南武支線E127系に乗車!

今回は2023年9月13日から運用を開始した南武支線のE127系に乗ってきましたのでそのレポートです。
実は別の活動の前に実施した活動だったりしますが、内容が大きく異なるため別記事としてレポートしていきます。

E127系と南武支線について

まずは今回の記事の主題となる南武支線とE127系について解説しておきます。

E127系についてですが、元々は新潟地区に投入された車両であり、後に長野地区にも投入されました。
2両で1編成を組み、需要に応じて4両・6両・8両での運行も可能と需要に応じた臨機応変な運用が可能な車両として活躍していましたが、新潟地区で活躍した0番台についてはそのほとんどが2015年3月に延伸開業した北陸新幹線の並行在来線となった信越本線と北陸本線の一部を引き継いだ”えちごトキめき鉄道”に譲渡され、2編成のみが残りました。
2022年までは新潟地区で引き続き活躍していましたが、同年に運用離脱となり、しばらくは運用がない状態が続きこのまま廃車という見方もあった中で、2023年2月にこのE127系0番台の2本を南武支線に転用するという発表が出て、同年9月13日より運用が開始されました。

続いて南武支線についてですが、南武線自体は川崎と立川を結ぶ路線ですが、その支線として尻手と浜川崎を結ぶ支線があり、こちらは通称「浜川崎支線」あるいは「南武支線」と呼ばれています。
南武線の本線の方は首都圏の主要路線である東海道線や小田急小田原線・東急東横線・東急田園都市線・京王相模原線・京王線・中央線を相互に接続することもあって終日に渡って多くの利用者がいる路線ですが、支線についてはターミナルである川崎駅を通らないこともあり本線に比べると利用者は少なく、本線では2014年にE233系が投入されるなど積極的な投資がされている一方、支線では205系が引き続き使用されるなど格差もありました。
それが今回のE127系投入で置き換えられたわけですが、南武支線の運用では3本必要なのに対して、E127系は2本しかないため、205系1本が予備車として残っています。

この転用については元々は地方で活躍していた車両が首都圏の路線に転用されるということでは異例ですし、従来の205系は4ドア車だったのに対し、E127系は3ドア車なので、4ドア車を3ドア車で置き換えるというのも異例です。

今回は別の活動で「のんびりホリデーSuicaパス」を購入しており、実質タダでこの活動ができるということもあり、尻手から浜川崎までE127系に1往復のるだけですが、大回り乗車という形ではなくて普通に往復します。

南武支線E127系に会いに行く

というわけで早速本編スタートです。


現地への移動は端折りまして尻手駅からレポートが始まっていきます。
南武線の本線と支線の乗り換え駅ですが、快速は停まらないので普通列車を利用する必要があります。


こちらは2・3番線のホームですが、南武線立川方面と南武支線がそれぞれ使っており、この2方向は対面乗換が可能です。
つまりは、立川方面から南武支線に乗り継ぐ場合や南武支線から川崎方面へ行く場合は階段やエレベーターでの移動が発生することになります。


南武支線の乗り場案内です。


3番線の先にも線路がありますが、これも尻手駅構内となっています。
ホームがないため旅客列車は基本的に乗り入れませんが、鶴見駅へ繋がる尻手短絡線というのがあり、ここを通る貨物列車などが使用します。


あとはE127系のお出ましを待つわけですが、この日はデビューからまだ1ヶ月ほどしか経っていないためか、多くのファンがカメラを構えていましたw


暇つぶしに本線の電車を撮りました。


電車を待つ間に外へも出てみることにしました。
大回り乗車などで乗り換えのため構内には降り立ったことがありましたが、外へ出たことはなかったので、せっかくのフリーきっぷを活かして外へ出てみることにしたのです。


改札口です。
首都圏の駅だと考えると小さい気もしますね。


E127系デビューを知らせるポスターもありました。


意外と古風な駅舎でした。


駅前にバス停がありますが、川崎鶴見臨港バスと横浜市営バスが乗り入れます。


駅前はロータリーではないもののちょっとした広場があります。
アスファルト舗装されていますが、自動車が乗り入れる想定なんですかね?


駅名の看板です。

そうしたらホームへ戻ってE127系を待ちます。


↑そして、いよいよ南武支線の電車がやってきました。


写真でも撮ります。
新潟長野でも乗ったことがある車両ですが、南武線の塗装に装い新たにしてまた違う車両にも見えてきます。


反対側からも
撮影者が多くてなかなかベストなアングルは難しいです・・・

あと、かなりの人数が乗っていて驚きましたが、その大半は鉄道ファンのようです。
登場から1ヶ月は経っているのでもうフィーバーは終わっていると思ったら全然そんなことはなかったですねw


↑E127系は方向幕を装備しているので幕回しを撮ろうとしたら一瞬で終わりましたw


写真でも撮ります。


↑ここで快速電車が通過です。

それではここからE127系に乗っていきます。
南武支線は4駅しか走っていないので終点まで乗っても10分とかかりません。
車内を見ると車窓を撮っている人、かぶりつきをしている人、走行音を録音している人と、色んなマニアの姿が見られましたw
ただ、先程到着したときほどは混んでいなかったので、大回り乗車に組み込みやすい列車とかでたまたま集中していたのかもしれません。


浜川崎に到着しました。
このまま折り返し乗車しますが、15分ほど時間があるのでその間に浜川崎駅でも軽く撮影していきます。


折返し待ちで空いている間に車内撮影ですが、車内はロングシートですね。
地方向けの車両ではありましたが、詰め込み重視だったわけですね。


ロングシートの途中に一般席と優先席の境目があるのも珍しいですね。


方向幕の部分には駅名対照表がありましたが、鶴見線の駅名も収録されているんですね。
南武支線は2両ですが、鶴見線は3両と両数が違うことや、それぞれ違う車両基地に属しているなどを考えると南武支線のE127系が鶴見線を走るというのは想定しづらいですが、南武支線関係だけだとスペースが余るから一応入れとこう的な感じですかね?w


折返しを待つ間に駅もご紹介していきます。


南武支線のホームは1面1線ですが、昔は1面2線だったのではないかと思わせる構造です。


ホームの脇には東海道貨物線の線路が通っていて、タイミングが合えば貨物列車の姿を見ることも出来ます。
また、奥には首都高横羽線が通っています。


ちょうど京浜急行バスのリムジンバスが通りました。


一旦外へ出ることにします。
無人駅となっているため改札口はありませんが、ICカード用の簡易改札機のみ設置されています。


こんな掲示がありましたが、これは鶴見線と南武支線を乗り継ぐ人に向けたものです。
なぜタッチしてはいけないかというと、南武支線と鶴見線では駅が別れており、乗り換えるためには一度外へ出る必要があるのですが、その際に改札機にタッチしてしまうと当駅で一旦運賃が精算されてしまい、本来は最終目的地まで通算できる運賃が分割されてしまい正しい運賃にならないという理由からです。


鶴見線との乗り換え駅なので乗換案内がありますが、かなり年季の入った看板ですね。
また、鶴見線は支線が多いため行先のバリエーションも豊富です。


ホームと出入口の通路です。
雰囲気的にはホームがそのまま続いているみたいです。


ここにもE127系デビューを知らせるポスターがありました。


駅前に出ました。
左側が南武支線の駅で、右側が鶴見線の駅となっていて、乗り換え客はこの道路を渡る必要があります。


南武支線の駅舎は高架橋の下に収まるコンパクトなものでした。
ちなみに、この高架橋は鶴見線と東海道貨物線を結ぶ連絡線のものなんですが、既に使用されていないようで、レールも一部が剥がされているようです。
そうなると将来的には撤去という可能性もあるので、この光景も変わる可能性もありますね。


こちらが鶴見線の乗り場ですが、今回は深追いしないことにします。
過去に訪れていますし、何より鶴見線にもE131系投入が予定されており、そうなればまた乗りに来ることになるでしょうしねw


ちなみに、付近の住所は「鋼管通五丁目」でした。
工業都市として有名な川崎市ですが、このあたりには鋼管を作る工場が多かったとかですかね?


あとはホームで折り返しを待っていたのですが、そこへEF66形が牽引する貨物列車がやっていきした。
不意打ちだったので動画は撮りそびれましたが、写真だけは意地で撮りましたw


そして、再びE127系に揺られて尻手に戻ってきました。

あとは次の活動に向けて移動ですが、以後は別記事でレポートしますのでこの記事はここで区切りたいと思います。
前回まで長編の遠征シリーズが続いていたので、久々の単発ネタで箸休めとなったかと思いますが、いかがでしたか?
このあと私はどこへ行ったのか?それは次回の記事をお楽しみに!

つづく

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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