今回は2014年9月28日に開催された「2014東急電車まつり in 長津田」に参加してきましたのでそのレポートとなります。
このイベントは事前申込の抽選制でして、ネットから申し込みをして当選しないと参加できないというものです。
今回は西鉄8000系さんが私の分を一緒に申し込んで下さっていて、それが当選していたので参加することができました。
愛知方面の旅行のレポートがまだ完成していませんが、イベント系記事は皆さんの注目度も高いでしょうから順番を前後して執筆させて頂きます。
なお、「さっさとイベント会場に入ってよ」という方は、スキップをどうぞw
こどもの国線
会場となる長津田車両工場は長津田駅ではなく1駅隣の恩田駅が最寄りとなります。
そのため、まずはこどもの国線に乗ります。
長津田までは単なる移動だったので省略して、まずは長津田駅です。
こちらがこどもの国線のY000系です。
こどもの国線は東急の路線ですが、名前の通り「こどもの国」へのアクセス路線として誕生し、「こどもの国」の開園時間中のみ運行されるという運行形態でしたが、沿線の宅地化が進んだことから通勤路線として転用されることとなりました。
元々は「社会福祉法人こどもの国協議会」が設備を保有し、東急電鉄に運行を委託するという扱いでしたが、通勤路線化に際して、社会福祉法人の事業目的を逸脱するということで鉄道設備を横浜高速鉄道に譲渡しました。
このため、現在は設備は横浜高速鉄道が保有し、運行は東急電鉄が行うのですが、車両は横浜高速鉄道のY000系という車両が使われています。
そういった経緯ゆえか、東急の他路線とは一切運賃を通算せず、長津田駅で運賃計算を打ち切ることになっており、そもそも長津田駅では改札が完全に分かれています。
こちらがこどもの国線の駅名標です。
東急のものとは違いますね。ちなみに、東急の方は乗り換え時間がわずかだったために撮れていません・・・
会場最寄りは1駅隣の恩田ですが、せっかくここまで来てこどもの国線を完乗せずに帰るのはもったいないので終点のこどもの国まで行ってから折り返します。
こどもの国駅
そんなわけで、こどもの国線の終点、こどもの国駅です。
↑乗ってきた列車の折り返しです。
この日はイベント参加者の混雑に対応してか4両運転でした。
ホームは1面1線の棒線駅という極めて単純な構造
奥の方に工事現場のような囲いがありますが、昨冬にあった屋根の落下事故を受けての工事でしょうか。
駅舎です。こどもの国への玄関口とあってか三角屋根が特徴的なデザイン
こちらが「こどもの国」への道
時間が早いためかそれほど混んではいませんでした。
そして、再び入場。
通常ダイヤだと20分ヘッドの運転なので20分待ちぼうけを食らうのですが、今日はイベントの参加者が多数乗車するためか10分ヘッドの臨時ダイヤが組まれており、予想外に早く恩田に到着できそうです。
先ほどと違って2両ですが、車両は同じくY000系ですw
この列車で1駅戻って恩田に向かいます。
恩田駅
こどもの国線唯一の途中駅、恩田駅です。
↑乗ってきた列車の発車シーンです。
ホームはこんな感じで1面2線の島式ホームで、交換可能駅です。
この駅の開業によって通勤需要を満たせるだけの運行頻度を実現したということで、その意義は大きいんでしょうね。
ちなみに、この日はホームにも駅員が立って乗客を誘導するほどの混雑でした。原因が「東急電車まつり」であることは言うまでもありませんw
会場は駅の目の前ですが、ちょっと振り返って駅舎を撮影
こちらはかなりコンパクトな印象ですよね。
やっぱり横浜高速鉄道の文字がありました。
3種鉄道事業者ですがしっかり存在をアピールしていましたw
そして、いよいよ会場へ入ります。
いよいよ会場へ
スキップした方もそうでない方もお待たせしました。いよいよ会場へ入ります。
やっぱり鉄道イベントはバルーンアーチがあると雰囲気が出ますね。
地方私鉄各社に譲渡された東急車たちを紹介するパネルもありました。
あまりに数があったので全部はご紹介できませんがw
更に進むと1000系が置いてありました。これは展示というより業務の都合でたまたま置いてあっただけでしょうけどw
反対側からも・・・
電車の妻面をこんなにくっきり見られるのもレアな体験といえばそうですよね。
こどもの国線の本線をまたいで向こう側にも敷地は続きます。
車両基地のど真ん中に本線が通っているのって珍しいですよね。
向こう側には多摩川線の7000系と検測車の「TOQ i」です。
TOQ iの近くまでやってきました。今回はなんと車内も見学できるというではありませんか!
30分ほど並ぶようですが、今回は滞在時間は3時間ほど取っていますし十分並べます。
というわけで車内です。検測用なのかたくさんの機械が所狭しと並び、いかにも事業用車の車内という感じです。
この大きな箱はバッテリーのようです。さすがに鉄道用はスケールが違うw
これも検測に使うのかいかにもな機械がありました。こういうコードがゴチャゴチャしている感じが好きですw
ワゴン車なんかにたまに付いているサンルーフかと思えば、架線の様子を目視するための窓のようですね。
普通こんな位置に座席はありませんし、やっぱり検測車は特殊な車両なんだと実感しますね。
これも検測に使うんでしょうが、ものすごく普通のパソコンでしたw
なんと運転台まで見ることが出来るとのことでした。
このイベントは太っ腹ですねw
普通の鉄道車両では見ないごっついライトが装備されていました。
こちらも車内に入れるというブースなんですが、普通に営業運転している車両なのでわざわざ並んでまで入らなくても・・・というわけで写真だけにしましたw
ただし、方向幕は懐かしの「桜木町」です。
“懐かしの”とは言いましたが、実は東横線が桜木町までだった時代には東横線どころか東急線にすら乗ったことがありませんでしたが、電車でGO!とTSのコラボ作品で東急の運転シミュレータが出ていたので、その関係で馴染みがありました。
「TOQ i」の先輩に当たる7200系の検測車もいる車両展示ブースです。
ちゃんとロープで仕切られているので、綺麗に並んだ写真にできるのが嬉しいですね。
東京総合車両センターの時なんて・・・w
更に進むとバスがいました。もちろん東急バスですが、これは教習用の特別なバスのようです。
工場へ
工場に入るとモーター展示も・・・
西鉄8000系さんはそんなに興味なさそうでしたが、私は結構テンション上がっていました。
工場内で車両を牽引したりするのに使うという作業用モーターカーです。
クレーン実演
クレーン実演もありました。これは動画をご用意しました。
↑まずは、フックを取り付けて・・・
↑持ち上げます。
↑最後にフックを外して終わり
動画は重いという方のために写真もご用意しました。
スタート!
工場内の続き
クレーン実演を終えると工場内をもう少し見てみます。
車両ですが、台車が外れた状態です。これは工場内でしか見られないレアなものですね。
鉄道関連のグッズを展示していました。何故か東急と関係無いものも混じっていますけどw
東急に「快速急行」なんて種別あったかなと思っていると、西鉄8000系さん曰くかつて快速という種別があった時に、「快速」と「急行」をライトのON/OFFで表示する装置のようでした。
こんな感じでひと通り見終えたらそろそろ会場を後にします。
↑対向列車の入線を撮ったら長津田に引き返します。
このあとは、南武線E233系展示会に向かいましたが、それは別記事とします。
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