4泊5日で実施した北陸・関西遠征の3日目です。
なお、1日目・2日目をご覧になっていない方はそちらから先にご覧になることをおすすめします。
本日の行程
3日目となる今日は、昨晩宿泊した福井からスタートして、「ダイナスター」で金沢へ行き、北陸新幹線に乗り継いで富山へ行ったら、「ひだ」で名古屋へ向かい、そこからは近鉄特急で大阪へ向かったら、最後にJR宝塚線で三田へ向かってから宿泊してゴールです。
北陸からスタートして関西へ向かうのに富山・名古屋と回る遠回りなルートとなっていますが、これは「北陸観光フリーきっぷ」が往路か復路のどちらかで「ひだ」を使うという条件になっているためで、「ひだ」自体は何度か乗車しているのですが、HC85系には乗ったことがなかったのでちょうどいいと思いこのルートにしました。
名古屋から大阪では言うまでもなく新幹線が最速ですが、近鉄特急に乗ったことがなかったのでこの機会に乗ることにしました。
大阪に着いたらあとは宿泊ですが、翌朝の行程の都合上、三田まで移動して宿泊です。
まずは「ダイナスター」で金沢へ
3日目の朝は福井からスタートします。
まだ時間があるので東口にやってきました。
こちらは新幹線側の駅舎ということで、西口よりもより新しいですね。
この立像は岡田啓介という人物で、総理大臣を務めたこともあるそうですよ。
駅への通路の途中でこんな場所がありました。
このシャッターの向こう側に新幹線の駅があるんですかね。
この立入禁止の紙の下の方に「鉄道・運輸機構」とありますから、新幹線関連なのは間違いないですね。
ちなみに、在来線の乗り場への導線はカラーコーンで仕切られた仮設感溢れるものでしたw
でも、いかにも工事中という感じがして、こういうの好きですね。
フラッシュを焚いて撮影するとこんな文字が浮かび上がる仕掛け付きでした!
あと、在来線の乗り場の脇はこんなスペースがありました。
福井県も新幹線を待望していた県の1つであり、まだ北陸新幹線が長野までしか行っていなかった頃からこういうのを作って早期実現を訴えてきたわけですが、まだE2系が主力の時代のものだとバレてしまっていますねw
ポスターの写真もE2系ですね。
模型は作り直すのも大変でしょうが、ポスターくらいは新調しても良かったのでは?w
駅の方はこれくらいで「ダイナスター」に進んでいきましょう。
7時42分発の「ダイナスター3号」に乗車します。
「ダイナスター」とは金沢行きとしては最後の便となり、これ以降は大阪や米原・名古屋からやってくる「サンダーバード」か「しらさぎ」となります。
「ダイナスター」自体については昨晩乗車した際に解説済みなので、このまま乗車編と行きましょう。
↑入線!
停車駅も昨晩と同じく芦原温泉・加賀温泉・小松・金沢と行くので変化はなく、道中で特筆すべきこともないのですが、これで最後の北陸特急乗車となりますし、1時間足らずの乗車ですがしっかり味わっていきましょう。
これにて北陸での活動は実質終了となり、あとは大阪への大移動が始まります。
ハイブリッド特急「ひだ」で名古屋へ
あとは「ひだ」で名古屋を目指すのですが、金沢からは乗れないので、まずは北陸新幹線で富山へ移動する必要があります。
というわけで北陸新幹線ですが、「ダイナスター3号」からの接続は「かがやき」となるため、これは見送って「はくたか」を待ちます。
前回までの記事をご覧になっていない方のために補足すると、今回利用している「北陸観光フリーきっぷ」ではフリーエリア内の新幹線乗車もOKなんですが、その場合は自由席利用という条件となっており、全車指定席の「かがやき」には乗れないというわけです。
「はくたか」を待っても「ひだ」には間に合うので別にいいんですが、そのせいで乗り換え時間がかなりギリギリになってしまいました・・・
新幹線ホームから既に入線していた「ひだ」が見えました。
乗り換え時間は7分しかないのでのんびりしている暇はありません。
「ひだ」の乗り場が案内されていましたが、日本語は申し分程度で、ほとんどが英語なあたり、「ひだ」の利用者層がよく分かりますw
というわけで在来線への乗り換え口ですが、並んでいるのはほとんど外国人ですねw
今は入国の水際規制も無くなっているわけで、インバウンド需要もすっかり戻ってきているようですね。
日本経済を考えればいいことだと思いますが、このあとの「ひだ」の車内環境を考えると・・・
改札脇にはLCDの発車標もありました。
すべての路線を網羅していて分かりやすくていいですね。
ホーム上の発車標です。
鉄道ファンとしてはこっちの方がしっくり来ますねw
そして、「ひだ」とご対面です。
このHC85系はキハ85系の後継として登場した特急型気動車で、環境に優しいハイブリッド気動車となっています。
撮影だけは今年の初春に高山駅でしているんですが、乗車はこれが初めてということで楽しみです!
あと、車番なんですが、「モハ」と書いてあるのに注目です。
HC85系は気動車なので「キハ」とするのが本来ですが、JR東海ではハイブリッド気動車とはいえ、走行自体は電気モーターで行うことから電車に準じた「モハ」の記号をつけているようです。
あと、車内案内表示器にも車両のエネルギーの流れを表示しています。
これは他のハイブリッド気動車や蓄電池電車でも見かけますね。
↑車窓をどうぞ
ところで、ギリギリまでホームで撮影していたのに、よく窓際が取れたなとお思いかと思いますが、実は今回は指定席を取りました。
私にしては珍しいチョイスですが、これはスマホで事前に指定席の埋まり具合を確認するとほぼ満席に近いほどの混雑となっており、これは自由席も窓際を取れるかどうかよりも、座れるかどうかを気にしなければならないほどの状況になると予想し、「ダイナスター」を3号ではなくて1号に変えるか、別料金を払ってでも「かがやき」に乗って富山へ早く行くかとも思いましたが、考えてみれば今回利用している「北陸観光フリーきっぷ」ではフリーエリアへの往復の特急は指定席が使えることを思い出して指定席を取ったのです。
ギリギリに手配した割には奇跡的に窓際が残っていたのは幸いでしたが、客層が外国人観光客ばかりで、車内はかなり騒がしかったのが残念です。
これについては外国人観光客のマナー問題とひとくくりに出来る話でもなくて、そもそも欧米では列車内では静かに過ごすという概念がないのが普通で、例えば車内での通話がマナー違反というのも実は日本独特のマナーだったりするみたいです。
いわば文化の違いという要因もあるわけですが、「郷に入れば郷に従え」ということわざもあるわけですし、日本が好きで訪れてくれるならば、そういうマナー的な部分も日本流でお願いしたいところですね・・・
いつもならばここで解説を入れるところですが、「ひだ」については何度か乗っていて、過去にも記事で紹介しているので、今回はHC85系についてに特化して解説したいと思います。
このHC85系はキハ85系の後継として登場した特急型気動車で、最大の特徴はハイブリッド気動車であるということです。
ハイブリッドというのは複数の動力源を組み合わせるという意味で、自動車においてもハイブリッドカーというのが存在します。
複数の動力源とはいっても、一般的にはガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関と電気モーターという組み合わせがほとんどで、HC85系はディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせています。
より細かく分類するとシリーズハイブリッドとパラレルハイブリッドというのがありますが、HC85系はシリーズハイブリッドに該当し、エンジンは発電専用で、発生した電力でモーターを動かして走るというものです。
なので、言ってしまえば発電所を自前で持っている電車という考え方も出来ますね。
ちなみに、パラレルハイブリッドの場合は普段はエンジンで走行するものの、負荷が大きい場面ではモーターも補助するという感じで、自動車では一般的なものの、鉄道では試験的な導入に限られていて実用例はありません。
ところで、余談になりますが、鉄道では電車と気動車では運転に必要な免許が異なっているんですが、HC85系のようなハイブリッド気動車ではどちらの免許になるのかという話をすると、実は「どっちでもいい」というのが答えになります。
これは国土交通省や運輸局からの通達に基づくものでして、近年ハイブリッド気動車が増えてきているのは、環境問題への対応だけでなく、運転士の確保に有利という事情もあるみたいです。
補足するとJR東海では、電車の免許か気動車の免許のどちらかを持つ運転士に追加でハイブリッドの特徴などを教育する講習を受けさせた上で、HC85系に乗務させているとのことです。
そんなHC85系ですが、従来キハ85系で運行されていた列車を置き換える形で「ひだ」と「南紀」の全列車に使用されており、この2つの列車に乗れば必ずHC85系に乗ることが出来ます。
ハイブリッドというだけでなく、座席コンセントやフリーWi-Fiといった設備も整っていて、快適な旅を約束してくれることでしょう。
乗った感想ですが、エンジン音はキハ85系よりも静かで、乗り心地もよく感じましたが、あの迫力あるエンジン音が恋しくも感じてしまいましたw
あと、キハ85系では名物だった「ワイドビューチャイム」は引き継がれなかったものの、代わりに国鉄気動車の定番チャイムの「アルプスの牧場」が流れるんですよね。
しかも、単なる電子音とかではなくて、鉄道をモチーフにした音楽を多く発表することでも知られる音楽デュオ「スギテツ」が演奏するものになっています。
噂には聞いていましたが、実際に聞くとかなり印象に残りました。
といった感じで解説はこれくらいで、あとは旅行記の続きと行きましょう。
騒がしい車内のことは忘れて景色を楽しむとしましょう。
そして、小一時間の走行で列車は高山駅に滑り込みます。
車内の過半を占めていた外国人観光客たちは示し合わせたかのように降りていき、一気に車内は空いていきました。
高山は外国人にも人気の観光地ですし、納得の結果ですが、それにしても富山から高山を目指す人がこんなにいるとは意外でした。
調べてみると、実は首都圏から高山へ向かう場合、名古屋経由よりも富山経由の方が早い場合もあるようで、彼らも東京から北陸新幹線に乗って「ひだ」に乗り継いだ人たちのようでした。
もちろん、北陸地方を観光してから高山へという人もいるでしょうけどね。
高山を過ぎればさっきまでの喧騒が嘘のように静かな車内となり、あとは落ち着いて名古屋までの旅を楽しめました。
こちらはノドグロ、能登牛、カニの3種類の名物を1つの弁当で楽しめるという「金沢三昧」というお弁当でした。
実は金沢駅で「かがやき」に乗れないために待ち時間が生じたので、その時間を利用して駅弁を調達していたのでした。
なので、金沢のお弁当になりましたが、最後に北陸のグルメを味わうことが出来まして満足でした。
あとは書くこともないので名古屋まで飛びますw
名古屋に到着!
高山本線の旅の余韻を味わう暇もなく、ここからは近鉄特急に乗り継ぎます。
近鉄特急で大阪へ
ここからは近鉄特急に乗って大阪へ移動です。
北陸から大阪への移動で、わざわざ名古屋経由というのは明らかに遠回りですが、今回は「北陸観光フリーきっぷ」を使う都合上、一度名古屋を通る必要があり、名古屋から大阪への移動が発生したのですが、近鉄特急には乗ったことがなかったのでこの機会に乗ることにしたのでした。
というわけで、近鉄名古屋駅へ移動です。
JR名古屋駅とは別駅扱いではありますが、隣接しているので乗り換えはすぐにできました。
その中でもフラッグシップともいえる「ひのとり」のプリクラがありました。
こういう線路の両側にホームがあるっていうのは、いかにもターミナル駅という感じがして好きなんですよね。
こちらは急行電車ですね。
ちなみに、昔一度だけ、大阪から名古屋まで近鉄で移動したことがあるんですが、そのときは大阪線の快速急行と名古屋線の急行を乗り継ぐというルートで移動しました。
当然時間もかかりますし、乗り換えも必要なため玄人向けのルートかもしれませんが、新幹線や近鉄特急よりも安く移動できるルートだったりもします。
こちらは22000系「ACE」ですね。
ただし、乗るのはこれではありません。
↑そして、私が乗る列車の入線です!
乗車するのは21000系「アーバンライナーPlus」です。
昭和63年デビューと、ギリギリ昭和生まれの車両ですが、私鉄で初めて120km/h運転を実施した車両だったりします。
「ひのとり」が登場した現在では往年ほどの輝きはないかもしれませんが、小さい頃に見ていた鉄道ビデオに近鉄を代表する列車として出ていたこともあって、今でも私にとっては近鉄といえばこれという車両だったりします。
そういうわけで、30分ほど待てば「ひのとり」に乗ることも出来ましたが、あえて初めての近鉄特急は「アーバンライナーPlus」にしたわけです。
車内です。
そこまで古臭い感じはないですが、平成初期と言った雰囲気でしょうか。
まあ、実際はギリギリ昭和なんですがw
ですが、乗るのはここではありません。
では、どこに乗るのかというとここです。
座席の配列が違うのにお気づきかと思いますが、実はここ「デラックスシート」という、JRでいうところのグリーン車のような車両です。
普段はこの手の上級グレードの車両を利用することはほとんどない私ですが、近鉄の場合、名古屋~大阪間の利用でも520円を追加するだけでデラックスシートに乗れてしまうコスパの良さに加えて、「アーバンライナーPlus」は全車電動車となっていて、デラックスシートでもモーター音が聞けるのも決め手となってデラックスシートに乗車しました。
極めつけは電動リクライニングまで備えて、こんな豪華な席をたった520円の追加で利用していいのかと思ってしまいますが、「ひのとり」とかもっと豪華なんですよねw
次に近鉄特急に乗るときは「ひのとり」に乗るとしましょう。
そして、そろそろ発車時刻です。
↑もちろん車窓をどうぞ
ここで近鉄特急について軽く解説を入れておきましょう。
近鉄特急と一口に言ってもそのバリエーションは豊富で、今回乗車する名古屋~大阪間など、都市間輸送を担う列車から、伊勢・志摩と名古屋・京都・大阪を結ぶ観光色の濃い列車まで様々あり、その全てを解説するとかなり長くなってしまうので、今回乗車する名古屋~大阪間の特急についてに絞って解説すると、結ぶ区間の頭文字を取って「名阪特急」と呼ばれるこの系統は、近鉄特急の発祥といってもいい系統であり、私鉄で、しかも1つの鉄道会社の路線で完結する形で本格的な都市間輸送をしている珍しい例とも言えますね。
一時は東海道新幹線に乗客を奪われて衰退した時期もありましたが、新幹線との料金差が広がってくると、新幹線よりも安い料金や難波へのダイレクトアクセスを売りにして、現在では多くの利用者を集めています。
更にこの名阪特急は、停車駅が少ない速達タイプと停車駅が多い停車タイプの2系統があり、前者を通称「甲特急」、後者を通称「乙特急」と呼び習わします。
今回乗車するのは「乙特急」に当たる列車であり、名阪特急では甲特急は「ひのとり」、乙特急は「アーバンライナーPlus」という法則があるようです。
私鉄でもJRのように特急専用の車両を用意して、特急料金を徴収するといった形態の特急を走らせている例はありますが、特急のバリエーションがここまで豊富なのは近鉄ぐらいですよね。
今回乗車する乙特急についてですが、停車駅は名古屋を出ると桑名・四日市・白子・津・名張・大和八木・鶴橋・大阪上本町・大阪難波と停車し、これでもかなり停車駅を絞っているように見えますが、甲特急ともなると、名古屋~鶴橋間では津にしか停まりません。
在来線版の「のぞみ」といってもいいくらいの俊足っぷりですよね。
車内案内表示器に表示する内容がないときは前面展望の映像を流してくれます。
「アーバンライナーPlus」では前面展望を楽しめる展望デッキがあるんですが、こちらは共有スペース扱いで座席としての発売はないので、座席に座りながら景色を楽しみたい人はこの映像を眺めるのもいいですね。
関西本線と並走しながら三重県を目指します。
三重県や奈良県ではJRより近鉄優勢という状況がありますが、近鉄が複線を活かした高頻度・高速運転をしているのに対して、JRは快速「みえ」や特急「南紀」などを走らせているとは言え、単線が多く残る線路が足かせになって、所要時間では近鉄の後塵を拝しています。
そして、県庁所在地の津を過ぎると伊勢中川駅の手前で短絡線に入って名古屋線から大阪線へと直通していきます。
本来なら名古屋線と大阪線を直通するためには伊勢中川駅でスイッチバックが必要ですが、通称「中川短絡線」と呼ばれる短絡線があり、名阪特急はここを通ることでスイッチバックの必要なく直通できるようになっています。
この区間は正式には伊勢中川駅の構内扱いであり、独立した線区としては扱われていませんが、もしこの区間も含めて乗りつぶしの対象とするのならば、名阪特急に乗らないと通れない線路なので、乗りつぶすためには名阪特急に乗る必要があります。
大阪線に入ると車窓は山がちになっていきます。
津市から伊賀市への境界には青山トンネルがありますが、私鉄路線でこれだけ本格的な山越えをするのも珍しいですよね。
この区間に存在する33.3パーミルの急勾配に対応するため、この区間を走行する電車は強力なモーターを搭載しており、「アーバンライナーPlus」も全電動車とすることでこの勾配に備えています。
名張にも停車したら奈良県に入り、八木新宮線の始発であることでも知られる大和八木に停まると、あとは大阪市内の鶴橋まで停まりません。
こうしてみると乙特急もちゃんと特急らしい走りをしていますよね。
奈良県はいつの間にか終わっていて、もう大阪の都会が見えてきました。
鶴橋・大阪上本町と停まったらいよいよ終点の大阪難波です。
乗車時間にして2時間20分ほどでしたが、快適な座席も相まって体感ではあっという間でした。
大阪難波駅はホームに余裕がないためか乗客を降ろしたらすぐに引き上げてしまいましたw
↑そして、もう後続の列車がやってくるというw
ところで、大阪難波駅は近鉄難波線の駅ですが、運行形態としては近鉄奈良線と一体化しており、さっきまで走って来た近鉄大阪線とは線路は繋がっていますが、普通や急行といった一般電車は当駅へはやってこず、1つ手前の大阪上本町駅で折返しとなっています。
特急については例外的に一部を除いて大阪難波駅へ乗り入れていますが、これは大阪難波駅のキャパが足りず大阪線の列車まで受け入れる余裕がないために大阪上本町駅とターミナル機能を分散させているんでしょうね。
とりあえず駅名標だけ撮ったら撤収します。
そろそろ通勤ラッシュの時間帯なので、構内が混み合っていて撮影する余裕がなかったんですよね。
そろそろ夕飯時ということで、難波にある「自由軒」というお店で晩ごはんを食べることにしました。
ところで、「自由軒」というと同名のお店が北海道の旭川にもあって、そちらは既に訪れたことがあるんですが、大阪の自由軒を知ったきっかけというのも、北海道の自由軒について検索しているときにたまたま出てきて、「へえ、大阪にも自由軒っていうお店があるのか」と印象に残っていて、そちらもいつか行ってみたいなと思っていたというのがあるので、訪問のきっかけは北海道の自由軒からだったりします。
まあ、名前が同じというだけでそれ以上の関係はないんですけどねw
名物女将のパネルまでありましたw
店内に本物の女将さんがいらっしゃいましたが、パネルと同じでした。
頂いたのは看板メニューの「名物カレー」です。
具材は玉ねぎと牛肉のみとシンプルですが、出汁を使った独特の味わいで、玉子をトッピングしソースをかけて食べるという変わったカレーになっています。
前々から噂は聞いていましたが、ちょうど難波で時間がある形になったので訪問してみました。
スパイシーな味わいを堪能してお腹も満たされたら・・・
宿を目指してラストスパート
活動としてはこれで終了と言ってもいいんですが、翌朝の行程の都合上、宿は三田に取っているので、三田まで一気に移動していきます。
三田に到着!
駅自体には訪れたことがありますが、JRの駅構内は見ていないのでそちらを見てから宿へ向かうとします。
ちなみに、関東人にとっては「みた」と読みたくなる地名ですが、「さんだ」と読みます。
更にいうと当駅に乗り入れる神戸電鉄の路線名は三田線(さんだせん)なんですが、東京にも都営三田線(みたせん)があるので、余計に紛らわしいですw
駅構造は相対式2面2線のシンプルな構造ですが、上下線の間が開いていることにお気づきでしょうか?
実はかつては中線があったようですが、撤去され、今はスペースが残るのみとなっているようです。
橋上駅舎となっており、ホームの上に駅の機能が集約されています。
あとはホテルへ向かうだけかと思いきや、実は宿泊先のホテルは当駅からは距離があって、更に神戸電鉄に乗り換えて2駅先の横山駅が最寄り駅です。
三田駅の駅近くにもホテルはあったんですが、残念ながらそちらは満室とのことで、このようになりました。
ホームは1面2線とシンプルな構造ですが、三田線だけでなく、当駅から分岐する公園都市線の2路線が乗り入れており、特に三田方面へは1時間あたり8本も運行されているなど、なかなかの高頻度運行となっています。
改札を出るとなかなか大きなドリンクコーナーがありました。
売店やコンビニを設置するほどの需要はないけれども、飲み物には不自由しないようにしようということなんでしょうかねw
いつもならここで記事を区切るところですが、泊まった先のホテルのインパクトがあまりにも強かったので、ホテルもご紹介しようと思います。
駅を出て道に迷ったりしつつも20分ほどでホテルにたどり着きました。
距離としては駅から近いんですが、駅から行く場合は坂を登っていく形になる上に、入り組んだ住宅地を抜けていく必要があって遠回りを強いられるなどの理由で、距離の割には時間がかかりました。
まあ、迷わずにスムーズに行けば10分ちょっとで行けると思いますけどね。
それにしても随分と派手な看板ですw
まあ、おかげで暗い中でもすぐに見つけられましたがw
ベッド脇にはラジオも聞ける目覚まし時計がありました。
一昔前のビジネスホテルにはよくあった設備ですが、今はほとんど見ないですよね。
極めつけはこれ!
ホテルに扇風機があるのは珍しいですが、これまた昭和レトロなスタイルのものでした。
電子制御?何それ美味しいの?とばかりに物理的なアナログスイッチだけで構成されたそれは、今や骨董品と言ってもいいかもしれません。
全体的にレトロな雰囲気のこのホテルは「ホテル三田」という名前で、もう察しがついていると思いますが、元々は”特殊な用途のホテル”だったものを改装して一般のホテルになったという場所みたいです。
全体的に古く、部屋もタバコの匂いが染み付いているなど、今どきの綺麗なホテルしか知らない人からしたら抵抗があるかもしれませんが、料金は地域の相場よりは安めですし、かなり部屋が広いので古さと匂いが気にならない人は1度泊まってみてはいかがでしょうか?
というわけで、3日目は以上となります。
4日目以降は別記事として追ってレポートしますので、公開までしばらくお待ち下さい。
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