【夜行バス乗車記】広島ドリーム博多号

今回は夜行バスの乗車レポートです。
なお、この乗車はとある遠征の中でのことであり、夜行バス乗車部分だけ別記事としてレポートしているものです。
遠征全体についてはこちらの記事を、この乗車の直前の活動はこちらの記事をご覧下さい。

「広島ドリーム博多号」とは

まずはこの記事の主題となる「広島ドリーム博多号」について解説してから本編に入るとしましょう。
「広島ドリーム博多号」は福岡市・北九州市と広島市を結ぶ高速バスで、JR九州バス、JRバス中国の2社によって運行されています。
かつては「広福ライナー」の夜行便という位置づけで運行されており、広島市を通り越して福山市まで運行されていましたが、2022年より夜行便を「広島ドリーム博多号」として分離し、運行区間も広島までに短縮されました。
また、2023年より夜行便については週末と繁忙期のみの運行とされています。

運行経路は福岡県内では博多バスターミナルと小倉駅前の2箇所に停車し、広島県内では広域公園前、大塚駅、広島バスセンター、広島駅新幹線口に停車していきます。
昼行便の「広福ライナー」との違いは北九州市において、「広島ドリーム博多号」は小倉駅前に乗り入れるのに対して、「広福ライナー」は小倉南インターチェンジに乗り入れるという点が違っていて、昼行便は所要時間重視、夜行便は利便性重視ということでしょうか。
休憩は2箇所行われており、広島行きではめかりパーキングエリアと宮島サービスエリア、福岡行きでは宮島サービスエリアと壇之浦パーキングエリアとなっています。

車両は夜行便については3列独立シートとなっており、コンセントまたはUSBポート、トイレ、フリーWi-Fiのサービスがあります。

今回のレポートでは博多バスターミナルから広島駅新幹線口までの乗車の模様をお届けしていきます。
なお、実を言うと「広福ライナー」として運行されていた時代に乗車したことがあります。
その頃のレポートはこちら

乗車レポート

それでは乗車レポートに入っていきます。


博多駅前からレポート開始です。
バスが出る博多バスターミナルは博多駅からすぐの好立地な場所にあります。


高速バスは基本的には3階から出発です。
本州方面と一括りにされて35番乗り場に集約されていますね。


路線図です。
北九州市での停車地が異なるだけで、昼行便も夜行便もほぼ同じルートです。


35番乗り場の案内です。
本州・四国方面(東京除く)とありますが、東京行きと言えば、キングオブ深夜バスの「はかた号」ですね!


発車標です。
実は「広島ドリーム博多号」以外にも広島行きの夜行バスがありまして、こちらはWILLER EXPRESSが運行しています。
若干WILLER EXPRESSの方が安いのですが、こちらは4列シートとなっており、快適さか値段かの選択となりますね。


しばらくしてバスがやってきました。
博多バスターミナルはガラスで仕切られている構造ですが、荷物をトランクに入れたりするついでに写真を撮る余裕がありました。

あと、面白いと思ったのが、普通は名前や予約番号を伝えると座席番号を教えてもらえるという流れだと思いますが、今回は座席番号を伝えると「◯◯様ですね?」と確認されて乗り込むという普通と逆の流れでしたw


側面の行先表示です。

それでは乗り込みます。
3列独立シートということで座席はゆったりしているのはいいのですが、通路が狭いのがネックですね。
リクライニングを遠慮なく倒せるということで最後列の席を選んでいたのですが、そのせいで乗り込むまでに苦労してしまいましたw
体格にもよるでしょうが、成人男性なら横歩き体勢でないと通路を進めないと思います。
なので、それほど大きくない荷物でも、貴重品が入っておらず車内で使わないならばトランクに入れることをお勧めします。


座席にはUSBポートがありました。
個人的には急速充電器が使えるのでコンセントの方がありがたいんですが、バス会社的にはコンセントだと充電器以外のものを接続されて、容量オーバーで故障の原因になったりというリスクがあるため、USBの方がいいという考え方があるみたいですね。

博多バスターミナルの時点では7~8割の乗車率であり、アナウンスによるとこの日は満席とのことです。
需要の多い日しか運行しない夜行便ですが、満席になる程度の需要はあるようですね。
1時間15分の走行で小倉駅に到着です。
西鉄が絡む路線だと砂津にも立ち寄ることが多いですが、「広島ドリーム博多号」には西鉄は関与していないためか小倉駅のみ立ち寄ります。
余談ですが、かつては西鉄が関与する福岡~広島間の高速バスとして「ミリオン号」というのがありましたが、短命に終わっています。
その後、「広福ライナー」が登場して福岡~広島間の高速バスが復活するわけですが、「ミリオン号」が昼行便でありながら夜行バスと同等の車両を使用し、ツーマン体制で運行していたのに対し、「広福ライナー」は4列シートでワンマン運行とするなど、コストカットを図ったことで運賃を抑えることに成功し、定着することが出来たようです。

小倉駅で残りの席が埋まりついに満席となりますが、3列独立シートということでカーテンで隣の席の人とは顔を合わせずに済みますし、スペースにも余裕があって気を使うこともないため、満員でも快適に乗れますね。
少しだけ安かったWILLER EXPRESSのバスと悩んだんですが、多少追加してでも「広島ドリーム博多号」にしてよかったです。


小倉駅を出ると再び高速道路に入りまして最初の休憩地のめかりパーキングエリアに到着です。
九州で最後の休憩施設であり、ここで15分間休憩します。


バスも撮ります。
隣にいるのは四国高速バスという会社で、福岡と高松を結ぶ「さぬきエクスプレス福岡号」ですね。
博多バスターミナルをこちらの5分前に出発したバスで、福岡県内では同一経路で走るため、こうして並んだわけです。


後ろには九州と本州を繋ぐ関門橋が見えていますね。
もう少しであれを渡って本州へ入りますが、消灯後ですし車窓から楽しむことは出来ません。

休憩が終わるとほとんどの乗客が眠りに落ち、私もウトウトとし始めました。
次に目を覚ましたのは宮島サービスエリアでの休憩を告げるアナウンスでしたが、前述の通り通路が狭かった上、まだまだ眠気が抜け切っていなかったのでそのまま二度寝を決め込みましたw
でも、これが4列バスだったら、自分が通路側だと隣の人に気を使って、降りる気がなくても降りざるを得ないなんてときもありますし、降りるかどうかを自由に決められるのも3列独立シートのメリットですね。

その後は高速道路を経て広島市内へ入るのですが、広域公園前や大塚駅はほとんど記憶がなく、広島バスセンターでようやく覚醒し始めました。
広島駅が近づいているというアナウンスを聞いて慌てて降りる支度を始めましたが、それだけ快適に熟睡できたということですね。


広島駅に到着しました。
特に何事もなく、定刻通りの到着となりました。
早朝6時過ぎということで、まだ広島市内の渋滞も始まっていないですし、スイスイでしたね。


後ろにはJRバスがいました。
この時間に到着するということは、あちらも夜行バスですかね。


バスは車内点検の後、回送として走り去っていきました。
かつては福山まで行っていたわけですが、福山への需要はそれほどなかったんですかね。
ちなみに、以前に福山から福岡へ乗車した時は、福山からの乗車は3分の1ほどで、広島からの乗車がほとんどでしたね。
案外需要が多い気もしますが、その時はお盆という繁忙期での利用でしたから、普段は福山への需要はほとんどなかったのかもしれません。


早朝の広島駅は静まり返っていますね。


コンコースもガラガラ!
これも早朝に到着する夜行バスの醍醐味でしょうかw


ポケモンの芝生みたいな場所がありました。


フシギダネとか懐かしいです。
初代ポケモンを現役で遊んだ世代というと歳がバレてしまいますねw


こちらはオオタチというようです。
初代あたりしか知らないので、最近のは分かりませんw

といったところでレポートは以上としたいと思います。
このあとはそのまま別の活動をしているのですが、そちらは別記事としたいと思いますので、公開までしばらくお待ち下さい。

つづく

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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