今回は、7月20日に運転された総武線120周年千葉青森号を撮影してきました。
今回のプラン
まず、総武線120周年千葉青森号の運行形態について説明しますと、まず市川から佐倉まで日帰りツアーの乗客を乗せて片道運行し、その後千葉まで回送されてから、千葉→新小岩(操)→金町→新松戸→武蔵浦和→大宮→宇都宮→仙台→盛岡→青森と運行されます。
で、武蔵野線内は待避のため停車する駅が幾つかあり、その中でも吉川美南駅は撮影しやすそうな配線で、行きやすい場所ということもあって、そこで撮影することにしました。
更にその先東浦和駅でも退避があるのですが、配線的に撮影しづらいことが予想され、むしろ退避中に普通列車で先回りしてその先の駅で撮影するというプランも立てていました。
吉川美南駅
道中はただの移動でありネタもないので省略して、吉川美南駅からスタートです。
なお、早く120周年号が見たいという方はこちらからジャンプして下さい。
この駅は2年前の2012年に開業したできたてホヤホヤの駅でして、かつての武蔵野操車場の跡地を再開発した場所にあります。
ホームです。いわゆる国鉄型配線の2面3線となっていて、中線を使った退避・折り返しが可能な構造です。
定期運用では当駅折り返しは設定されていないようですが、輸送障害時やイベント関係の臨時ダイヤでは当駅折り返しの列車があるようです。
また、今回撮影する120周年千葉青森号も当駅中線で普通列車を退避するようです。
改札階には鯰の水槽がありました。
ちなみに、鯰=なまずです。念のためw
九州人だと筑豊本線の鯰田駅のおかげで読める人が多いかもしれませんねw
開業して2年しか経っていないのでまだまだピカピカな通路
ただ、人がいないw
それもそのはずで、今のところ武蔵野線で一番利用が少ない駅なんだそうです。
まあ、周辺の開発もまだまだこれからですし、これから増えていくんでしょう。
階段とエスカレーター
こういうところを撮影する時って数分は様子を見て人の流れが途切れた一瞬を狙うものなんですが、いつでも余裕で撮れるのはこの駅ならではですねw
いかにも最近の駅っていう感じのデザインですよね。
ちなみに、東口も西口もほぼ同じデザインでしたw
駅前です。立派なロータリーに不釣り合いな何もなさ、いかにも開発中という感じが・・・w
バスも乗り入れるようでバス停がありました。
2次交通としての路線バスは重要ですからね。
反対側の駅前にも出てみました。「新製品が安い!」のフレーズでお馴染みケーズデンキが堂々と鎮座し、向こう側よりは開発されているという感じがします。
ただ、あのケーズデンキも鉄道でアクセスしようと思うと微妙な位置にありますねw
ロードサイド店がたまたま駅から徒歩圏内にあるというだけなんですかね。
という感じで一通り駅を撮影し終えると120周年号の撮影に向けてホームに移動します。
総武線120周年千葉青森号
いざ撮影!と意気込んでホームに行くも既にホーム端は同業者だらけw
まあ、予想していた事態ではありましたけどね。混雑を見越して30分前には駅につく行程にしていたのですが、小耳に挟んだ情報では12時台、つまり4時間半も前から場所取りをしていた猛者もいらっしゃったようですw
30分前なんてとんでもなかったですねw
で、なんとかそれなりに撮れそうな場所は確保できたもののちょっとばかし問題が・・・
まあ百聞は一見に如かず、見てもらったほうが早いでしょう。
そうです。信号機です。120周年号は中線に入る予定なので、この位置に信号があると完全に列車とかぶってしまうんですねぇ・・・
かといって信号機がカブらない位置は既に満員のようだし、反対側のホームは対向列車とのカブリが怖い・・・
列車の入線予定は16時49分でして、対向の普通列車は44分と54分なので、時刻表の上ではカブる心配はないように思えます。
ただ、ここは貨物天国の武蔵野線、ちょうど間になる49分頃に貨物列車のスジが引かれていても何ら不思議はないと推理した私は、信号機とのカブリを我慢しても島式ホーム側で撮影することとしました。
120周年号を待つ間に205系などを撮影
埼京線では1本しかない希少車種になりましたが、ここではまだまだ主力車種ですねw
同業者の「マルキュー!」という声に一瞬「チルノ?」と思ってしまいましたが、マルキューとは209系のことですねw
武蔵野線では209系はレアな車種になりますからたまたまで出会えるのはラッキーと言えますね。
そしていよいよ、赤い機関車が近づいてきました!
ん?対向ホームから「まもなく列車が通過します」というアナウンスが聞こえるのは気のせいじゃないよな?w
予感的中、やっぱり49分頃に対向の貨物のスジがあったようです。対向ホームの同業者の方々、ご愁傷さまです。
対向列車は単機だったらしく、写真だけの人はまだダメージは小さく済んだかもしれませんね。
最後尾の客車です。飾らずに「団体」という表示が国鉄っぽくていいですね(国鉄時代には生まれていませんがw
この駅にブルートレインが来ることなど滅多にないので駅名標との絡めも忘れませんw
方向幕もただ「団体」
この列車に合わせたオリジナルの表示があったら面白かったですが、方向幕の内容を入れ替えるのって結構大掛かりな作業になりますからできなかったんでしょうね。
対向の普通列車が来たので並べてみました。この組み合わせはなかなか見られませんよね。
ここでまたしてもどこからともなく同業者の声が・・・
「茶釜!」と聞いてとっさにカメラを向けるとこれがいました。
↑動画撮影です。
キャプチャーしたものですが写真も・・・
EF64の1001号機、イベント列車用にこの塗装になっているようです。実は実車を見るのは初めてでしたwと思ったら大宮の鉄道ふれあいフェアで見ていました。すっかり忘れてたw
友人からの情報によると佐倉~新小岩(操)間で最後尾にこの1001号機がくっついていたとのことで、新小岩(操)で解結されたあと、高崎車両センターまで回送されていたんでしょうかね。
となると、さっきまで連結していた列車をあとから追い越すということになりますねw
列車長が有効長ギリギリだったのでいわゆる「カマ出し」になるのではないかと思っていましたが意外と撮れるものですね。
しかも、撮影スペースも空いていて入線時よりかなり余裕があります。
逆に先ほどいた場所は既にかなり混んでいたのでこのままここで発車シーンを撮影したいと思います。カブりが怖いですが、120周年号の発車が17時05分で、対向普通列車の発車が17時04分、定刻通り来てくれれば120周年号が動く頃には対向普通列車はとっくにホームからいなくなっている計算です。
その後続も閉塞長を考えれば数分間は来ないでしょうしね。
対向普通列車は無事に定刻到着、せっかくなのでさっきの逆バージョンで並べてみます。
↑いよいよ発車です!
以下の画像は例によってキャプチャーですw
後追いで撮ってみました。ポイントをウネウネしながら渡っていく姿って何だか萌えますw
この後ですが、120周年号は東浦和でも待避を行ったあと、大宮駅経由で東北本線を北上していくルートです。
で、この後の武蔵野線に乗れば東浦和で追いつくことができ、そのまま南浦和から京浜東北線に乗り換えるルートをとれば大宮以北で先回りできるのです。
車窓から東浦和駅での待避を見てみましたが、停車位置がホームから大きく外れており、東浦和駅で撮影しても後ろからの編成写真っぽい構図しか撮れないでしょうね。
元々貨物列車用の中線なので有効長がやたらと長くこういう結果になったのでしょう。ここで撮ることにしなくて良かったですw
↑浦和駅での乗り換え待ちの間に651系「草津」を撮影です。
大宮でもやっぱり撮影者が多い上、狭い11番線に来るようなので今から参戦してとても撮影できそうになかったのでこの2駅先の東大宮駅で待ち構える形にします。
その東大宮駅で撮った通過シーンを貼ってシメとしたいと思います。
九州にいた頃はよく西鉄8000系さんなどとこういう撮影メインの活動をしたものでしたが、最近は遠方路線の乗りつぶし的な旅が多くなりましたから久々に趣味の原点に帰った気分の撮影となりました。
というところで、レポートは以上です。最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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