4泊5日で実施した中国遠征の5日目(最終日)です。
なお、1日目・2日目・3日目・4日目をご覧になっていない方はそちらから先にご覧になることをおすすめします。
本日の行程
最終日となる今日は、昨晩宿泊した出雲市からスタートし、電鉄出雲市より一畑電車の特急「スーパーライナー」で松江しんじ湖温泉へ、更に急行で電鉄出雲市まで1往復したら普通列車で電鉄出雲市へ戻り、JR出雲市駅より特急「やくも」に乗って岡山駅までいき、そこからは夜行バスで帰路に就くという内容になります。
夜行バス部分は別記事としてレポートしようと思いますので、この記事では岡山駅到着までのレポートとなります。
一畑電車 特急「スーパーライナー」
それでは早速本編スタートです。
昨晩宿泊した出雲市駅前からこの日の活動が始まるわけですが・・・
ホテルを出て駅へ向かおうとしたらなんと「グランドリーム号」がいるではないですか!?
この「グランドリーム」はJRバスが運行する夜行バス「ドリーム号」の中でも豪華な座席を売りにした車種であり、てっきり東京~大阪間といった大都市間の路線にしか投入されていないと思っていたんですが、出雲にも来ているんですね。
調べてみると「グランドリーム出雲11号」というバスだったようです。
初っ端からバスネタに寄り道してしまいましたが、今は一畑電車がお目当てなので電鉄出雲市駅へ向かいます。
今回は一畑電車を行ったり来たりするため、1日乗車券を買おうとしたんですが、券売機の1日券のボタンは押せなくなっていて何故か買えない・・・
実はこの日は1日券を使えない日だったり、電鉄出雲市駅では買えないなどの可能性を考えつつも駅員さんのいる窓口で1日乗車券を買いたい旨を伝えると・・・
なんかこんな紙を渡されました。
私が松江しんじ湖温泉駅まで乗車すると伝えたら、無札状態で乗車して着駅で購入してほしいと言われました。
なんらかのトラブルでたまたまこの日だけ発売できなかったんですかねw
待っていたのは7000系でした。
2日目の行程でも乗ったやつですね。
行先表示をアップで
流石に行先表示では「スーパーライナー」という愛称は表示しないようです。
ラッシュ時間帯であり1日乗車券を買うときのゴタゴタもあって発車ギリギリの乗車だったものの奇跡的にボックス席を確保できましたので・・・
↑車窓動画をどうぞ!
宍道湖が見える方ですのでそれもお楽しみに!
それではここで特急「スーパーライナー」について解説です。
一畑電車北松江線では平日のみ片道1本、特急「スーパーライナー」を運行しており、北松江線における最上位種別となっています。
また、2023年現在の一畑電車では唯一愛称が設定されている列車でもあります。
なお、一畑電車には特急料金の制度はないため、乗車券のみで利用可能です。
運行は平日朝の電鉄出雲市発松江しんじ湖温泉行きの片道1本のみであり、停車駅は電鉄出雲市を出ると大津町・川跡・雲州平田・布崎・一畑口・津ノ森・秋鹿町・松江イングリッシュガーデン前・松江しんじ湖温泉となっていて、22駅中の12駅を通過するなど、中小私鉄に特急があるだけでも驚きなのに、なかなかぶっ飛ばす特急になっています。
所要時間では電鉄出雲市から松江しんじ湖温泉まで、普通列車では1時間を要するのに対して、特急「スーパーライナー」では45分で走破しており、15分もの短縮を実現しています。
出雲市内から松江市内への通勤・通学需要に応える列車ということになりますが、宍道湖を隔てる形でJR山陰本線とも並走する区間であり、JRの出雲市→松江では普通列車で50分程度、特急を利用すれば30分程度となっていますから、「スーパーライナー」はJRの特急には敵わないものの、普通列車には勝っており、中小私鉄がJRと互角にやり合っているのはいいですね。
また、松江しんじ湖温泉駅はJR松江駅とは離れていますが、松江市役所などはJR松江駅よりは松江しんじ湖温泉駅の方が近いため、松江市内でもどのあたりを目的地とするかでも使い分けできそうです。
それでは乗車レポートに戻ります。
車内はラッシュということで人は多いのは多いですが、かつては4両編成で運行されていたのが、今や2両編成ですから需要は減っているんでしょうね。
コロナ禍によるテレワークへの移行というのもあるでしょうが、2010年には宍道湖の対岸を通る山陰自動車道が無料開放された影響で定期利用者が減少するという傾向もあるようです。
快適な高速道路を無料で使えるならばマイカー通勤にシフトしようという人も増えるのは納得ですが、SDGsなどというならばこれは自動車利用をかえって促進するような流れであり逆行している気もしますね。
電鉄出雲市駅を出てしばらくは高架線を走ります。
出雲科学館パークタウン前駅の1駅を通過して大津町に停車します。
続けて武志駅も通過して川跡駅ですが車窓は市街地から田園風景に変化しました。
川跡駅では大社線からの乗り換え客の人数がすごかったです。
大社線沿線から松江市内ならば一畑電車が最短ルートになるわけで、電鉄出雲市駅よりはこのあたりからの方が需要が多いのかもしれません。
続けて大寺・美談・旅伏の3駅を連続通過して雲州平田です。
ちなみに、3駅連続通過はこの区間のみとなっていて、他は多くて2駅連続通過です。
現在は出雲市内に所在するものの2005年までは平田市という独立した自治体となっていて、駅名もそれまでは平田市駅でした。
それが市町村合併で平田市が消滅したことを受けて現在の雲州平田駅に改名されたものの、開業から1970年までは逆に雲州平田駅だったので、開業当時に戻ったことになりますねw
このあたりからも松江市内へ通勤・通学する人が多いようで更に乗ってきました。
昔よりは利用者は減っているんでしょうが、それでも一畑電車は通勤・通学手段として利用されている実態を目の当たりにして、ちょっと安心しました。
雲州平田を出ると布崎にも連続停車してから一畑口です。
この間では湖遊館新駅・園の2駅を通過しています。
ちなみに、湖遊館新駅は「湖遊館新駅」という名前であり、”駅”まで含めて駅名なんです。
つまり、一畑口駅みたいに表記すると「湖遊館新駅駅」となりますw
どうしてこうなったのかというと、当駅は請願駅として設置され、新しい駅であることをアピールするために「新」の字を入れたかったものの、「新」で終わるのは違和感があるということで「駅」まで入れて駅名としてしまったようです。
余談ですが、福井県の福井鉄道には「たけふ新」という駅がありまして、一畑電車では違和感があるとされた「新」で終わる駅が実在しています。
一畑口では進行方向が変わります。
これは元々の一畑電車は一畑薬師への参詣路線として建設された経緯があり、元々は出雲今市駅(現在の出雲市駅)から一畑薬師への路線として建設され、後に小境灘駅(現在の一畑口駅)から松江方面へ分岐する路線が作られますが、一畑薬師~一畑口間は廃止されて、残った電鉄出雲市~松江しんじ湖温泉間の路線となったものの、このときの名残で一畑口駅で進行方向が変わるわけです。
一畑口駅を出ると国道431号と寄り添いながら宍道湖の湖畔を走ります。
伊野灘駅の1駅を通過して津ノ森駅ですがここで出雲市から松江市に移ります。
いよいよ本格的に宍道湖が見えるようになりました!
この対岸にはJR山陰本線が走り、あちらも宍道湖の畔に沿って走るわけで、両岸に鉄道が通る湖というのも珍しいのではないでしょうか?
高ノ宮駅・松江フォーゲルパーク駅の2駅を通過して秋鹿町駅です。
ホームからも宍道湖が見える素晴らしいロケーションの駅ですね。
ちなみに、「あいかちょう」と読みますがこれも難読ですよね。
そして、長江・朝日ヶ丘を通過して松江イングリッシュガーデン前にも停車したら終点の松江しんじ湖温泉です。
地元の方にとっては単なる通勤・通学列車なんでしょうが、宍道湖が見えたりして、部外者には観光列車のようでもありました。
それでは一旦改札を出ますが、ここで1日乗車券を買わないといけません。
電鉄出雲市駅でもらった紙を見せつつ1日乗車券を買いたい旨を伝えると改札外の自動券売機へと案内され、そこで無事購入できました。
最初に対応してくれた若い女性の駅員さんはどう対応すればよいのか分からないという感じでしたが、年配の男性駅員さんがやってきて無事に対応してくれました。
やはりこれはイレギュラーなことなんですかね。
ふと発車標を見るとなんと「団体」の文字が!
しかも出雲大社前行きと行先まで案内されていました。
団体列車って「回送」でお茶を濁されたり、「団体」と表示されたとしても行先は出なかったりと、一般人には積極的に案内されない存在だと思いますが、一畑電車では団体列車であろうとしっかり案内するんですね。
とりあえず駅舎を撮りました。
7年前にも訪れている駅ですが、駅名標や発車標・券売機が新調されている以外は変化はなさそうです。
ただ、駅前にあったこの足湯は前回あったかどうかよく覚えていませんw
でも、駅名にも”温泉”と付くくらいですし、足湯があるのは自然な流れでしょうか。
こちらも松江市交通局のバスですが、これってエアロミディってやつですよね。
今やすっかり見かけることの減った希少車種ですが、見た目はちゃんとバスっぽいのに小さな車体がチョロQみたいで好きです。
現行車種で小型バスというとポンチョが代表的ですが、あれは路線バスっぽさがあまりない気がします。
あとは急行で電鉄出雲市へ戻るのですが、それだと1時間20分も待つことになりますので、その間に普通列車で1駅隣にある松江イングリッシュガーデン前駅に立ち寄って駅巡りをしてから戻ってこようと思います。
せっかくのフリーきっぷですし、有効活用というわけですね。
急行列車レベルの接客設備といえ、乗り鉄するにもうってつけです。
まあ、私は1駅で降りてしまうんですがw
この5000系ですが、元京王5000系となっています。
あ、京王5000系といっても、京王ライナーに使われるあれじゃなくて、初代の方ですよ?w
一畑電車では京王5000系を譲り受けて2100系として運用していますが、この5000系については観光輸送を重視し、外観も独自の塗装となっている上、車内もクロスシート化されているなど、2100系とは異なる部分も多い車両です。
しかし、同じ車両を譲り受けておきながら別々の形式名を与えて運用しているというのもなかなか珍しい話ですよね。
そして、次は松江イングリッシュガーデン前ですが、駅名が長すぎるためか「ガーデン前」と略されていましたw
あと、下には「自転車持ち込み料金」の掲示がありますが、一畑電車では「レール&サイクル」と称して自転車を折りたたまずに電車内へ持ち込めるサービスを実施していて、利用区間に関わらず一律320円の料金となっています。
この手のサービスは利用できる区間や時間帯が制限されていることが多い中、一畑電車では終日に渡って全区間で可能となっています。
ただし、イベント開催時など利用できない場合もあるので、詳しくは公式サイトを確認の上で利用してみて下さい。
それではここからは暇つぶしで松江イングリッシュガーデン前駅の訪問となります。
松江イングリッシュガーデン前駅
というわけで時間つぶしで急遽決まった駅巡りの1駅目、松江イングリッシュガーデン前駅です。
↑発車は動画で
そして、駅名標です。
駅名の由来は当駅付近にある「松江イングリッシュガーデン」なんですが、この駅名を巡ってはちょっとしたネタがあります。
当駅は現在の位置に開業したのは1964年のことで、当時は「古江駅」という名前でした。
それが2001年には「ルイス・C・ティファニー庭園美術館」が当駅付近に開業したことを受けて「ルイス・C・ティファニー庭園美術館前駅」に改名され、これは正式表記で18文字、読み仮名では23文字であり、当時の日本一長い駅名となりました。
しかし、2007年には「ルイス・C・ティファニー庭園美術館」が閉館し、付属していた「松江イングリッシュガーデン」のみが残ることとなったため、駅名も現在の「松江イングリッシュガーデン前駅」と改名され、日本一長い駅名の座は返上することとなりました。
このため最初の駅名である「古江」を冠した店舗なども残っているようです。
せっかくなので日本一長い駅名の変遷について触れておくと、「ルイス・C・ティファニー庭園美術館前」以前は南阿蘇鉄道の「南阿蘇水の生まれる里白水高原」と鹿島臨海鉄道の「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前」の2駅が同率で日本一長い駅名でした。
そして、再度改名され「松江イングリッシュガーデン前」になると、日本一長い駅名は再び「南阿蘇水の生まれる里白水高原」と「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前」の2駅となりました。
その後は2015年に富山地方鉄道の新富山停留所が「富山トヨペット本社前(五福末広町)」に改名されるとこれが日本一となり、2020年には京福電気鉄道の等持院駅が「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」と改名されるとこちらが日本一となりました・・・が!?
一度は日本一の座を明け渡した「富山トヨペット本社前(五福末広町)」が2021年に「トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)」と改名されたことで再び日本一に返り咲きました。
つまりは「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」はたったの9ヶ月だけの天下となりましたw
しかし、今度は2023年に岡山電気軌道の西大寺町停留所が「西大寺町・岡山芸術創造劇場ハレノワ前」と改名され、読み仮名では「トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)」と同率首位となりました。
また、こちらは若干賛否があるかもしれませんが、2023年8月に開業したばかりの「宇都宮ライトレール」にある「芳賀町工業団地管理センター前」はネーミングライツによる副駅名を採用しており「リブドゥコーポレーション栃木芳賀工場前」というのがあるので、副駅名も駅名の一部とみなすと「芳賀町工業団地管理センター前リブドゥコーポレーション栃木芳賀工場前」となり、正式表記で33文字、読み仮名で45文字となり、日本一となります。
まあ、正式な駅名としてはあくまでも「芳賀町工業団地管理センター前」なので、運営する「宇都宮ライトレール」も積極的に日本一とはPRしていないようですし、駅名に冠する雑学を扱うようなサイトでも2023年10月現在でも日本一は「トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前(五福末広町)」としているものも多いようです。
最後の宇都宮ライトレールをどう捉えるかは人それぞれでしょうが、2020年以降は日本一長い駅名が頻繁に入れ替わっていますね。
これには色んな理由があると思いますが、個人的に思うのは日本一長い駅名であることが集客手段として有効であると認識され始めていることや、ネーミングライツやそれに近い形での駅名変更が増えているというのもありそうです。
2023年現在での正式駅名ベースでのトップ3は1位から順に「トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前(五福末広町)」「西大寺町・岡山芸術創造劇場ハレノワ前」「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」の3つともに企業名や施設名・学校名などが入っていることを考えるとこれも裏付けられると思います。
だいぶ脱線してしまいましたがレポートに戻っていきます。
ホームは島式1面2線であり、交換可能駅となっています。
ホーム中央部には待合室があります。
ただでさえ狭いホームなのでホームの大部分を占領する形になっていますが、そんなに利用者が多い駅ではないのでこれで問題ないでしょうw
よくあるワンマン列車の乗り方についての案内ですが、上には絵画が飾られています。
元々は美術館の最寄り駅だったというのもあるでしょうが、この絵は当駅付近にある「島根県立松江ろう学校」の美術部の生徒たちが制作したものなんだとか。
それから路線図と停車駅案内がありました。
こうしてみると停車駅なども一目瞭然ですが、赤線の特急「スーパーライナー」と黄色線の急行(通勤時間帯)、緑線の急行(通勤時間帯以外)ではそんな停車駅の差がないこともバレてしまいますw
特に通勤時間帯の急行と特急では朝日ヶ丘に停車するかどうかの違いしか無いため、特急は遠からず急行に統合という形で廃止されかねないなという危惧もあって、今回乗りに来たのもあります。
昔はもっと特急の停車駅が少なかったらしいのですが、徐々に停車駅が増えてきており、これは全国的な流れに沿うものですね。
あと、公式オンラインショップへのリンクのQRコードが貼ってありましたw
最近は駅の窓口でもグッズを売ったりしていますが、無人駅でもなんとか売上を上げたいと考えた結果なんでしょうね。
時代にあったいい方法だと思います。
ホームの端がそのまま出入り口となっていて踏切を通って外部と往来します。
ところで、こんな小さな駅ですが、特急「スーパーライナー」も含めて全ての列車が停車するんですよね。
付近に大規模な事業所等はなさそうでしたが、「松江看護キャリア支援センター」という教育機関があるみたいなのでその通学需要を見込んでの停車なんですかね。
「松江イングリッシュガーデン」の案内もありました。
そりゃあ駅名に採用するくらいですしねw
北口です。
踏切はホームへの構内踏切としての役割だけでなく、線路の向こうへ移動するための一般的な踏切としての役割も持っています。
駅前には駐輪場がありました。
駅周辺の集落以外から利用する場合は自転車が必要な距離ということもあるでしょうし、大事ですね。
南口側はこんな狭い道路・・・というより通路に繋がります。
実は南口は「Aコープ」に隣接しており、その敷地に挟まれるように狭い通路があるだけなんです。
買い物客の利便性を考えれば直接出入りできるようにしてもよさそうですが、建物の裏手にあるためかぐるりと回り込んで正面から入る必要があるようです。
通路を出るとその先はこんな場所になっています。
一見すると駅前ロータリーにも見えますが、実はこれ「古江公民館」の駐車場へ出入りするための道路だったりします。
公民館の駐車場にしてはやけに立派ですがその理由は元々ここが「松江イングリッシュガーデン」の駐車場だったという経緯があるようです。
それではホームへ戻って松江しんじ湖温泉に戻ったら今度は急行に乗りますが・・・
↑そこへ列車がやってきました。
時刻表にはなかった列車ですが、実はこれ、松江しんじ湖温泉駅の発車標で見かけた例の団体列車です。
方向幕に表示するんじゃなくてこうやって札を掲げて「団体」と表示しているんですね。
そして、私が乗る松江しんじ湖温泉行きがやってきて並びを撮ったら乗り込みます。
今度は急行で電鉄出雲市へ
そんなわけで松江イングリッシュガーデン前駅の訪問で時間を潰した私は松江しんじ湖温泉駅に戻ってきて、ここからは急行に乗って電鉄出雲市まで行きます。
というわけでこの列車が私が乗る急行です。
実はさっき乗ってきた松江しんじ湖温泉行きの車両と同じなんですが、そのまま折り返す運用みたいですね。
この車両は1000系といって元東急1000系となっています。
元々は東急東横線と東京メトロ日比谷線の直通用として導入された車両でしたが、この直通が中止になると東急内でも多摩川線や池上線といったローカル線区への転用をした他、地方私鉄への譲渡も多くこの一畑電車の他、上田電鉄、伊賀鉄道、福島交通でも活躍しています。
実を言うと一畑電車では老朽化した車両の置き換えを東急1000系の譲受で賄う方針だったのですが、大手私鉄の車両では珍しい18m級の車体は地方私鉄で使うのに都合がいいことから人気が高く、一畑電車では必要数全てを1000系の譲受で賄うことが出来なくなり、やむなく完全新製形式となる7000系を導入した経緯があったりします。
そのため一畑電車での1000系は3本しかおらず、そのうちの1本が写真の「ご縁電車しまねっこ号Ⅱ」となっています。
行先表示を撮ったら乗り込みます。
それにしても東急1000系って東急時代も優等種別に使われることはほとんどなかったと思いますし、譲渡先の事業者である上田電鉄や福島交通、伊賀鉄道には優等種別自体がないので、東急1000系による優等種別ってなにげに一畑電車が初めてという可能性もあるのではないでしょうか?
「ご縁電車しまねっこ号」ということで、車両中央部の座席には「しまねっこ」がいます。
それでは乗車していきます。
既にラッシュも終わっていることもあり、車内はだいぶ落ち着いた雰囲気で、客層も買い物などへ出掛ける地元民や観光客、乗り鉄などといった感じです。
ここで急行についての解説ですが、松江イングリッシュガーデン前駅でのくだりで既に触れたように、特急との違いは朝日ヶ丘駅と松江フォーゲルパーク駅に停車するかどうかであり、停車駅の差は2駅しかありません。
しかも、通勤時間帯に走る急行では松江フォーゲルパーク駅は通過なので更に差は縮まり1駅の差ということになります。
今回乗車するのは日中の列車なので松江フォーゲルパーク駅にも停まるものの、既に特急に乗っていることもあって、あまり違いを感じられないというのが正直な所ですかね。
所要時間では松江しんじ湖温泉駅から電鉄出雲市駅で48分となっていて、特急より3分遅くなっています。
道中はそれほど書くこともなかったので記事は電鉄出雲市に飛びます。
というわけで電鉄出雲市に到着です。
このあとは今度は松江しんじ湖温泉行きの急行に乗るのですが、ここで待っていても2時間は待ちぼうけになるので・・・
隣に止まっていた普通列車に飛び乗って駅巡り開始です!
こうやって臨機応変に動けるのは1日乗車券のありがたいところです。
大津町駅
というわけで暇つぶしの駅巡り2駅目は大津町駅です。
電鉄出雲市駅から2駅先なのであっという間ですね。
↑発車は動画で
ホームは相対式2面2線となっており交換可能駅ですが、定期営業列車同士の交換は平日ダイヤで1回あるのみであまり活用されていないようです。
駅名標です。
駅名は所在地の地名からですが、当駅設置が1914年でその当時は大津村という”村”だったんですよね。
その後1941年に周辺町村と合併して出雲町が成立すると出雲町内の地区名となったわけですが、自治体名として「大津町」が存在したことはないことになります。
となると駅名は単に「大津」とするか、「大津村」とするのが自然ですが、最初から「大津町」という駅名だったようです。
まあ、大正時代の話であり詳細な経緯を知る人も既に鬼籍に入っている可能性が高いですし、昔は駅名も結構いい加減に付けられることもあって、例えば宇都宮線・高崎線の尾久駅は「おく」と読みますが地名としては「おぐ」が正しかったりと、地名と食い違う駅名がそのまま現代まで残っている例もあったりしますから、当時駅名を決める立場だった人が大津村を”村”ではなくて”町”だと誤認していたとかは有り得そうです。
ホーム上には立派な屋根が付けられています。
駅舎は2003年に改築されているようですからその時にこの屋根も設置された可能性が高そうです。
出口はこちらです。
改札口っぽいですが、無人駅なので単なる通路ですね。
集札箱が設置されており、きっぷはここへ入れてから出場となりますが、私はフリーきっぷなのでそのまま通過します。
内部です。
券売機だけでなく窓口もありますが、毎週水曜日(祝祭日の場合は翌平日)の朝7時~9時に限り窓口営業をするそうで、恐らくは定期券を買う人に便宜を図っているんでしょうね。
そして、駅舎です。
なんともモダンな見た目ですが、前述の通り2003年に改築されています。
駅前は小さいながら広場となっていて駐輪場や駐車場として使われているようです。
なお、路線バスについては出雲市の運行する「三刀屋出雲線」の「大津町駅前」というバス停があるものの駅前広場ではなくて付近の道路上にバス停があるようです。
それではあとはホームで次の列車を待ちます。
↑ホームで次の列車を待っているとまたしても時刻表にはない列車がやってきました。
どうやら先程急行として乗車した編成が回送されてきたようですね。
そして私が乗る電鉄出雲市行きがやってきました。
図らずも貴重な当駅での列車交換シーンに立ち会った形ですが、1日1回だけなのは「営業列車同士」の交換なので、これは回送と営業の交換でありそれを含めればそれほどレアではなかったり?w
それでは1駅だけ乗車して次の駅を目指します。
出雲科学館パークタウン前駅
暇つぶしの駅巡り3駅目は出雲科学館パークタウン前駅です。
↑発車は動画で
ホームは1面1線のいわゆる棒線駅ですが、隣をJR山陰本線の線路が通っています。
駅名標です。
駅名は付近にある「出雲科学館」と、「市営パークタウン住宅」からとられているようですが、2つをくっつけてしまったために長ったらしい名前になっていますw
ホーム上にはベンチや自販機などもありますが、ホームが狭いためか待合室はないようです。
出入り口はこちらです。
ドアが付いていますが、終電が行ったら施錠するんですかね?
無人駅なので改札はありません。
目の前は車道も通っていますが、歩道の方が高くなっており高低差が生じています。
駅へ直接つなげるためにこうなったんでしょうか?
あと、目の前には「ホテル武志山荘」というのがあるので、ここを利用する場合も当駅は便利ですね。
まあ、出雲市駅からも歩けないこともなかったりしますがw
シンプルな構造の駅だったため案外すぐに見終えてしまいましたが、隣を通る山陰本線の列車を撮れそうなので時刻表をめくってみると、ちょうどいい時間帯に「スーパーおき」と「やくも」が通ることがわかったため、それを撮ってから撤収します。
↑というわけで「スーパーおき」の通過シーンです。
↑続いて「やくも」
正直防音壁が邪魔ですが、まあ悪くはないでしょう。
このあとは電鉄出雲市駅へ戻るのですが、次の電車を待つよりも歩いて行ったほうが早そうだったので歩いていくことにしました。
道もナビアプリを起動するまでもなく線路伝いに進むだけなので簡単です。
JRとの高架の間は腕1本も入るかどうかというほどの隙間しかないのに別々の高架橋になっているんですね。
ここまで隣接しているならば一体化させたほうがよかった気もしますが、調べてみるとJRの出雲市駅は1998年に高架化され、一畑電車の電鉄出雲市駅は2000年のことだったようなので、2年違いであり、そのせいで別々の高架橋になっているようです。
電鉄出雲市駅が見えてきました。
JRの駅の方から見ると小さいですが、横から見ると大きいですね。
まさかの阪急バスもいました。
もちろん大阪行きですが、「くにびき号」という高速バスみたいです。
しかも意外と本数が多く、1~2時間に1本くらいは出ているようです。
この真っ赤なポンチョは「スサノオ観光」というバスです。
社名の通り観光バスが主体の会社のようですが、出雲市内に数路線ほどの路線バスも手掛けているようです。
そして、ここでお昼ごはんです。
この活動では山陰で食べる最後の食事となりますから、何を食べようか悩んだのですが、「しまね和牛どんぶり」にしました。
結局出雲そばも付けてしまいましたが、最後のご当地グルメを堪能しました。
それでは最後に松江しんじ湖温泉行きの急行に乗ったら一畑電車編は終了となります。
最後に急行で松江しんじ湖温泉へ
食事を終えた私は再び電鉄出雲市駅へ向かい、最後に急行に乗って一畑電車編の〆となります。
発車標です。
そういえば、松江しんじ湖温泉駅では急行の発車標を撮りそびれていたので、ここで撮れてよかったです。
朝に「スーパーライナー」でも乗った区間ですし、停車駅も2つ違うだけで、更に急行としての解説も既に済ませてしまっているため、道中は割愛して松江しんじ湖温泉へワープですw
これにて活動としては終了ですが、このあとは出雲市駅から「やくも」に乗るのでまた電鉄出雲市に戻ります。
折返し電鉄出雲市行きの普通になるみたいなので、最後も7000系ですね。
あとは電鉄出雲市へ移動して「やくも」です。
381系「やくも」さよなら乗車
ここからは381系「やくも」に乗車し岡山まで移動です。
381系の活躍もあと僅かとなっていますから、さよなら乗車という意味合いが強いですね。
まずは発車標です。
出雲市駅を代表する特急ということで、列車自体は別にレアではありませんが、381系による運行という点ではレアですよね。
ここで「やくも」と381系について解説を入れておきましょう。
「やくも」は岡山~出雲市間を結ぶ特急列車で、山陽側の岡山と山陰側の米子・松江・出雲を結ぶ陰陽連絡列車であると同時に、山陽新幹線に接続することで京阪神地区や中京圏・首都圏と山陰地方中部を結ぶ役割も持っています。
1日あたり15往復と地方の特急にしてはかなり多い方であり、列車名の「八雲」は出雲地方にかかる枕詞の「八雲立つ」に由来しています。
このため1972年から走る現在の「やくも」以前にも米子~博多間の準急列車、新大阪~浜田間の特急列車などに使用されたこともあり、愛称自体は1959年まで遡ることになります。
停車駅は列車によるばらつきがあるものの、出雲市・(宍道)・(玉造温泉)・松江・安来・米子・(伯耆大山)・(根雨)・(生山)・新見・備中高梁・(総社)・倉敷・岡山となっており、カッコで括った駅は一部の列車のみ停車となります。
そして、歴史としては運行開始は1972年で、この年に山陽新幹線が岡山まで開業したことからこれに接続する列車として岡山~出雲市・益田間に気動車特急として運行開始しました。
1975年にはL特急の指定を受けますが、気動車特急としては初めてのことでした。
1982年には伯備線と山陰本線の伯耆大山~西出雲間が電化されると現在の381系電車による運転となり、この時に非電化区間となる益田への乗り入れは終了しました。
以後は速達便に「スーパーやくも」の愛称がついたり、2007年より順次381系がリニューアルされて「ゆったりやくも」となったりもしましたが、381系での運行自体は令和の時代まで続き、JRグループで最後まで国鉄型車両を定期運用する特急となった他、最後までJR化以後の新型車両が投入されない特急でもありました。
これがついに2024年春以降に後継となる新型車両273系が投入され、381系が置き換えられることとなりました。
2021年3月に「踊り子」から185系が撤退すると最後の国鉄型特急となった381系の引退ということで鉄道ファンからも注目されていました。
続いて381系についてですが、国鉄時代の1973年に登場した直流特急型電車であり、曲線では車体を傾けて通過する「振り子式車両」の国内最初の実用例となりました。
カーブの多い路線の特急の高速化に貢献し、まずは中央西線の特急「しなの」に投入され、続いて阪和線・紀勢本線の「くろしお」、そして「やくも」に投入されました。
しかし、381系の「振り子式」は「自然振り子式」と呼ばれるタイプとなり、カーブ通過時の遠心力を利用して車体を傾ける方式であったため、カーブに進入してから車体が傾き始めるまでタイムラグが発生し、これが原因で乗り物酔いを起こす乗客が続出するという問題もありました。
当時投入されていた列車名をもじって「げろしお」とか「はくも」といった揶揄もされ、これ以後に登場した「振り子式車両」は「制御式振り子式」と呼ばれるカーブの手前で強制的に動力で車体を傾けておき、カーブに入ったら遠心力に任せるという方式が採用され、乗り物酔いの問題はだいぶ軽減されるようになりました。
こうして国鉄分割民営化でJR東海とJR西日本にそれぞれ継承されましたが、JR東海では1994年に後継車となる383系を導入し定期運用離脱となり、1998年までに全車廃車となりました。
JR西日本では置き換えは遅れ、「くろしお」では1996年に283系という後継車が登場したものの、完全置き換えは287系・289系の投入が進んだ2015年までかかりました。
そんな中、唯一後継車も投入されなかったのが「やくも」ですが、2024年春以降273系投入でついに置き換えられることになったわけです。
2024年春の改正で一気に置き換えてしまうのか、しばらくは381系と273系が混在する時期が存在するのかは分かりませんが、381系の勇姿が見られる期間が残り僅かであることだけは確かです。
それでは乗車レポートと行きましょう。
向かいのホームには国鉄色の回送が来ました。
先頭部側面には”JNR”のロゴも再現されています。
↑私が乗る「やくも」もやってきました。
↑続いて国鉄色の方の発車です。
実は2日目の行程で全く同じ時間帯に出雲市駅にいたので、この光景を見るのは2度目ということになるんですが、前回は向かいのホームから撮ったのでよしとしましょうw
そして、乗り込みます。
座席ですが、国鉄型車両とはいえ、リニューアルされているのでそんなに古臭さはないですね。
あとは岡山までの約3時間の旅を楽しみます。
↑もちろん車窓を撮りました。
時折雨がぱらついていたので車窓は無理かと思いましたがギリギリなんとかなりましたw
引退が迫っているということでさよなら乗車組が多いかと思えばそんなことはなく、一般利用者も平日のこの日はそうでもないのか思ったより空いていました。
そのまま空いた車内のまま発車時刻となりました。
木次線との乗り換え駅の宍道は通過です。
もしかして木次線の乗り換え列車がある時間帯だけ停車させているとかでしょうか?
最初の停車駅の玉造温泉です。
宍道湖畔にある温泉地として有名ですが、乗り降りはそんなにないようです。
時間帯としてはこれから旅館へ向かうような時間帯ですが、出雲市から特急利用という人はあまりいないようでした。
ちなみに、このあたりでは山陰本線は宍道湖に沿って走るので車窓からもよく見えるんですが今回はあえて反対側となる進行方向右側にて撮影しました。
それは、山陰本線内では進行方向左側が宍道湖が見えてキレイなんですが、伯備線では多くの区間で右側に川が見えるので、伯備線内の景色を優先した結果です。
県境を越えて鳥取県米子市に入ります。
ここで381系「やくも」とすれ違いです。
米子に到着です。
ここまで来れば車内はだいぶ乗客が増えていましたが、それでも半分程度でした。
この列車は7両編成ですから元々余裕があるんでしょうが、平日を選んで正解だったかもしれません。
米子駅を出ると日野川を渡ります。
別にここは何かの境ということもなく、両岸とも米子市なんですが、一方で県境を跨ぐ安来市と米子市の境は川でもなく峠もないため、あまり境界感がないんですよねw
伯耆大山を通過して伯備線に入りますが、しばらくは田園風景です。
根雨駅では「やくも」とすれ違いです。
単線区間ということで数分間の停車がありました。
ここは日野町の役場最寄りであり中心部ともいえ、一部の特急が停車します。
キハ126形と交換しました。
伯備線は全線電化ですが、間合い運用として一部の普通列車に気動車が使用されています。
生山に到着です。
こちらは日南町の役場最寄り駅であり、一部の特急が停車します。
生山を過ぎると日野川とは別れて進み、山間の谷筋を進むようになります。
このあたりで県境を越えて岡山県新見市に入っていきます。
足立駅ではパノラマカー付きの「やくも」と交換です。
ちなみに、東京都足立区が有名なせいか「あだち」と読みたくなりますが「あしだち」と読みます。
岡山県に入って最初の停車駅の新見駅です。
ここから乗ってくる人も多くいて、岡山県内だけの需要も少なくないようです。
が、私の車両にはそれほど乗ってこなかったので、指定席を使う人が多いんですかね。
また「やくも」とすれ違いです。
やっぱり運行本数が多い特急ですよね。
備中高梁ではEF64形の貨物列車とすれ違いました。
ここが伯備線内の駅では最後の停車駅となります。
ここまで来ると鉄道では岡山近郊といってもいい区間なんですが、車窓は引き続き高梁川沿いの谷間を進みます。
清音駅を通過すると井原鉄道井原線と分岐していきます。
これも以前乗りましたが、もう7年もご無沙汰しています。
もうすぐ伯備線としては終点の倉敷駅ですが、ここで山陽新幹線と交差です。
倉敷駅手前では水島臨海鉄道の倉敷市駅が見えましたが、キハ37形がいました。
以前に乗りに行きましたねぇ~。
倉敷の美観地区を意識したであろうホームのデザインもいいですね。
倉敷市は岡山県内第二の都市ですが、岡山と近すぎるためかこの区間で特急を使う人はほとんどいないようでした。
瀬戸大橋線や山陽新幹線も近づいてきて終点の岡山駅に到着です。
終点の岡山に到着!
これにて381系さよなら乗車も終焉の時を迎えました。
最後にまとまった時間乗車できてよかったです。
ちなみに、乗り物酔いは平気でしたw
あとは夜行バスに乗って帰路へ就くだけなんですが、バスが出るまで3時間以上あるため、暇つぶしも兼ねてしばらく構内で撮影することにしました。
115系と2600系
↑乗ってきた381系の引き上げです。
↑115系も発車です。
このあとは381系が折り返し出雲市行きになるので、その入線と発車まで撮ってから撤収とします。
↑381系が引き上げ線から入線してきました。
↑発車を見送ったら撤収です。
しかし、これだけやってもバスまではまだ2時間もあります。
ですので・・・
岡山電気軌道に寄り道
そういえば最近岡山電気軌道に乗っていなかったなということで、岡山電気軌道の路面電車に乗って暇をつぶすことにしました。
というわけで路面電車乗り場にやってきました。
時間的には帰宅ラッシュであり、これから家路に就く人たちで賑わっていました。
これに乗って終点の東山まで行くとしましょう。
そう言えば、いつの間にやら「東山・おかでんミュージアム駅」に改名されていたんですね。
調べてみると2017年のことだったようで、6年も知らずにいたことにw
まあ、最後に訪れたのは2013年のことであり、もう10年も行っていないんですよね。
ちなみに、「東山・おかでんミュージアム駅」の”駅”まで含めて正式名称です。
一畑電車にも「湖遊館新駅」という”駅”まで含めて正式名称という駅がありましたが、岡山にもありましたね。
しかも、同じ日に続けて通ることになるとはw
なので帰りはこちら、7300形に乗って岡山駅に戻ります。
今度は岡山電気軌道ではオーソドックスな車両ですね。
岡山駅に戻ってきました。
これでもまだ1時間はありますが、下手に駅から離れてバスに乗り遅れたら洒落にならないので、あとは駅周辺で大人しくしていました。
なお、夜行バスの部分は単独での需要が大きいだろうということで別記事としてレポートしようと思いますので、この記事はここで〆たいと思います。
遠征シリーズとしてはこれにて完結となりますが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
特にトラブルもなく当初の目的は全て達成することが出来ましたし、非常に実りのある旅となりました。
次回は夜行バスの乗車レポートですが、その次は関東近郊での活動をしていますのでそのレポートもお楽しみに!
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