北陸地方乗りつぶしの旅(2日目)

分割してお届けしている北陸地方乗りつぶしの旅の2日目です。
直接この記事へ来られたなどで1日目をご覧になっていない方はそちらからご覧になることをおすすめします。

のんびり出発

いつもなら少しでも多く活動したい西鉄8000系さんとゆっくり出発したい私で意見の対立が生まれるところなのですが、今回は列車の時刻の都合で7時半頃出発と久々に比較的余裕のある出発となりました。
お陰で普段は付いていてもスルーすることになるホテルの朝食サービスも食べることができました。

氷見線

昨日は万葉線で終わっていて、氷見線が残っていたので今日の一発目は氷見線です。

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昨日と違って「忍者ハットリくん」ではありませんが、ラッシュ時対応なのかツーマン列車でした。
登校する高校生で混みあう区間もありましたが、城端線ほどではなく、末端区間では普通のローカル線の雰囲気が味わえました。

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内陸に進む城端線に対して、海辺に進む氷見線では車窓から海も望めます。
日本の渚百選にも選ばれている雨晴海岸の付近です。

氷見駅

氷見といえば寒ブリやマグロ、イワシが有名ですが、駅にはそういった関係のモニュメントはありませんでしたw
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こちらも読み方を知らないと読めないかもしれませんね。
「ひみ」です。

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駅舎です。思ったより普通の駅でしたw
観光センターという看板がありますが、平日の朝ということもあってか観光客は見かけませんでした。

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一応観光地ということで顔だしパネルはありました。

北陸本線を西へ

帰りは高校生の登校時間も過ぎたためガラガラで、列車も1両のワンマンカーになっていました。
氷見線でそのまま高岡に引き返して、再び北陸本線を西へ進みます。

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やってきたのは急行形の475系でした。こちらも乗るのはもちろん見るのも初めてです。
初めての地域だと見たことのない車両に出会えるのも楽しいですね。
この列車に乗って県境を越えて津幡で行きます。

津幡駅

倶利伽羅の峠を超えて石川県側に入ってきました。
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ここへ来た理由は七尾線に乗り換えるためです。
特急も一部は停車しますが、ほとんどは通過してしまいます。

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ちょうど七尾線から走ってきた金沢行きの普通列車が到着したところでした。
特急退避があるようでしばらく停車していました。
ラッピングに宇宙人やUFOが描かれていますが、沿線にある羽咋にはUFOを思わせる昔話の伝説があることによるようです

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改札の前には牛の像が鎮座。なぜ牛なんだろうと思っていると西鉄8000系さんより倶利伽羅峠の戦いの逸話にちなんだものではないかというご意見が・・・
私はその話を知らなかったので帰ってから調べてみると倶利伽羅峠で源義仲軍と平維盛率いる平家軍による合戦があり、その際に義仲軍が牛の角に松明を括りつけて敵陣に突っ込ませるという戦術をとったという伝説があるようです。
西鉄8000系さんの博識な一面が垣間見れましたねw

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駅舎は氷見同様に意外と普通でしたw

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庭田次平という代議士を讃える碑のようです。この人は津幡への北陸本線の誘致に尽力し、自らの土地を提供したり、地権者らに代替地を斡旋し駅用地の確保に協力し、津幡に鉄道を誘致することに成功した功績があるようです。
他にも様々な功績があるようですがここでは割愛させて頂きます。

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これこそよく意味がわからないですが蛙ですねw

このあとは七尾線に乗ります。

七尾線

津幡からは七尾線で七尾まで行きます。415系ですがさきほどのUFOラッピングではありませんでした。
ちなみに、七尾線は天井川をくぐるトンネルでの絶縁の関係で直流電化されており、交流電化の北陸本線に直通するために七尾線の列車は全て交直流電車となっています。
この415系も七尾線のために113系に交流用機器を追加して415系に編入されたものです。
時間の関係もあってか空いていて録音環境はよかったです。

七尾駅

列車の終点七尾駅に到着です。
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七尾線自体は津幡~穴水間の路線となっていて、設備は全線がJR西日本の保有となっていますが、JR西日本が列車を運行しているのは津幡~和倉温泉間のみで、穴水~和倉温泉間は「のと鉄道」が列車の運行をしており、営業上も「のと鉄道」の路線ということになっています。
そして、七尾~和倉温泉間は「のと鉄道」の列車とJR西日本の列車の両方が走っていますが、JR西日本は特急列車のみで普通列車は「のと鉄道」の運行という風に住み分けています。
この区間の扱いについても特例があり、和倉温泉~七尾間のみを利用する場合は、「のと鉄道」とJR西日本の運賃を比べて安い方を特定運賃として適用、
和倉温泉から七尾以南の各駅を利用する場合は全区間JR運賃、七尾から和倉温泉以北の各駅を利用する場合は全区間「のと鉄道」の運賃、七尾以南と和倉温泉以北を通して利用する場合和倉温泉を両社の境界として運賃を算出することになっています。
これは綾瀬~北千住間の特例に似ていますね。

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乗車位置案内ですが、イラスト付きなんですね。

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「のと鉄道」の列車です。「花咲くいろは」というアニメとのタイアップでラッピングがされているようです。

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金沢の名物、金箔にちなんでか金色のラッピングでした。

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駅舎です。ロータリーも整備されて立派な駅ですね。

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北鉄能登バスというバスだそうです。
北鉄というのは北陸鉄道のことだと思いますが、地域ごとに分社化しているんですね。
西鉄バス北九州とか東武バスウエストみたいな感じでしょうか。

駅構内に戻って「のと鉄道」乗り場を撮ります。
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「のとホーム」ってなんか住宅メーカーの名前に思えてきますw

のと鉄道

ここまで来たからにはもちろん「のと鉄道」にも乗ります。
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海あり、田園風景ありのなかなか景色のいい路線です。
和倉温泉に観光に行かれる方は、ちょっと足を伸ばして「のと鉄道」にも乗って頂けると路線の存続にも貢献できると思います。

「花咲くいろは列車」の車内ではアニメ声優による車内放送が流れていました。最近はこういうのが多いですね。
「花咲くいろは」は見たことがないのですが、アナウンスだけでなんとなくアニメの世界観が分かってきましたw
途中にある西岸駅はアニメにも度々登場する聖地の一つのようですが、そのためにアニメ内での駅名である「湯乃鷺駅」の駅名標が設置されていました。
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ここまでするとは気合の入れようが違いますね。
ちなみに、アニメのファンと思われる男性が下車していました。

穴水駅

「のと鉄道」の終点穴水に到着です。
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もともと国鉄の路線ということで国鉄風の駅名標でした。

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車両基地も兼ねているため広い構内が特徴です。かつて輪島方面まで路線が伸びていた時代にはそれらの路線の運行拠点という役割もあったようです。

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構内には輪島方面まであった時代に運行されていた車両も展示されています。
現在は自走できないようで、保存車両という扱いです。

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現在も使われているのかわかりませんが除雪車もいました。

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そして駅舎です。

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駅前にいたのは先ほどと同じ北鉄能登バスかと思いきや「北鉄“奥”能登バス」になっていましたw
穴水はもう奥能登なんですね。
しかし、カラーリングが同じなので見分けるのが大変ですw
西鉄バス同様にグループ全体で統一的にブランド化しようということでしょうか。

和倉温泉

「のと鉄道」で和倉温泉まで戻ってきました。
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先程も説明したとおり、JRの営業区間としては終点となりますが、「のと鉄道」の列車も先ほど行った七尾まで乗り入れています。

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改札も観光地らしい色鮮やかな感じですね。

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お祭りに使う山車の車輪のようですね。

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温泉地らしいキャラクターの顔出しパネルです。観光地らしい光景の1つですね。

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駅前も整備されています。

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特急バスだそうです。鉄道に喧嘩を売るバスは西鉄ぐらいかと思えば、北鉄も結構積極的な経営をしているんですね。
この他、和倉温泉には立ち寄りませんが金沢から輪島や珠洲への特急バスも好評運行中のようです。
かつて「のと鉄道」が走っていたエリアですが、鉄道の方は開業時期が比較的早かったこともあり、線形も悪くスピードではバスに太刀打ちが出来ず廃止に追い込まれたようです。
石川県も高規格有料道路を作る予算で鉄道の高速化に取り組んでいたら違った結末があったかもしれませんね。

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駅前で見つけた信号機なんですが、変わったデザインですね。
模型の信号機ってこういう形が多い気がしますw

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ここからはサンダーバードに乗って金沢に戻ります。
和倉温泉~金沢間だけはB特急料金なのでお得に特急を利用できるんですよね。
そのため、普段なら自由席にするところですが、今回は指定席にしました。

結局金沢までガラガラで自由席でもよかったなというオチでしたが、録音に最適な台車の真上を確保できたのは指定席ならではの恩恵でしょうか。

西金沢

金沢で普通列車に乗り換えて1駅先の西金沢へ向かいました。
夕方だったのですが521系2両編成なので凄まじい混雑でした。
九州でも熊本近郊で815系による2両編成が凄まじい混雑で走ったりしていますが、地方線区では主要駅付近の混雑は致し方なしで郊外での輸送実態に合わせたダイヤを組んでいるんでしょうかね。
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駅名標は撮り忘れてしまったので構内の写真からですw
脇には新幹線が聳えています。日本の新幹線は設備が完成しても試運転などを重ねて安全が確立されてから正式運行とするので早めに作ってしまうんでしょうね。

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駅舎も新幹線の高架に埋もれてしまっていますw

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西金沢駅前にある”新”西金沢駅です。
北陸鉄道石川線の駅ですが、なぜ隣接しているのにわざわざ”新”を付けるんでしょうね。
JRに隣接していても”新”を付ける私鉄は他にもありますが、ここの場合発音しにくいですw
早速構内に入りますが1つ問題が・・・
ここからは北鉄の1日乗車券を利用して乗りつぶしを進めますが、新西金沢駅では販売されておらず、野町で購入するしかありません。
しかし、西鉄8000系さんがファインプレーをしてくれました。事前に北陸鉄道に問い合わせをして、新西金沢駅で1日乗車券を利用する旨を告げれば野町まできっぷを購入することなく乗車できるというのです。
駅員にその旨申告すると西鉄8000系さんが言うとおりの対応をしてくれました。
西鉄8000系さんの行動力には感服するとともに旅の心強いパートナーだと再認識しました。

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ホームです。島式1面2線で駅舎とは構内踏切で連絡します。

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駅名標です。北鉄の駅名標は初めて見ました。

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いよいよ石川線に乗車です。
元東急7000系を譲り受けて使用しているようです。地方私鉄に東急車というのはもはや見慣れた光景ですねw
ちなみに、京王3000系も走っているようです。

まずは野町へ向かいます。

野町駅

石川線の都心側の終点、野町駅です。
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隣の駅がどまんなかに書いてあるのが珍しいですね。

1日乗車券を買ったら駅前に出ます。

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駅前はバスロータリーとなっています。昔は路面電車も乗り入れていて、郊外電車と路面電車の乗り継ぎ拠点だったようですが、今は路面電車は廃止されバスと接続する駅となっています。
今だったら路面電車と石川線を直通運転させて富山ライトレールのようなLRTにするという発想もあったと思いますが、その発想に至るまで路面電車のほうが持たなかったようですね。残念。

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乗り継ぎ拠点というだけあって列車とバスの案内が一箇所にまとめられています。
更に遅れて到着したバスからの乗り継ぎ客を電車が待つというシーンにも遭遇しました。
どちらも北鉄グループだからこそなんでしょうけど、こういう風に乗り継ぎが保証されるとバスでのフィーダー輸送も価値が出てきますね。

鶴来駅

そろそろ日も傾き撮影のしにくい時間帯となってきましたが鶴来駅に到着です。
ここでちょっと予想外の出来事が・・・
北陸鉄道は列車別改札と言って到着した列車の下車客が済んでから乗車する客をホームに入れるという改札方法を採用していて、列車到着後速やかにホームから出ないと注意を受けることがあるのですが、それを見越して我々はまず駅員に切符を見せて、構内で撮影する許可を頂いてから撮影を続けるということをしていました。
新西金沢も野町もそのやり方で問題なく撮影出来たのですが、ここは「入れ替え列車が発車する」という理由で許可を頂けませんでした。
ホームは列車に乗降するための場所であり、撮影するための場所ではないのですから許可するもしないも駅員の裁量の範囲でしょうし、許可しないからといって文句を言える立場でもないのですが、問題は許可しない理由だった「入れ替え列車の発車」はなく、そのまま折り返し列車の発車時間までホームに止まっていたことです。
特に西鉄8000系さんはこの件でご立腹のようでしたw
何らかの事情で許可できなかったとしても、すぐ分かるような嘘を言うのではなくちゃんと説明して頂けたらお互い気持ちよく過ごせたと思います。
そんなわけで構内ではほとんど撮影できず、外からの写真だけになりました。

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駅舎はなかなか味のあるいい駅舎だったんですが、その一件でちょっと後味が悪くなってしまいましたね。

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外からの撮影となりましたが駅名標です。

おっと、書くのを忘れていましたが、かつて当駅から先は加賀一の宮という駅まで伸びていました。数年前に廃止になりましたが、現在はバスで代行になっているようです。

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これは加賀白山バスというバスで北鉄グループの一員だそうです。
かつては金沢市内にも路線を持っていたようですが、今は北鉄金沢バスに移管され白山市内の白山麓周辺の路線のみを運行しているようです。
これが鉄道線廃止区間の代替交通機関でもあります。

金沢へ

石川線を引き返し新西金沢駅からJR西金沢駅へ乗り換え金沢へ向かいます。
小松始発の七尾行きでしたので415系でした。
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サンダーバードから乗り換えた時にも来ましたが今度は割と時間もあるので少し構内を撮影します。

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金沢駅前の地下にある北鉄金沢駅です。今度は北鉄浅野川線に乗ります。
石川線とは接続しておらず独立した2つの路線となっています。

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浅野川線では元京王3000系が活躍しています。
これは金沢駅周辺の区間を地下化するに際して防火基準に適合する車両が必要になり京王から譲り受けることになったようです。

内灘駅

すっかり夜になってしまい一応乗っただけという感じになりましたが、終点の内灘に到着です。
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暗い時でも駅名標は光っているだけに撮影しやすいですねw
ここでも運転士さんから「早く出てください」と促されてしまいました。
北陸鉄道は列車別改札を徹底しているようですね。

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駅舎です。できるだけ編集で見やすいように頑張ってみましたがこれが限界ですw

近くには内灘砂丘という砂丘があるようですが、時間もないし暗いので駅だけ見て帰ります。

金沢駅

再び折り返して金沢駅です。
今宵の宿は金沢にありますが少し金沢駅を撮影してからチェックインします。
昨夜と違い夕食もつかないホテルなので急いでチェックインする理由もないですしね。

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駅前はこんな感じになっています。鉄という感じではなさそうな人もカメラを向けていましたし、すっかり金沢の顔的存在になっているようです。

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鳥居を思わせるモニュメントもありました。ここはかなり印象に残る駅ですね。

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そして、駅前を発着する高速バスたち。
東京・名古屋・大阪といった長距離バスと北陸地方完結の短距離便があるようですが、この時間帯は長距離夜行バスの発車ラッシュのようです。
ひっきりなしに行き交うバスにテンションが上がる私とそれに冷めた眼差しを向ける西鉄8000系さんw
私は結構なバス好きですが、西鉄8000系さんはむしろバスを嫌っていますからねw

本日の行程終了

ここでホテルにチェックインしました。夕食がつかないため周辺で探すことになりましたが、色々検討したところ「サイゼリア」になりました。
食事はその土地の名物をと思うんですが、そういうお店は遅い時間だと営業していなかったり、営業していても値段が高かったりとなかなか手が出ず、どこでも食べられるようなチェーン店になりがちですねw
ちなみに、今日は8時過ぎにはチェックイン出来たので比較的楽な1日でした。

3日目に続く

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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