651系「スワローあかぎ」に乗車!

今回は651系による特急「スワローあかぎ」に乗車しました。
なお、前回、651系「あかぎ」に乗車!という記事を書いていますが、それとは別の活動となります。
ただし、内容に関連性が高いので、先に前回の記事をご覧になってからこの記事をご覧になることをおすすめします。
また、活動内容は上野から高崎まで「スワローあかぎ」に乗車するだけなので行程の説明は割愛します。

「スワローあかぎ」に乗る

というわけで早速本編開始です。
まずは上野駅から「スワローあかぎ」に乗車するところから始まります。


まずは発車標からですね。


ローマ字Ver.
ところで、「スワローあかぎ」の”スワロー”は国鉄やJRグループ(特にJRバス)のシンボルとして使われている燕を意味する英単語であると同時に、「スワローあかぎ」にて導入されているスワローサービスからも由来していて、この「スワロー」は「座ろう」に掛けているわけですが、ローマ字表記では英単語のスペルの方を採用しているんですね。


吊り下げタイプの乗車位置案内です。
このうち、「スワローあかぎ」は「あかぎ」に統合という形で消滅、「草津」も「草津・四万」に改名という形で消滅するので、3つの列車名のうちの2つが消滅するわけですね。
まあ、そういう理由で今回乗りに来たわけですw

そろそろ入線するようで自動放送による案内が始まりますが、そういえば「スワローあかぎ」がデビューしたばかりの頃、自動放送の音源の手配がつかずに既存音源をツギハギしたためなのか、イントネーションがおかしい音源だった記憶がありますが、今はちゃんとしたイントネーションの音源に差し替わっています。


↑入線シーンです。


↑続けて幕回しです。
この方向幕も懐かしいアイテムと化していますが、これでもJR発足後の車両であり、いわゆる国鉄型ではないんですよね。
まあ、車体のデザインとかは国鉄型とは違っていますけどね。


行先表示です。
指定席とありますが、「スワローあかぎ」は全車指定席として運行されており、自由席はありません。
ここで軽く「スワローあかぎ」について解説ですが、上野・新宿~高崎間を結ぶ点や651系を使用する点、停車駅などは前回乗車した「あかぎ」と共通ですが、違うのは「あかぎ」は土休日のみ運行であり、指定席と自由席が設定されており、「スワローサービス」の対象外であるのが、「スワローあかぎ」は平日に運行され、全車指定席の「スワローサービス」にて運行されている点です。
使用車種や停車駅などは共通なので姉妹列車と考えていい列車ですが、2023年春のダイヤ改正後は土休日の「あかぎ」にも「スワローサービス」を導入し、平日の列車も「あかぎ」として運行されることとなるため、「スワローあかぎ」の名称は消滅します。
また、使用車種はE257系となる予定です。

それから「スワローサービス」についてですが、これはJR東日本が近年拡大させている新たな特急列車の料金制度であり、従来の指定席と自由席の2つの選択肢に対して、「スワローサービス」は指定席を基本とするものの、「座席未指定券」というきっぷを買うことで座席や列車の指定を受けずに乗車することも認められており、その場合は空席を利用することとなり、着席後にその席に指定席を予約した利用者が来た場合には席を移動しなければなりません。
ようするに指定席と自由席の折衷のような制度ですが、座席未指定券も座席を指定した特急券と同額であり、座席指定を必要としない人にとっては実質値上げとも言える上、自由席なら一度座ってしまえば目的の駅まではずっと座っていられることが確定するのに対して、「スワローサービス」ではあとから指定席を予約した人が来る可能性を考えるとおちおち居眠りも出来ないなど、自由席より割高になる上に、不便になる部分もあって、個人的には従来の指定席と自由席の組み合わせの方がいいのではないかと思いますけどねw
恐らくは、実質値上げの口実というのもあるでしょうが、一番は指定席をメインにすることで車掌さんの車内改札の手間を省いて乗務員の省力化を図ろうというのが大きいように思います。

「スワローサービス」の利用方法ですが、基本は座席指定を受けた特急券を購入することですが、「えきねっと」の会員であれば「えきねっとチケットレスサービス」による指定席の購入も可能で、この場合は乗車券部分をSuicaなどのICカード乗車券で賄えば、紙の乗車券を一切持たずに乗車でき、ネット上で予約が完結して駅で切符を受け取る手間もありませんから、えきねっと会員になっている方はこちらの方法をおすすめします。
ちなみに、私もJRのヘビーユーザーですから当然えきねっとの会員になっていますが、「スワローあかぎ」の列車名が入ったきっぷを手元に残したかったのであえて紙の特急券を買いましたw
チケットレスの方が100円だけ安いんですが、逆に言えば紙のきっぷのコレクションを100円で買ったと思えば安いものですw

最後に座席未指定券についてですが、こちらは乗車区間と日付のみ指定し、乗車する列車や号車、座席は自由に選べるというものですが、前述の通り乗車時は空席利用となり、あとから指定席を予約した人がやってきた場合は席の移動が必要となります。
値段も指定席込みの特急券と同額であるなど、金額的なメリットもないですが、予定がはっきりせず乗車予定の列車がギリギリまで確定しない場合は、指定を受けてしまってから乗り遅れると原則払い戻し不可能ということを考えるとメリットと言えるかと思います。
まあ、そのメリットは自由席でも同じなので、やっぱり自由席と指定席でいいんじゃないかと思いますがw


それでは列車の撮影です。


この先頭部の電光掲示板は651系最大の特徴ですね。

それでは乗車です。
つい数日前に「あかぎ」で乗ったばかりの651系ですが、「あかぎ」は指定席をとった上に、利用者が自由席に集中していてガラガラだったのが、「スワローあかぎ」は全車指定席なので特定の車両に混雑が集中することもなく、各車両均等に混雑している感じでした。
ざっと見ると窓際はほぼ埋まっていて、通路側もぼちぼち埋まっている感じなので、乗車率は60%から70%といったところでしょうか。
それにしても、E257系に置き換え後は5両編成での運行になるようですが、現状でこの乗車率と考えるとほぼ満席に近い運行が常態化しそうな気がします。
乗りたいと思っても満席となると、座席未指定券で乗ること自体は可能としてもこの手の列車は座れることに価値があると言ってもいいですし、座れないのを承知で未指定券を買うくらいなら普通列車でいいやとなりそうですし、満席まで行かなくてもほぼ確実に隣の席に他の利用者が来るとなると乗車時の快適性が下がりますし、混雑の常態化による利用者離れにならないか心配です。

https://youtu.be/7gHT06WZcy4
↑車内案内表示を撮りました。

そうして「スワローあかぎ」は上野を発車していきます。
赤羽・浦和と停車していきますが、流石に降りる人はほとんどいないものの、乗ってくる人は割といました。
「スワローあかぎ」のうち、本庄発着列車は元々は「ホームライナー鴻巣」として運行していた列車を特急格上げの上、本庄まで延伸した列車なんですが、「ホームライナー鴻巣」だった頃は上野駅からしか乗れなかったのが、特急化されたことで、全ての停車駅で乗車可能になったため赤羽や浦和から乗る人にとっては特急化はありがたいかもしれませんね。
そもそも、上野駅だと夕方なら普通列車や快速列車でも始発列車が設定されているので、早めに並べば座れる可能性が高いのが、赤羽や浦和だと始発列車がないのでむしろ「スワローあかぎ」の価値は高いと言えるかもしれません。

そうして大宮ですが、ここでは降りる人も乗る人もそこそこいました。
大宮駅も始発列車はほぼ存在しないので確実に座りたいと思えば「スワローあかぎ」の価値はあるんでしょうね。
なお、「あかぎ」の記事でも触れましたが、「スワローあかぎ」の停車駅は熊谷までは快速・特別快速と同じであり、快速「アーバン」に至っては「スワローあかぎ」と「あかぎ」が停車する北本を通過するので、特急なのに快速より停車駅が多いという状況になっています。
流石に熊谷から先は特急以外は全て各駅停車となるのに対して、「あかぎ」と「スワローあかぎ」は通過駅が設定されているので、全区間で考えれば流石に快速より停車駅が少ないんですけどね。

その先は上尾、桶川、北本、鴻巣、熊谷と停車していき、駅ごとに利用者が減っていきますが、このあたりまでくれば半分程度まで減りました。
そもそも上越新幹線と並行するルートなので、単純に早く快適に移動したいならば上越新幹線もありますし、上野や大宮から離れるほど新幹線が選択される傾向が強くなるんでしょうね。
深谷・本庄と停車すると車内は閑散となりました。
本庄止まりの列車が設定されているくらいなので予想はしていましたが、やっぱり本庄までが「あかぎ」「スワローあかぎ」の利用が多い区間なんですね。

その先は新町と停車して終点の高崎ですが、ここまで乗り通したのは私の車両では私の他に数名だけでした。
もしかしたら私と同じく651系引退の情報を得て乗りに来た同業者かもしれませんねw
まあ、高崎へ急ぐなら普通は新幹線でしょうしねw


ここでも軽く撮影します。


この651系の停止位置目標も見納めでしょうか。


この前橋行きですが、10両編成のグリーン車付きなので、上野東京ラインのE231系E233系が充当される列車ですね。
上野東京ラインの前橋乗り入れもかなり削減されるようですし、(もしかしたら廃止?)機会があれば乗りに行こうと思っています。


211系がいましたが雪の付着がすごいですね。
大前か万座・鹿沢口あたりから走ってきたんでしょうけど、向こうは雪景色なんでしょうね。
この日は上越線も大規模除雪作業のために計画運休になっていたくらいですし、群馬県内も山の方は大雪なんでしょう。


駅名標と絡めてみました。


このあとですが、前回の「あかぎ」と同様に大回り乗車の要領で帰るので八高線に乗ります。
倉賀野まで折り返し乗車となりますが、「分岐駅を通過する列車を利用する場合の特例」が適用され、大回りとして成立します。


その八高線乗り場は3番線ですが・・・


キハ110形をモチーフに、というかそのものの「キハひゃくと」なるキャラクターが「階段降りてから遠いぜぇ!」と乗り場までの遠さを案内していましたw
まあ、発車ギリギリだと乗り遅れる可能性も普通にありますからね。


階段にも乗り場が遠いことを案内していました。
なぜこんなに遠いかというと、八高線乗り場はいわゆる切り欠きホームとなっていてホームの端っこにあるからですね。


こちらがその3番線です。
高崎駅は10両編成が当たり前に発着する駅なので、ホームの有効長が長いですが、八高線の列車は短い編成(2両編成程度)で運行されるのでホームの端っこに短いホームを作っているわけです。


高麗川までやってきました。
隣にはE231系がいますが、どちらも同じ八高線なんですよね。
ちょうど電化と非電化の境界という感じの写真が撮れました。


ちなみに、折り返しは小川町行きでした。


ローマ字Ver.


列車の行先表示です。
そうそう、キハ110系の行先表示って点滅のタイミングの関係なのか綺麗に映らないことが多いんですが、この度購入したデジカメはコンパクトタイプにしては珍しく手動でシャッタスピードなどを調整可能なので、もうLED式の行先表示も怖くありませんw


↑私のデジカメに興味のある方はこちらからどうぞ


ローマ字Ver.も撮ったらあとは本当に大回りをしながら帰っただけなので割愛します。
大宮の手前で一旦経路を区切る必要があるので、日進で途中下車しましたが、終電間際でのんびりする余裕もなかったので、ろくに撮影もしておらず、本当にこれで記事を〆たいと思います。

それでは!

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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