SimuTransで関東+αを再現プロジェクトの12回目です。
今回の更新内容
今回は前回までに線路は引いていたものの列車を走らせていなかった区間の運行開始がメインで、新規の建設区間はありません。
新たに運行開始した区間など
新たに運行開始した特急列車など・・・「しおさい」「わかしお」
新たに運行開始した区間・・・京葉線(全線)、武蔵野線(市川塩浜・南船橋~府中本町)、外房線(全線※1)、東金線(全線)、成田線(全線)、総武本線(全線)、日光線(全線)、京王線(全線)、京王高尾線(全線)、京王動物園線(全線)、京王競馬場線(全線)、京王相模原線(全線)、都営新宿線(全線)、常磐線(勝田~いわき※2)、上越線(高崎~水上※3)、吾妻線(全線※3)、両毛線(全線)
※1・・・上総一ノ宮~安房鴨川間は特急「わかしお」のみ
※2・・・水戸~いわき間で新たに普通列車の運行を開始
※3・・・特急「草津」のみ前回までに運行開始済み
運行の概要
今回運行開始した各路線の中で、京王線、都営新宿線、京葉線、外房線は特に運行形態が複雑なので個別に説明したいと思います。
まず、京王線と都営新宿線系統ですが、京王線は高尾線、相模原線も含めるものとします。
京王線は優等種別として特急、準特急、区間急行、快速を運行しており、特急は新宿~高尾山口、準特急は新宿~京王八王子・橋本で運行、区間急行と快速は都営新宿線と直通し、区間急行が本八幡~多摩センター、急行が本八幡~橋本で運行しています。
各駅停車は新宿~京王八王子と新宿~高尾山口の2系統があります。
都営新宿線については、前述の直通運転する区間急行、快速の他に、笹塚~本八幡を運行する急行、新宿~本八幡間の各駅停車という2つの線内完結の系統があります。
関係としては京王線では特急が最上位種別で、新宿~高尾山口間では明大前、調布、府中、分倍河原、聖蹟桜ヶ丘、高幡不動、北野、めじろ台、高尾に停車します。
準特急はその下位種別で、特急停車駅に加えて笹塚、千歳烏山にも停車します。橋本発着の系統については相模原線内は京王稲田堤、京王永山、京王多摩センター、南大沢に停車し、相模原線内にも通過駅があります。
一方、区間急行・快速については通過駅があるのは笹塚~調布間のみであり、都営新宿線内と京王相模原線内は各駅に停車します。
京王線内では区間急行が明大前、桜上水、千歳烏山、仙川、つつじヶ丘、調布に停車、快速はこの区間急行停車駅に加えて下高井戸と八幡山にも停車します。
そして、都営新宿線についてですが、区間急行・快速があくまで直通先の京王線での種別であって都営新宿線内では各駅停車なのに対して、都営新宿線内も通過運転をする急行というのも存在し、これは新宿~本八幡間では市ヶ谷、神保町、馬喰横山、森下、住吉、大島、船堀に停車し、途中駅での先行の各駅停車を追い越すダイヤが組まれているなど、地下鉄にしては珍しい本格的な優等種別です。
これに加えて特急ロマンスカーもあった小田急よりはマシな感じもしますが、本数が多い割に複々線区間が京王新線を別にすればないため待避の設定ではより苦労が多かったかも知れません。
また、競馬場線、動物園線も運行開始していますが、これは通常のダイヤでは線内完結の運転なので、このプロジェクトでも線内完結の運行形態としており、京王線などへの直通は設定していません。
続いて京葉線・外房線についてですが、京葉線は普通と快速、特急「わかしお」の3種別となります。
普通列車は東京~海浜幕張間が基本で、一部東京~蘇我間を走破するものが設定されます。
また、武蔵野線に直通する東京~府中本町間の系統もあります。
快速については基本は東京~蘇我間の運転で、一部外房線の上総一ノ宮まで直通します。
快速の停車駅は八丁堀、新木場、舞浜、新浦安、南船橋、海浜幕張と海浜幕張~蘇我間の各駅です。また上総一ノ宮発着の系統については外房線内は各駅停車です。
特急「わかしお」については東京~安房鴨川間の運行で、東京~上総一ノ宮間は5両編成が2つの10両編成で運行し、上総一ノ宮~安房鴨川間は5両での運行となります。
停車駅は実際には列車ごとにばらつきがありますが、このプロジェクトにおいては統一するものとして、東京、海浜幕張、蘇我、大網、茂原、上総一ノ宮、大原、御宿、勝浦、安房小湊、安房鴨川としています。
京葉線については京王線ほどの運行本数がないのでダイヤ設定は楽でしたが、運行距離の長い特急が絡むので一度運行ダイヤの設定をミスすると影響範囲がでかいのが厄介でした。
その他の線区についてはそれほど複雑ではないので個別の解説は省略します。
スクショでマップ紹介
それではスクショでマップの紹介をしたいと思います。
まずは群馬、栃木県内の路線図モードでの表示です。
上越線、吾妻線、両毛線の運行が始まったためこのように路線図にも反映されています。
続いて房総半島です。
内房線の君津以南がまだ運行開始していないので館山近辺が欠けていますが、房総半島の形が浮かび上がりつつありますね。
続いて千葉県北部です。
総武本線と成田線が運行開始したので大まかに路線図が浮かび上がってきました。
続いて東京近辺です。
元々路線の入り組んだエリアですが、武蔵野線の運行が開始されてよりそれっぽくなってきました。
新木場界隈です。
京葉線と武蔵野線が乗り入れるようになって賑やかになりました。
葛西臨海公園駅です。
1面2線のホームの外側に通過線があるという待避可能な駅です。
東京ディズニーリゾート最寄りの舞浜駅です。
駅自体は1面2線で通過線もないシンプルな構造ですが、利用客数は圧倒的に多い駅ですよね。
ちなみに、実際にはディズニーリゾートラインも駅前に乗り入れますがそちらはまだ作っていませんw
続いて新浦安駅です。
こちらは2面4線で、緩急接続も可能です。
二俣新町駅付近です。
武蔵野線と京葉線の接続点となる三角線が集まる一体であり、武蔵野線から東京方面、南船橋方面それぞれに連絡線があります。
旅客列車は両方向に直通する列車があるため、どちらの連絡線にも列車が走ります。
南船橋駅です。
武蔵野線から直通の列車は大半がここで折返しとなっており、内側の2線は蘇我方面への発着が出来ない行き止まり構造になっています。
新習志野駅です。
車両基地(京葉車両センター)が隣接していて、車両基地へ続く回送線も分岐します。
構造は3面4線という変則的なもので、内側2線が主に車両基地へ向かう回送列車や車両基地から出てきた始発列車が使用し、それ以外の列車は主に外側の2線を使います。
朝夕には始発、終着列車も設定されますが、日中にはないのでこのプロジェクトでは当駅始発終着の列車は設定していません。
続いて海浜幕張駅です。
東京方面からの普通列車の大半が折り返したり、快速列車は当駅を境に蘇我方面は各駅停車になるなど、運行形態の上でも境界の駅ですが、幕張新都心の玄関口となる駅で、幕張メッセや千葉マリンスタジアムなどの大型施設も林立する地区のため、利用者が多く、現在は特急列車も停まる駅となりました。
続いて蘇我駅です。
京葉線の終点であり、千葉から来た内房線と外房線の分岐点でもあるなど、交通の要所と言える場所です。
ホームは島式3面6線と大規模な駅で、鉄道版のジャンクションとも言えそうですね。
上総一ノ宮駅です。
特急以外の千葉・東京方面からの列車は全て当駅までで折り返しであり、特急「わかしお」の分割併合も行われるなど運行上の拠点となる駅です。
続いて大原駅です。
いすみ鉄道との接続駅ですが、いすみ鉄道はまだ作っていませんw
安房鴨川駅です。
外房線と内房線の終点であり、線路は続いていますが終着駅となります。
現在は特急「わかしお」しか来ない状態ですが、この次くらいには普通列車の運行も始まっていると思います。
続いて一気に場所が変わって総武本線と東金線の分岐点となる成東駅です。
2面4線の駅で、そのうち1線は東金線のためのホームで、有効長も短く行き止まり構造になっています。
続いて銚子駅です。
総武本線の終点で、隣の松岸駅から成田線の列車も乗り入れてきます。
実際には銚子電鉄がこの先に続きますが、そちらはまだ作っていませんw
続いて香取駅です。
成田線と鹿島線の分岐駅で、銚子方面は複線に見えますが、成田線と鹿島線の単線が並行しているということになります。
佐原駅です。
鹿島線の列車の大半は当駅まで直通運転されるため、実質的に成田線と鹿島線の2路線が乗り入れる駅です。
続いて武蔵野線に戻って船橋法典駅です。
駅自体は1面2線の単純な駅であり、駅名が変わっていること以外は普通の駅です。
法典というのは船橋市内の地名であり、かつては法典村という独立した村だったそうですが、駅名が「ふなばしほうてん」なのに対し、地名としては「ほうでん」と読むそうで、なぜ駅名と地名で読み方が変わってしまったのかは分かりませんでした。
あと、ウマ娘が流行っていることもあって触れると、直線の短いことでお馴染みの中山競馬場の最寄り駅であり、駅から競馬場までを結ぶ専用の地下通路まであるそうです。
続いて東松戸駅です。
武蔵野線と北総線(成田スカイアクセス線)との接続点であり、武蔵野線は2面2線と単純な構造ですが、北総線側は2面4線の緩急接続が可能な構造です。
続いて新八柱駅です。
武蔵野線の駅は新八柱駅ですが、隣接する新京成電鉄の駅は八柱駅であり、隣接していながら駅名が違う状態となっています。
また、JRが「しん-やはしら」なのに対して、新京成電鉄は「やばしら」と読むそうで、読み方も異なっています。
新松戸駅です。
武蔵野線と常磐線の接続点ですが常磐線側は緩行線にのみホームがあり、快速線側にはホームがなく、快速や特急などは全て通過です。
また、常磐線と武蔵野線を行き来するための連絡線もあり、旅客列車ではここを通る定期列車はなく、このプロジェクトでも頑張って作ったのに活用されない施設の1つとなりそうですw
吉川美南駅です。
比較的新しい駅ですが、2面3線で中線を持っているため、臨時列車は当駅折返しというパターンが多く、そういう列車に乗る機会の多い人にはお馴染みの駅かも知れませんね。
ちなみに、私自身がこの前乗った「武蔵野・青梅奥多摩号」も当駅が始発・終着でしたね。
吉川駅と越谷レイクタウン駅近辺です。
このあたりで中川と交差しますが、交差地点に橋を掛けてはあるものの川はまだ再現していないというw
越谷貨物ターミナル駅です。
武蔵野線内に3つある貨物駅の1つで、貨物列車のみが停車し、旅客列車は停車しません。
南越谷駅付近です。
東武伊勢崎線(スカイツリーライン)の新越谷駅が隣接し、乗換駅となっていますが、JRと東武で駅名が違うという、武蔵野線あるあるな状態ですw
なお、東武側は新越谷駅付近のみ作っていて、それ以外は手つかずですw
南浦和駅です。
武蔵野線と東北本線の接続点で、東北本線側は京浜東北線のみホームが設けられ、上野東京ラインや湘南新宿ラインは停車しません。
武蔵浦和駅です。
埼京線との接続点である他、東北本線に繋がる連絡線があり、通常は貨物列車のみが通る区間ですが、「しもうさ」「むさしの」は通るため、毎日運行される列車が通るという意味では乗車難度はそこそこと行ったところでしょうか。
ちなみに、「しもうさ」「むさしの」は本来は運行本数が少なくこのプロジェクトでは再現対象外なのですが、比較的馴染みのあるネタ列車ということで特別に再現しています。
そのうち動画などでご紹介できたらと思います。
北朝霞駅です。
ここは東武東上線との接続点ですが、東武側の駅名は朝霞台であり、ここもJRと私鉄で駅名が異なっていますw
そして、東武東上線もやっぱり駅周辺しか作っていませんw
武蔵野線にある貨物駅の2つ目の新座貨物ターミナルです。
新座駅の近くにありますが別駅扱いのようです。
東所沢駅です。
車両基地が隣接するため当駅止まりもわずかに設定されていますが、このプロジェクトでは再現対象外です。
新秋津駅です。
西武線の秋津駅が隣接しますが、ここは若干距離があり駅名が別なのも納得です。
なお、SimuTransでは隣接していても別駅扱いだと旅客の乗り換えが発生しないという仕様があるので、西武線秋津駅とは同一扱いにしています。
新小平駅です。
駅前後は地下トンネルとなっていて、駅だけが地上に顔を出す明かり区間となっています。
西武線にも小平駅がありますが、それとは距離があって乗換駅としての利用は難しいです。
西武線に乗り換えるならばむしろ多摩湖線の青梅街道駅が近いようです。
西国分寺駅です。
中央線との接続点で、ホームは十の字に交差する構造ですが、中央特快・青梅特快や特急は通過で、快速列車のみ停車です。
また、近くに武蔵野線と中央線を繋ぐ連絡線があり、「むさしの」がここを通って運行されます。
なお、この連絡線は大半が地下なのでマップでも再現はしていますが分かりづらいです。
府中本町駅周辺です。
京王の府中駅、府中競馬正門前駅なども隣接しています。
府中競馬正門前駅がある時点で一目瞭然ですが、東京競馬場の最寄りであり、ウマ娘ではトレセン学園の所在地という設定もあって、アニメには京王の電車や東府中駅などが登場しましたね。
府中本町駅は武蔵野線と南武線が乗り入れる駅で、南武線としては中間駅ですが、武蔵野線のうち旅客列車にとっては事実上の終着駅です。
武蔵野線自体はこのまま新鶴見信号場まで続きますが、府中本町より南側は貨物列車のみが通る区間で、「武蔵野南線」とか「武蔵野貨物線」と呼ばれる区間となります。
今度は京王線に沿ってのご紹介です。
高幡不動駅は、京王線の全種別が停車する駅で、京王動物園線が分岐する他、多摩都市モノレールとの接続点でもあります。
多摩動物公園駅です。
京王動物園線と多摩都市モノレールの2路線が乗り入れており、名前の通り多摩動物公園の最寄り駅です。
以前に行ったことがあるので実際の駅に興味がある方はそちらの記事も見てみて下さい。
続いて北野駅です。
京王線と高尾線の分岐駅であり、2面4線となっています。
八王子駅周辺です。
JRの駅は紹介済みですが、京王の京王八王子駅も隣接していて、それは1面2線の地下駅です。
ターミナル駅にしては小規模ですが、JRの駅がかなりの規模なのでその対比もあって余計にそう感じるのでしょうね。
ちなみに、今の所京王とJRの駅は別駅扱いとしていますが、将来的に統合するかもしれません。
高尾駅、高尾山口駅周辺です。
高尾駅はJRも乗り入れる大きな駅ですが、京王の駅は1面2線とこれまた小規模です。
また、高尾~高尾山口間の高尾線は単線となっていて東京の最果て感がありますね。
高尾山口駅も1面2線で、実際には高尾山への玄関口ですが、まだ周辺を何も作っていないので全然そういう雰囲気がありませんw
続いて武蔵野台駅周辺です。
各駅停車しか停まらない駅ですが、西武多摩川線の白糸台駅が隣接していて実質的に乗換駅となっています。
これは同一駅扱いにしています。
続いて調布駅です。
かつては地上駅でしたが、今は周辺の布田駅、国領駅とともに地下化されており、地下駅となっています。
というわけで地下モードにしました。
調布駅は2層構造になっていて、1面2線の駅が2段重ねになってる形です。
上下のホームが2層に分かれていて、それぞれ京王線と相模原線の分岐点となっています。
今度は京王相模原線に沿って紹介です。
京王稲田堤駅は、南武線の稲田堤駅と隣接していて、これは同一駅扱いにしています。
ここでは相模原線と武蔵野線の交差地点ですが、武蔵野線の方は貨物列車しか走らない区間であり、当然駅は設けられていません。
若葉台駅です。
小田急多摩線が近くを走りますが乗換駅としては使えないのですが、車両基地があるため、一部当駅止まりの列車があります。
京王多摩センター駅です。
小田急多摩センター駅と多摩都市モノレールの多摩センター駅も隣接していて、実質3路線が集まる駅ですが、3つの駅はすべて同一駅扱いにしています。
南大沢駅です。
2面2線とシンプルな駅で、接続路線もありませんが、都立大学のキャンパスやアウトレットなどもあって、乗り入れる路線バスも多いため、特急も停車する駅となっています。
続いて橋本駅です。
JRの方は前回までに運行開始済みでしたが、京王が新しく運行を開始したのでご紹介します。
京王の駅は1面2線と終着駅にしては小規模ですが、比較的新しい路線の終着駅としては必要最小限の合理的な構造とも言えますね。
つつじヶ丘駅です。
2面4線の待避可能な駅ですが、本数が多い区間内にあることもあって活用頻度の高い待避設備です。
続いて八幡山駅です。
こちらは1面2線の待避線の外側に通過線がある構造で、停車列車同士の待避は出来ませんが、ここも活用頻度の高い待避線となっています。
桜上水駅です。
つつじヶ丘駅同様に2面4線となっていて、新宿方面に向かう場合、最後の待避可能な駅となっています。
かつては車両基地がありましたがそれは若葉台駅に移転したものの、電留線としては存続していて当駅始発終着の列車も設定されています。
下高井戸駅です。
駅としては2面2線のシンプルな構造ですが、東急世田谷線が接続する駅となっており、優等種別としては快速が停車します。
明大前駅です。
名前の通り、明治大学のキャンパスがある場所で、京王線と京王井の頭線の接続点となっており、京王ライナーを除く全ての列車が停車する駅となっています。
笹塚駅です。
京王線と京王新線の分岐点となっていて、都営新宿線方面の列車と京王線新宿駅方面の列車が同一ホームで乗り換えできるようになっています。
都営新宿線の岩本町駅です。
ここは2面3線となっていて、急行と各駅停車の緩急接続が行われます。
大島駅も同様に2面3線で急行と各駅停車の接続地点となります。
東大島駅と船堀駅です。
都営新宿線は地下鉄ですから大半の区間は地下なのですが、この2駅の前後だけは地上を走る区間となります。
これは川を渡る地点のみ地平区間としたためのようです。
といったところで今回の開発内容は以上です。
次回は西武線と東武東上線を建設していき、東急東横線・東京メトロ副都心線・有楽町線・東武東上線・西武池袋線系統の運行を開始したいと思います。
続く