【レポート】ひたちなか海浜鉄道開業7周年記念祭

今回は2015年5月17日に開催された「ひたちなか海浜鉄道開業7周年記念祭」に参加してきましたのでそのレポートです。
なお、2014年度乗り納め・撮り納めの旅の3日目以降がまだですが、イベント記事ということで優先して執筆しています。そちらの方はもう少し待ち下さい。

今回のスケジュール

今回はとりあえずイベントに参加するということだけ決めており、細かい行程は決めていませんでした。
勝田までの特急も30分ヘッドで走っていますし、ひたちなか海浜鉄道自体もそこまで本数がないわけでもないですからねw

上野からは「ときわ」

上野駅からはこの春よりその名称が復活した「ときわ」に乗ります。
また、同時に上野東京ライン経由で東京・品川まで乗り入れが始まりましたが、「ひたち」がほぼ終日品川に乗り入れているのに対して、「ときわ」は日中以外は上野発着となっており、私が乗った便も上野始発でした。

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車種はE657系です。春の乗り納めでは651系の「フレッシュひたち」に乗りましたが代走も終了して常磐線特急は全ての定期列車がE657系になりましたね。
ちなみに、私はE657系初乗車でした。

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比較的朝早い便だったのでご覧のような乗車率でした。
発車直前にはいくらか増えたものの、それでも1/3程度ですかね。

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座席のデザインも今までの車両とはだいぶ違いますよね。
私は結構好きです。

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「ときわ」「ひたち」の最大の特徴はこのランプですかね。
このランプは座席の発売状況を示しており、青ランプは発売済み、赤ランプは未発売となっています。
原則として座席指定を受けて乗車することになっていますが、座席未指定特急券というものを買えば、任意の列車の空席を利用できます。
料金は座席指定を受けた場合と同じなのですが、スケジュールが見通せず乗車列車を確定できない場合には便利なサービスですかね。

ちなみに、私の場合は今回座席未指定で乗車しました。というのは音鉄の都合でして、座席指定をして騒ぐグループなどが近くの席だった場合のリスクを避ける意味で自由に座席を移動できる未指定を選んだわけです。
同様の理由で自由席連結の特急では基本的に自由席利用としています。

さて、台車直上のスピーカー直下という音鉄的に最高の位置を確保したわけですが、発車3分前でまさかの青ランプ点灯w
駅でギリギリに買った人がいたんでしょうね。こういうこともあるので、未指定の人は途中で席を譲らなければならない場合が出てきます。
また、赤、青以外に黄色のランプもあり、これはこの先の駅から指定席を持った人が乗ってくるという意味であり、これが点灯したらやはり移動しなければなりません。

ときわ路を往く

上野を出るとしばらくはポイントの制限がかかりゆっくりと走ります。日暮里を過ぎてもしばらくは急カーブが多く特急らしい走りになるのは北千住を過ぎてからですね。
ちなみに、座席指定を受けた人はその座席に座っている限り車内改札は省略されますが、座席未指定の場合は車内改札があります。
柏からは意外と乗車がありましたがそれでもまだまだ座席には余裕がありました。
我孫子を通過すると複々線区間も終わり徐々に田園風景になっていきます。
たまにはこういう車窓を眺めつつ旅をするのもいいものですね。
土浦・石岡・友部と停まっていき、水戸でほとんどの人が降りました。
そして、ここで一旦例の発売状況のランプが消灯しました。残り1区間なら発売状況は確定だからということなのかと思ったらまた点灯しました。あの消灯は何だったんでしょうかねw

勝田駅

そして、列車の終点勝田駅に到着しました。

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ここでも列車を撮影です。さり気なく651系と並べてみましたw
ここからは茨城在住の友人が合流します。


↑回送シーン

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側線には651系がいました。友人曰く前日に運行された臨時列車の関係ではないかとのこと。

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早速ひたちなか海浜鉄道ののりばへ移動します。
ここからは1日乗車券を購入しますが、改札内で購入できます。
前回訪問時は夜だったので駅前に出ても良かったんですが、友人と話し込んでいる内に列車が来てしまいましたw
が・・・これには乗りません。この後の列車にキハ20系を譲り受けたキハ205などが充当されるらしいのでそれを待ちます。
実はこのタイミングでひたちなか海浜鉄道に乗りに来た理由の1つがこのキハ20系(便宜上キハ20系の呼称で統一します)だったりします。
今回のイベントの目玉の1つがJR東海から移籍したキハ11形の展示なんですが、その導入目的がキハ20形の置き換えにあるのは明らか、今のうちに乗っておかねばということです。

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列車が去ったホームで駅名標を撮ります。洒落たデザインの駅名標になっていますね。
何分初めて乗るので昔からこうなのか、最近変更されたのか分かりませんが、どうなんでしょうね。

そして待つこと30分弱、キハ20系の列車がやって来ました。
が・・・あまりのホームの混雑に撮影どころではなくここでは撮影出来ていません。

ひたちなか海浜鉄道湊線

2011年の東日本大震災では甚大な被害を受け、一時は廃線の危機に瀕しましたが、見事復活を遂げて今に至ります。
また、2008年までは茨城交通が運営する路線でしたが、第三セクターとして現在の「ひたちなか海浜鉄道」として生まれ変わった経緯を持っています。
そんな湊線ですが、この日はイベントの影響もあってかなりの混雑を見せており、キハ20系2両に現在の主力車両であるキハ3710形が連結されていました。
それでもかなり混んでいましたからすごい集客力ですよね。
あと、キハ20系についてですが、性能が安定しており、長寿命、かつ故障も少ないという理由から各地より集めて運用してきた経緯があり、キハ20系天国になっていたのですが、1990年代より流石に状態の良いキハ20系を入手するのが困難になり、現在はNDCのキハ3710形、キハ37100形、そして三木鉄道より移籍したミキ300形といった車両が主力になっており、キハ20形はイベント時などの客寄せパンダ的な存在になっているようです。
この後ですが、実はもう1人茨城在住の友人が来るのでその到着を待つ間、暇つぶしも兼ねてイベントのメイン会場となる那珂湊駅を一旦通り越して終点の阿字ケ浦まで乗車します。
いくらか車内の混雑も落ち着いたのでキハ20系のエンジン音を収録しつつの乗車となりました。

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阿字ヶ浦駅にて折り返し待ちの間に少し撮影です。
7周年のヘッドマークもついていますね。

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ドア部です。これは自動ドアなのですが、島原鉄道で乗ったキハ20系が閉じるときのみ自動の半自動ドアだったためそのイメージが強く最初に乗った時はびっくりしましたw

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サボも7周年仕様

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せっかくなので車内も少し撮影します。
まずは運賃箱

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レトロですねぇ

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床が木だなんて、私のような世代からすればちょっとしたカルチャーショックです。

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こういう座席は旅情を誘いますね。

このまま那珂湊まで戻ります。もう1人の友人はそこから合流です。

那珂湊駅

湊線の中心的な駅で、イベントのメイン会場となる那珂湊駅です。

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ここでも撮影します。

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いました!キハ11形
運行開始後は塗装変更されるとのことで、オリジナルの塗装で見られるのは今だけですね。

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こんなものまで用意するなんて、ひたちなか海浜鉄道も粋ですね。

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ホームもこの人出です。

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併せて展示されていたキハ222形
こちらはエンジンの不調で既に引退した扱いになっており、運用はされません。

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さよならヘッドマークもついています。

この他にもキハ20系が展示されており、その中で写真展があったのですが、写真を撮影されることを防ぐためなのか入場には住所氏名を記載しなければならないということで、別にやましいことをするつもりはありませんが面倒で入りませんでした。

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車内にも入れました。やっぱり床は木ですね。

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運転台です。窓ガラスに丸い枠のようなものが付いているのが見えると思いますが、これは旋回窓というものです。
キハ222形は北海道の羽幌炭礦鉄道から移籍したので耐雪仕様になっており、この部分が回転することで遠心力で窓についた雪を振り払うわけですね。

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駅名標です。やっぱりこのデザインなんですね。

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ホームです。2面3線で、うち1線はイベントの展示車両が停車しています。

ホーム上でも様々なイベントがあり、模型の展示やステージショーなどもあったのですが、ちらっと覗く程度にしてここで一旦改札を出ます。
ちなみに、模型の方はガルパン関係が圧倒的に多かったですw

街へ出る

無事に友人とも合流し街の方へ出ました。
駅周辺だけでなく、街の方にも様々な出し物があるようです。

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その中でも目玉がこれでしょうか。
茨城交通のガルパンバスです。

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キャラクターのパネルも立っていますね。

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あと、個人的に面白かったのがこれです。
ショベルカーを使ってボールすくいをするというものです。
動画も撮ったんですが、話し声が入ってしまって公開できないので写真でご勘弁下さい。

この後は周辺の出店で色々つまみながら進みました。

そして、駅に戻りますが、その前に近くの踏切で撮影をすることになりました。

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まずはキハ3710+キハ20の方です。

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後追い


↑動画です。


↑今度はキハ3710形だけの方

これで駅に戻りますが、1本見送ってしまったので30分くらい駅でぶらぶらすることに

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車庫にはミキ300形がいました。
夕方に那珂湊~勝田の1往復だけという微妙な運用になってるんですが、キハ11形導入後は変化があるのでしょうか。

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あと、駅名標とキハ11形を絡めてみました。

この後は阿字ケ浦まで移動します。

2度目の阿字ヶ浦駅

今度はすぐに折り返さずに1本見送ります。

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駅名標です。

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キハ3710形

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駅舎です。ここでスタンプラリーのスタンプを押します。
また、ここでも出店があり、鉄道模型やジュース、お好み焼き屋焼き鳥などが売られていました。

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次にやって来た列車はこんな列車でした。

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お絵かき列車ってやつですかね。
ちなみに、先ほどと同じキハ3710形に見えますが、キハ37100形という派生系列のようです。
正直、私には何がどう違うのかわかりませんがw

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車内はこんな感じ
まあ、普通のNDCですねw

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運賃表示器もこのような液晶モニターになっていました。
キハ20系から比べると隔世の感さえありますw

この列車で那珂湊まで行って、スタンプラリーの抽選をして帰ることにしました。
ただし、抽選の列がすごい行列でして、しかも那珂湊のスタンプは駅から遠く離れた街中にあるようで、結局阿字ヶ浦のスタンプだけで抽選をすることにしました。
このスタンプラリーはスタンプ1個に付き、1回抽選というものだったので、1個だけでも抽選は可能なのですが、会場である那珂湊のスタンプを押していないというのは、受付のお姉さんもさぞ不思議に思ったことでしょうねw
抽選の結果ですが、参加賞のクリアファイルでした。まあ、これも立派な鉄道グッズですし、下手に大きなものがあたって持ち帰るのに苦労するよりは良かったでしょうw
ちなみに、阿字ヶ浦駅の方でもスタンプラリーとは別に抽選があり、そちらでは干し芋を頂きました。

あと、この後は先ほどのミキ300形に乗って勝田へ行きましたが、あまりの混雑で撮影はしておらず、1両編成に詰め込まれて録音どころでもなかったので、一応ひたちなか海浜鉄道の全車種に乗れた事にはなるんですが、宿題が残ってしまいましたw
キハ20系以外は録音は一切出来ていませんしね。

帰路へ

勝田につくと改札を出て指定席券売機で帰りの特急の切符を買いました。
友人2人は普通列車で帰るようなのでここでお別れです。
今回は「ときわ」ではなく「ひたち」です。勝田・水戸と停まったらその次は上野ですからすごいですよね。
あと、「ときわ」にはない車内販売があるのであの固くて食べるのが大変なことに定評があるアイス(通称:シンカンセンスゴクカタイアイス)を買って食べました。
ちなみに、今度は混雑が予想されたので指定席を取りました。
窓際は空いておらず、通路側になってしまいましたが、確実に座れるので安心です。

というわけで、レポートは以上になります。
2014年度乗り納め・撮り納めの3日目はもうしばらくお待ちください。
~追記~
3日目4日目も執筆できました。お待たせして申し訳ありません。

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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