【乗車記】岩手県北バスMEX青森02便

今回は岩手県北バスの運行する夜行バス「MEX青森02便」に乗車しましたのでそのレポートです。
なお、時系列としては「青森遠征(3日目)」の続きで、内容に直接の関係はありませんが、よければ青森遠征も併せてご覧下さい。

MEX(MICHINORI EXPRESS)とは

まず今回乗車するMEXについてですが、元々は南部バスというバス会社がWILLER EXPRESSの運行を受諾していたところから始まり、その後南部バスが岩手県北バスに合併され、従来はWILLER EXPRESSの便として運行されていたものを自社ブランドのMICHINORI EXPRESSとして運行するようになったという経緯があります。
なお、WILLER EXPRESSとの縁は完全に切れてしまったわけではなくて、MICHINORI EXPRESSの座席をWILLER EXPRESSのサイトでも販売するなどの形で関係は続いているようです。
そのような経緯から東京と青森を結ぶ路線として主に運行されているMEXですが、現在は4路線が設定されており、今回乗車するMEX青森線(青森港フェリーターミナル・青森駅・弘前駅~東京)、MEX八戸線(八戸駅・本八戸駅・盛岡駅・矢幅駅~東京・川崎駅)、MEX三沢線(三沢駅・八戸駅・盛岡駅~東京)、MEX宮古・盛岡(宮古駅・盛岡駅~東京)が設定されています
東京側は原則として全ての路線がバスタ新宿を経由しており、路線により川崎駅や東京ディズニーシーなどへ乗り入れているあたりは、元々は高速ツアーバスだったWILLER EXPRESSの流れを汲んでいますね。

なお、MEX宮古・盛岡は2021年10月までは「ビーム1」という名前で運行されており、実はこちらは以前の遠征で乗車したことがあります。
ただし、当時とは東京側のターミナルが品川バスターミナルだったのが、横浜駅とバスターミナル東京八重洲に変更されたり、盛岡駅へも乗り入れるようになったりと前回乗車した頃からするとだいぶ変化しています。

そして、今回乗車するMEX青森線についてですが、起点は青森港フェリーターミナルであり、青森駅東口、弘前駅城東口を経由してから東北自動車道に入り、東京側はさいたま新都心、バスタ新宿、東京ディズニーシーと停車していきます。
他のMEXと違って、さいたま新都心に立ち寄る設定になっていて、埼玉県内からの利用でも便利となっています。
なお、今回は諸事情あって終点まで乗り通さず、さいたま新都心で降車します。

乗車レポート

それでは早速乗車レポートに入っていきましょう。
今回は起点の青森港フェリーターミナルではなくて、青森駅東口から乗車します。


こちらが乗車するバスです。
MEXブランドを全面に押し出した新しいデザインになっていますが、なかなかかっこいいですよね。


方向幕部分に便名が出ているのは、ツアーバス事業者の名残を感じますね。
なお、岩手県北バス自身は高速路線バスの方で運行していた事業者なので、あくまでも南部バスの事業を引き継いだ流れでツアーバス的性質の強い路線も一緒に引き継いだという感じです。


運転士さんに指名を伝えて座席の指示を受けたら乗車です。
座席は4列シートであり、さほど広いわけではないですが、クッションやフード状の目隠し、更には座席間にもカーテンがあるなどプライバシーに配慮した構造になっています。


このようにスペースは狭いですが、ただの4列よりは快適そうですね。

ただ、以前に乗車したWILLER EXPRESSの4列は、更に座席間に衝立てのような板があって、寄っかかれたので、それが着いているとなお良かったです。

青森駅で大体半分程度の座席が埋まり、バスは出発していきます。
カーテンが閉まっているので外の景色は見えませんが、1時間ちょっとで弘前に到着です。
ここでも10名以上待っていてどんどん乗ってくるので、青森からは空席だった私の隣も流石に埋まるかと思ったら、奇跡的に私の隣は空席だったようです。
4列の夜行バスは隣が空席かどうかで快適性が段違いですからね。

弘前駅での客扱いも終えたらあとはさいたま新都心までは休憩などの停車を除いてノンストップとなります。
東北自動車道に入りしばらくすると最初の休憩箇所の岩手山サービスエリアに立ち寄ります。


休憩はもちろん撮影タイムでもありますw


そういえば、青森駅では前面の方向幕を撮っていませんでした。
東京ディズニーシーが文字数を取るせいか、さいたま新都心はスルーされていますねw


このような行先の表示の仕方は、ツアーバスっぽいですね。


まだ時間があるのでサービスエリアで飲み物など買ったりもしました。


駅名標代わりにこれを撮ってみました。
そういえば、東北道を通る高速バスには割りと乗っていますが、岩手山サービスエリアに立ち寄るのはこれが初めてでした。


バスに戻ろうとするとMEXが2台並んでいました。
こうなると間違えないように気をつけないといけませんね。

バスに乗り込むと消灯となり、再びバスは東北自動車道を駆け抜けていきます。
このあたりで私も眠りに落ちました。


しばらく走行してまた休憩があるようなので一旦外へ出ます。
実は車内が暑くて外気で冷却したかったのです。


そこは安達太良サービスエリアでした。
寝ていたせいもありますが、気づけばもう福島県なんですね。

このあとは結構熟睡しており、もう1箇所くらい休憩があったかもしれませんが、気づかずに寝ていました。


そして、バスは気づけば埼玉県に入っており、もうすぐさいたま新都心に到着するという放送で目が覚めました。


すっかり明るくなり、私はさいたま新都心に降り立ちました。


↑私を含めた乗客を降ろし、バスは東京へ向けて走り去っていきました。


そういえば、さいたま新都心のバスターミナルは初めて利用したのでこちらも軽くご紹介しますね。


結構広々としていますね。
バスタ新宿みたいに都心の一等地にあるわけではないので、敷地に余裕があるんでしょうね。


待合室も併設されています。
なお、乗り入れているのは成田空港行きの「ONライナー」を除いては夜行バスばかりなので早朝にこの待合室にいる人はほとんどいませんでした。


発車標もしっかり整備されていますが、やっぱりほとんどが夜行便ですね。


バスターミナルとさいたま新都心の街並み


名称の表示は意外とシンプルですね。


最後にバスターミナルの全景を撮ったら撤収します。
ここから最寄り駅はもちろんさいたま新都心駅ですが、少し歩きます。
また、東武バスによってさいたま新都心駅や大宮駅まで結ばれていますが、今回はさいたま新都心駅まで歩いていくことにしました。
私と一緒にさいたま新都心バスターミナルで下車した人たちも徒歩でさいたま新都心駅に向かうようでした。


新都心というだけあって高層ビルが林立していますね。


ついでなのでさいたま新都心駅もご紹介しますね。
アーチ状の屋根が特徴的ですね。

駅そのものについてですが、2000年に東北本線の新駅として開業しました。
周辺は大宮操車場や片倉工業の工場があった敷地を再開発した地区となっており、その街開きに併せて玄関口として設置されたのが当駅というわけですね。


駅付近には大宮操車場があり、貨物列車がちょうど停車していました。


近くにはさいたま新都心のランドマークのさいたまスーパーアリーナもあります。
様々なイベントの会場としてもおなじみですね。


それでは改札に入りましょう。


コンコースです。
自由通路と一体的なデザインのようですね。


ホームは島式2面4線となっており、京浜東北線と上野東京ラインのみホームが設置されていて、湘南新宿ラインや武蔵野線直通の「むさしの」「しもうさ」などが通る東北貨物線にはホームが設置されていません。


駅名標です。
さいたまをひらがな表記したせいもあって長い駅名ですねw


操車場に停車する貨物列車もばっちり見られるため、貨物列車好きには聖地かもしれませんw

あとは上野東京ラインに乗って帰路に就きました。
これにてレポートも〆たいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
次回ですが、青森遠征3日目の中で立ち寄ったものの記事にしていない「メモリアルシップ八甲田丸」の記事を執筆しようと思っています。
公開までしばらくお待ち下さい。

それでは!

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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