今回は高崎線から直通する前橋発着列車に乗ることをメインにした活動をしましたのでそのレポートです。
活動としては当該列車に乗車することがメインなので、普段の遠征に比べればボリュームの少ない記事になるかと思います。
高崎線の前橋直通について
今回は乗車することがメインであり、行程というほどのものもないので、先に高崎線の前橋直通について解説しておくと、高崎線は高崎が終点であり、その先は上越線・両毛線として別列車に乗り継ぐのが通常ですが、平日は1日に下り10本、上り12本、土休日は下り8本、上り13本が高崎線(一部は上野東京ライン・湘南新宿ライン)から上越線・両毛線に直通して前橋駅発着で運行されています。
前橋駅は群馬県の県庁所在地の前橋市の玄関口であり、東京都内への通勤・通学の需要もあるでしょうから、直通列車が設定されているのは頷けるのですが、これが2023年3月18日のダイヤ改正にて本数が削減されることとなったのです。
廃止というわけではないので、鉄道趣味界隈もそんなに注目していない感じですが、昨年のダイヤ改正では宇都宮線の宇都宮以北から東京都内に直通する列車が廃止されたばかりですし、減便を経ていずれ高崎線から前橋に直通する列車が廃止されるのではないかという危惧を覚え、この機会に乗りに行くことにしたのです。
もう1つの理由としては、改正前であれば前橋発が10時台の列車があり、大回り乗車をしながらでも乗りに行きやすい列車があったのが、ダイヤ改正でこの列車は高崎始発に変更となり、前橋→高崎間は別列車を設定して乗り換えるようになるため、この行程が改正後は使えなくなるというのが大きかったです。
そういえば、「あかぎ」「スワローあかぎ」の前橋発着列車も無くなりましたし、JR東日本としては前橋直通も縮小からの廃止という方向で考えている可能性はありそうですよね。
まずは上り列車から
というわけで本編スタートです。
まずは宇都宮線の土呂駅から大回り乗車をスタートして、小山からは両毛線というルートで前橋駅にやってきました。
ここから上野東京ラインの前橋発小田原行きに乗車します。
柱タイプもありました。
面白いのが左隣が前橋大島、右隣が新前橋と、前橋駅を入れると”前橋”と着く駅が3つ続くことになりますね。
あとは上野東京ラインの列車を待ちます。
正直、上野東京ラインなんて東京周辺にいれば嫌でも見られるありふれた列車なのに、それを待ち構えて撮るなんて変な感じですw
↑やってきました!
やってきたのはE231系でした。
上野東京ラインではE231系かE233系のどちらかが来ますが、音鉄的視点ではE231系もインバータ更新車と未更新車があるので、実質3つの可能性があることになりますね。
まあ、その全パターンの録音を揃えるのは運要素が大きすぎるので流石にやりませんけどねw
写真でも撮ります。
E231系なんてもう飽きるほど撮っているのに前橋で撮るのは特別な感じがします。
発車標です。
上野東京ラインと出ていることやグリーン車マークが前橋駅ではあまり見られない表示ですね。
小田原行きというのも上野東京ラインに慣れてしまった今となっては当たり前ですが、考えてみれば前橋から小田原まで普通列車で直通なんてすごい話です。
普段は4両とか6両ばかりのところでグリーン車込みとはいえ10両なので割りと空いていましたね。
ただ、このうちの何人が高崎以南まで乗り通すかは分かりませんけどw
あとは車内の案内表示です。
E231系で前橋の表示が出るのもまあまあレアですしね。
ところで、去年買い換えたばかりのデジカメで撮っているんですが、前のカメラではこういう電光掲示板を撮ると一部が欠けたりしてキレイに撮れないことが多かったんですが、今のカメラはコンパクトデジカメにしては珍しく手動でシャッタースピードを調整できるモードがあるため、こういう表示を撮影するのにうってつけです。
一眼レフは大きくかさばるが、手動でシャッタースピードを調整したいという方におすすめの一台ですね。
↑Amazonでも買えますので興味のある方は是非!
発車して1駅だけ両毛線を走りまして次は新前橋です。
新前橋駅は上越線との接続点であり、新前橋から高崎方面へは両毛線の列車だけでなくて上越線の水上方面からの列車も増えるため、利用可能な本数は前橋駅より新前橋駅のほうが多くなります。
あとは、あのおなじみの自動放送で新前橋という駅名を聞くのも新鮮でした。
そして次は高崎ですが、やはりここでだいぶ乗客が入れ替わりましたね。
でも、乗り通す人もそれなりにはいました。
このあとですが、正直ここから先は乗り慣れた高崎線ですし、終点まで乗り通すつもりもないので割愛しますw
そう考えるといっそ大宮で降りてしまえば土呂からの1駅分の運賃で済むことになりますが、どうせ下りの前橋行きにも乗りたいですし、それは上野始発なので全区間乗車しようということで、とりあえず上野で降りますが・・・次の前橋行きは夕方までないので、それまで暇です。
というわけで・・・
一旦常磐線で我孫子へ向かって、弥生軒の唐揚げそばを頂きました。
大回りで行けるところにあるので時間が余るとつい寄りたくなりますw
大回りで戻りたいので常磐線を引き返すのではなくて成田経由で総武快速線に乗って東京駅に戻り、一旦経路を区切って改札を出ました。
というわけで上り列車編は以上で、今度は夕方の上野駅から下り列車編となります。
快速「アーバン」前橋行き
そんなわけで東京駅から再度改札を入場し、上野駅にやってきました。
ここからは快速「アーバン」の前橋行きに乗車します。
こちらはせっかくなので全区間乗り通そうと思います。
今回乗車する「アーバン」は上野始発であり地平ホームから発車なので向かってみると・・・
なんと、「四季島」がいたのです!
別に狙ったわけではないですが、ナイスタイミングでした。
発車標にはこんなメッセージが出ていました。
いつかは「四季島」に乗って、旅を終えてこのメッセージを見てみたいですね。
↑そこへ651系「草津」が入ってきました。
「四季島」と「草津」が並びました。
この並びは「四季島」が上野にいるタイミングでしか成立しないのでレアな光景と言えるかもしれません。
この7両編成の案内も651系の撤退で7両編成の列車は無くなるので見納めですかね。
ちょっと脱線しましたが、お目当ては「アーバン」でしたね。
発車標を見て頂くと分かりますが、何気に前橋行きが2本連続で発車するんですよね。
先行するのは普通列車で、12分後を「アーバン」が追いかける形なので途中駅で追い越す形になりますが、前橋行きが並ぶ光景が見られることになりますね。
↑「アーバン」がやってきました。
それでは乗り込みます。
この日は休日ですが東京へ買い物や遊びに来た帰りの人たちが乗っていてそこそこ混んでいました。
まあ、平日の通勤ラッシュに比べればかなり空いていますけどねw
ここで「アーバン」についてですが、高崎線を走る快速列車の愛称であり、一部列車が上野東京ラインとして東海道線と直通運転していますが、基本的には上野~高崎ないし前橋まで運行されています。
運行は朝夕が中心で、日中時間帯は湘南新宿ラインの特別快速が高崎線での快速の役割を果たすため、「アーバン」は設定されません。
停車駅ですが、上野を出ると赤羽・浦和・大宮・上尾・桶川・鴻巣・熊谷と熊谷以北の各駅に停車します。
面白いのが、湘南新宿ライン特別快速や特急「あかぎ」「スワローあかぎ」が停車する北本を通過するという点であり、上位種別であるはずの特別快速や特急より停車駅が少なくなっている逆転現象が起きています。
元々は日中にも「アーバン」が設定されており、日中と池袋発着の「アーバン」が北本に停車していた名残で、それを置き換える形になった湘南新宿ライン特別快速も北本に停まっているようです。
列車は赤羽・浦和でいくらか混雑を増して大宮に到着するとここでだいぶ乗客が入れ替わりますが、その先は上尾・桶川・鴻巣と進むに連れて車内が空いてきます。
ここまでくれば比較的のんびりと乗車できます。
そんなわけで高崎までやってきたらあとはいよいよ前橋までの区間を体験します。
今朝逆方向で乗ったばかりですが、上野からはるばる乗ってきてのこの区間なので旅の終わりという感じがしていいですね。
新前橋からはいよいよ両毛線ですがたったの1駅区間だけなんですよねw
今朝は聞けなかった前橋という放送を聞きつつ終点の前橋に到着です。
すっかり暗くなってしまいましたが、せっかくなので今回も撮影していきます。
↑折り返し発車シーンです。
そこへ両毛線の列車が入ってきましたが途中の桐生までしかいかない列車だったので見送りです。
実はこのあともう1本上野東京ラインの列車がやってきます。
ようするに上野駅を先に発車したものの途中で追い抜いた前橋行き普通列車の折り返しですね。
ただし、折り返しは高崎止まりの列車であり、高崎線には直通しません。
なので、時刻表の上ではただの両毛線ですが10両編成でグリーン車付きなので上野東京ラインの折り返しだと分かりますね。
↑例の上野東京ラインが入線してきました。
↑両毛線の高崎行きもやってきました。
それでは小山行きに乗って小山へ抜けて帰路に就こうと思います。
小山へ到着し水戸線のE531系を撮りました。
残念ながら閉店していました。
以前にここで食べたこともあっただけに残念・・・
あとは宇都宮線に乗って大宮方面へ向かいますが、大回り乗車をしている都合上大宮の手前で経路を区切る必要がありますから、今朝同様に土呂で経路を区切ることにします。
いわゆる6の字大回りということにすれば大宮まで乗ってしまっても良さそうですが、ちょっとグレーなのでやりたくないんですよね。
ところで、2本目が大宮行きとなっていますが、宇都宮線における大宮行きって終電の1本のみ設定されているレア行先なんですよね。
↑列車を待っていると貨物列車の通過に遭遇しました。
流石は東北本線ですね。
↑更に通過列車ということでカメラを構えたら回送列車でした。
といったところで今回の記事は〆たいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
次回はまた関東近郊での活動をしており、そのレポートでお会いしましょう。
それでは!
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