今回は10月19日に行われた川越車両センターを開放するイベント「川越車両センターまつり」に行ってきましたのでそのレポートです。
なお、このイベントの存在自体知らなかったという方もいらっしゃると思いますが、それもそのはずで、実はこのイベントは「地域密着」というコンセプトのもと、最寄りの南古谷駅にポスターが掲示される以外はこれといったPRがされないイベントなのです。
地元の方がネットに情報を出してくれていたので私はこのイベントを知ることが出来ましたが、よく調べないと出てこないと思うのでそれでもご存知ない方が多数派でしょうね。
追記:2014年のレポートも執筆しました。
いざ入場!
このイベントも私の関東移住後初の開催になるため当然ながら初参加です。
川越線で南古谷駅へ向かい、そこから徒歩で川越車両センターへ移動します。
ここで大々的な宣伝をしていない理由が垣間見れたような気がします。
というのは、駅からセンターへの道は狭く、なおかつ車の交通量が多いという状態でして、あまりに大勢の来場者が殺到すると地元の道路がパンクしてしまうんでしょうね。
入り口です。他のイベントでは立派なアーチとかがありますが、ここは「地域密着」のためか特に何もなく簡素ですね。
ただ、手抜きというわけではなく、職員が入り口で案内をしていたりと”おもてなし”はしっかりしていました。
ちなみに、イベントのチラシが入ったオリジナルクリアファイルを配布していました。
せっかくなので施設名プレートも。
普通はあるアーチがないのでこれが来場記念にピッタリということなのか、親子連れなどの一般参加者も熱心に撮影していました。
まず出迎えてくれたのは電気レスキュー車です。
大宮のイベントの時にも見ましたが、普段見られない事業用車が見られるのもこういうイベントの魅力ですね。
車両展示ブースへ
車両展示ブースへ行く前に埼京線・川越線で使用された歴代ヘッドマークが展示されていました。
古いものほど手作り感があっていいですね。
鉄道イベントらしい写真ですね。普段はこれだけ並んで撮るなんて出来ないですからね。
ちなみに、サイトのトップ画像にも使わせて頂きました。
E233系7000番台ですが、ヘッドマーク付きでした。
6月のデビューからしばらくの間、デビュー記念で装着して運行されていましたが、私は1度だけ遭遇したものの肝心の写真がぶれてしまいまともに撮影出来ていませんでした。
こんなところでリベンジを果たせるとは嬉しい誤算です。
それから、「通勤快速 板橋」という行先表示になっているのにお気づきでしょうか。
板橋行きの電車はなかったはずですが、何のためにそんなデータが入っているのでしょうかw
そもそも「通勤快速」表示をしている以上、川越方面からの電車ということになりますが、池袋行きならまだしもやっぱり不自然ですね。
それからミュートレインです。これは事前告知でも予告されていましたが、ちゃんと足元まで入る写真はなかったのでよかったです。
走行試験などのためだけの車両なので、ドクターイエロー以上になかなか遭遇できない車両かもしれませんね。
あと、185系もいました。表示は時々変えていたのですが私が撮ったときは「あかぎ」でした。
そういえば、「あかぎ」も今度から指定席車が連結されるそうですが、それを期に651系に変更するという噂もありますね。
これも一応鉄道車両ということで軌陸車もいました。
見た目はトラックですが普通のタイヤとは別に鉄道用の車輪も付いていて、道路も線路も走れる車で、保線作業などで活躍するようです。
エンジン駆動なので電気はいらないはずですが架線の点検用なのかパンタグラフもありました。
工場棟へ
車両展示ブースは一通り見終えたので工場棟へ行きます。
大規模な作業は大宮工場で行うため、ここはそれほど大きな工場ではありませんが、やっぱり鉄道の聖地であることに変わりはありませんね。
機械が並ぶいかにも工場という光景もいいですが、こういう標語も「職場」って感じがしていいですね。
JR東日本の活動をPRするパネルもあったのですが、これは使用済みのきっぷをリサイクルしているというPRの展示です。
川越車両センターでは唯一の工場系の実演「車輪転削」です。
何をしているかというと走っているうちに段々と完全な円形から少しずつ歪んでしまう車輪を削って円形に戻しているんですね。
これをしっかりやっていないと走行中の騒音が大きくなったり乗り心地が悪化したり、最悪脱線事故に繋がったりもするため重要な作業です。
なお、動画も撮りまして、せっかくYouTubeにチャンネルを開設したのでアップロードしました。
外に出てみる
工場外に出るとパンタグラフがありました。パンタグラフって普段ここまでじっくり見る機会がありませんからね。
これもイベントならではですね。
線路を横断する通路(=踏切?)の手前にあった警告表示です。
普段は従業員しか通らないんでしょうけど、やっぱり安全第一ですね。
「電車の下をくぐるな」
まずその発想がなかったですが、10両編成とすると最大で100mの迂回を強いられるわけで毎日働いているとやりたくなってしまうんでしょうかね。
確かにサハだと床下機器も少ないので潜ろうと思えば潜れてしまいますよねw
あと、この辺りで来場記念の缶バッジをプレゼントしていました。
205系・103系・E233系・ミュートレインなど、川越車両センターにゆかりのある車両が用意されていて、1人2つまでとのことで、私は205系とミュートレインを頂きました。
大規模なイベントだとただで貰えるのはチラシぐらいであとは全て販売品というのが多いですが、ここは缶バッジといいクリアファイルといい、気前がいいですね。
その辺も「地域密着」なんでしょうか。
これくらいで一通り見終えたので帰ることにします。
南古谷駅
せっかく来たので南古谷駅の取材をして帰ります。
イベント帰りの人が多く簡単な取材に留めましたけどねw
ホームです。2面3線で島式と相対式が混在する配線です。
川越方面の列車が駅舎寄りの相対式ホーム、大宮方面の列車が島式ホームの2番線を使用し、川越車両センターへの入出庫列車などが3番線を使うようです。
最後もサプライズ!
川越線で大宮に戻りましたがサプライズが2つもありました。
651系がいました。編成が切れていることから編成組み換えを行うのか、もしかすると廃車なんでしょうか。
高崎線への転用説を裏付けるものなのかもしれませんが真相は何なんでしょうね。
もう一つがこれです。ただの185系じゃないかと思われるかもしれませんね。
ヘッドマークが味噌だったのですがうまく写らずw
なので、こちらをどうぞ
修学旅行臨ですね。今までは183系のお仕事でしたが、185系も本格的に波動輸送に就くようになりましたね。
というわけでレポートは以上です。
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