「SL銀河」に乗る旅(1日目)

今回は花巻~釜石間を走る観光列車「SL銀河」に乗車しに岩手県へ出かけましたので、そのレポートです。

今回の行程

今回は「SL銀河」に乗るのがメインであり、1日目は実際に「SL銀河」に乗車するのがメインで、2日目は沿線の駅での撮影がメインとなっていて、ほぼ「SL銀河」がメインの遠征と言っても過言ではありません。
初日となる今日は、東北新幹線で盛岡へ移動後、東北本線で花巻へ、そこから「SL銀河」に乗って釜石へ向かったら、釜石線を花巻まで引き返し、更に東北本線で水沢まで向かってゴールです。
水沢に泊まるのは翌朝の行程の都合ですが、その理由は翌日分の記事をお楽しみにw
まあ、東北の鉄道に詳しい方なら水沢という時点でピンときているかもしれませんけどもw

まずは東北新幹線で岩手へ

それでは早速本編スタートです。
今回は大宮駅から東北新幹線「はやぶさ」に乗車して盛岡へ向かいます。
「はやぶさ」は東北方面への遠征ではよくお世話になる列車であり、何度も乗っているので、今更レポートすることもないのですが、朝からちょっとしたネタがありましたw


なんと発車標がブルースクリーン画面となっていたのですw
中身はコンピューターでしょうから不意なクラッシュがあるとこうなるんでしょうねw


この6時57分発の「はやぶさ1号」を利用します。
ちなみに、「こまち1号」も併結している列車となります。

列車の撮影もなしで記事はサクッと盛岡へ飛びまして・・・


盛岡に到着!


やっぱり盛岡といえば新幹線の連結作業ですよね。


これは・・・あの番組のパロディですねw

さて、ここからは在来線に乗り換えますがその前に「いわてホリデーパス」というきっぷを買います。
このきっぷは岩手県内の在来線が乗り放題になるきっぷで、今回は釜石までの往復と水沢への移動だけですが、それでも元が取れるので購入することにしました。


無事に「いわてホリデーパス」を買ったら「SL銀河」が出る花巻まで在来線で移動しますが・・・


花巻空港駅で途中下車します。


名所案内がありました。
ところで、3番目には駅名の由来でもある花巻空港が載っていますが、なんと当駅から3.8kmもありますw
そのため、当駅は空港アクセスとしての役割は限定的となっていて、盛岡方面へは直通のバスを利用する人が多い一方、花巻駅から花巻空港へのバスが廃止されたため、代替として盛岡~花巻空港間のバスが当駅を経由するようになり、花巻駅方面から花巻空港を利用する場合は当駅でバスに乗り継ぐルートが主流のようです。

さて、なんで「SL銀河」を目前にしてこの花巻空港駅に途中下車したのかといいますと・・・


ここで「SL銀河」を撮れるからです!
どういうことかというと、「SL銀河」は花巻~釜石間での運行ですが、所属する車両基地は盛岡にありまして、運行日には盛岡~花巻間で回送が設定されているのですが、花巻空港駅でしばらく停車して後続列車を待避するダイヤになっているわけです。


ロゴ部分


車番ですが、実は「SL銀河」の客車はキハ141系気動車が使われているんです。
このキハ141系気動車は50系客車を改造して、エンジンを搭載した上で気動車化したという変わり種の車両なんですが、それが再び客車として使われているのは面白いですよね。
しかも、エンジンはそのまま残されており、バック運転となる盛岡~花巻間の回送では機関車をキハ141系のエンジン動力で牽引して走行するという機関車と客車の立場が逆転する面白い運用でもあります。
その他には、釜石線内の勾配がきつい区間では機関車の調子によってはキハ141系のエンジンを起動して機関車を補助することもあるようです。


向かいのホームへ移動して


近づいてもう1枚


↑ここで快速「はまゆり」が通過です。


↑更に貨物列車が通過してきました。
この貨物列車を待避していたんですかね。

ところで、肝心な機関車ですが・・・


このように、いわゆるカマ出し状態で先頭から撮るのは無理でしたw


一応ホームも撮っておきましょう。
2面3線の国鉄型配線となっていて、「SL銀河」の待避にもぴったりな構造ですね。


跨線橋から「SL銀河」を撮ります。


アングルを変えてもう1枚


↑そして、いよいよ「SL銀河」が発車していきます。
客車を先頭にして発車してく事自体が珍しいですし、客車から排気ガスが出ているのも面白いですよね。


写真でも見送ったら・・・


次の列車までの間に駅取材です。
とりあえず改札を出ようと思います。


空港を名乗る駅にしてはローカル感の強い昔ながらの改札でした。


でも、流石に無人駅ということはなく、出札窓口が設置されています。


券売機も近距離のものだけですが設置されています。


空港アクセスとしては微妙でも、盛岡近郊の駅として利用者は少なくないのか、なかなかの数のベンチが待合室に備え付けられていました。


出口には花巻空港への行き方が案内されていました。


駅前広場は舗装こそされていますが、だだっ広い広場があるだけで殺風景でした。


駅舎もとても空港を名乗る駅とは思えないローカル駅っぽさです。


入口部分


宮沢賢治に因んでか、賢治ふれあい広場という愛称があるみたいです。


何やら絵画も展示されていました。
イーハトーブとは宮沢賢治が命名したとされる岩手県の別名ですが、なんかかっこいいですよね。
ちなみに、紫波中央・花巻駅・北上駅・水沢駅などと東京を結ぶ高速バスの名前として「イーハトーブ号」というのもあったりします。


駅前にはバス停があります。


空港連絡バスの時刻表もありました。
接続する航空便の時間まで出ているあたりは、一応空港アクセスとしての役割もあるということが分かりますね。

それでは駅に戻って東北本線で花巻へ向かい、いよいよ「SL銀河」に乗車します。

いよいよ「SL銀河」に乗る!

お待たせしました。
いよいよ「SL銀河」に乗車しますが、その前にまずは「SL銀河」についての解説から入っていきたいと思います。
「SL銀河」はJR東日本が運行する観光列車の1つで、釜石線の花巻~釜石間を走っています。
運行は土曜日に釜石行き、日曜日に花巻行きの片道ずつとなっており、全車指定席(指定席料金大人840円、小児420円)の快速列車として運行されています。
停車駅は花巻を出ると新花巻、土沢、宮守、遠野、上有住、陸中大橋、釜石となっており、上下で停車駅は共通となっています。
また、遠野駅では給水・灰捨て作業のため1時間以上停車する他、足ヶ瀬駅では時刻表の上では通過扱いなものの6~7分程度運転停車して、峠越えの前後での点検を行うなど、全体的にゆったりした運行になっています。
おおむね快速「はまゆり」の停車駅に準じていますが、「はまゆり」が停車する松倉・小佐野を通過する代わりに、「はまゆり」が通過する陸中大橋、上有住には停車するなど、独特な停車パターンとなっています。

運行開始は2014年で、2011年に発生した東日本大震災からの観光面での復興支援や地域活性化を目的に、盛岡市の岩手県営運動公園にて静態保存されていたC58形蒸気機関車を復活の上、釜石線でSL列車を走らせることとなりました。
元々は1989年から「SL銀河ドリーム号」という列車が釜石線を走ったのが、釜石線における観光目的でのSL列車の始まりとなっており、それ以後も散発的に運行されてきましたが、SLの撮影や見学を目的に集まる人達のマナー違反が目立つようになり、沿線からの苦情が出たことを契機に2001年を持って一旦運行は終了し、臨時運行も2004年で一旦終了となりました。
それから8年を経た2012年には岩手ディスティネーションキャンペーンの目玉として釜石線でSL列車が特別運行されると大きな反響と経済効果が見られたことを受けて、2014年より定期的な運行が復活する形で「SL銀河」が走るようになりました。

機関車は前述の通り盛岡市内に保存されていたものを復活させての採用となっており、客車については先程も軽く触れましたが、キハ141系気動車を改造の上で使用しています。
このキハ141系は50系客車を改造して気動車化したという車両となっており、元々はJR北海道が製作し運用していた車両でしたが、札沼線電化などにより余剰となった車両をJR北海道から譲り受けて、キハ141系700番台として運用しています。
改造に際してはあえてエンジンを残すことで、盛岡~花巻間での回送では機関車を客車(キハ141系気動車)の動力で牽引することで走行し、機回し(機関車を反対向きに付け替えること)や別の牽引機関車を用意する必要がなくなったほか、釜石線の勾配がきつい区間では機関車の調子によっては客車のエンジンを起動して補助することもあるようです。

客車のデザインでは、宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」と「東北の文化・自然・風景を通してイマジネーションの旅」をコンセプトにしており、デザインプロデュースは「KEN OKUYAMA DESIGN」、コンテンツプロデュースはロジャー・パルバース氏がそれぞれ担当しています。
内装では宮沢賢治が生きた時代となる大正・昭和をイメージし、ガス灯風のランプやステンドグラス風の飾り照明、南部鉄器風の荷棚などを意識し、車内にプラネタリウムを設置するなど意欲的なデザインとなっています。

そんな「SL銀河」ですが、客車の老朽化などを受けて2023年春をもって運行を終了することが発表されており、そのために私も慌てて乗りに来たと言うのもあります。

説明はこれくらいにして早速乗車レポートへと入っていきましょう。


花巻駅に到着すると既に「SL銀河」がホームに入線していました。
ここではちゃんと機関車を先頭にした写真を撮れました。


ホームには昨年に引退した「ジパング」の乗車位置案内が残っていました。


機関車にはやっぱり人が集まっていますね。


近づいてもう1枚


記念撮影用なのかヘッドマークがホーム上に置かれていました。


駅員さんによるお見送りの横断幕は観光列車あるあるですね。


「SL銀河」の顔出しパネルがありました。
煙の表現がリアルですね。


「SL銀河」の乗車位置案内

それでは乗り込みますが、元々花巻での乗り換え時間が少なかった上に、車内は混み合っていたので車内撮影は後回しにします。
え?それじゃあ車内の紹介はないのか?って?
大丈夫です。このあと遠野で長時間停車があるのでその間にちゃちゃっと撮影していますのでご安心を・・・
観光列車ということで車内は観光客のおしゃべりに花が咲いており、録音環境という意味では決して良いとは言いかねますが、客車に乗っていてもSLの走行音は聞こえませんし、雰囲気が記録できればいいや程度に割り切っていきます。
私がお金持ちだったら列車ごと貸し切って静かな録音を確保しつつ独り占めして列車を満喫とかやってみたいですけどねw
あと、「SL銀河」の座席は基本的にボックス席となっているのですが、私が1人で乗ったのに対して、残りの3人が同じグループだったみたいでちょっと肩身が狭かったですw


ただ、窓際だったので車窓をしっかり楽しめるのはよかったですけどね。
煙漂う車窓はSL列車ならではですね。

ところで、実は今回の旅での「SL銀河」の指定席券は前日の夜に急遽手に入ったというミラクルの結果であり、新幹線やホテルの手配も前日の夜に急遽行ったという急ごしらえの旅でした。
元々休みではあったんですが、こんなに突発的に遠征を実行したのは流石の私でもこれが初めてでしたね。
前述の通り「SL銀河」は運行終了がアナウンスされているわけですが、おかげで指定席券も争奪戦と化しており、えきねっとの事前申し込みを繰り返すもなかなか入手できず、せめて直前キャンセルが出ることを期待して暇さえあればえきねっとで「SL銀河」の空席照会を繰り返して、ついに見つけたのが今回乗車した「SL銀河」の指定席券だったのです。
直前にキャンセルが出て、運良くそれを入手できて、しかも窓際だったとなれば、車内が多少騒がしくてもこれ以上望んだらバチが当たりますねw


最初の駅となる似内駅ですが、時刻表の上では通過となります。
読み方は「にたない」ですが、地味に難読ですよね。
あと、実は花巻空港駅よりも花巻空港に近い駅だったりしますが、当駅から空港への公共交通機関でのアクセスが存在しないため、空港アクセスとしては全くもって機能していません。


新幹線との交点となる新花巻が「SL銀河」の最初の停車駅となっています。
ここから乗ってくる人も一定数いますが、大半は始発の花巻からの乗車でしたね。
どうせなら全区間乗りたいという人が多いのと、新花巻には「はやぶさ」「こまち」などの速達列車が停車しないため、盛岡から在来線で花巻に出るルートを選ぶ人が多いんでしょうね。
ここでは余裕を持たせてか3分間の停車でした。


続いては土沢です。
ここは4分停車ですが、外に出ても慌ただしいので大人しく車内で過ごしました。


「SL銀河」は煙を吐きながら川沿いに走っていきます。
並行する川の名前は猿ヶ石川というようです。


そして、列車は花巻市から遠野市へと移り、宮守に到着します。
ここでは12分間の停車があったのでホームへ出て軽く撮影することにしました。


釜石線内の駅名標は「銀河鉄道の夜」をイメージしたデザインとなっており、また、宮沢賢治が作中にエスペラント語をよく用いたことから、駅名にも副駅名としてエスペラント語の名称を付けています。
宮守駅のエスペラント語名は「ガラクシーア・カーヨ」で銀河のプラットホームという意味なんだとか。


カッパのイラストがお出迎え


もちろん列車も撮ります。


炭水車のところにはやっぱり記念撮影用にヘッドマークが置かれていました。
なお、肝心の機関車ですが、先頭部がホームからはみ出ているために撮れませんでしたw
いわゆるカマ出しです。

そして、私は車内に戻って発車時刻となりました。


車内販売で買った「遠野ビール」を旅のお供にして、釜石への旅を再開します。

列車は宮守駅を出るとすぐに宮守川橋梁を渡りますが、この宮守川橋梁は眼鏡橋の通称があり、昭和18年完成のレンガアーチ橋となっていて、土木学会選奨土木遺産や経済産業省近代化産業遺産などに認定されているそうです。
ただ、渡っている側だとイマイチ分かりませんけどねw
ここで「SL銀河」を撮影or見学しようという人が多いようで、大勢の人たちが橋の近くに立って「SL銀河」を見送っていました。

30分ほどで遠野に到着です。
ここでは1時間19分も停車するので、周辺散策をする人がほとんどですが、逆に言えば大半の乗客が車外に出てしまうタイミングでもあるので、まずは車内撮影をして回りたいと思います。
どうせ、すぐに外へ出てもホームも駅も混み合っていて撮影しづらいでしょうしねw


まず車内です。
どことなくレトロな車内となっていますね。
なお、ここからアスペクト比が異なる画像が混在しますが、実はデジカメの不調のため、急遽スマホでの撮影に切り替えたためです。
なお、その不調というのはシャッターを押しても撮影できないというもので、電源は普通に入るし動画は正常に撮れるというものでしたが、結局のところ原因は不意にセルフタイマーがオンになっていたということで、セルフタイマーなのでシャッターを押しても一定秒数経過しないとシャッターが降りないという、ある意味で正しい動作をしていただけなのでした。
とはいえ、不意にセルフタイマーがオンになった原因はボタンの接触がおかしくなって押していないのに反応してしまうという症状ゆえであり、そろそろ買い替え時期かなと実感する出来事となり、この活動から1ヶ月後には新しいデジカメをお迎えすることとなりましたw


ボックス席なのも昔の汽車旅を再現しているんでしょうが、私みたいにお一人様向けに普通の転換クロスシートもあったら嬉しかったなw


中間の2両は”キサハ”となっていて、エンジンがない車両となっています。
それじゃあ完全に客車ですが、分類上は気動車の付随車ということになるようです。
両端の2両が”キハ”でエンジン付きですが、2両のエンジンで付随車2両と機関車を牽引して走れるんだから大したものです。


車端部には展示スペースもあります。


デッキ部にはフリースペースとしてこんな椅子も設置されています。


郡山車両センターで改造されたのでこんなステッカーが貼ってあります。


最後尾には乗車記念のパネルがありました。


客車ではなくて気動車ということで運転台が付いています。


こことか、かえって指定席として発売される座席より座り心地がいいかもしれませんw


車内には簡易的な行先表示がありました。
釜石行きか花巻行きのどっちかしかないので、紙などを差し替えているのか、まさか液晶だったりするんでしょうか?


南部鉄器などの展示コーナーも


プラネタリウムは元々トイレだったスペースを活用しているんでしょうか。


室内が狭いためか、入場は整理券制となっていて中に入るには整理券がいるようです。
これが面倒くさくて結局私はプラネタリウムを体験しませんでした。
なお、プラネタリウムを体験できなかった人のために、車内で配布する記念乗車証に記載されているQRコードを読み込むとプラネタリウムの映像が見られるという仕組みも取り入れられているようです。


宮沢賢治の自宅兼私塾にある書き込みのレプリカですかね。


このドア開閉ボタンなんか、JR北海道で活躍していた頃の名残を感じますね。


それではホームへ降ります。
ここも銀河鉄道の夜をイメージした駅名標となっており、また、エスペラント語の駅名も付けられています。
当駅の場合は「フォルクローロ」となっていて、民話という意味だそうです。


通常の駅名標もありました。


乗り場案内


それから列車を撮ります。


↑ちょうどキハ110系がやってきました。


機関車は給水と灰捨て作業のために一旦客車と切り離されていきます。


切り離れているということで釜石方の客車も撮影できますね。
最後尾の花巻方と比べると明らかに色が違うのが分かると思いますが、編成全体でグラデーションになるようにデザインされているようです。


遠野といえば民話の里としても有名ですね。


石炭を積み込んでいるんでしょうか?
こういう作業を間近で見られるのはいいですね。


跨線橋から見た構内です。
配線は2面3線といわゆる国鉄型配線です。


1番線からの構内


ここにも顔出しパネルがありました。
停車時間が長いこともあって記念撮影する人が多いんでしょうね。


腕木式信号機っぽいオブジェがありました。


かっぱの顔出しパネルと共に改札口で駅員さんがお出迎えです。
まだまだ時間もあるので一旦改札を出たいと思います。
ところで、指定席券などの料金券は本来途中下車をすると前途無効となるはずですが、観光列車などでは途中駅で鉄道会社サイドが外へ出ることを推奨するようなイベントをすることもありますし、そのあたりは黙認という感じなんですかね。
他の乗客たちも当たり前のように出ていたので、私も倣って外へ出ることにしました。


改札を出ました。
「SL銀河」の乗客も大勢滞在していて、賑わっていますね。


地方の駅ですが、みどりの窓口がちゃんと残っていますね。
それにしても、急行券とか寝台券と書いてあるあたり、だいぶ古くから使われていそうな看板ですね。


発車標です。
ちゃんと上下で分けているようですね。


こちらは釜石方面ですが、快速「はまゆり」が先行するため、実は当駅より手前の駅で「SL銀河」に乗り遅れても追いつくことができます。
そういえば、肝心の「SL銀河」の表示を撮り忘れましたw


周辺観光スポットの模型がありました。


駅前にあった古民家風のこちらは観光案内所のようです。


駅舎です。
ここも宮沢賢治の世界観なのか、古風な見た目ですね。


灰皿まで銀河っぽいデザインでした。


やっぱり遠野といえばカッパですね。
それにしても、「探しています」というのが面白いですね。


ポストの上にあるこのオブジェもカッパかな?


駅前の泉にもカッパがいました。


ジャックと豆の木を彷彿とするオブジェもありました。


柳田國男の遠野物語の碑がありました。


ここで駅前のベンチで駅弁タイムです。
車内で売っていた「SL銀河弁当」というやつです。


中はこんな感じ
見た目は素朴ですがなかなか美味しかったです。


ホームに戻ると既に機関車の作業が終わって再び客車と連結していました。
今度はしっかり撮影できるので、すかさず撮影しました。


↑快速「はまゆり」の入線です。


写真でも撮ります。


↑ちょうど交換だったらしく対向列車も発車です。


遠野を出ると再び長閑な景色の中の汽車旅が始まります。


川の景色もいいですね。


やっぱり煙を入れて撮りたくなりますw

足ヶ瀬では前述の通り運転停車があり、そこで点検をしたらいよいよ列車は仙人峠越えに挑みます。
この仙人峠は釜石線に相当するルートのうち、最も最後まで途切れていたルートであり、その間は索道(ロープウェイ)を設けて貨物や郵便物を運んだり、旅客向けには駕籠の運行もあったそうですが、戦後の1950年についに仙人峠を越える鉄路が開通し、このような運用も終了しました。
それにしても、昭和の中頃まで駕籠が実用的な交通手段として運行されていたというのが驚きですよね。


上有住に到着です。
読み方は「かみありす」ですが、まるで外国の地名みたいで面白いですね。
ここでは5分停車ですが、外へは出ませんでした。

上有住から陸中大橋にかけては勾配緩和のために大きく迂回する線形となっていて、地図で見るとわかりますが、直線で1.5kmほどのところを7~8kmもかけて迂回しています。


いよいよ峠越えという感じの風景になってきました。


峠を下ると陸中大橋駅に到着します。
ここで5分停車してから、あとは終点の釜石となります。
ここからは釜石東線として建設された区間となります。


この赤い鉄橋ですが、実は先程走ってきた線路が通る橋なんです。
このように大きく迂回して高低差を解消する線形なので、先程通ってきたルートが見えるわけですね。

その先は甲子川に沿って谷筋を進み釜石を目指していきます。


釜石駅に到着するとこんな横断幕が出迎えてくれました。


色んな横断幕がありますねw


ここでももちろん撮影していきます。


奥には「ホテルフォルクローロ」がありますが、このホテルの目の前に「SL銀河」の客車が留置されるため、客室から「SL銀河」の客車を眺められることが売りのプランも設定されているんだとか。


よく見るとライトが2つ付いているんですね。


↑ホームでは獅子舞の演舞でお出迎えがありました。


↑まず機関車のC58が引き上げて行きます。


お出迎えの人たちも撤収していきました。


入換中の機関車


ホームに残った客車です。
普通なら機関車が牽引しないと移動できない客車ですが、これは気動車なので自力で移動できるんですよね。
この後は、一旦側線にある給油所に行って燃料を補給してから、再びこのホームに戻ってきて翌日の運行まで夜間滞泊するようです。


今のうちに駅の撮影です。
まずは駅名標から


プサンと読みたくなりますが、釜石線の”釜”と、山田線の”山”ですね。
なお、山田線の宮古~釜石間は三陸鉄道に移管されたため、現在は山田線は釜石に乗り入れてはいません。


三陸鉄道の乗り場には何故かゴルゴ13のパネルがw
調べてみると、海洋ごみ削減の啓発として、「ゴルゴ13」と三陸鉄道がコラボしておりこれもその一環のようです。


時計は合わせるのが面倒くさくなったのか、「SL銀河」のポスターを貼って見えなくしていましたw


最後尾側からも撮りました。


ここにも腕木式信号機風のオブジェがありました。


SLと書かれた停止位置目標も


あとは入換中の機関車を撮りましょう。


車庫に入りました。
それにしても、車庫まで銀河風ですね。


↑そして、客車が引き上げていきます。


↑三陸鉄道の列車が入ってきました。


↑客車の入換中の様子


写真でも撮ります。


それにしても、広い構内ですね。


三陸鉄道の列車も撮影しましょう。


これは三陸鉄道が東日本大震災の被害を受けた際にクウェートから支援を受けたことを感謝するヘッドマークですね。
早くも10年以上たった東日本大震災ですが、感謝の気持ちを忘れないのは素晴らしいことですね。


↑続いて発車シーンです。

釜石はこれくらいで、あとはひたすら水沢まで移動です。
本当は釜石に宿泊したかったんですが、「SL銀河」の乗客の予約が殺到しているのか、駅チカの目ぼしいホテルはどこも満室でしたので、諦めて水沢に宿泊して、翌日にある列車に乗ることにしたのでした。


ちょうど釜石線の列車が停車中でしたが、これに乗って花巻へ折り返します。

水沢へひたすら移動

ここからはただ単に移動するだけですが、ダイジェストでレポートしていこうと思います。


このキハ100系で花巻を目指します。


行先表示を撮ったら乗車です。

私と同じように「SL銀河」に乗りに来てそのまま折り返す人も少なくないのか、車内はなかなかの混雑となっていました。
まあ、早めに乗り込んだおかげで余裕で座れましたけどねw
車窓も先程見たもののリプレイということで時折居眠りしながらも花巻まで乗車しました。


花巻に到着しました。
もうすっかり暗くなりましたね。


釜石線の列車を撮ったら東北本線に乗り換えて水沢を目指します。
確か701系だったと思いますが、写真も撮らずに乗り換えました。

水沢駅も翌日の朝に撮影するチャンスがあるので駅も撮らずに・・・


夕飯は東北地方を中心としたチェーンの半田屋を利用しました。
安くて美味しいので全国展開してほしいくらいですw


水沢駅がある奥州市には新幹線駅である水沢江刺駅もあるんですが、水沢駅とのアクセスはバスに限られるんですよね。
まあ、自動車でのアクセスが前提の駅という感じでしょうか。


あと、水沢駅周辺は元々は水沢市という市でしたが、現在は合併して奥州市となっています。
しかし、カーブミラーには水沢市の文字が残っていました。
こういう合併前の名前が残っていたりするとなんかテンションが上がりますw

というわけで、あとはホテルにチェックインして翌朝の活動に備えました。
2日目については別記事として追ってレポートしますので、公開までしばらくお待ち下さい。

つづく

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つばめ501号(管理人) について

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