今回は2023年12月3日に開催された「2023東武ファンフェスタ」に参加しましたのでその参加レポートです。
なお、遠征記事がまだ完結できていないものもありますが、イベント記事は優先度が高いということで順番を前後してお届けしています。
(それでも2週間も経ってのレポートになっているのは内緒ですw
「2023東武ファンフェスタ」の概要
まずはこの記事の主題となる「2023東武ファンフェスタ」の概要ですが、南栗橋駅付近にある「南栗橋車両管区」を公開する鉄道イベントで、2005年以来毎年、コロナ禍での中断を除いて定期的に開催され続けています。
私も過去に参加したことがあり、レポートにもしているんですが、前回の参加は2014年のことでしたから、実に9年ぶりの参加となりました。
今回はアフターコロナの中で久々の開催だったというのもありますが、参加人数を10,000名に制限した上で、事前申込制(無料)での開催となりました。
更に参加そのもののチケットと撮影会のチケットは別々になっており、私は参加自体のチケットは入手できたのですが、撮影会のチケットは入手できませんでした。
なので、撮影会に参加できないなら行ったこともあるイベントに再び参加してもなぁ・・・なんて思ったりもしていたのですが、せっかく取れたチケットですし、撮影会なしでもいいかということで参加することにしました。
参加レポート
それでは早速本編に入っていきます。
会場へのシャトルバスがやってきました。
これも無料で利用できます。
ところで、これは東武バスなんですが、よく見るオレンジの塗装とは違いますよね。
調べてみるとリバイバル塗装なんだそうです。
側面の幕にもちゃんと「東武ファンフェスタ」と出ていました。
親会社のイベントですし、東武バスとしても気合が入っているんでしょうね。
会場までは意外と時間がかかりましたが、乗っているだけなので楽ですね。
そして、会場に到着ですが、すごい行列!
しかし、これは会場へ入る人たちではなくて、既にイベントに参加して帰る人たちが駅へのバスに乗るための行列だったようです。
そう、実は今回は昼過ぎからののんびりとした参戦だったのですw
どうせ、撮影会も参加できないなら、ちらっと見るくらいでいいかとのんびり参戦にしました。
バスを降りてから少し歩いて会場の入口が見えてきました。
このバルーンアーチを見ると鉄道イベントに来たなぁと実感しますね。
そこから進むとこんな案内がありました。
今回は事前申込制での開催でしたから入場するためには電子チケットをスマホの画面に表示の上で提示する必要があります。
このテントで受付をしているようですね。
正直、事前申込とは名ばかりでザルな確認なんじゃないかとか思っていましたが、意外とちゃんと確認していましたね。
なんせ無料のイベントですから、かえって受付の人件費の方が気になるところですしね。
まあ、これでザルな受付でチケットがなくても入れるような状態になっていたら、チケットを手に入れられなくて参加を諦めた人からしたら腹が立つ話でしょうし、ちゃんとやっておくに越したことはないでしょう。
受付を済ませたら、いよいよ会場の中へと入っていきます。
会場に入るとまず10000系が見えてきました。
よく見ると「東武ファンフェスタ」のヘッドマーク付きですね。
幕は区間急行北千住行きでした。
現在は存在しない種別と行先の組み合わせですが、区間準急の北千住行きなら上りの終電として存在するみたいですね。
その先には東武バスがいました。
別に普通の東武バスなのに、やけに並んでいるなと思ったら運転席に座ることができる体験コーナーとなっていたようです。
「車体移動デモンストレーション」というのがあるみたいですね。
ようするにクレーン吊り上げ実演のことでしょうけど、あとで見学するとしましょう。
こことかいかにもイベントに行ってきましたって写真が撮れそうです。
普段ならば車両をバックにした写真がそれになるんですが、今回は撮影会のチケットを入手できませんでしたからねw
よく見ると真ん中の「スペーシアX」はNゲージじゃなくてプラレールですねw
こちらは「スペーシアX」の座席展示コーナーでした。
デビューしたばかりの新型車両もしっかりPRしていますね。
まだ乗れていないので、せめて座席くらいは見ていくとしましょう。
欲を言えば、車両そのものの本物を展示してほしかったですが、まだ車両数が少なくて運用に余裕がなくて展示できないんでしょうね。
こちらがそのプレミアムシートの座席ですが、前からの写真は撮りそこねましたw
というのも、やけに列の進みが遅いなと思ったら、1組ずつ座席に座って記念写真を捕ってくれるというサービスをしていたためで、私も撮ってもらったんですが、流石に自分の姿が写った写真をネットに上げるわけにも行かず、かといって座席単独では他の人達が入れ替わり立ち代わりに撮影していて撮る暇がなかったのですw
とりあえず、座った感想を書くとクッションもふかふかで電動リクライニングまで着いていて、これは乗車が楽しみになりました!
一方、こちらは「コックピットスイート」という最上位クラスの座席です。
もはや鉄道車両の座席だとは思えないくらい豪華ですよね。
7名まで利用できる豪華な個室だそうですが、1人旅が多い私だとなかなか縁がないものだったりもします。
あと、スペーシアなどの他の東武特急を使った顔出しパネルがありましたが、ちょっと雑すぎません?w
どことなく漂う雑コラ感w
といったところで、そろそろ「車体移動デモンストレーション」が始まるので見学しにいきましょう。
↑というわけで動画でどうぞ
まずは吊り上げから移動まで
↑続けて元の位置に戻していきます。
やっぱり大きな車体が軽々と持ち上がって宙を舞うのは迫力がありますね。
ところで、このいわゆる「ウマ」ですが、電車用となるとかなりの大きさですね。
あとは外の展示などを見てから帰ることにします。
他に保線作業の実演とかもあったみたいですが、それは以前にも見ていますし、今回は時間の関係もあって見送りです。
6050系がいました!
かつての快速・区間快速の代名詞的存在だった車両ですが、その快速・区間快速も廃止されてしまい、更には東武所属車両は全て全廃されてしまい、野岩鉄道の車両だけが残っている状態ですが、イベントのためにわざわざ野岩鉄道から借りて持ってきたんですかね。
この日は運転体験も有料で実施されており、6050系を使用と書いてあったので運転体験の様子だったんだと思います。
この運転体験は10万円もするのでちょっと垣根が高いですが、実物の電車を運転できると思えばそれでも参加しようという人もいたということですね。
100系「スペーシア」がいましたが塗装が変ですね。
塗り替え途中だったとかでしょうか?
実はここにはSLの検修庫があります。
普段は下今市以北の運行なので南栗橋には来ませんが、機関車や客車の大規模なメンテナンスはここでやっているわけです。
今回は内部も公開しているとのことなので、見ていくこととしましょう。
というわけで内部です。
実は前回参加した頃はまだ「SL大樹」自体がデビューしていなかったので、この検修庫自体も存在せず、これは初めて見る建物でした。
「SL大樹」自体は乗りに行ったことがありますが、舞台裏となるこれを見られただけでも今回参加した甲斐がありましたね。
それにしても、「SL大樹」のためにこれだけ立派な施設を一から作ったことを考えると、東武鉄道の「SL大樹」に対する力の入れようが分かりますね。
そして、こちらが主役の機関車です。
ん?なにかおかしいぞ?w
ある異変は置いておいて後ろからも撮りましょう。
営業運転だと次位には控車がいるので、このアングルは何気に貴重だったりしますね。
この表記も東武への移籍に際して書き込まれたんでしょうが、あえて古く見える感じで書いてありますね。
そして、いよいよ正面からですが、違和感の正体はいわゆる「顔」の部分が開いていることですね。
ボイラーの中は高圧の蒸気で満たされているので、蓋が開いているのは火が入っていないメンテナンス中だからこそ見られる光景ですね。
その場にいらっしゃったスタッフの方が説明していたのですが、営業の合間にも溜まった灰を掻き出すために開けることがあるんだとか。
やっぱりSLの運転には現代の車両にはない手間や苦労があるんですね。
それにしても、ボイラーの中ってこうなってるんですね。
以前に直江津の「直江津D51レールパーク」でも見ましたが、なかなか見られないレアな光景でした。
たくさんの工具や資材が並ぶ光景はいかにも工場という感じがしていいですね。
といったところで、そろそろ撤収とします。
撮影会に参加できなかったことだけが残念ですが、それを割り引いても楽しめました。
ようやくコロナ禍から平常の世の中に戻りつつありますし、今後も鉄道イベントが増えていくのが楽しみです。
それではゲートから会場を後にします。
ちょうどイベント自体も終了時間に近かったため、続々と皆さん帰宅の途に就いていました。
ただ、ここからがちょっとスムーズには行きませんでした。
というのは、会場から駅へ戻る送迎バスに乗るまでにすごい行列だったのです。
ざっくりと見積もっても数百メートルはある行列を見て、バスを諦めて徒歩で駅へ戻ろうという人も出てきていましたが、意外と遠くて1.8kmほどあるようです。
イベント会場を歩き回って疲れていたこともあって、私はバスを待つことにしましたが、これだけ待つなら歩いて行ったほうが早かったかもしれませんね。
あと、これは近くに並んでいた人が話していたのを聞いたんですが、「バス運転士不足で例年ほどの送迎バスの台数を用意出来ていないんじゃないか」という声もありました。
確かにこのご時世なら有り得る話ですよね。
走っているバスのナンバープレートを見るも、いろんな地域のナンバーが入り混じっていたので、各営業所から空いている車両&運転士をかき集めている感じもしましたしね。
これなんか足立ナンバーですね。
実車距離よりも回送距離の方が長そうなくらいですが、近場の営業所だけでは賄い切れなかったということでしょうか。
↑行列に並んでいる間に暇つぶしにバスを撮ってみました。
何気に珍しい復刻塗装でした!
ようやく私が乗れるであろうバスがやってきましたが、よく見ると「東武ファンフェスタ」の幕が出ている上に、「ご来場ありがとうございました」というメッセージまで添えられていました。
つまりは復路用として用意された幕ということですよね。
やっぱり東武バスもかなり力を入れていますよね。
それではバスに乗り込んで帰路に就くとしましょう。
駅は反対口となる西口へ向かう上に、イオンスタイル南栗橋にも立ち寄るため意外と長く乗りました。
私は駅まで行かずにイオンスタイルで降りました。
理由としては会場内を歩き回っていて小腹も空いたので何か軽く食べるものでも買っておこうと思ったのもありますが、それだけではなくて・・・
↑イオンの駐車場を走るバスを見たかったのですw
地方とかだと商業施設の敷地内にバス停が設けられていて、路線バスが駐車場に乗り入れていくパターンもあるにはありますが、ここの場合は路線バスの乗り入れはないので今回のイベントの日だけの特別な光景ですね。
↑もう1本撮ったらこれくらいで撤収とします。
ちなみに、このイオンスタイル南栗橋ですが、普通のスーパーマーケットです。
イオンモールみたいな大きな場所ではないですね。
ところで、なんでイベントの送迎バスがイオンスタイルに乗り入れているのかというと、イベント内で実施されたスタンプラリーの景品交換所がこの近くにある「BLP南栗橋スマートヴィラ」という新興住宅地内にあるためで、そちらには大型バスを乗り付けられる場所がないのでイオンスタイルの駐車場を借りたということでしょうか。
イオン側にもいくらか利用料を払っているのかもしれませんが、イオンとしてもイベント参加者がついでに買い物してくれる可能性があるという意味ではメリットがあると言えるかもしれませんね。
といったところで記事は〆たいと思います。
次回ですが、まだ完結できていない遠征記事の続きになると思います。
それでは!