東京メトロ6000系特別運行レポート

今回は既に定期運行が終了した東京メトロ6000系の特別運行の様子を取材しましたのでそのレポートとなります。
なお、前回の記事の最後の方で少し触れましたが、こちらの方が旬なネタなので遠征記事とは順番を前後して執筆しています。遠征記事の方はもう少しお待ち下さい。

特別運行の概要


東京メトロ6000系については「聞ける車両辞典」をご覧頂くとして、今回の特別運行の概要ですが、土日の休日ダイヤ限定で綾瀬~霞が関間を1往復するというものです。運行自体は一般の営業列車と同じ扱いのため通常の運賃さえ払えば事前申し込みなどは不要で誰でも乗車できます。
また、特徴としては既存のダイヤに6000系を充当するのではなく、6000系特別運行のための専用ダイヤを用意していることが挙げられます。
6000系というだけでももちろんレアですが、通常は平日ダイヤならば朝ラッシュ時に3本だけ、休日ダイヤならば深夜帯に1本だけしかない霞ヶ関行きが日中に走るという意味でもレアですね。
なお、この特別運行は東京メトロの公式サイトに詳細なダイヤと共に公表されていたため、多くの方の知るところだと思います。

まずは大手町から霞が関へ

当初は一旦綾瀬に出てから全区間乗車をしようかとも思っていたのですが、結局往路は大手町から乗車することにしました。
あ、このパターンは209系さよなら乗車のときと同じですね。

地元の駅から乗り継いでやってきたのは大手町駅。


何度か来ている駅でありホームなんかも特段取り上げるネタもないのでいきなり発車標です。
2列目に出ているのが6000系特別運行の霞ケ関行きです。
この表示もこの時間帯に見られるのはレアですよね。

休日の昼間ということでラッシュ時並みの混雑はありませんが、ホームの端の方を見ればカメラを構えたファンが多数待ち構えていました。


↑本番の6000系の前にE233系で練習がてら撮りました。
東京メトロ側も撮影者の殺到は想定の範囲内なのか、警備員も配置されていました。


↑いよいよ本番の6000系入線です!


キャプチャですがどうしてもぶれますね・・・


霞ケ関の幕を撮ったら急いで乗車です。
入ってきたらすぐに乗り込みましたので外観の撮影はこれだけになります。

乗り込んでみると予想通り車内はマニア率の高いことw
ただ、そこまで熱心なファンではなさそうな人も結構乗っていたのは意外でした。6000系は千代田線の顔的存在だった時期が長いですし、デビュー当時から千代田線を利用していた人とかは感慨深いものがあるのでしょうね。
また、前回乗車した209系と違って、東京メトロ公式サイトで運行予定が公表されていた点も、熱心なファン以外も集まる理由となったのでしょう。


国鉄型でお馴染みの扇風機ですが、これで車両の年代が知れますねw


この妙に窓が小さいドアもこの6000系の特徴ですかね。

私にとっては恐らく最後の乗車という感傷に浸る間もなく終点霞ケ関に到着です。
降車終了後速やかに引き上げるようなのですぐに降りるようにというアナウンスもあったので大人しく下車します。


降り際に撮った車内です。

そういえば、普段は滅多にない霞ケ関行きということで、終点なのに気づかないで降りない人がいて係員に声をかけられて慌てて降りる一幕もありました。


例の特徴的なドアを外からも撮ったらもう引き上げていくようです。


地下駅で走っている車両を撮るとこうなるという図w


せっかく来たので駅名標を・・・
余談ですが、同名の駅が東武東上線にもあるのですが、こちらは「霞関」と”ケ”が大きい方なのに対し、東武東上線の方は「霞関」と”ヶ”が小さい方になっています。
どちらも同じ駅から直通で行けたりするので紛らわしいことこの上ないと思うんですが、知名度からすれば東京の霞ケ関が圧倒的だから逆に問題にならないってことでしょうか?


ホーム上は先程6000系から降りてきた人、元々ホーム上にスタンバっていた人が入り混じり折返しの綾瀬行きとなる6000系を待ち構えていて結構な混雑でした。


定期の我孫子行きの後追いで走ってきます。
2列目に出ている案内がそれですが、小さく「当駅始発」と書いてあるのがレア表示ですね。


先行となる16000系
これまた6000系の練習台として撮影しました。


↑いよいよ6000系入線です!


復刻された営団マークとさよならヘッドマークが付いた方をなんとか撮れました。

今度もすぐに乗車しないと発車してしまいますのでこれ以上撮影できず・・・w

折返しは片道とは言え全区間乗車するのですが、比較的に静かだったのは大手町までw
2分前に定期列車がいることが信じられないくらい一般利用者も普通に乗ってきますし、さよなら乗車組も多く、最後まで静かな車内は到来せず、録音的な意味ではちょっと残念でした。
209系の時は予想外に静かに録れたので今回も期待していたのですが・・・
やはり、こういう特別運行ではなく定期運用がある頃に動きべきでしたね。

そんなわけで綾瀬に到着ですが、ここもホーム上は既に撮り鉄だらけでまともに撮影できそうにありません。
で、思いついたのが北綾瀬支線が発着するホームの手前が少し作画途切れている箇所があってそこから撮れるのではないかということ。
ここは穴場のようで意外と人もいなかったのでアングルの自由度も高かったのですが、果たして・・・


↑こうなりました。


最後の思い出としてはこれもまた大切な記録・・・ですかねw


その先には北綾瀬支線の列車がいます。北綾瀬支線には1度だけ乗ったことがあるのですが、その頃はまだ5000系が現役でした。

と、これにて6000系のレポートという意味では終わりですが、実はまだこの後も活動がありました。
というのは、今回は霞ケ関や綾瀬で折り返し乗車すること、往復の移動でも地下鉄を使えること、夕方に横浜で所用があったことなどの理由から都営とメトロの共通1日券を買っていたので、それを使って東京の地下鉄をウロウロします。
といっても、乗りつぶしという意味では既に完乗を果たしているのでお目当ては都営新宿線にあります。

都営新宿線へ

もったいぶった言い方で章を区切りましたが都営新宿線の何がお目当てなのかは読み進めて頂ければ分かりますw


まずは千代田線から新宿線に乗り換えるにあたり、新御茶ノ水駅にやってきました。
直接は乗換駅となっていませんが、新宿線の小川町駅と地下通路で接続しており、実質的な乗換駅として機能しています。
東京って乗り換え可能なのに駅名が違うとか多くて初見殺しですよねw


地下鉄特有のこのタイプの駅名標も


ホームです。


これまた地下鉄特有の丸みを帯びた壁面がいいですね。


よく見ると季節ごとの壁画が描かれているんですね。
各月のものがありましたがキリがないので8月以外は割愛しますw


天井の低さのせいか、随分とコンパクトな発車標ですねw


ちゃんと新宿線の案内もありました。


メトロと都営は別改札ということで一旦改札を出ます。
なお、丸ノ内線は千代田線と同じく東京メトロの路線ですが、淡路町駅が当駅との乗換駅に指定されているだけで別の駅なのでやはり一度改札を出る必要があります。
ただし、メトロ同士なので改札を出て乗り換えても運賃が通算されるようになっているようです。


地上に出なくていいのは助かりますが地下通路が地味に長いw


昭和チックな看板を発見


都営新宿線の小川町駅が見えてきました。
そういえば、霞ケ関駅(正確には字が違いますが・・・)も東上線にもありますが、小川町駅も東上線にもありますね。しかも、大半の列車の行き先になっている駅ということを考えるとこれいいのかなぁ?w


しかも、こっちは表記まで完全に一致ですからねぇ。


ホームへやってきました。


この路線図や時刻表と一体化した駅名標は都営地下鉄の特徴ですかね。


壁面の駅名標


そして、お目当てのヒントはこの発車標にあります。
普通の地下鉄ではなかなかお目にかかれない表示が出ています。
分かりますか?


↑と、そこへお目当ての列車がやってきました。
ただし、通過ですがw

ここで答え合わせをすると、それは急行列車です。
都営新宿線では日中に限り急行運転を実施しているのですが、この急行には乗ったことがなく、地下鉄での優等運転は珍しいこともあって乗ってみたかったのです。
ただし、小川町駅は急行が通過してしまうため、一度笹塚まで行ってから乗り換えます。
なお、新宿線の起点は新宿駅であり、笹塚は京王線の駅になるため、笹塚駅で一度乗越精算となります。


というわけで笹塚にやってきました。
京王の電車が撮り放題ですw


笹塚駅の発車標です。
区間急行とか急行とか色々ありますが、ここに罠があって、新宿までは京王線なので京王線内での種別で案内されますが、新宿から先の都営新宿線内では各駅停車となる場合があるため、ここの発車標だけでは都営線内も急行になるのかどうかの判別が付きませんw
一応補助案内で「都営線内急行です」とか流れるのでそっちを見れば分かりますが、これは分かりづらいですよね。
まあ、各駅停車だと思って乗ったら急行で降りたい駅を通過してしまうよりは急行だと思ったら各駅停車で思ったより時間がかかるほうが遥かにマシではありますけどねw


引き上げ線で折り返しを待つ10-300形


↑ここで7000系の特急が通過していきました。
京王線って笹塚はほぼ全ての列車が停車しますが、特急だけは通過なんですよねえ。


9000系なんかを撮りつつ待ちます。


そして、お目当ての急行がやってきました。車種は10-300形でしたが外観は撮らなかったので幕だけw
それにしても、シンプルな幕ですねw


と思ったらちゃんとした幕もありました。
そしたら早速乗車です。当駅で京王線からやってくる新宿行きの列車の接続を受けてから発車のようですが、今の所車内は空いています。

京王線の列車がやってきても意外と混雑はなくここで発車です。

都営新宿線 急行

ここから急行で終点の本八幡まで行きますが、ここで都営新宿線の急行について解説です。
都営新宿線は新宿と本八幡を結ぶ都営地下鉄の路線であり、都営地下鉄では唯一千葉県まで乗り入れる路線でもあります。また、新宿からは京王新線を介して笹塚から京王線・相模原線に直通して橋本・高尾山口まで直通運転しています。
路線としては1980年に新宿~岩本町間を開業したのを皮切りに1989年に本八幡まで(ただし、当時の本八幡は仮駅)開通して現在の形になりますが、急行運転が始まったのは1997年と全通から8年を経てのことでした。
これは新宿線に並走する東京メトロ東西線やJR総武線と比べて新宿線の利用者数が少なかったことから、急行運転を実施して所要時間を短縮することで需要喚起を図ろうということで始まったようです。
当時既に東西線で快速列車が設定されていたので東京では2番目の地下鉄における優等運転ということになりますが、東西線は快速運転は南砂町以外は地上区間に限られており、都心部を走る地下区間は快速も各駅に停車するのに対し、新宿線は元々全線が地下なので地下区間で急行運転をしている上、路線の全区間で急行運転をしているという点で特異です。
現在では東京メトロ副都心線、都営浅草線でも通過駅のある列車が設定されるようになったため、以前ほど珍しい存在ではないですが、それでもやはり地下鉄の急行は興味があったわけですね。

そして、急行運転の概要ですが、停車駅は新宿から行くと市ヶ谷、神保町、馬喰横山、森下、大島、船堀、本八幡と停車しており、基本的に他の鉄道路線と接続する駅を停車駅に選んでいますが、連続停車を避けるためか丸ノ内線・副都心線と乗り換えが可能な新宿三丁目や東西線・半蔵門線と乗り換えが可能な九段下、秋葉原駅至近でJR各線や日比谷線・TXと乗り換えができる岩本町、半蔵門線接続の住吉駅は通過しています。
傾向としては都営地下鉄の他路線と接続する駅は必ず停車、メトロやJRなど他社の鉄道との接続はその中でも選りすぐって停車駅を決めている感じでしょうか。
同じ都営の浅草線なんか、エアポート快特が地下鉄線内も優等運転をしていますが、最高でも2駅連続までしか通過駅がありませんし、泉岳寺~新橋間は4駅連続停車となっていることを考えれば、新宿線の急行はかなり速達性重視の設定なのが分かりますね。

運行時間帯は平日は10時~16時頃、土休日が10時~18時頃となっており、前回乗車時は平日の夕方だったので急行運転がなく乗れなかったわけです。
また、面白いのが急行は基本的に京王線への直通は行わず、笹塚~本八幡間(一部大島折返しもあり)完結の運転になっているんですよね。せっかく優等運転するなら直通列車を優等にすればいいと思うのですが、あくまで千葉県内から都内への速達輸送に専念するということなんでしょうか。
ちなみに、土休日ダイヤの朝に2本だけ、本八幡発高尾山口行きの急行が設定されており、こちらは例外的に京王線に直通する上、運行時間帯も本八幡7時発と7時20分発となっています。どう見ても行楽客を意識した設定ですが、逆方向の高尾山口発本八幡の急行はないようです。

また、地下鉄と言えばどうしても駅施設が手狭になり待避線などを確保出来ないことが多く、せっかく優等運転をしても先行列車を追い抜けないために運行本数が限られたり、各駅停車と比べてあまり速達性が確保できなかったりという課題にぶつかりがちですが、新宿線では岩本町・大島・瑞江の3駅で待避が可能となっており、実際急行は先行の各駅停車を追い抜く設定になっていて、所要時間では新宿~本八幡を急行が29分で走破するのに対し、各駅停車は待避をしない列車でも40分、待避がある列車では45分程度を要しており、11分~15分もの短縮効果が出てきます。
運行パターンは本八幡方面を例に説明すると、急行が20分ヘッドで走り、その間に各駅停車が3本入るパターンを繰り返すのですが、急行の直後の各駅停車は本八幡まで待避無しで逃げきり、その次の各駅停車が瑞江で待避、その次、つまり急行の直前の各駅停車は岩本町で待避します。ようするに急行は新宿~本八幡間を走る間に2本の各駅停車を追い越していることになります。
これは地上路線の急行にも匹敵する俊足っぷりですよね。

優等種別といえば混雑しているイメージでしたが、意外に空いていたことに拍子抜けですが停車駅を厳選しすぎた結果でしょうかw
新宿線は全線が地下なので乗っていても景色は見られず、車内案内表示器の表示やホーム進入時に見える駅名標でしか現在位置を把握できませんから乗り鉄的な面白みには欠けるのが正直なところですが、地下鉄なのに駅を通過する体験はやっぱり魅力ですね。


そんな乗車時間もあっという間に本八幡に到着です。
都営地下鉄に乗ってきましたがここは千葉県です。


駅名標


柱タイプ


発車標ですが、停車駅案内もあるのが特徴ですかね。


乗ってきた10-300形ですが、そのまま折り返し急行笹塚行きになるようです。


急行表示


側面も


ホームドアはまだ稼働前なのかこんな光景も見られました。


ホーム監視用のモニターですが・・・多い!w


急行の停車駅案内入り発車標を撮ったら折り返します。


車内の案内も忘れずに・・・

折返しは特に書くことなしw


今度は笹塚までは行かず新宿で折り返します。
新宿~笹塚は正式には京王線であり、笹塚に行ってしまえばまた乗越精算しなければいけませんし、どうせこの区間は急行でも各駅に停車しますしね。


1駅引き換えして新宿三丁目駅へやってきました。
冒頭でちらっと触れましたがこのあとは横浜で用事があったので横浜へ出たいのですが、新宿三丁目駅から副都心線に乗車すればそのまま東急東横線で横浜に出られるということでこのルートを選びました。
それにしても、副都心線という東急東横線にも東武東上線にも西武池袋線にも直通するルートとの唯一の乗り継ぎ駅である新宿三丁目駅を通過する急行ってのもなかなか大胆な設定ですよね。


副都心線の駅にやってきました。
あとは普通に移動なのでレポートはここまで!

おまけ

横浜で用事を済ませた私は再び東急東横線で帰路に就くとホームへ行くと・・・


なんと7000系!
ちなみに、写真が横浜駅ではないことにお気づきでしょうが、実はここ・・・


和光市駅ですw
7000系が和光市行きだったのですが、まだ1日乗車券の効力は残っており、和光市まで行っても追加の運賃精算が必要ないということもあって思わず和光市まで行ってしまいましたw

これにてレポートは終了です。
次回は後回しにしていた遠征のレポートの執筆に取り掛かりたいと思います。
それでは!

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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