【第18回】SimuTrans OTRPで関東+αを再現

前回の更新から1ヶ月ほど経ってしまいましたが、「SimuTrans OTRPで関東+αを再現プロジェクト」の第18回目です。

今回の更新内容

今回は三浦半島を中心に開発を行いました。
具体的には横須賀線・京急本線・京急久里浜線の沿線を発着するバス路線とそれに関連する道路ということになりますね。
道路としては三浦半島を代表する自動車専用道路である横浜横須賀道路や三浦縦貫道路なども整備しましたが、代わりに鉄道の方は進展なしですw
~道路~
高速道路・自動車専用道路など・・・横浜横須賀道路本線(全線)、横浜横須賀道路金沢支線(釜利谷JCT~堀口能見台IC)、三浦縦貫道路(全線)、逗葉新道(全線)、本町山中有料道路(全線)
~船舶~
海上航路など・・・三崎~城ヶ島、三笠桟橋~猿島

今回は前述の通り、バスと道路がメインですが、三浦半島ということで、島とを結ぶ航路もいくつか再現することとなりました。
ただ、いずれも実際には観光船的な意味合いが強い航路であり、本格的な水上交通とは違うかもしれません。

スクショ

それでは恒例ですが開発したマップをスクショとともにご紹介していきましょう。


まずは地図表示で開発範囲を表示してみました。
道路整備の進展に合わせて海岸線も作りましたから、三浦半島の輪郭が見えてきました。


続いて路線図表示です。
三浦半島にはJR横須賀線と京急線という2つの主要鉄道路線が通っていますが、半島の隅々まで公共交通ネットワークを波及させるためには路線バスの役割も重要であり、なかなかの路線数となっています。
ただ、半島の西側と東側で路線の密度に差があって、やはり軍港都市横須賀を擁する東側の方が栄えている様子も伺えます。


それではマップを俯瞰視点でどうぞ
バス停の密度と人口密度は概ね比例していると考えれば半島内の街の分布が見えてきそうです。
また、東京湾はまだ完全に出来ていませんからまるで埋立地みたいになっていますw
あと、右下に少し線路が見切れていますが、これはJR内房線でして、実はあのあたりはもう房総半島なんですね。
久里浜と金谷の間を東京湾フェリーが結んでいますが、三浦半島と房総半島って案外近いんですね。


逗子市周辺です。
JR逗子駅と京急の逗子・葉山駅を中心にバス路線が出ていて、京急の駅名に葉山が入っている通り、葉山町方面への玄関口にもなっています。
JR側は湘南新宿ラインが逗子駅を起点に運行されていて、ここから利用者が増える駅でもあります。


横須賀市周辺です。
このあたりではJRより京急の方が市街地の中を走っていて、利用者も京急の方が多いです。
道路としては国道16号が市内のメインストリートですが、自動車専用道路の横浜横須賀道路は三浦半島の尾根付近を通るルートのため市街地は通りません。


浦賀付近です。
突端にいつする観音崎は東京湾を見渡せる位置にあることから海上交通において重要で、海上保安庁の東京湾海上交通センターがあったり、戦時中には砲台が設けられたりした他、公園としても整備され、観光地としての顔もある場所です。

その他、黒船来航の地でもあり、「ペリー記念館」というバス停もあったりします(スクショ内に写っているので探してみて下さいw


続いて三浦市付近です。
三浦市は駅でいうと三崎口駅周辺ですが、中心市街地は三崎港があるあたりだったりします。
かつて京急は油壺付近まで線路を延ばす計画を持っており、最近まで免許も維持されていましたが、沿線の市街化が進んだこともあって実現は困難となり、免許も失効した今となっては三浦市中心部への往来は路線バス頼りとなっています。


三崎港周辺と城ヶ島です。
このあたりはマグロ漁船が集まる漁港としての顔があり、近隣にはマグロ料理を出す飲食店が多い場所なんですが、京急でも「みさきまぐろきっぷ」を発売していますよね。
私も何度かマグロを食べに訪れているんですが、開発しながらマグロを食べたくなってしまいましたw

目の前には城ヶ島がありますが、今は城ヶ島大橋が架かっていて路線バスも乗り入れるようになっています。
このため実用的な交通機関としては渡船の必要性はなくなっていますが、観光用として渡船「さんしろ」が運航されています。


続いて猿島です。
猿島は横須賀市沖の東京湾に浮かぶ島で、無人島ですが
海水浴やバーベキュー、釣りなどのマリンレジャーや、戦時中に作られた要塞跡の見学などの観光地として活用されていて、それらの行楽客向けに渡船が出ています。
これも一応再現しましたが、島に定住者がなく観光目的に特化した船という意味では旅客船というよりは観光船に近い気もしますw

あと、本土側の船着き場である三笠桟橋には旧日本軍の戦艦三笠が展示されているんですが、もし戦艦三笠のアドオンとかあったら係留してみたら雰囲気が出そうです。


ここからは横浜横須賀道路を中心に自動車専用道路の紹介です。
横浜横須賀道路は○○自動車道とか高速道路とか付いていませんが、70~80km/h制限となっていて、事実上の高速道路と言ってしまってもいいような道路です。
通称「横横道路」とも呼ばれますね。
というわけで狩場ジャンクションからスタートして、別所インターチェンジまでです。


日野インターチェンジ付近です。
用地の都合なのかコンパクトにまとまったランプウェイが特徴的ですね。


釜利谷ジャンクションです。
ここで横浜横須賀道路の本線と金沢支線が分岐しています。
ところで、釜利谷という地名は確か「シン・ゴジラ」に登場していましたね。
あと、金沢支線の方には「金沢自然公園IC」というインターチェンジがあるのですが、金沢自然公園の駐車場にしか繋がっておらず、一般道へは一切出られないという変わったインターチェンジとなっています。
ようするに金沢自然公園を訪れる人専用のインターチェンジということですね。


金沢支線です。
なお、金沢支線といっても北陸へ通じているわけではなくて、横浜市金沢区方面へ向かうという意味ですw
終点は並木インターチェンジでして、そのまま首都高湾岸線に繋がっています。
そこまでの延伸は首都高側の整備が進んだときに一緒にやりたいと思っています。


続いては朝比奈インターチェンジです。
付近にある朝比奈峠を越えると鎌倉へ出られる場所でして、路線バスとして鎌倉~金沢八景間の路線が走っています。
それにしても、朝比奈と聞くと、某メイド服とか着ている未来人の女子高生キャラが浮かびますw(もうそろそろこのネタ通じないかも?w


特にインターチェンジはありませんが、京急逗子線の六浦付近です。
地形の起伏が激しい場所ですが、鉄道や道路がひしめくように通っているのが面白いです。


逗子インターチェンジです。
ここからは逗葉新道という自動車専用道路が分岐していて、葉山町方面への分岐点ともなっています。


逗葉新道の続きです。
大半がトンネルであり、対面通行なので、横浜横須賀道路に比べると規格が低い感もありますが、どちらかといえば長大トンネルを建設するのに要した費用を回収するために有料道路にしているという感じですかね。


横須賀インターチェンジです。
名前の通り横須賀市への玄関口となるインターチェンジですが、実はインターチェンジ自体は横須賀市街から離れていて、市街へのアクセスにはここから分岐する本町山中有料道路を介して行います。


こちらが本町山中有料道路です。
途中に出入口はなくて、実質上は横浜横須賀道路と横須賀市街を結ぶランプウェイという感じですが、独立した路線として扱われています。


そして、本町山中有料道路は横須賀駅前を横切って終点となり国道16号に合流します。


また横浜横須賀道路に戻りまして横須賀パーキングエリアです。
規模は小さいですが、パーキングエリアまであるなんて、やっぱり横浜横須賀道路は高速道路といっていいですね。


衣笠インターチェンジです。
JRにも衣笠駅がありますが、ここから三浦縦貫道路という自動車専用道路が分岐していて三浦市方面へ向かう場合はここで横浜横須賀道路を降りる形になります。


三浦縦貫道路にも小規模ながらパーキングエリアがあったりします。
名前も不明だったので「三浦縦貫PA」と設定していますが、正式な名前ってあるんでしょうか?w


林インターチェンジ付近です。
このあたりは路線バスの結節点となっていて、三崎口・三崎港・三浦海岸・葉山町・逗子・横須賀・久里浜などへバスが出ています。
かつては京急が武山線という鉄道を計画していた場所でもあり、鉄道は実現しなかったものの衣笠・横須賀方面はバスが頻繁に出ていて日中でも10分おきくらいには走っているようです。


そして、三浦縦貫道路の終点となる高円坊入口交差点です。
もはやインターチェンジですらなく、自動車専用道路の終点としては寂しい印象もあるこの場所ですが、ここは暫定的な終点となっていて、将来的には三崎口駅付近まで延伸する計画もあるようですが、事業化の目処は立っていないようです。


再び横浜横須賀道路に戻って佐原インターチェンジです。
場所としては久里浜付近なので、久里浜インターチェンジにした方が通りがいい気がしますが、佐原という住所に立地しているので仕方ないのかな?w
ここから先の横浜横須賀道路は対面通行となりいよいよ末端部へ来た感じがします。


更に横浜横須賀道路の続きです。
浦賀インターチェンジがありますが、末端部の料金徴収は佐原本線料金所で一括して行っているため料金所もなく、今までのインターチェンジから比べると質素な印象です。


そして、いよいよ終点の馬堀海岸インターチェンジです。
もはやインターチェンジというよりただの交差点ですが、海へ突き出す直前で終点というのはなんかいいですね。

ちなみに、東京湾口道路という浦賀水道を橋か海底トンネルで横断して千葉県富津まで至る道路の構想があり、実現すれば横浜横須賀道路に直結する形で整備されると思われますが、事実上凍結状態であり実現する可能性はかなり低そうです。

でも、SimuTransなら海底トンネルでも橋でも簡単に作れるので開発が一通り終わったらIFとして作ってみるのは面白いかもしれません。


最後に三浦海岸の西海岸に添って行きましょう。
海沿いの道路にもちゃんとバスが走っていてバスで海沿いドライブも出来ますw


ただ、バスが海沿いに走るのは逗子あたりまでで、鎌倉から江ノ島方面にかけては海沿いのバスはないようです。

といったところで今回の開発内容は以上です。
ちまちま開発を進めていたものの記事にするタイミングを逃して気がつけば三浦半島をほぼ作り尽くしていましたw

次回は・・・

というわけで次回予告ですが、次回は横浜市内のバス路線と関連道路の整備を進め、余裕があれば川崎市内まで行きたいと思います。
範囲的には首都高湾岸線の神奈川区間も整備できるかと思います。

おまけ

最後におまけというか、実は今回、開発したマップを利用して、2つの路線をレース形式でご紹介する動画を「川越ステークス」と題して製作してみました。
内容は東武東上線各駅停車とJR埼京・川越線の快速を川越駅~池袋駅間で競争するというもので、ウマ娘人気にあやかって(?)競馬っぽい演出にしてみました。
是非ご覧下さい!

つづく

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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