がw
ただし、駅そばなのでスイーツは扱っていないようですがw
野辺地は大湊線との乗換駅ですが停車中にキハ110系が入ってきました。
てっきり普通列車で、「青森・盛岡ライナー」と接続を取るダイヤなのかと思ったら完全に停車する前にこちらのドアが閉まるというw
大湊線の利用者からしたらタッチの差で接続できないという嫌がらせのようなダイヤですが、臨時列車だし仕方ないのか?
なんて思いつつ時刻表をチェックするとそのキハ110系はどうやら快速「しもきた」だったようで、八戸までは我らが「青森・盛岡ライナー」の数分後を追いかけるように走ってくるようです。
ただし、青森・盛岡ライナーは野辺地を出ると三沢、八戸と停車していきますが、「しもきた」は乙供、上北町、三沢、下田と停車していくため停車駅も多いですし、やっぱり電車と気動車との性能差なのか野辺地発車時点では4分の差だったのが、八戸到着時点では10分程度に広がっています。
八戸に到着です。
え?降りちゃって大丈夫なのか?って?
実はここでは20分ほど停車するようなので気分転換も兼ねて一旦ホームへ出ることにしたのでした。
ここでもちゃんと列車名が表示されていました。
ここまで来ると普通に盛岡行きが設定されていますが、快速というのはもちろんレアです。
そして、この停車時間の間に後ろを走ってきていた「しもきた」が追いついてくるので、実は「しもきた」の利用者も「青森・盛岡ライナー」に乗り換えることが可能なんですね。
ではこの停車時間は「しもきた」の利用者のためかというと、必ずしもそうではなくて、ダイヤグラムを作ってみて気づいたのですが、八戸での停車時間がないと八戸から先行して走る普通列車盛岡行きに途中で追いついてしまうみたいで、それを避けるために八戸で停車時間を設けて調整しているみたいですね。
だったら、青森駅の発車を遅らせればと思いますが、そうすると今度は所定では後続の普通列車八戸行きの後ろを走ることになり待避するダイヤになっていないために無理が生じるようですね。
ごく限られた日程でしか走らない列車のために普通列車の運転時刻を変更して待避させるのも難しかったのでしょう。
なので、盛岡行きの「青森・盛岡ライナー」は時刻表上では3時間弱での運転になっていますが、途中の停車時間を除くと2時間40分ほどとなっています。
八戸を出て東北新幹線との交差する場面もありました。
盛岡~八戸間の東北新幹線は2002年の開業でまだ20年ですから高架橋も盛岡以南の東北新幹線に比べると形も今風ですし、コンクリートの風合いもまだ新しいですね。
続いて停車する三戸を出ると次は二戸ですが、この間に青森県から岩手県に入っていきます。
その二戸の次は一戸であり、このあたりは数字+戸という地名が続いていることが特徴ですね。
駅名としては一戸、二戸、三戸、七戸十和田、八戸が採用されており、地名としてはこの他に五戸、六戸、九戸が存在しており、自治体名としては一戸町、二戸市、三戸町、五戸町、六戸町、七戸町、八戸市、九戸村があります。
こうしてみると四戸だけ存在しないことになりますが、どうやら八戸市内の地名としてかつては存在していたらしく、四が死に通じて縁起が悪いなどの理由で消滅したのではないかという説もあるようです。
このように数字シリーズの地名は興味を惹かれるものですね。
県境であり青い森鉄道とIGRいわて銀河鉄道の境界でもある目時を通過すると某高校生探偵を思わせる金田一温泉も通過して二戸に到着です。
二戸も新幹線停車駅であり、○戸シリーズとしては八戸の次に大きな街でしょうか。
続いて一戸にも停まったら山越えとなり奥中山高原を経ていわて沼宮内駅です。
ここも新幹線停車駅ですが、停車する新幹線は少なく、2時間に1本程度しか停車する列車がないようです。
いわて沼宮内を過ぎると車窓には南部富士の異名もある岩手山が見えてきました。
あとはJR花輪線乗り換えの好摩、盛岡市近郊にある滝沢にも停車したらいよいよ終点の盛岡です。
約3時間の乗車で長くも感じましたが、高速バスよりは足元も広いですし、乗り心地もバスよりいいのでそんなに苦ではありませんでした。
盛岡に到着しました。
過去に何度か訪れていますが、夜行バスや新幹線での訪問が多く、在来線で来るのはあまりなく、特にIGRいわて銀河鉄道で来るのは始めてだったと思います。
駅名標です。
銀河鉄道という名前の通り星をあしらったデザインですね。
反対側からも
盛岡駅に青い森鉄道の車両がいるのは珍しいのかなとも思いましたが、調べると普通列車としての定期運用も存在するようで、1日2往復だそうですが、青い森鉄道の車両が盛岡にやって来ることがあるようですね。
↑IGRいわて銀河鉄道の八戸行きが発車するシーンです。
それでは一旦撤収し、盛岡駅周辺で適当に昼食を食べてから今度は好摩へ向かいます。
好摩へ1往復
昼食を食べ終えた私は再びIGRいわて銀河鉄道の乗り場へ戻り、今度はJR花輪線直通のキハ110系列車で好摩へ1往復します。
鹿角花輪行きとなっていますが、この列車は所定では大館行きとなっている列車です。
ですが、この遠征の時は大雨被害で一部区間が不通となっており、鹿角花輪止まりとなっていたのでした。
所定では盛岡から鹿角花輪行きというのは存在しないみたいなのである意味レア行先ですね。
列車です。
好摩まではIGRいわて銀河鉄道を走りますが、JR直通列車は全てJRの車両が使われています。
そもそもIGRいわて銀河鉄道には気動車は在籍していませんしね。
行先表示です。
これもレア表示かと思ったら、大館側からの鹿角花輪行きは定期でも存在しているようでした。
それではこの列車に乗って好摩へ向かいます。
好摩に到着です。
ホームは2面3線ですが、1番線は基本的に花輪線列車用となっているようです。
↑乗ってきた列車の発車シーンです。
そのため駅名標も片側はJR東日本のコーポレートカラーである緑+ロゴマークになっていますね。
隣のホームの駅名標は両側ともIGRいわて銀河鉄道の色ですね。
沼宮内方面の乗車位置案内
なお、沼宮内駅は新幹線開業に合わせていわて沼宮内と改名されていますが、この看板がJR時代からのものなのか、いわて沼宮内だと長いから省略しているだけなのかどっちなんでしょうね。
橋上駅舎となっているようで改札へは跨線橋を上がってアクセスします。
駅舎です。
三角屋根なのは雪が積もりにくくする実用的な理由なのかデザイン上の理由なのかどっちなんでしょうね。
駅名がなんだか達筆だなと思ったら、啄木ってあの石川啄木なんでしょうか?
調べてみると石川啄木は好摩駅から列車で上京したことがあるらしくその縁みたいですね。
歌碑も近くにあったみたいですが見落としていたのか撮っていませんでした。
もちろん普通の看板もありました。
JR線も乗り入れているので2社の社名が入っていますね。
駅前通りです。
昔ながらの商店街の名残なのか今でも商店や銀行が集まっているようですね。
ここも県道だったようで、県道129号好摩停車場線という路線名だそうです。
よくある停車場線シリーズですね。
バリアフリー対応ということでエレベータもありました。
それもエレベーターがむき出しにあるのじゃなくて風除室のような空間があるのは流石は雪国ですね。
花輪線の沿線にあった松尾鉱山鉄道についての企画展があっていたみたいですね。
一旦西口にも来てみましたがこちらは出入り口があるのみで、簡素な作りでした。
待合室です。
券売機や出札口、改札口も一体化しており、地方駅によくあるスタイルですね。
こんなところにも石川啄木の歌碑がありました。
やっぱりゆかりの地なんですね。
↑そして、盛岡駅へ折り返す列車もやってきました。
これも花輪線から直通してくるもので、もちろんJRのキハ110系が充当されます。
盛岡駅へ戻ってきました。
このあとはいわて沼宮内へ1往復です。
いわて沼宮内へ1往復
さて、今度はいわて沼宮内へ1往復します。
この行程の意味ですが、以前の活動でIGRいわて銀河鉄道に乗った際は好摩から花輪線に乗り換えてしまったため好摩~盛岡間を普通列車で乗ったことがなかったというのと、いわて沼宮内駅を取材しておこうという理由です。
↑乗車するIGR7000系が入ってきました。
車体には馬っぽいキャラクターが描かれていますが、岩手ということでチャグチャグ馬コですかね。
さて、それでは乗り込むかと思ったら・・・
え?なんで三陸鉄道の車両が盛岡に!?
調べてみると三陸鉄道の車両を使った東北本線の臨時列車が設定されていたらしく、それに関連した留置だったようです。
全くノーマークでしたが、そっちも乗ればよかったなぁw
それではこの列車でいわて沼宮内まで行きます。
いわて沼宮内に到着!
現在は岩手町に所在していますが、1955年までは沼宮内町だったようです。
また、駅名は1891年の開業以来長らく沼宮内駅でしたが、2002年の東北新幹線八戸延伸開業で東北新幹線の停車駅となった際に岩手町に所在することが分かりやすいようにといわて沼宮内に改名されたようです。
↑発車シーンをどうぞ
なんと四季島の停止位置目標がありました。
当駅にも停車するんですね。
ホームは島式+単式の2面3線という典型的な国鉄型配線です。
今は特急も走っていませんし、中線は折り返し用としてのみ使われているようです。
駅ピアノがありました。
今や色んな駅にありますが、ここは新幹線停車駅とは言えほとんど利用者の姿を見かけないくらいには過疎っているので演奏する人はいるんでしょうか?w
駅名にはJRといわて銀河鉄道の2社のものが併記されていました。
一旦外へ出ました。
新幹線駅だけあって駅舎はやたらと立派ですね。
駅周辺マップもありました
時間があれば散策したいですが、今回はそこまでの時間はないですね・・・
駅前広場です。
路線バスとしてはJRバス東北が運行する盛岡~久慈間の「白樺号」が立ち寄るほか、岩手県北バスの路線も集まっているようです。
駅の看板ですが、ピクトグラムは200系っぽいですね。
当駅に200系が乗り入れたことはないと思いますが、新幹線のイメージとしてはこちらなんでしょうね。
ちなみに、北海道新幹線の駅だとE5系のピクトグラムになっていたりします。
コンコースも立派ですが、本当に人がいませんね。
調べてみると、JR東日本の新幹線停車駅としては最も利用者が少なく、2021年度のデータで1日あたりの乗車人員が38人なんだとか。
一方で、IGRいわて銀河鉄道の方は724人もいるので、利用者自体は普通にいるみたいですね。
恐らくは利用者のほとんどが盛岡へ向かう地元住民であり、在来線で行ってもそんなに時間がかからないため新幹線の需要が少ないという感じでしょうか。
仮に仙台や東京へ向かう場合でも、当駅に停車する新幹線が少ないため、時間帯によっては在来線で盛岡まで行ってから新幹線に乗ったほうが早く目的地に到着できる場合もあるんでしょうね。
こちらが新幹線のコンコースです。
やっぱりきれいで広いですが、写真にも1人しか写っていないことからも分かるように本当に人がいませんでした。
こちらは新幹線開業記念に盛岡駅の元助役の方が作られたそうです。
精巧にできていてまるで生きているみたいですね。
「タッチでGO!新幹線」のポスターが貼られていました。
これは自由席利用(東北新幹線盛岡以北は自由席がない列車がほとんどなので立席特急券利用も可)の場合、事前にサービスに登録したSuicaで改札を通過することで、特急券+運賃相当の残高を差し引く形で切符を買わずに新幹線に乗れるサービスです。
改札口です。
自動改札機が2台だけというのも当駅の利用者数を物語っていますね。
時間もあるので入場券を買って新幹線の乗り場にも入ってみました。
新幹線駅にはよくある構造ですが、人の少なさのせいで余計に広く感じます。
ホームへ上がってきました。
相対式2面2線で通過線もないシンプルな構造ですが、盛岡以北はそんなに高頻度運行を行う予定もなく、待避設備は最小限にしたんでしょうね。
そのため、ホームに面した線路を通過列車が高速通過することになりますが、ホームドアはもちろん完備されているので安全は確保されています。
発車標です。
このように停車する列車は2時間に1本程度なので、当駅から東京や仙台などへ行く用事があっても在来線で盛岡まで行ったほうが早いことが多いんでしょうね。
一方1番線は「東北・北海道新幹線」と路線名が入っていました。
↑ちょうど通過列車があったので動画で撮りました。
宇都宮~盛岡間では320km/hの俊足を誇る「はやぶさ」も盛岡以北は260km/hと控えめな走りです。
でも、ホームのすぐ脇を通過していくので迫力はありますね。
まだ時間があるので東口にも来てみました。
出入口があるだけで西口とは違ってだいぶ寂しいですね。
こちらはもっぱら駐車場があるだけであとは森が迫っているという感じでした。
このあたりは新幹線のために山を削ったんだろうなと感じさせますね。
土石流だのマムシだの、新幹線停車駅の駅前とは思えない看板が・・・
それではホームに戻りIGRいわて銀河鉄道で盛岡に戻りたいと思います。
予定では青山駅、厨川駅、巣子駅などを取材してから盛岡へ向かい、復路の「青森・盛岡ライナー」を待とうと思っていましたが、意外と疲れてきたのでこれはカットして盛岡へ直行することにしました。
が、この判断が結果的にはいい方向へ向かいました。
乗ってきた列車の折り返しとなる始発の盛岡行きに乗っていくことにします。
↑ホームで発車を待っていると貨物列車が通過していきました。
途中にあった巣子駅ですが、これもちょっと変わった駅名ですよね。
そして、盛岡に戻りました。
暇だったので撮りバスしたりw
色は国際興業バスそのものですが、岩手県交通のバスです。
こちらも岩手県交通ですが変わったデザインですね。
調べてみると中国の比亜迪汽車というメーカーが製造するK9という電気バスだそうです。
始めてみましたが、他地域でも導入事例があるみたいで、じわじわと広がりつつあるみたいですね。
ただ、電気バスはいいですが、大容量バッテリーを扱う製品で中国製と聞くと不安になってしまうのは私だけでしょうか?w
まあ、デザインはいいと思いますけどね。
折り返しまではだいぶ時間があることになったので、喫茶店で時間を潰しつつ夕飯を食べたりして「青森・盛岡ライナー」まで待ちました。
盛岡駅でまさかの展開に・・・
そんなわけで駅周辺にて食事がてら時間を潰し、IGRいわて銀河鉄道の乗り場に戻ってきました。
駅舎に入ると何やら改札前には人だかりが・・・
列車別改札だとしてもこれだけの人数が待っているのはなんだかおかしいぞ?
なんとまさかの人身事故という。
しかし、もし予定通り駅巡りをしてから盛岡へ向かっていたらこれに巻き込まれて盛岡に戻ってこられなくなっていたかもしれません。
予定を変更して盛岡へ直行してよかったです。
発車標には私が乗る予定だった「青森・盛岡ライナー」も表示されていますが、人身事故ということで大幅な遅延は必至・・・どうしたものか・・・
↑停車駅案内もあったので動画でも撮りました。
ということで、最後の最後で波乱の展開になってしまいましたが、問題はこれからの行動です。
青森到着後は30分程度の乗り換え時間で夜行バスに乗り換えて帰路に就く予定だったので、あまり遅延するようならば夜行バスに乗れなくなってしまいます。
駅員さんに尋ねるもまだ事故の処理が続いていて運行再開の見通しは立たないとのこと・・・
そして、改札前で再開の時を今か今かと待ちわびつつ待っていたわけですが、そうこうするうちに発車時刻を30分は過ぎていました。
こうなると「青森・盛岡ライナー」が運行されたとしても青森到着後に夜行バスに乗り継ぐのは絶望的ですし、予定通りの行程は無理そうです。
ここで私が取りうる選択肢は2つあり、1つは「青森・盛岡ライナー」を断念して東北新幹線で新青森へ向かい予定の夜行バスに乗って帰るというもの、もう1つはどんなに遅延しても「青森・盛岡ライナー」に乗車することを優先し、夜行バスはキャンセルして別の手段を検討するというものでした。
そもそも「青森・盛岡ライナー」が運休になれば新幹線で新青森へ向かうしかなくなるんですが、駅員さんに確認すると先程事故処理が終わり、再開の見込みがたったものの、どの列車をどの順番で発車させるのかまでははっきりしないということでした。
そこで、私は夜行バスに間に合う新幹線の発車10分前まで粘り、それまでに「青森・盛岡ライナー」が運行されることが確定すれば夜行バスは断念して「青森・盛岡ライナー」に乗車。
そうでなければ、「青森・盛岡ライナー」を断念して新幹線で新青森へ向かうこととしました。
新幹線の時間の30分くらい前になり、「青森・盛岡ライナー」が運行されるという放送が流れましたので、電話でバス会社に対して夜行バスのキャンセルの連絡を入れて、あとは青森到着後の行動を検討することにしました。
といっても、私が利用予定だった「津輕号」は青森駅を最も遅く出発するバスだったため、これよりも遅く出発するバスはなく、夜行バスで今日中に帰路に就くのは無理そうです。
幸いだったのが、夜行バス明けでの出勤を避けるべく、翌日も休暇を取っていたので帰着が遅れても問題ないということでしたね。
当日中には帰れないことが確定したので、青森駅周辺のビジネスホテルをスマホでサクッと確保してあとは「青森・盛岡ライナー」を待ちます。
「青森・盛岡ライナー」で青森へ
波乱の展開でしたが、とりあえず「青森・盛岡ライナー」に乗車することが出来ることは確定して一安心です。
IGR7000系がいましたが、これは普通列車です。
これの後続で「青森・盛岡ライナー」が出るようです。
↑いよいよ入線です。
正直、臨時列車であることや青い森鉄道側とも打ち合わせが必要だったりで面倒な列車でしょうから運休か、八戸あたりで運転打ち切りも覚悟していたので遅れたとは言え走ってくれるだけで大感謝です。
それでは乗車します。
どうせもう真っ暗で車窓も楽しめないので、逆に車窓のことを気にしないでいいので、気楽でしたね。
遅延の影響で乗車を断念した人もいたのか、往路より空いている感じでしたが、録音をする上ではかえってありがたいでしょう。
停車駅なども往路と同じなので割愛しますが、往路と違って途中駅での長時間停車はありません。
これは、ダイヤグラムで見るとわかりますが、八戸駅では先行する八戸止まりの普通列車に追いつくものの、接続する青森行き普通列車まで少し時間があり、その間に「青森・盛岡ライナー」が先行してしまうため、実質待避しているようなものなんですよね。
これが往路でも出来ていればと思いますがw
ただ、このことが今の状況には不利になっていて、途中駅での停車時間がないせいで回復できる余地がないんですよね。
まあ、もうバスもキャンセルしたし、ホテルも取ったので無事に青森まで走ってくれさえすれば全然構いませんけどw
八戸あたりでは一般利用者と思われる人たちが乗ってきたり、浅虫温泉からはマニアと思われるグループが乗ってきたりと、色々な光景が見られましたが、いよいよ終点の青森に到着です。
まさかの旅程延長となってしまいましたが、無事に上下とも「青森・盛岡ライナー」に乗れたので良しとしましょう。
↑と思ったら幕回しが始まったのでそれだけ撮ったら撤収します。
これにて2日目の活動は終了です。
まさかの予定外の3日目が発生してしまいましたが、何をしたのかは次回の記事をお楽しみに!
というわけで、2日目はこれにて〆たいと思います。