「踊り子」を撮りに伊豆へ

今回はATS運営メンバーの一人、西鉄好きさんと共に伊豆へ撮影遠征に出かけましたのでそのレポートです。
この活動は2019年の年末に実施したものであり、2019年最後の活動となったわけですが、記事公開は3月も目前(3月になっちゃいましたw)というタイミングですから、執筆が遅れているものです。
ところで、数年前にも似たタイトルの記事に見覚えがあるという方もいるかもしれませんが、以前に中央線特急からE351系E257系が引退するというときにも同様の活動をしており、その時の記事もよろしければご覧下さい。
なお、前回は同じくATS運営メンバーの一人であるyamanomiさんも同行されましたが、今回はyamanomiさんは同行せず、私と西鉄好きさんの2名での活動となりました。

タイトルにもある通り、伊豆への遠征だったのですが、交通手段としてはレンタカーを利用しているので、道中はほとんどレポート対象にはならず、ほぼ撮影した写真や動画を紹介する記事といっても過言ではないと思います。
旅行記という感じではなくなりそうですが、いつもよりはボリュームも少なめの手軽に読める記事になるかと思います。

まずは伊豆を目指す

西鉄好きさんと合流後、レンタカー店で車を受け取ったら出発です。首都高速を経て東名高速を進み小一時間でもう静岡県に入りました。
今回は現地で午前中から活動したいということで前日夜に出発してホテルに泊まる行程にしていたのですが、おかげで渋滞もほとんどなく快適に走ることが出来ました。

宿のあるのは三島でしたが、車は函南町へと進みました。その目的は・・・?w


静岡県といえば”さわやか”ですよね?w
というわけで、函南店を訪れることとしました。私も西鉄好きさんも”さわやか”が大好きなんですが、せっかく静岡に行くとなれば行かない選択肢はありませんでしたw
(なお、写真は以前の記事の使いまわしですw)

流石は”さわやか”だけあって比較的空いていると言われる函南店でも1時間弱は待ちましたが待った甲斐のある美味しさでした。

腹ごしらえを済ませたら三島に車を走らせてホテルにチェックインします。
考えてみると今まで西鉄好きさんと同行した活動はいずれも日帰りだったため、一緒に外泊するのは初めてだったのですが、翌日もあるので修学旅行のようなノリで夜更しするような事もなくお互いすぐに眠りにつきました。

いつもの乗り鉄旅ならば朝食サービスはあっても利用できないものと相場が決まっていますが、今回は狙いが「踊り子」であり、観光利用がメインの列車だけに始発も10時頃なので朝イチで動いても意味がないということでゆっくり朝食を食べてからの出発です。
しかし。外は生憎の雨であり、朝食を食べながら対応を検討しました。この雨じゃ撮影向きじゃないし、いっそ普通に伊豆を観光して帰ろうかという案も出たものの、一時的にでも雨が上がる可能性もあるし、とりあえず伊豆急行の沿線には行ってあまりに雨がひどければまた考えようということで朝食を食べ終えたら身支度を整えて駐車場で待つ車のところへ向かいました。

まだ観光客も動き始めておらず、かといって年末休みで仕事の車も少ない時間帯ゆえ空いている道路を快走しつつ、最初の目的地を城ヶ崎海岸駅と定めて進みます。
三島からだと峠を越えていく必要がありますが、その途中にあった亀石峠はなかなかアグレッシブな線形で助手席の西鉄好きさんも楽しそうでした。
今回は撮影地選びについては西鉄好きさんに一任していたのですが、目星をつけていた撮影地は雨では映えないということで断念して、駅撮りということで城ヶ崎海岸駅へ向かうわけです。
地方は駅前にも駐車場が普通にあるし、大抵は無料だったり有料だとしても格安ですしね。
また、雨の動向次第ではそのまま電車に乗って他の駅へ移動することも出来るという狙いもありました。

城ヶ崎海岸駅にて最初の撮影

伊豆の海を見ながらすっかりドライブ気分で走っていると、最初の目的地の城ヶ崎海岸駅に到着しました。


こちらが城ヶ崎海岸駅です。ログハウス風の駅舎になっています。


入場券を買ってホームへ入りました。
ホームなら屋根があるので雨の中でも撮れますしね。カメラという水に弱い機器を使うわけですから、雨に濡れないことは重要な要素です。


ホームは1面1線で、いわゆる棒線駅です。
って、なんか駅取材のノリになっていますねw


木製ベンチですが、丸太を切ってそのまま使っているような感じです。
駅舎自体もログハウス風の作りになっているので、それに合わせたデザインなのかもしれませんね。


この出っ張りが気になりましたが、展望デッキ的な感じなのでしょうか?
特に景色がいい場所でもないような気もしますけどw


伊豆急行の普通列車は基本6両ですが、朝晩は3両で運転する場合があるのでこのような注意書きがありました。
まあ、わざわざ改札からも遠いホームの端で待つ人はあまりいなさそうですけどw

それではここからは撮影開始です。
私は動画メイン、西鉄好きさんは写真メインで撮ったので、私の手元には動画ばかりがあるのですが、西鉄好きさんも写真をもらって一部ご紹介したいと思います。


↑まずは練習も兼ねて8000系普通列車です。
遮蔽物もほとんどなく、ホーム上で撮るにしては悪くないと思いました。

さて、それではいよいよ今回のメインである「踊り子」にご登場願いましょう。


↑「踊り子」といっても「スーパービュー踊り子」の方ですがw


西鉄好きさんが撮影された写真です。
やっぱりいいカメラにいい技術をお持ちで、私の写真とは全然違いますね。

と、ここまでは下り列車でしたが、次にやってくる「スーパービュー踊り子」は上りです。
さっきと同じアングルで撮っても映えないよなぁ~ということで逆側へ移動したのですが、その先には足湯「ぽっぽの湯」があって綺麗に撮れるアングルじゃないというw
では、どうしたかというと・・・


↑開き直って「ぽっぽの湯」の脇を通過する「スーパービュー踊り子」という映像にしてみましたw
雨で足湯利用者がいなかったからこそ実現した映像とも言えましょうか。これはこれで雨さまさま?w

続いては185系による「踊り子」がやってくる時間です。
251系に比べれば圧倒的に古い車両ですが、今度の改正以後も一部運用は残るみたいなので、251系の方が先に引退する形になったのはどう転ぶか分からないものですね。


↑185系「踊り子」の通過です。
サービス・・・というわけではないかもしれませんが、タイフォンの警笛を鳴らして通過してくれました。

これにて251系も185系も撮れたのですが、別のネタが来るのでそれを撮ってから撤収とします。


↑ネタというのはこれです。
リゾート21シリーズの1つ、2100系「黒船電車」です。
これが普通列車として運用されているのもすごいですが、観光列車を名乗ってもいいくらいの車両ですよね。


停車列車ということで余裕があるので写真も撮りました。


何かマークが付いていると思ったら駅メモとコラボイベントをしているみたいですね。


「黒船電車」を見送ったら城ヶ崎海岸駅はこれにて撤収して次の撮影地を目指します。


西鉄好きさんが撮った写真です。
このズーム倍率は羨ましいですw

このあとですが、西鉄好きさんが片瀬白田駅の近くにいい撮影地があると教えてくれたのでそこへ向かうことにしました。
駅に近いとのことなのでこのまま電車で移動してもいいかなと思いましたが、せっかく車があるのでドライブがてら車で移動です。
城ヶ崎海岸駅から片瀬白田駅までは電車でも5駅ありますし、このあたりの地区には高速道路や自動車専用のバイパス道路みたいなものもほとんど整備されていないので、結構長く感じました。
まあ、同行者がいるので好きな音楽をBGMに雑談しながら行けるため退屈はしませんけどね。

片瀬白田駅付近の撮影地

そんなわけで片瀬白田駅近くの撮影地にやってきました。
駅からも普通に歩ける距離なので、電車で訪れるのもいいでしょう。


その撮影地というのがこちらです。
本当に片瀬白田駅を見通せる位置にあるのですが、特徴的なのはその反対側です。


というわけで反対側に目線を移すとこんな感じです。
どう見ても保線作業用の通路にしか見えないかもしれませんが、線路に並行したこの橋は一般人にも開放されており、間近に列車を見ることが出来るスポットとして知られているらしいです。
私はあまり撮影スポットに詳しくないので西鉄好きさんが一緒じゃなかったら知らないまま終わっていたと思いますw


だいぶ変形していて読みづらいですが、こんな看板があります。
要約すると元々は伊豆急行の管理用通路を便宜上一般に開放しているだけなので、通行に際して事故があっても責任を負いません的な事が書いてあります。


ズームすれば片瀬白田駅の構内を一望できます。


よくありがちな駅撮りっぽい構図ですが、片瀬白田駅の場合、ホーム上からはこのアングルで撮ることは出来ません。

それではあとは撮った動画を一気にご紹介していきます。


↑先程写真でも撮った8000系普通列車


↑上りの「スーパービュー踊り子」


↑下りの「スーパービュー踊り子」


↑8000系の下り普通列車


同じ列車を西鉄好きさんは写真で撮られました。


↑上り185系「踊り子」


↑今度は下りの「踊り子」を撮ったら撤収します。

確かに間近を列車が通過していくので迫力ある映像になりました。
ただ、前述の通り橋は一般に開放されているわけで、撮影者だけでなく、純粋に通路として利用する人もいらっしゃるので、ちょうど列車通過時に通行人がいたときは撮影は諦めるしかないですね。
なので、ワンチャンスのネタ列車とかを撮るなら避けたほうがいいかも?


駅へ戻る方へ進むとちょっとした庭園みたいになっている場所がありました。
ここに公衆トイレもあります。


猫がいましたw

さて、ここからなんですが、時間的にはもう1箇所か2箇所撮影地を巡れそうでしたが、せっかく伊豆を訪れているので海の幸を頂きたいということになり、適当に車を走らせながら海鮮が食べられるお店を探すことにしました。
最初は綺麗な海の車窓もあって楽しいドライブ気分だったのですが、ちょうど年末休みで旅行者も多い時期だったこともあり、国道135号は恒例の大渋滞w
結局入ったのは回転寿司店であり、写真はないのですが、地元の魚を使っているらしく、特に金目鯛の握りは美味しかったです。まあ値段も相応に高かったですがw

渋滞と食事で時間を取られてしまい、更には西鉄好きさんは夜に都内で約束があるとのことで、最後まで車に乗っていかずにどこかの駅で降りて電車で都内へ戻るとのことなので、もうこれ以上の撮影は無理だと判断して伊豆高原駅まで西鉄好きさんをお送りしたらそこでお別れとなりました。
それならいっそ私も「踊り子」で帰りたい気分にもなりましたが、レンタカーなので借りたお店まで運転して帰らないといけませんからねw

結局撮影地は2つしか行けなかったので、撮影メインの活動と考えるとあまり収穫が多かったとは言いかねる結果ですが、観光旅行のついでに撮影をしたと思えば楽しい旅だったのではないかと思います。
というわけで、1区間たりとも列車に乗らない旅でしたが、以上となります。
これにて2019年中の活動はすべてレポートし終えましたが、新年早々も旅に出ているのでそのレポートが次回の記事になると思います。
もはやこれが平常運転と言われそうな、のんびりペースでの更新が続いていますが、次の記事もどうぞ気長にお待ち下さい。
それでは!

~追記~
yamanomiさんがこの活動で撮影した動画を含む「踊り子」の走行シーン集動画を制作してくださいました。
よろしければご覧ください。

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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