今回は東武鉄道が運行する特急「アーバンパークライナー」の乗車レポートとなります。
1・2・3号と1日3本設定されている「アーバンパークライナー」のうち、「アーバンパークライナー3号」に浅草→大宮で乗車しました。
アーバンパークライナーとは
そもそも「アーバンパークライナー」とは何かという説明から始めますと、「アーバンパークライナー」は2017年より東武鉄道が運行開始した特急列車であり、運行区間は大きく3つに分かれ、浅草→大宮、浅草→野田市、大宮→運河の3区間で運行中です。全て平日の夜間に運行されホームライナー的存在の列車と言え、1号は浅草から大宮まで全区間6両編成で運行、3号は浅草→春日部では6両で運行し、春日部から3両ずつに分割されそれぞれ大宮・野田市まで運行されます。そして、2号ですが、これは3号のうち大宮行きの編成をそのまま使用して大宮→運河で運行されます。
なお、土休日は運転区間を春日部まで短縮して「スカイツリーライナー」として運行されます。
また、全て500系(リバティ)が充当されます。リバティも登場以来撮影こそしていましたが乗車できていなかったし、何より野田線初の定期特急列車ということで注目していました。(土曜日限定なら「スカイツリートレイン」が大宮始発で運行されていた時期もありますね)
それから、1・3号は浅草→せんげん台、2号は大宮→春日部のみが特急扱いであり、それ以降の区間は特急券無しで乗車可能となっています。
浅草駅からレポート開始
ここの所、「しもつけ」といい、日光線快速といい、浅草駅から東武に乗ることが多かったわけですが、今回もここ浅草駅からスタートします。
この発車標からレポートが始まるのがお約束になってきている気がしますねw
大宮行きと野田市行きが併結されていますが、別々の欄に表示されていました。
ここで階段横の特急券売り場で410円の特急券を入手するというミッションをこなします。
前述の通り、特急扱いはせんげん台までなので春日部以遠まで乗り通すとしても特急券はせんげん台までということになります。
ホームライナー的な列車ということで直前購入の割合が高いのは予想していましたが、発車20分前の段階では空席のほうが多いくらいでしたね。
ホーム上の発車標は大宮行き、野田市行きをまとめて表示していました。
まだ「アーバンパークライナー」はやってこないので区間準急などを撮って暇つぶしw
↑いよいよ入線です。
東武日光でも撮りましたが、やっぱりかっこいいですね。
所で、どことなくJR東日本の「四季島」に似ていると思ったら、同じ奥山清行氏がデザインを担当していたんですね。
ここまで「リバティ会津」として走ってきたんですね。
いつかは会津田島から通しで乗ってみたいものです。
聞ける車両辞典(まだ作っていませんが・・・)と被らない程度に車両の紹介もしておきましょう。(追記:聞ける車両辞典にも東武500系のページが出来ました!)
ロゴ部分です。
連結部です。
分割併合する運用が可能なのが「リバティ」の特色ですしね。
↑いきなり何の動画を貼るのかといえば、ハザードランプです。
ハザードランプといえば、自動車に搭載されるイメージで鉄道車両に搭載される例はほとんど聞いたことがありませんが、500系では連結面への転落を防止するため注意喚起として停車中はハザードランプが点滅するようになっているんだとか。
浅草駅名物の乗降口への渡り板
車両がどんなに新しくなっても浅草駅がいっそ地下化でもされない限り、この光景は続くんでしょうね。
それでは乗り込みましょう。
間接照明が落ち着いた雰囲気を演出していますね。
アーバンパークライナーで大宮へ
一通り撮影も済んだらあとは大宮までの乗車レポートとなります。
他の東武特急同様にとうきょうスカイツリー、北千住と停車していきますが、予想通り北千住からの乗車が最も多く、惣菜をつまみながらビールを楽しむ人や弁当を広げる人など様々でした。
410円の追加で優雅な移動時間を楽しめるなら十分価値がありますよね。
北千住までは線形も悪くあまり飛ばしてくれないので走行音的には微妙ですが、北千住からは高速域の音も楽しめますね。
そして、特筆すべきはこの「アーバンパークライナー」と「スカイツリーライナー」以外の特急は全て通過するせんげん台駅に停車することですね。また、前述の通り特急扱いとなるのはせんげん台までなので、せんげん台から乗車する人が多かったですね。
各駅停車などでせんげん台まで行って春日部や野田線の各駅への速達列車として利用しているんでしょうね。
思ったのが、せんげん台ではなくて春日部まで特急扱いのほうが分かりやすいのではないかということですが、やはりせんげん台で接続する各駅停車からの乗り継ぎ客への配慮なんですかね。
北千住からは若干録音環境が悪くなり、せんげん台ではもっと騒がしくなってしまったんですが、特急扱いではなくなったということは指定席でもなくなったということであり、すかさず騒がしいグループと距離を取って別の席に移動しましたw
春日部からは野田市行きと大宮行きが分割されますが、野田市行きは野田線内各駅停車、大宮行きは岩槻まで各駅停車で、岩槻の次は大宮まで無停車という設定です。
そもそも浅草や北千住から野田線沿線への帰宅の足という意味合いの列車ですから野田線内で優等運転をしないのは分かりますが、大宮行きが岩槻~大宮間だけ通過運転なのは微妙ですよねw
春日部より先の野田線内でも乗ってくる人がそこそこいたので、岩槻からの通過運転は短距離利用者を分離する意味合いとかでしょうか。
ところで、日中に運行される急行は春日部~大宮間は岩槻のみ停車ですから、同区間は特急料金不要とは言え急行より停車駅が多い特急ということになっていますねw
大宮でも撮影をしてから撤収
浅草から1時間ほどの乗車で大宮へやってきましたが、ここでも500系の撮影をしていきます。
このホームは6両分しかなく、通常は6両編成しかやってこないので撮影が難しいんですが、「アーバンパークライナー3号」は3両なので余裕で撮れますね。
隣の乗り場にいたのは私鉄の103系の異名を持つ8000系
↑方向幕がバグってたので撮影w
発車標です。折り返し運河行きとなりますが、表示がぎゅうぎゅう詰めw
ちなみに、運河行きは春日部までが特急扱いで、停車駅も春日部までノンストップ、以降運河まで各駅停車となっています。
特急券も浅草始発の1号・3号より100円安い310円となっています。
ちなみに、大宮駅では2両目のドアのみが開き、そこで特急券の検札をする方式です。
↑発車シーン
それでは撤収しようかと思ったらこんなものを発見
野田線の大宮駅はホームが1つしか無い割にとても混雑しますから、「アーバンパークライナー」の利用者を普通列車の利用者の動線から分離するためにこんなスペースを用意したんですかね。
ただ、表示が小さいので気づかないでホームの適当な位置で待っている人もいそうw
JRのコンコースには東北新幹線開業35周年を記念した展示があっていました。
これに関連して「新幹線リレー号」の復活運転やE4系「Maxやまびこ」の特別運転などもあるようですね。
というわけで、今回は短編となりましたがレポートは以上です。
次回はかなり大規模な遠征を予定していますのでそちらもお楽しみに!
あわせて読みたい関連記事
- 新潟・山形・福島乗り鉄旅(2日目)
- 189系「ホリデー快速富士山」で行く富士急行の旅
- 【レポート】ひたちなか海浜鉄道開業7周年記念祭
- 「木曽あずさ」乗車レポート(2018年)
- 紀伊半島旅行(3日目/八木新宮線・近鉄編)